風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

横浜マラソンへの道(2)

2014-11-24 16:59:27 | スポーツ・芸能好き
 昨日、よこすかシーサイド・マラソンを走って来ました。今シーズン初のレースで、ハーフ2時間2分でした。頑張れば2時間を切れたかも知れませんが、シーズン練習を開始して三ヶ月弱、週一なので練習は通算10回、しかも二週間前の週末が出張で潰れて前後二週間走れませんでしたので、こんなものだと思っています。負け惜しみではなく、そもそも、このレースを目標にしたわけでも、そのための調整をしたわけでもなく、飽くまで3月の横浜マラソンに向けて、長いシーズンのメリハリをつけるため、これから毎月一回、タイム・トライアルとしてレースに出て、身体の仕上がり具合いをチェックするのが目的であり、その意味で、昨年のこの時期には2時間17分、一昨年は2時間半だったことと比較すれば、三シーズン目に入って着実にマラソン足が出来つつあるのを実感し、上出来だとすら思っています。
 実は、そう言いつつも、三シーズン目に入って、ある迷いがありました(また、あるいは、いつも、と言うべきか)。会社の同僚で、歳は私より5つほど上で・・・ということは20年程前のことになりますが、36歳のときにたまたま10キロレースに出て40分で走り、才能があるんじゃないかと練習を重ねたところ、フルマラソンで3時間を切るまでになり、順風満帆に見えたのですが、その後、原因不明の神経痛で走ることが出来なくなった人がいます。私自身も高校時代は競技として中距離を走っていましたので(と、偉そうなことを言って、インターハイ大阪予選すら勝ち抜けないヘタレでしたが)、週一の練習でジョギング程度のスピードでちんたらハーフなりフルを走るのがやっとの今の自分には忸怩たる思いがあります。記録を望むなら、週二回と言わず三回も四回も走らなければならない。しかし身体をこわしたら元も子もないし、あれもこれもと欲にまみれて、とてもそんな時間をつくることは出来そうにない。一体、何のための市民マラソンか・・・と。
 さて、レース前には、Tシャツ1枚で十分なのかもう1枚必要か、タイツは暑すぎるか・・・何を着て走るのか実に悩ましく、この日も、8時45分、三笠公園傍のポートマーケットをスタートして、海沿いを観音崎の先で折り返し、昼前にはゴールするので、海風が冷たいかも知れず、あれこれ悩んだ挙句、抜けるような青空に恐れをなして、上2枚・下2枚と、真冬と同じ恰好で飛び出しました。さすがに汗が出尽くすまでは暑苦しく感じて、着過ぎてしまったことを後悔しましたが、汗が引いてからは、さほどでもなく、むしろ寒すぎず暑過ぎず、マラソン日和の快適な一日となりました。途中、坂道が何度かあって、シーズン初めの身体にはこたえましたが、それ以外は平坦で走りやすいコースで、だましだまし身体をゴールまで運んで、やれやれこれでもう走らなくてもいい・・・という安堵な思いは格別です。
 ハーフだったのに、またしても右足裏にマメが出来てしましました。昨シーズンの最後を飾る板橋シティ・マラソンでの苦い教訓を活かして、走る前に専用ジェルで二度にわたってコーティングしたのですが、それでも効果が出なかったのは、靴のサイズが足に合っていないのか、しかし左足は何ともなくて右足ばかりにマメが出来るので、走り方に問題があるのか、レースに慣れれば問題なくなるのか・・・今後の課題になりました。また、走り終えて、胸にチクッと痛みが走ったので見ると、乳首が擦り切れて、Tシャツに血が滲んでいました。足マメ、乳首、いずれにしても、普段の17キロの練習では何ともないのに、タイム・トライアルでちょっと気張ると身体に異変が出るのが何とも不思議ですし、昨シーズンの最後のレースから8ヶ月、しっかり鍛えなければいつの間にか身体は元に戻ってしまうのが、なんとも歯がゆいのですが、だからこそ身体を鍛える契機にもなるのでしょう。
 上の写真は、折角、横須賀まで来たので、昼食にご当地の海軍カレーを食べ、ついでに昼間っから東郷元帥のビール(日本ビール製造・販売)まであおってしまった証拠写真。日曜夜の定点観測で体重はいつもより2キロ増えていました。身体を傷つけ、体重を増やし、一体、何のための市民マラソンか・・・(絶句)。
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