1年前に思い描いた夏はどこ？

この週末は駆け込み需要かも、島岡美延です。
東京で「2人以内、90分まで」の貼り紙が有効だったのはわずか3週間。
あと2週間で開幕の五輪は、1都3県で無観客開催が決まり、聖火リレーは東京に到着。
6月初旬には人流が増える中、3回目の緊急事態宣言を解除したのは「我慢の限界、効果も薄れている」という分析だったのでは。
4回目の緊急事態宣言は「早め早めの予防的措置」って…。
「アスリートファースト」という言葉はすでに選手のためではなく、どうしても開催したい人々がそれらしく使ってきた印象。
1万人の観客の前で、と気合を入れていた選手たちを結果的に落胆させることになったのは、なぜ？
この夏こそこれまでの我慢、苦労を取り戻す、と思っていた人たちに、いまだ出口を示せないのはなぜ？
「現在のワクチン接種は順調」って、そもそも世界から何ヵ月も遅れをとったのはなぜ？
“未知の敵”だと言い逃れ続けるなら、なぜ「最悪の想定」をしてこなかったのか。
子どもや孫に会いたいとワクチン接種した高齢者、今年も我慢の夏？