今、オートバイ雑誌にしろ、ネットやYouTubeにしろ、もうオートバイ情報はこれ「一色」と言っていいほど、
世間はカワサキ「ZX-25R」の記事ばかりです。(笑)
それほど注目を浴びてる訳ですが、その注目点は「250ccで並列4気筒エンジン」につきますよね。
そもそも、2007年に登場したカワサキ「ニンジャ250」切っ掛けでスタートした「250ccスポーツ」の人気が、
ここまでは、パラレル2気筒エンジをン中心に進化してきた経緯だったのですが、
世間の反応としては、要するにカワサキ「ZX-25R」に関してはそこを突き破ったと言うか「ついに出るのか!」って事です。
新型250ccスポーツの人気は、年々「車種の進化と共に上昇してきた」経緯があるのですが、
ある一定以上の年齢層からは、どうしても「コストパフォーマンス車」とも取られていた印象がありました。
過去(80〜90年代)に高性能な250ccスポーツがあった事を知ってますからね。(笑)
年々、世界基準で排気ガス規制が厳しくなっていく中、
国産の各メーカーとしては、それに対応しつつ新車価格が50万円〜(この価格じゃないと売れない…?)と設定としてたので、
作って作れない訳ではないが、どうしてもそこ以上の高額車を送り出す勇気がなかった訳です。
しかし最初の「切っ掛け」となる、ホンダのパラレル2気筒エンジながら、
超ハイエンドなモデル「CBR250RR」(70万超え〜)を登場させた事に端を発し、
250ccクラスでもっと上を!って声が世の中から生み出され、ついにカワサキから4気筒エンジンを搭載した、
「ZX-25R」が登場したんだろうなぁって、ボクなんかは想像しちゃいます。(笑)
そもそも「何故、250ccなのか?」を考えた時、まず言えるのは「車検がない」「高速道路を走れる」ですよね。
これは維持に関して大きなメリットですし、確認が無い訳ですからカスタムもやり放題って事も言える気がします。
そこを注目してユーザーは250ccクラスを選ぶので、あとはどこまで魅力的なモデルがあるかどうかです。
で、ツーリング系に関してはもう正解が出てて、ホンダから販売されてる「レブル250」が圧倒的な人気でそれにあたります。
しかし、より加熱してるスポーツ系に関してはまだまだ各社デットヒート中。
なので今後、同じ様な4気筒エンジンを搭載した新型が各メーカーから出てくる可能性は大です。
価格を無視し、それぞれ過去を振り返ればノウハウはある訳ですからね。
要するにそれまで問題と考えてた「価格」が高額化しても確実に「売れる」となると作って当たり前って事です。
世間の我々、年配ライダーはあくまで今のオートバイブームを大型バイクが中心であると考えてる傾向ですが、
実際は「250ccスポーツ」が「人気の中心」となりつつある事を今回の状況を見て思わざる得ません。
ただインプレッションを見ると1000ccクラスのSSなどに搭載されてる電子制御が同じ様に全て搭載されてる事には驚きです。
最後にこのカワサキ「ZX-25R」、新車価格が80〜90万円〜って事ですが、
これを高いと思うか、妥当と思うかはそれぞれの主観に違いが出る気はしますね!(笑)