
ホンダから1000ccモデルの6気筒エンジンが登場するのではないかと言う情報を密かに仕入れたカワサキが同年に同じ6気筒エンジンで凍傷させた「Z」シリーズ
モデルがこのカワサキ「Z1300」でした。その登場時期は1978年からで、1982年まで海外輸出モデルとして販売されていました。当時の国産では最大の排気量と
なるのですが、当時で水冷式だった事も大きな特徴だったみたいですね(笑)。もちろん、この頃のカワサキではフラッグシップモデルの位置にある車両で、スポ
ーツネイキッドでありながらクルザーの要素も含まれるものだった様です。また世界中に販売網を広げて販売してたので、その国々で仕様の違いやパワーの違いな
どもあった様です。それだけにたった3年間の販売だったのですが、多くの仕様が存在してて、どのモデルの「Z1300」を基準とすれば良いのか?よく分からなか
ったりします(笑)。で、まず見た目のデザインですが、これは間違いなく「FX」シリーズのデザインで、同じ時期に登場してた「Z750FX」などと共通点があり
ます。さらに言えばパーツもそこそこ流用出来る感じで、カワサキ車として早くから搭載されてたハザードランプもこの「Z1300」には搭載されていた様です。で、
その詳細な仕様(スペック)を見ていきますと、まずエンジンは水冷式の4スト並列6気筒DOHC2バルブで、正式な排気量が1.286cc、最高出力は120psですが、
西ドイツ(現在のドイツ)仕様だけパワー規制の関係から99psとなっていました。また最大トルクが11.5kg、車重は296kgで、キャブレターは機械式、トランス
ミッションは5速MTで、リアのサスペンションは2本サス、排気マフラーは左右2本出しで、ガソリンタンク容量が満タンで27リットル、市街地での平均燃費が大
体15kmとなっていました。更にフレームはスチール製のダブルクレードル式で、ホイールサイズがフロント18インチ、リアが17インチ、角形のヘッドライトはハ
ロゲンランプを採用しており、高品質感を出していた感じです。実際に現物を見た事がありますが、まぁデカいです(笑)。ネイキッドですが駆動方式がシャフト
式となってるのも頷(うなず)けます。またライバル車となるホンダ「CBX1000」の6気筒と比較すると水冷式と言うのもありますが、そこまでエンジンの幅が広
い感じでは無く、大きなガソリンタンクに上手く収まってる見た目だったりします。なので知らない人だと6気筒エンジンとは気が付かない感じだったりもする様
ですね。で、最後に現在の中古市場を見てみますと、大体安いもので160万円あたりから、高いもので300万円前後となっています。さすがにお高いですが、それ
だけのオートバイであるとも言えます。個人的には「CBX1000」よりこっちの「Z1300」が好きですが、そこは好みとなりますね(笑)。海外ではこの「Z1300」
をベースに多くのカスタム車両がある様で、足回りとハンドルを変えれば様々なモデルへとチェンジ出来る見たいなんですよね。さて、今日はそんなカワサキにも
ありますよ的な水冷式6気筒エンジンを搭載した「Z1300」を少しだけ考察して見ましたが、いかがだったでしょう!(笑)
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