友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

春の日の ファミリー・ランチ

2014年04月06日 17時38分52秒 | Weblog

 娘たちが今日、私たち夫婦の『古稀』を祝ってファミリー・ランチを計画してくれた。どこで食事をするのかと期待してでかけた。「ノリタケの森」のレストランだった。ここは名古屋駅にも近く、最近の女子会の人気の店だと言う。「ノリタケ」は日本の洋食器のトップメーカーで、結婚などの祝いに贈られることがおおい。私の教え子も何人かがここに就職している。確か、明治時代にヨーロッパ製の磁器を見た森村さんという人が、白色硬質磁器を作ろうと会社を興したのが始まりだったと思う。

 企業の衛生陶器部門が独立して東洋陶器(現在のTOTO)に、碍子部門が独立して日本碍子(現在の日本ガイシ)になったから、この名古屋地方が生み出した優良企業である。「ノリタケの森」がいつ出来たのか覚えていないけれど、工場は美しい芝の庭園を囲んで、レストランやギャラリーやショップが並び、家族連れや恋人たちで賑わっていた。庭園はシダレザクラガ美しく、プロのカメラマンと思われる人たちがすらりとした素足の少女らをモデルに撮影していた。

 4歳の孫娘も少女らに負けないくらい可愛っ子ぶって、ポーズをとって見せてくれた。レストランは賑わっていたから、こんな日はきっと誰か知り合いに出会うだろうと思ったら、やはり長年の友だちがいた。彼女は昨日、犬山祭りに行き、今日は東京や大阪から犬山へ来た友人らに名古屋を案内して、ここで食事を取る予定だと言う。先日、次女のダンナの両親を迎えて、「めーぐる」バスで名古屋城と徳川園に出かけたコースだ。もっとも、このコースは彼女の勧めでもあったから、県外の人には受けがよいのだと思う。

 再び我が家に集まってもらい、会食することになった。4歳の孫娘は相変わらずで、すぐに書棚から『モダン・アートの哲学』を引っ張り出すと、「むかし、むかし、あるところに‥」とぎっしり詰まった活字を開きながら読み出した。カミさんと娘たちは、長女のダンナがカミさんにプレゼントした“iPad”を使って、「キャーキャー」とオモチャのように遊びほうけている。指導はもっぱら長女のダンナと大学生の孫娘だ。「春の日に ファミリー・ランチ 過ぎてなお ディナーへとまで笑い続くなり」

コメント
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