
今日は不思議と国内の販売でもあまり見かける事のない中国製のオートバイである「大長江集団」って会社の、ブランド名が「Haojue(豪爵)」って言う、
中排気量スポーツネイキッド「XCR300」のご紹介です。この「大長江集団」って企業は中国国内のオートバイ販売ではダントツの1位企業で、日本のスズキが
提携してる企業でもあります。なので、実はこの「XCR300」もその中身は、ほとんどスズキ「GSR250R」をモデファイしたもので、排気量をアップさせた
モデルとなります。ただし見た目に関しては中国でデザインされており、スズキが介入してる感じではないみたいです。で、早速そのスペックを見ていきます
と、エンジンはスズキ製の水冷式の4スト2気筒SOHC4バルブで、正式な排気量が298cc、最高出力は21.5psで、最大トルクが2.78kg、車重は179kgとなって
おり、ガソリンタンク容量が満タンで16リットル、市街地での平均燃費が大体20km〜25kmといった感じです。またトランスミッションは6速MT、フロント
フォークは倒立式(カヤバ製)で、シングルのディスクブレーキ(NISSIN製)にABSが搭載されています。更にリアはモノサス式で、マフラーは左右2本出しと
なっています。非常にカッコいい感じにまとまっており良い感じですが、ライト類の関しては「GSR250R」から流用されてる様です。また特に主だった電子制御
システムは搭載されておりませんが、キャブはフューエルインジェクション(FI)で、排気ガス規制は中国の規定で「国4」となっています。この数値はおそらく、
世界基準で言うところの「ユーロ5」に相当するものと考えれれている様ですね。もちろん日本国内でも購入可能で少ないですが正規代理店はあります。所有すれば
スズキのパーツと流用が多いので困る事はないと思いますが、250ccモデルと違い車検があるので、そこをどう見るかは人それぞれって感じですね。で、走りの
インプレッションを見る限り、かなり「GSR250R」と近い感じで50ccの差はほとんど感じられないとなっています。ただ非常に乗りやすく安定してる様で、
街乗りからツーリングまで用途は大きく使えるとされています。またどうしても中国製と聞けば「安価だけど性能はイマイチ」ってイメージがありますが、基本的
にはスズキのオートバイなので問題なしと考えられます。中国の国内事情ってあまり公開されていないこともあり、企業に関してもわからない部分が多いのですが、
この「大長江集団」って会社は国内での販売網が優秀で、11社ある中国のオートバイメーカー中でダントツの売り上げを誇っている様です。またラインナップも
豊富でスクーターからクルーザー、アドベンチャーなど125ccから300ccまでの排気量を中心に取り揃えられています。で、この「XCR300」自体は2021年に登場
しており、他にクルーザー系の「TR300」や、アドベンチャー系の「DL150」なども同時販売されてる感じです。また現在の中古市場を見てみますと、残念ながら
1台も見つける事が出来ませんでした(笑) さて今日はそんな中国製のオートバイであ「大長江集団」社の「Haojue・XCR300」をご紹介しましたが、いかがだった
でしょう!(笑)
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