最近の中古市場でレアな「オートバイが信じられないほど高額化」してる話は何度もしましたが、
過去の中古車の流れで、より「具体的な経験」の話はしたことがなかったので、
今日はそこら辺の話をしたいと思います。よろしくお願いします(笑)
まず、ボクが高校を卒業(1984年)して直ぐに中型免許を取得し、初めてオートバイ選びをしてた時のお話。
当時は、新車でスズキ「GSX-R400-初期型」やヤマハ「FZ400R-初期型」、ホンダだと「CBR400F」などが売れれてた時期で、
中古で人気だったのが2〜3年落ちの、ヤマハ「RZ250」やホンダ「VT250F-初期型」「CBX400F」、
はたまた、カワサキ「GPZ400」とかでした。
気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、上記で見て分かる通り、
いわゆる「大型バイク」は全く入っていませんよね。(笑)
そうなんです、この時代はまだ「検定解除の時代」で教習所で取得出来るのは中型免許まで。
しかも、オートバイに乗る世代って10〜20代の若者ばかり…。
ボクも当時はその中の1人だったって感じです。
この事で、中古市場でほぼ「全ての大型バイク」ってのは「全然売れない不人気車」となってた訳です。
もちろん、今じゃ名車っとなってるカワサキ「Z1」もその中の1台で、
信じられないかもしれませんが、5〜6年落ちで20万円も出せば買える激安車だった事をしっかり覚えています。
確かカワサキ「マッハ3」なんて、ろくでもないバイクだから「タダであげてもいいよ。」って言われたほどです。(笑)
これも今だと信じられないですよね。
よく覚えているのは有名な量販店「赤い男爵(レット…)」で、抽選でカワサキ「FX750」が当たるってイベントしてた事です。
多分ですが、何年経っても売れないから処分したかったんでしょう。
それがどうでしょう。
確かにあれから40年近く経った訳ですが、その頃何の価値も無かった大型バイクが、
今では信じられないほど高額化し、店頭で売られるようになっています。
この時代を知ってるボクからすると、この現象が「モノの価値」に対して、
どうしても「理解し難い部分」ってのになってしまうんですよね。
何でタダ同然だったものが、時代を経て行く事で価値がここまで高騰するんだろうて…。
世の中の人って、そんなに貴重品が欲しいものなんでしょうか。
まぁ、人それぞれの考えや思いってのは違いますから、ボクが興味ないだけで理解出来ないだけかもしれないけど、
昔、20万円で売ってた車両が、1000万円で売られてるってことに関してはどうしても理解し難いです。
それとも…いつかボクにもその価値が分かって来る日がやってくるんでしょうかね。(笑)