なぜ、歩くのですか？

地震で起きた時は晴れ、今は雨の朝、島岡美延です。
日本各地の川が恐ろしげな表情に変わっていて、台風12号は日本海に抜けてもまだ雨に警戒が必要です。
世界陸上、昨日は男子50km競歩で森岡紘一朗選手が6位入賞の快挙。3時間半以上、決められたフォームで歩き続けるこの種目、恐ろしく過酷です。日本選手はほかに9位、10位とこれから注目度が高まりそうですね。
ただ、素朴に聞いてみたい、「なぜ、そうまでして歩くの？」と。正直言って、マラソンのほうが華があるし、一周2キロのコースを何度も回るので、景色が変わる楽しさもなさそう。
身体へのダメージも大きく、途中棄権する率はマラソンより高いとか。陸上競技で「途中で審判から失格が言い渡される」可能性がある唯一の種目。
独特の歩き方は、①「両足が同時に地面から離れてはいけない」、②「膝は着地して垂直になるまで曲げてはいけない」というルールのため。走ったほうが楽、な速さでしょう。
森岡選手曰く「達成感がものすごい」のだそう。ロンドンでのメダルに期待、です！