これって根強いファンが沢山いる車両の1つなので、言葉を選びつつお話をしないといけないのですが、でも、やっぱ実際そうなので「なぜ?そうなのか?」を少しだけ
ボクなりに紐解きながら、今日の話題としたいと思います(笑)。で、まず最初に全体的な話の流れから解説しますと、1982年に登場した初代スズキ「GSX1000S-刀」は
当時、かなりのセンセーショナルなデザインで世間を「あっと!」驚かせ登場します。それが故に現在でもこの初代モデルは、カワサキの「Z」シリーズに引けを取らない
根強い人気モデルとして受け入れられているのですが、ついにそれの「リメイク版のモデル」が登場すると言った情報から大きな話題を呼ぶことになります。なんせ販売終了
から既に何十年も経っていますし、コアな「刀」ファンたちにとっては、ある意味「待ちに待った登場」って事でしたからね。で、世間の熱い注目の中、ついに、2019年
より新型「KATANA(GSX-S1000S)」は登場する事になります。しか〜〜し、まず最初に言いますが、現在でも「正直あまり売れていません」です(笑)。もちろん今も
マイナーチェンジを繰り返しながら新車で売られているのですが、どうも「あんまり…」って感じです(笑)。たまにボクの住む地方都市にある「オートバイの聖地」で
この「刀」のオフ会が行われてて、過去に何度か遭遇した事があるので、興味本位に見まわした事があるのですが、集まってる車両のほとんどが初期のモデル(1100ccモデル
か750ccモデル)で、新型の「KATANA(GSX-S1000S)」は「ちょこっとだけ」って感じです。登場前は、あれだけ噂や期待されてたモデルだったのに、いざ発売されて
見ると「あまり売れていない…あれ??」って感じ。じゃあ、これって一体何故でしょう(笑)。と言う事で、ここから本題に入りますが、まず、これをしっかり確認するには、
この新型ノーマルモデルを、別でカスタムされた車両と「見比べる」と、ある程度の要因が分かる」感じです。まずノーマルの車両と一般的なカスタム車両を比較してみますと、
すぐに気がつくのは「ハンドル」ですね!なので、まずはハンドルについてですが、ノーマルの場合は「アップハンドル」となっています。逆にカスタムされたものをよく見ると、
高めではありますが「セパハン」に変更されてるものが多いです。実は初代の「GSX1000S-刀」って最初から「セパハン」で売られていましたが、どうゆう訳か、新型の
「KATANA(GSX-S1000S)」は「アップハンドル」で登場してたんですよね。これはファンにとって大きな「致命傷(残念ポイント)」となってる気がします(笑)。また
もう1つ気になる所を上げれば「リアフェンダー」のデザインです。新型の場合、シート後ろから短く切れたデザインは確かに「今流行り」ではあるものの、かつての車両の
大きな特徴を「阻害」しており、リメイク車としては違うオートバイじゃないかって思われるほどイメージが違って見えます。ここも多分ですが「イマイチ」な感じになってる
と考えられます。逆にカスタムされた車両には長く伸びたデザインに変更されてるものが多く、その問題点を改善しているんじゃないかと考えられます。そもそもこの新型の
「KATANA(GSX-S1000S)」って、実は一から設計されておらず、同時期にあった「GSX-S1000F」をベースに開発されるので大幅なフォルム変更が出来ていません。本来なら
フレームから全て新設計するべき車両と言えるのに、なぜかスズキは「コストを優先」してしまったんですよね。もちろんだからと言って性能が悪い訳ではありません。あくまで
見た目の問題であり新型の「KATANA(GSX-S1000S)」はスズキの最新のテクノロジー(電子制御システム)を搭載しており、乗り味はスムースで速く、それでいて安定した
安全性を確保しています。要するにベースがスポーツツアラー系である「GSX-S1000F」なので、そのテイストをしっかり持ってると言う感じです。また、現在の新車価格が
1.606.000円(税込)となっています。大型スポーツネイキッドとしては標準的な価格帯ですが、売れていない事実に関してはどうにもならないですね(笑)。さて、今日はそんな
期待を一新に浴びつつも、何となく思ったほど人気を獲得出来ていないスズキの「KATANA(GSX-S1000S)」について考察してみましたが、いかがだったでしょう!(笑)