ハーレーダビットソンの全車両を、大きな括りでジャンル分けすれば、いわゆる「大型クルーザー」と言うジャンルに属する事になるのですが、ハーレー自社の
中での「車種分け」を見て行きますと、独自のジャンル分けがなされており、しかも時代によって明確性に欠ける部分があるので、実はボクの知識レベルだと、よく
わからない状態になっています(笑) まぁ、とにかく、その中でも細かく仕様が異なるモデルが記憶出来ないほど取り揃っており、それらの中では短命に終わる
もののあれば、長期に渡り販売されるものもあり、かなりコアなハーレーファンでないと過去の車両も含め。全てのハーレーを把握する事は不可能だったりします(笑)
そんなハーレーダビットソンの車両にあって、現在(2023年)においての、リッターオーバー排気量(1.000cc以上)を持つ車両の中で「日本で一番売れてるバイク」
ってのが今日ご紹介する「ストリートボブ 114」だったりする様です。いわゆるかつての「ソフテイル」と言うジャンルの中に属するモデルで、現在では名称が変わり
「クルーザー」と言う種類に位置付けされています。ちなみに過去にあった人気シリーズ「スポーツスター」は、現在「ストリート」と言うカテゴリーとなっており、
ここに来てまたシリーズの分けられ方が変わってる事に気がつきます。で、今回ご紹介するこの「ストリートボブ 114」ですが、いわゆる「ボバー系(不要な物を
取り除いたシンプルな車両)」に属するスタンダードデザインで、多分ですが、かつて1990年代に「一世を風靡したカスタム」の影響を受けた車両であると思われます。
なのでもちろん見た目に関しては非常にシンプルなものだったりします。いやぁ、ちょっと前までは「ロードキング」や「ロードグライド」などの超大型クルーザーと
なる「バガー系」の車両が流行っていた事はボクも何となく分かっていたのですが、何せハーレーの流行りは非常に「入れ替わりが激しい」ので、情報についていく事
も結構難しいです(笑) まぁ、そんな事は置いといてこの「ストリートボブ 114」の詳細なスペックと特徴を見て行きますと、まずエンジンは空冷式4ストV型2気筒
OHV2バルブで、正式な排気量が1.868cc、最高出力はどこを見ても明記されておりませんが、大体で想像するに90ps〜100psあたりじゃないかって思われます。また
最大トルクが14.5kgで、車重が297kg、フレームはスチール製のダブルクレードル式で、ホイールサイズがフロント19インチ、リア16インチ、フロントフォークは
正立式で片側のダブルディスク式となっており、リアもディスク式を採用、エンジンからの駆動方式はベルトドライブで、キャブはフューエルインジェクション(FI)、
ガソリンタンク容量が満タンで13.2リットルとなっており、市街地での平均燃費が大体15kmあたりとなっています。更にトランスミッションは6速MTで、全てLEDを使用、
インジケーター類はあえてシンプルなデジタルで、取り立てて新しい電子制御システムは搭載されていません。これで新車価格が2.703.800円(税込)となっています。
また初期モデルの登場が2018年からで現在も細かなマイナーチェンジを受けながら新車で販売されています。先ほども書きましたが車体が非常にシンプルになっています
からカスタムに向いてる車両と言えますし、オートバイの排気量とは思ないほど大きなエンジンを搭載していますから、もちろんロングツーリングに適していると考えて
良いと思います。個人的にはあまり攻撃的なカスタムにするのでは無く、出来るだけノーマルのイメージを残しつつ使い勝手の良いものにしたら最高じゃないかって思います。
特に車高を下げる事は避けたいですね!で、最後に現在の中古市場を見て行きますと、大体安いもので175万円あたりから、高いものだと250万円前後で取引されています。
中古市場で価格が下がらないのがハーレーの強みですが、流石に数年落ちでも良いお値段となっています。さて、今日はそんな今年一番売れてる「ストリートボブ 114」
をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)