保健福祉の現場から

感じるままに

がん遺伝子パネル検査

2024年05月24日 | Weblog
R6.5.23NHK「厚労相 保険診療と自由診療の組み合わせ制度 対象拡大を検討」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240523/k10014458991000.html)で「がん患者の遺伝子を幅広く調べて最適な薬を探す「がん遺伝子パネル検査」について、保険がきく標準的な治療が終わる前にパネル検査を行った場合も全額が自己負担とならないように変更することなどが検討」とある。厚労省「保険診療と保険外診療の併用について」(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/heiyou.html)の「保険診療と保険外診療の併用は原則として禁止しており、全体について、自由診療として整理される。」は理解したい。保険外併用療養費制度(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000921208.pdf)は「先進医療」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html)、治験等の「評価療養」や「患者申出療養」(https://www.mhlw.go.jp/moushideryouyou/)などに限定されている。保険外併用療養費制度(https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000921208.pdf)で示すように、「評価療養・・・保険導入のための評価を行うもの」と「選定療養・・・保険導入を前提としないもの」の違いがある。「がん遺伝子パネル検査」(https://gan-genome.jp/test/ol.html)(https://for-patients.c-cat.ncc.go.jp/)について、R2.4.1国立がん研究センター「がん遺伝子パネル検査を用いた先進医療」(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/0401/index.html)はどれほど普及しているであろうか。本来は、保険導入が目指されるべきではないか、と感じる方が少なくないかもしれない。R6.5.23経済財政諮問会議(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/agenda.html)の厚労相資料(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/shiryo_06.pdf)p7「民間保険(先進医療特約等)の活用も関係省庁と連携して検討」が進められるようである。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 違法ケシ急増 | トップ | 地域別診療報酬単価 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事