国枝慎吾さんの前人未到の業績には異議なし、島岡美延です。ただ、国民栄誉賞って「政権の明るい話題作り」に使われている印象が。イチローさんは三度の打診を固辞、彼が時の首相と並ぶ写真、どうしても浮かびません。
先日、岸田首相が衆議院予算委員会で同性婚の法制化に関する質問に「社会が変わってしまう課題」と答弁。〈政治家の失言〉のような報道はされずとも、違和感を覚えました。
3世議員であり、息子を政務秘書官にした首相には、自分の価値観こそが今の社会、なのでしょう。すでに変わりつつある社会の声、聞こえていませんね。
首相の「社会が変わってしまう」発言について問われた荒井首相秘書官は、「LGBTは見るのも嫌、隣に住んでいたら嫌だ」と語ったそう。オフレコ前提の発言でその後、陳謝・撤回。ただ「首相秘書官室全員同じ考え」とも語ったようで、彼は周囲の記者たちも「同じ考え」だと信じて発言したのでは。
政治、報道が作っていく「社会」。国民はどこへ行った?
知らないうちにというか無関心のうちにとんでもないことになって、慌てふためくことになりそう。
戦前の家父長制、統一教会の思想との合致。
何十年も変わらなかったことが、少しずつは変わるのかもと期待する、性犯罪処罰に関する前進。
一方で、配偶者控除の仕組みは、相変わらず「補助的な働き方」という発想から脱却できそうになく。
4月には統一地方選、ちゃんと見ていかなきゃ。