保健福祉の現場から

感じるままに

医師の働き方改革のブラック化!?

2024年07月24日 | Weblog
「医師の働き方改革」(https://iryou-ishi-hatarakikata.mhlw.go.jp/)(https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/information/explanation)(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001094035.pdf)に関して、R6.7.23「「医師の働き方改革に関するQ&A」等について(周知依頼)」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2024/240724_1.pdf)が発出されており、問1-1「やむを得ない場合には、自己申告によって当該確認・記録を行うこともできる」、問1-2「医師本人の自己申告等により、副業・兼業先の労働時間を把握」、問3-2「副業・兼業先との間の往復の移動時間は(中略)勤務間インターバルに含めることができる。」、問3-3「オンコール待機時間が労働時間に該当しない場合は、当該時間を勤務間インターバルや代償休息を確保する時間として充てることができる」などが目にとまった。R5.9.17朝日「急患26人診療、2人みとり…でも休息扱い 宿日直の「特例」急拡大」(https://www.asahi.com/articles/ASR9K54WPR9HUTFL02G.html)、R6.3.31共同「分娩病院半数で「宿日直許可」 休息とみなし労働時間とせず」(https://www.47news.jp/10727186.html)、R6.3.1読売「病院、宿直を「休憩」扱い…残業規制対策で申請急増し「書類が整っていればおりる」」(https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20240301-OYT1T50005/)が出ているように、「宿日直許可」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24880.html)(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2022/220614_3.pdf) が調節弁の一つであるが、「自己申告」「オンコール待機」も調節弁にならないとも限らない。また、R5.11.19朝日「名大病院、時間外の教育・研究を無給に 内部文書で原則「自己研鑽」」(https://www.asahi.com/articles/ASRCC4T3WRCBUTFL00N.html)、R5.11.19朝日「名大病院、時間外の教育・研究を原則「自己研鑽」 取材に「経営が」」(https://www.asahi.com/articles/ASRCC4VSZRC9UTFL01C.html)、R5.11.19朝日「医師の自己研鑽、経営側が利用すれば「やりがい搾取」に 識者が警告」(https://www.asahi.com/articles/ASRCC55LHRBZUTFL00W.html)、R5.11.19朝日「「私が死んでも、ああ言われる」 医師の過労死、他人事じゃない」(https://www.asahi.com/articles/ASRCC52LPRCCUTFL001.html)、R5.11.19朝日「【そもそも解説】医師の自己研鑽とは? なぜいま注目?」(https://www.asahi.com/articles/ASRCC5GS1RBZUTFL010.html)が特集されているが、R5.12.2朝日「名大病院の「自己研鑽」運用 「通達の範囲内」 国立大学病院長会議」(https://www.asahi.com/articles/ASRD173XNRD1UTFL01X.html)が出ているように、「自己研鑽が時間外を減らす「調整弁」」(https://www.asahi.com/articles/ASRCC52LPRCCUTFL001.html)が普遍化しているようである。R6.4.8CBnews「医師の研鑽、各医療機関でルール定め適切な運用を 厚労省が呼び掛け」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20240408185945)の「自己研鑽」について、R6.4.18Web医事新報「【識者の眼】「医師の研鑽の本当の価値」黒澤 一」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24146)が出ている。R5.9.15日刊SPA!「研修医の手取りは5000円、当直時は39時間連続労働…ブラックすぎる医療現場の実態。「生まれたことを詫びろ」パワハラも」(https://nikkan-spa.jp/1940734)の「「医師の働き方改革」で現場がよりブラック化!?」(https://nikkan-spa.jp/1940734/3)は不気味かもしれない。
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