保健福祉の現場から

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年金財政検証と少子化加速

2024年07月29日 | Weblog
R6.7.28日刊ゲンダイ「予測ズレまくる「財政検証」の不可解…年金は減る一方「20年前は夫婦で49.1万円⇒最新試算21.4万円」」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357930)が目にとまった。R6.7.5日刊ゲンダイ「年金目減り不可避「高齢者8割就労」の無間地獄…“都合良い数字”で検証する厚労省の姑息」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357132)の「合計特殊出生率を1.36に設定しているが、昨年は統計を取り始めて最低の1.20という惨状だった」について、年金部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126721.html)のR6.7.3「国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通しの関連試算 ー 令和6(2024)年オプション試算結果 ー」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001270565.pdf)p3~「試算における人口の前提は、中位推計(出生中位、死亡中位、入国超過数16.4万人)」とされ、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」(https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp_zenkoku2023.asp)(https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023_Report2c.pdf)p13「出生仮定」の「合計特殊出生率」は中位「令和16(2030年)1.30、令和52(2070年)1.36」とある。行政事業レビュー公開プロセス(https://www.gyoukaku.go.jp/review/kokai/index.html)のR6.6.12「地域少子化対策強化事業」(https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/ca6e69f8-26ba-4aed-821b-95831969e310/ba051eeb/20240607_project-review_2024_07.pdf)p1「地域結婚支援重点推進事業」「結婚新生活支援事業」「結婚支援コンシェルジュ事業」「結婚、妊娠・出産、子育てに温かい社会づくり・機運醸成事業」として様々なメニューが全国各地で行われているが、詳細p12「雇用や所得など経済的基盤の問題が未婚率の上昇の大きな要因の一つ」が改善されないと厳しいであろう。全世代型社会保障構築会議(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/index.html)のR5.10.4資料4(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai14/siryou4.pdf)p10「出生数の推計と実績」をみると、2017年推計から実績は大きく外れていることがわかる 。R6.6.12現代「東京都は0.99と過去最低の出生率! 岸田政権は若者の苦しみがわかっていない 国の予測がはずれ続ける理由」(https://gendai.media/articles/-/131524)の「2010年代後半からの激しい落ち込み」(https://gendai.media/articles/-/131524?page=2)は重要な指摘である。そういえば、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」(https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp_zenkoku2023.asp)について、R5.5.17President「出生率は2023年で底を打って回復へ…楽観見通しの理由を一切説明しない厚労省に働く政治的バイアス ほぼ毎回想定が外れているのに…なぜ甘い見通しを出し続けるのか」(https://president.jp/articles/-/69407)が報道されている。厚労省「各種統計調査」(https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/toukei/)の人口動態調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html)の速報は、R6.7.26「人口動態統計速報(令和6年5月分)」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2024/dl/202405.pdf)まで出ているが、出生数は昨年を下回って推移しており、今のところ“サッパリ”である。全世代型社会保障構築会議(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/index.html)のR5.10.4資料4(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai14/siryou4.pdf)p10では2023年推計の「2024年の出生数反転見通し」は本当であろうか。ところで、R6.7.24マネーポスト「【少子化・人口減少社会】AIを活用した2万通りのシミュレーションが弾き出した“持続可能な日本”の姿」(https://www.moneypost.jp/1169528)は興味深い。
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