バイクレースが好きな人なら世代を超えて有名な「ケニー・ロバーツ」選手ですが、
彼が残した功績は、今でも大きなものとなっています。
特に有名なのがライディングフォーム。
それまでバイクの中心に乗りバンクさせてコーナーをまわっていたスタイルから、
新たに「ハングオフスタイル」を確立します。
果敢に攻める走りをする場合、今じゃもう当たり前のフォームとっていますよね。
さらに「ケニー・ロバーツ」選手が凄かったのが、スライド走法。
リアタイヤを意図的に流しながら走るんですよね。
これは少年時代からダートトラックをしていたことが要因とされています。
アメリカのライダーはのちに出てくる「フレディ・スペンサー」選手や、
「ケビン・シュワンツ」選手、「ウェイン・レイニー」選手など、
スライド走法を取り入れてた走りをするライダーが続々と現れるのですが、
この走法を最初に使った選手が「ケニー・ロバーツ」さんということです。
また、レース会場に大型のモーターホームを持ち込んだのも、
「ケニー・ロバーツ」選手が最初です。
それまでWGPを軽微なトランスポーターで転戦していた当時のライダーたちに、
大きな影響を与えたとされています。
さらに、プロライダーとしてバイクチームや各種スポンサーとの複雑な契約に関しても、
曖昧な部分が多かったものを明確なものにしたと言われています。
さらにさらに、自分のチーム編成、オリジナルのチームスタッフ構成を自身で行う行為も、
「ケニー・ロバーツ」選手が初めて行ったと言われています。
とにかく、現在の形を作ったのは「ケニー・ロバーツ」選手ということです。
凄い人ですね。(笑)
ライダーとして速かっただけでなく、バイクレースのあらゆることを改革した人なんですね。
1983年の引退後はチーム監督を経て、motoGP運営に関わる存在となっています。