今日はオートバイブログらしく「ザ・バイク」こと「CB400SUPER FOUR」についてのお話を。(笑)
ホンダにとっての「CB」とは他の車両とは別の意味で「メーカーコンセプトがハッキリしてる」車両です。
かつての名車「CB750ドリーム」から始まり、多種多様な排気量やフォルムを受け継ぐ形で、
多くの「CB」シリーズが登場しており、現在でも長く愛されていますよね。
中でも90年代…、明確には92年にホンダが新たな試みとして「PROJECT BIG-1」の開発コンセプトで登場した、
ホンダ「CB1000 SUPER FOUR」は、当時のホンダの集大成として送り出された車両で、
これに倣う形で他社からも多くの大型ネイキッド(正確にはネオクラッシック)が登場することになります。
しかし当時は「限定解除時代」だった事もあり、
大型バイクの需要はそれほどでもなく、現在の様なものではありませんでした。
そこで中型(普通)免許で乗れる車両として、直ぐに登場したのが今日の本題であるホンダ「CB400SUPER FOUR」です。
スポーツバイクに関しては、それまで80年代からスタートした「CBR」シリーズが主流となっていたのですが、
「CB400SUPER FOUR」の登場を機に「CB」」シリーズに戻ったって経緯です。
まず初期モデル(NC31)の登場が92年からで、開発コンセプトは「水冷式・4気筒・DOHC・4バルブ」である事でした。
また99年には新たなバルブ機構を搭載した「CB400 SF HYPER VTEC (NC39)」が登場します。
この時点で同類(ゼファー、XJR、GSX、ZRX)の車両に対して一歩抜きに出た感がありましたね。
さらに07年にはそれを進化させた「CB400SF HYPER VTEC Revo(NC42)」が登場します。
大きなな変更点としてはキャブから「インジェクション」になったことでしょうか。
それ以降に関しては大きな変更はなく、カラーリングや細かなマイナー変更がなされ現在に至ってると言った感じです。
昔からオートバイ好きの皆さんなら知っての通り、この07年はオートバイにとって「大きな変革期」であり、
新たな「排気ガス規制」の問題で多くの車両が「生産中止」になった時代です。
当時のヤマハに至っては、ほとんどがカタログ落ちしてて新車が5〜6台しか残って無かったですからね。
特にそれまであった4気筒エンジンを搭載した400ccネイキッドは軒並み生産中止になってしまい、
生き残った車両はホンダ「CB400SF HYPER VTEC Revo(NC42)」だけになります。
この「要因」は明らかで他のメーカーは販売需要に対して売れないである事を理由に、
インジェクション化する事を断念したからです。
特に4気筒エンジンに対してのインジェクション化は開発費や生産費用が大きくのし掛かるため、
諦めざる得なかったって事って感じだったんですよね。
しかし「CB400SF HYPER VTEC Revo(NC42)」だけ唯一、生き残りました。(笑)
さてどうしてか?
その理由は2つあって、1つは世界No.1メーカーなので無理をしても経営に関して「企業体力」があった事、
そしてもう1つはホンダにとって「CB」の存続が「必要不可欠」だった事です。
まず教習所の専用車両として使われていましたし、他のメーカーに比べネームバリューが高かった。
まぁそ言う事です。
現在でも中型バイクの新車で「4気筒」を持ったオートバイはこの「CB400SF HYPER VTEC Revo(NC42)」だけです。
人気に関して「普遍である」ことが分かりますよね。
大型バイクが主流の現在でも「CB400SF HYPER VTEC Revo(NC42)」だけ別格扱いされて、
今なお新車で買えるのは、そう言った経緯があるからなんですよね。(笑)
今日は中型(普通)で人気の「CB400SUPER FOUR」に関してのお話でした。