11月15日(日曜日)、瀧安寺(りゅうあんじ)で、宝くじの起源とされる「箕面富」が約140年ぶりに復活しました。
「箕面富」は、約950年前の平安時代には、すでに行われていました。今日の宝くじのような金銭があたるのではなく、招福のお札で、多くの人でにぎわっていましたが、明治時代に中止を余儀なくされました。
今回の復活は、平成22年3月に箕面有馬電気軌道株式会社(阪急電鉄株式会社の前身)の開通100周年を迎えるのに合わせて、瀧安寺、箕面わいわい株式会社、箕面市観光協会、財団法人箕面市文化振興事業団で構成される実行委員会が企画しました。
この日午後2時には、前売りのお守り300体を購入したかたと当日のお守り200体を購入したかたの計500人が集まりました。
客殿大玄関前を出発した式衆は、行列にて道場に入堂。法要を行った後、儀式が始まりました。
儀式は当時のようすを再現する形で行われました。江戸時代に作られたとされる木箱に、番号を書いた木札を入れ、住職が箱の小穴からきりで木札を突いて当たりを順番に決めていきました。
特別御守である「大福御守」が3人のかたに、「招福御札」が10人のかたに授けられました。
上の写真は、「大福御守」を授けられた3人のかた。一の富(一番最初の番号)に当たった奥田昌子さん(写真右)は、「自分の番号が呼ばれて、びっくりしました。池田に住んでいて、毎週、箕面の滝道に来ています。まさか自分が当たるとは。これからいいことがありそうですね」と喜んでいました。
<当たったみなさん、おめでとうございます!滝道には、多くのかたが訪れていました。これから紅葉が見頃を迎えます。ぜひ、みなさんお越しください。