保健福祉の現場から

感じるままに

変異株とエアロゾル感染

2021年06月14日 | Weblog
R3.6.14NHK「中部電力 換気状態可視化するサービス 二酸化炭素濃度測定」(https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210614/3000017054.html)。<以下引用>
<新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、中部電力ミライズは建物内の二酸化炭素の濃度を測定し、換気の状態などを可視化できるサービスの提供を6月から始めました。中部電力ミライズが6月から始めたのは、建物内の換気の状態を可視化できる法人向けのサービスです。建物内の複数の場所に二酸化炭素の濃度を測定する小型の装置を置き、集まったデータをモニターなどに表示する仕組みでひと目で濃度が高くなっている場所や時間を把握できるということです。二酸化炭素の濃度は室内の換気などの目安になるため、政府の分科会が感染対策として飲食店に測定器の利用を求めています。今回のサービスでは、複数の測定器のデータを蓄積し、場所や時間ごとに確認することで、換気や入場制限など対策をとる適切なタイミングが分かるため、観光地をはじめ、スポーツジムや飲食店など、多くの人が集まる場所で活用できるということです。中部電力ミライズ法人営業本部の廣池尚也さんは「飲食店などから“安心して来店してもらうためCO2濃度を表示させたい”などという声を聞いていたので、今回のサービスが実現した。新型コロナウイルスをはじめウイルス対策サービスとして広めていけたらと思う」と話していました。>

R3.6.10女性自身「CDCも“最大の経路”と認めた…空気感染のリスク高める3つの状況」(https://jisin.jp/domestic/1988671/)の「エアロゾル感染が最も注意すべき感染経路」(https://jisin.jp/domestic/1988671/2/)は同感である。R3.5.26「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000785119.pdf)p10「臨床症状はインフルエンザや感冒に似ている」・p28「無症状患者でも,ウイルス量は多く,感染力が強い」「ウイルス排出のピーク 発症日」と、p10「一部の患者(約15%)では発症から1週間程度で酸素投与が必要(後述する中等症Ⅱ)となり, さらに発症から10日目以降に集中治療室で治療が必要となる患者(後述する重症)がいる」・p35「診察時は軽症と判断されても,発症2 週目までに急速に病状が進行することがある.病状悪化はほとんどの場合,低酸素血症の進行として表れる.病状が進行しているにもかかわらず,呼吸苦低感受性の症例(silent hypoxia)がある」はコロナ対策を行う上で、重要な二つのポイントであるが、「感染予防徹底」(https://corona.go.jp/proposal)が重視されるのはいうまでもない。R3.5.26「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000785119.pdf)p7「SARS-CoV-2は密閉された空間において短距離でのエアロゾル感染を示唆する報告があるが,流行への影響は明らかではない.」とエアロゾル感染の警戒は弱い印象であるが、変異株(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000790395.pdf)の流行を踏まえても良いように感じる。ところで、R3.6.4「(2021年6月版)新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識」(https://www.mhlw.go.jp/content/000788485.pdf)p6「新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他の人に感染させていない」は、8カ月前の「(2020年10月時点)新型コロナウイルス感染症 の“いま”についての 10 の知識」(https://www.mhlw.go.jp/content/000689773.pdf)p6と全く変わっていない。
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