ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

はちみつ専門店「オ・ボン・ミエル Au Bon Miel」。日本ミツバチの京都産蜂蜜など種類豊富

2016-05-26 | グルメ

出町柳から今出川通を東へ、百万遍を過ぎて、京都大学も過ぎ、もうちょっと東に進むと、ピンクと白のタイル貼りのお店があります。(白川通の銀閣寺道バス停からは、徒歩2分)
  
「ここだ~」とミモロがおとずれたのは、オープンして7年半になる、はちみつの専門店「Au Bon Miel オ・ボン・ミエル」です。フランス語で「いい蜂蜜」という意味のお店です。

店内の棚には、ずらりと瓶が並んでいます。「すごくたくさんある~」
 
一口に蜂蜜と言っても、その種類は豊富で、ここには、40種類ほどの国内外の蜂蜜が揃っているのです。

「どれにしようかな~。どうしよう…何選んだらいいのか、わかんない…」とミモロは、瓶の前悩みます。


「いらっしゃいませ~」笑顔で迎えてくださったのは…
店長の大久保ひとみさんと、スタッフのお兄さん。

「あの~たくさん種類にあって、よくわかんないんです・・・」とミモロ。

ここに揃うのは、国内外で採れた蜂蜜が40種類ほど。
イタリアのオレンジ、フランスのひまわり、、ニュージランドのカボチャ、ブルガリアのダマスクローズ、ハンガリーのアカシアなど…「まるで絵画のモチーフになったり、香水になったりするお花だ~」と、その花畑をイメージするミモロです。

また国産は、北海道のクローバー、青森のりんご、鹿児島のれんげ、奈良のさくらなど、その土地を象徴するようなお花です。

そしてここには、日本ミツバチの蜂蜜も揃っています。
「え?ミツバチにも種類があるんだ~」。日本古来の日本ミツバチ。また、多くの養蜂家が手掛ける西洋ミツバチがあります。

「そう、日本ミツバチは、縦長の巣をつくるんですよ。こんな感じの巣箱を使うんです」大久保さんが自ら作ったモデル。

味も、微妙に異なるそう。

蜂蜜というのは、メスのミツバチが、花の蜜を集め、それをお腹の中に蓄えて、いっぱいになると巣に持ち帰り、ミツバチの口で加工され、貯蔵されます。花の蜜だけでは、あまり甘くないそう。「ミツバチが、加工してくれてるんだ~」。そう、だから蜂の種類で微妙に味わいが異なるのです。

ミツバチが花の蜜を加工してくれるので、そこに酵素などが混入され、美味しくて、体にいいものになるのだそう。


「ミツバチって偉いね~」と改めて、ミツバチのすごさに感心するミモロです。


また、蜂蜜の歴史は、人類の歴史と言われるほど、古代から食用、薬用などさまざまな用途に使われてきました。日本では、江戸時代には、薬として使われ、養蜂に関する本もあるのだそう。


さて、ここの店長である大久保さん。子育てが一段落した頃に、蜂蜜と出会います。知れば知るほど興味を惹かれ、養蜂する現場なども訪問。今は、ご自身も京都の亀岡で養蜂をなさっているそう。


「どんな味が好きですが?香りが高いもの、コクがあるものといろいろありますよ…。また、どんなお花が好きですか?」
「う~う~」と悩むミモロ。「では、試食してみたら…」と「え?試食?するする…」とパッと目が輝くミモロ。
お店の中央にある木製のテーブルの上には、試食用の蜂蜜瓶が並んでいます。「こっちに座ってくださいね~」
「あ。クローバーがある…」 つい最近『京都市美術館』のお庭で見たばかり…。
 
小さなスプーンに蜂蜜をのせて、ミモロの前に…ペロリ…「わ~甘い…なんか風味もあって美味しい…」ミモロは目を閉じて、クローバーの花畑を思い出しながら、その甘さを味わいます。

それからも次々に試食…ミモロ全部食べる気?

「あの~京都で採れた蜂蜜ありますか?」「はい、ありますよ~」
 
西洋ミツバチの「芦生の森」と日本ミツバチの「Au Bon Miel」です。ミモロは、日本ミツバチのものを買うことに。

包んでもらっている間、ミモロは店内のあちこちに…
「プーさん、蜂蜜分けて…」
「蜂さん、こんにちは~」
お店の中のぬいぐるみと遊びます。
「え?もう用意できちゃったの~」

「はい、お待ちどうさま…」


ミネラルも多く、健康にいいと言われる蜂蜜。


「もっとたくさん使おう…」と。ここでは、蜂蜜の使い方などを教えてくれる講座なども開催されるそう。

「まずは、お家で、トースト食べよう…」ミモロの頭の中には、蜂蜜をたっぷりのせたトーストが浮かびます。

*「Au Bon Miel オ・ボン・ミエル」京都市左京区北白川久保田町60-13 075-200-2913 12:00~18:00 木曜休み



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ヤマボウシとクローバーが咲く「京都市美術館」、大きくなった東山三条の「要法寺」の鴨のヒナ

2016-05-25 | 京都

「この季節って、お散歩きもちいいねぁ~」と、ミモロは、夕方、岡崎エリアのお散歩に出かけました。
琵琶湖疏水周辺の岡崎エリアは、美術館やギャラリー、平安神宮、南禅寺などがある文化と歴史が薫るエリアです。

このエリアに住んでいたミモロにとって、よく知っているエリアで、今もお散歩を楽しんでいます。
まず向かったのは、「京都市美術館」。今はルノワール展を開催中。
 
「わ~キレイに咲いてる…」美術館正面にあるヤマボウシが、白い花をつけています。
「でも、この白いお花は、お花じゃないんだよ」とミモロ。そう、これは総苞片で、本当の花は、中央の小さな部分です。
ヤマボウシというのは、中央の丸い花をお坊さんの頭に、そして白い総苞を頭巾に見立て名付けられたものだそう。


ミモロは、美術館の南側を進みます。
「わ~クローバーいっぱい~」
シロツメクサの花盛り。「四葉のクローバーないかなぁ~」としばし探していましたが、「いいや、幸せだから…」とあっさり諦めて、次の場所へ。

美術館の東側にある日本庭園へ。
池の面に映り込む新緑・・・小さいけれど素敵な庭園。「だれでもいつでも見られるのがいいよね~」と、ミモロのお気に入り。

そのそばにも、白い花が咲いています。「なんだろ?」名前がわからないミモロ…ご存じなら教えてくださいませ。
 

「美術館の敷地って、春は桜でしょ、それから藤やサツキが咲いて、初夏も白いお花がいろいろ、何度来てもいいところ…」
「アジサイももうすぐ…」
初夏の花は、白いものが多く、いっそう涼やかですがすがしい景色に…。

そして美術館と動物園の間、岡崎道沿いの並木へ。ここもミモロのお気に入りの場所
 
新緑のトンネル…夕陽が木々の間からミモロの体を包みます。

岡崎エリアは、神宮道が公園になったので、いっそうのんびりした雰囲気になりました。
 
公園の芝生では、横になって寛ぐ外国人観光客などの姿も…

リニューアルされた「ロームシアター京都」も、このエリアの人気スポットになっています。

ミモロのお散歩…実はこの日は自転車で…。歩かないとお散歩にならないと思うけど…。「うん…今度ね~。だって自転車も気持ちいいんだもの…」
「早く~もうお日様落ちちゃうよ…」
とせかせるには理由が…。

もうひとつ是非訪れたい場所があったのです。それは、東山三条の交差点の北西部、「中央信用金庫」の北側にある日蓮宗の「要法寺」です。

4月下旬に訪れたときは、お寺の池に4羽の鴨のヒナが泳いでいました。「あのヒナ大きくなったかな~。そろそろ鴨川に移動する時期じゃない?」と、ヒナの成長が気になるミモロです。
「あ、まだいた~。ずいぶん大きくなったね~ママと同じようなサイズになってる~」

親鳥とほぼ同サイズに成長したヒナ。でも耳を澄ませると「ピヨピヨ…」と、前とあまり変わらない鳴き声。
「甘えん坊なんだね~。大きくなってもピヨピヨだって…」

4月下旬、ここと同じく三条白川には、10羽のヒナがいましたが、しばらくしたら姿が見えなくなりました。
「どこかにお引越ししたのかな?」と思っていたミモロですが、どうもみんなカラスなどに食べられてしまったよう…。

ミモロが池を見ていると、餌がはいったビンをもった方が…。ヒナや母鳥に餌を与えているのだそう。
もう何年も、この池の鴨の親子を見守り続けている方で、今年も、実は20個以上の卵を産んだそう。でも、孵化し、成長できたのは、この4羽だけ。この池では、ほかの鴨も訪れて、テリトリー争いなども起きるのだとか。

「あ~ミモロちゃんでしょ…」と、その優しそうなご年配の女性。「え~知ってるの、うれしい」と大喜びのミモロ。

「あの~ミモロも鴨に餌あげたい~」とお願いして、餌を撒かせてもらいます。
 
夢中で餌を食べるヒナと母鳥。
「よかった~母鳥が出てきて…」と。実は、今、母鳥は、また18個ほどの卵を抱えているのだそう。そのため餌を食べる暇がないのだとか。「え~パパは育児参加しないの?」とミモロ。どうも鴨の社会では、父親は、そばで見てるだけ…。「でもカラスやほかの鴨が来ると威嚇して、守ってますけど…」「そう、ガードマンなんだ~」「まぁそうですね」

それでも周囲には、卵を狙うカラス・・・また鴨川にいるトンビなどもヒナを狙って池にやってくるのだそう。
「トンビは、本当にすごいですよ。低空飛行で、さっとヒナをさらっていきます」と。
なんでも、鴨川沿いをヨチヨチお散歩していた子犬も、トンビにさらわれたことがあるそう。「え~子犬もさらうの…」と青ざめるミモロ。ボーっと川沿いに立っていたら、ミモロもさらわれてしまう危険がありそうです。

鴨のヒナを襲うカラスやトンビなど…「でも、カラスたトンビにもヒナがいて、お腹空かせてるかもしれない…」
自然の厳しさを感じるミモロです。でも、「ミモロも黒毛和牛や豚肉食べるし…。もっと命をいただいてること感謝しなくちゃね~」

「白川のヒナたちも、日を追うごとに数が減って、ついに誰もいなくなったそう…。やはりカラスなんかに襲われたんじゃないでしょうか」と。たとえ生まれても、大きくなれるのはごくわずか…。それが自然の営みなのです。


「あの~今年、この子たちいつ鴨川に移動するんですか?」と、毎年鴨を見守り続ける方に伺います。
「今年は、母鳥が、また卵を抱えているので、そのヒナがある程度大きくなるまで、このヒナたちは、ここにいて、一緒に川にいくんじゃないでしょうかね~」と。

毎年、5月下旬に、この池から鴨川に向けて鴨の親子の移動が行われ、そのため通る道は、警官が車の規制を行うのがニュースになっています。

ヒナをよく見ると、まだお尻の部分にフワフワの産毛が見え、体も小さめなのだそう。
なので、移動は、6月になってからと予想されます。

鴨は、川にどうしてもしばらく母鳥がヒナのそばにいて、それから独立してゆくのです。

「あ、水浴びしてる~」「1日中、ずっとじっと卵を抱えているから、気分転換と運動しなくちゃね~」と。
育児を離れ、気持ちよさそうに水浴びする母鳥。「ママって大変だね~。ホント、もっとパパが育児お手伝いすればいいのに~もう…」と父鳥に不満を抱くミモロです。

「また、見にいらっしゃいね~」と、鴨を見守る方とお別れ・・「はい、鴨のお引越し見たいし…またね~」と。


のんびり池の岩で寛ぐ父鳥に…「もっとお手伝いしたら~」と無理な注文をするミモロでした。

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近江商人の大きな邸宅「藤井彦四郎邸」、「近江商人博物館」、見所豊富な東近江

2016-05-24 | 奈良、近畿

「滋賀県って、ホント、歴史的に興味深いところいろいろあるね~」と、滋賀県東近江市をめぐるバスツアーに参加したミモロ。
 
情緒ある町並みが残る五箇荘は、全国的に活躍した近江商人を多く生み出した町です。
現存する歴史的建造物の中でも、客殿と洋館が県指定の文化財、庭園が市指定文化財、そのほかは、国登録文化財に指定されているのが、「藤井彦四郎邸」です。
 
「なんかすごく立派なお家・・・門から玄関まで広い…車寄せもあるんだ~」とその規模に驚くミモロ。
ミモロが驚くの当たり前で、その敷地面積は8155平方メートル 建物面積は710平方メートルに及びます。
つまり70平米のマンション10室分ということ。

さて、近江商人の典型と言われる 藤井彦四郎は、近江商人3代目となる藤井善助の次男として誕生。明治32年に23歳で分家して、明治40年に藤井糸店を創業します。当時珍しかった人造絹糸(レーヨン)の普及や毛糸の製造という画期的な製品を生み出し、一代で財を築きます。
 
「スキー毛糸っていうブランドなんだって~」

日本家屋の客殿は、広い縁が座敷を囲む造り。
 
現在、5月に因み、兜や甲冑、郷土玩具の小幡人形などが展示されていました。
 
「広い縁側だね~」
「ここに座ってお庭拝見するの~」

そのお庭は、変化に富んだ築山や銘木、銘石を配したもの。池は、琵琶湖を模したものだそう。


客殿に隣接して別荘ログハウス風の洋館があります。
  
室内には、ヨーロッパなどから持ち帰った品々がいろいろ。「グランドピアノやオルガン、レコードプレーヤーもある…きっと音楽好きだったんだね~」きっと音楽家呼んでコンサートなども行われたのでは…。「華麗なる一族って感じ~」

敷地内には、彦四郎の生家を移築した本屋という場所もあるそう。「そこ見てない…」とミモロ。
なんでもそこは、倹約・勤勉・誠実を旨とする近江商人の生活を物語る、質素な佇まいの場所だそう。
「う~また、ゆっくり見に来なくちゃ~」

バスツアーの最後に訪れたのは、「近江商人博物館」です。
  
近江商人ゆかりの品々をはじめ、その暮らしぶりや商いの様子などを展示。同館には、滋賀出身の画家 中路融人の記念館もあります。

「質実剛健…質素倹約…誠実勤勉…近江商人って偉いね~」ミモロも近江商人の衣装で、その気分を味わいます。


*東近江市の観光に関しては、「東近江観光ナビ」で詳しい情報をご覧ください。

「今回の京都滋賀県人会のバスツアーはここで終了です。みなさんお疲れ様でした~」
京都滋賀県人会の藤原さん
「ミモロちゃん、楽しかったですか?」「はい、いろいろ東近江のこと知って楽しかったです。また今度ゆっくり見にきます」

バスは、一路京都を目指します。夕日に輝く麦畑ともお別れです。


京都滋賀県人会が主催した「滋賀県を再発見!東近江市を巡る旅」のバスツアー。かなり盛りだくさんの内容を急ぎ足で回ったツアーですが、また行ってみたい…と思わせるもの。

バスの中で配られたお菓子を食べながら、バスに揺られます。


あれ、ミモロが静か…さっきまでお菓子を食べていたのに…

たくさん歩いて、たくさん見て…疲れて眠ったミモロです。京都に着くまで、おやすみなさ~い。 

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ボランティアガイドさんの案内で歩く、近江商人の町「五箇荘(ごかしょう)」。歴史ある町並みが素敵

2016-05-23 | 奈良、近畿

京都に住む滋賀県出身者が集う「京都滋賀県人会」のバスツアーに参加しているミモロ。
”滋賀県を再発見!東近江市をめぐる旅”を楽しんでいます。

東近江の食材を使った郷土料理を頂いた後、古い町並みが残る「五箇荘」を歩きます。
  
グルリを板塀をめぐらした大きな屋敷…その前には、水が流れ、「なんか素敵な雰囲気のところだね~」とミモロ。
「この雰囲気ほかでも見たことある~…う~そうだ、津和野に似てる…」

黒っぽい板塀は、船材を使ったものだそう。
板を止めるのに、船釘が使われています。

家の前を流れる水は、とても澄んでいて、そこを大きな鯉が悠々と泳いでいました。
「あ、人面魚…」 大きな鯉の中を泳ぐ黄金色の鯉…確かに人の顔に見えます。

この五箇荘は、近江商人の故郷です。
近江商人とは、滋賀の近江を拠点に、地元の特産品をメインに全国各地を行商に出かけた人たちで、その商才から財を築いた人たちです。

日本の産業を牽引した実業家も多く輩出。例えば、伊藤忠商事や丸紅、ワコール、西武グループ、トヨタ自動車、ヤンマー、高島屋などの創業者は、みな滋賀県の出身者です。
「滋賀県ってすごいね~。地味なイメージの県って言われるけど…」

五箇荘は、そんな商才にたけ、剤をなした「近江商人」の屋敷が並んでいるのです。
 
入口のそばに、外の水を引き込んだ「川戸」という水場がある「外村宇兵衛邸」。
 
外村家は、江戸時代、呉服商として成功。明治には、全国長者番付に名を連ねた豪商です。広大な敷地には、なんとお蔵が十数棟並んでいたそう。
「でかい~」玄関には、巨大な鯉のぼりが…「なんかスケールが違うね~」とミモロ。

「お蔵もいっぱいあるね~」
 

昭和初期、朝鮮半島や大陸で百貨店などを手広く商いを行った「中江準五郎邸」  
 ここは外から覗くだけ…。「ここにもお蔵がある~」 
まるでタイムスリップしたような古い町並み…「ここでは映画やテレビの撮影なども行われるんですよ」案内してくれたボランティアガイドさん。
仕事を辞めてから、町の案内をなさっているそう。

「あ、なんか立ってる…なんだろう~」街歩きの途中に見つけた空き地に立つコンクリートのもの。
「オブジェかな~」と近づいてみます。「これなんだと思いますか?」とガイドさん。「わかった~」とさっそくコンクリートの物体に上ります。
「わ~滑らない…お尻痛い~」かつてお屋敷があった場所に残る滑り台です。周囲の建物はなくなってしまいましたが、あまりに頑丈に作った滑り台は、撤去されずそのままに…。「もうざらざらしてますから、滑らないと思いますよ~」とガイドさんの言った通り。

そこから、ガイドさんの案内で訪れたのは、「金堂まちなみ保存交流館」です。
2階からは、五箇荘の町並みが一望できます。
  
町並みを表す模型も展示。「こんな感じだったんだ~」

町の周囲には、麦畑が広がります。
  
「ミモロ、麦畑大好き…なんか解放感あるんだもの…」と、もうすぐ収穫され、その後、稲が植えられ、秋にはお米が実ります。

鎌倉・南北朝時代にその起源があると言われる「近江商人」。信長から秀吉に受け継がれる楽市楽座という城下町での自由営業。また通行税を徴収する関所の撤廃で、商人たちの動きは活発になってゆきます。江戸幕府になると、近江は幕府の天領となり、近江商人は、葵の御紋入りの通行証で、優位に全国へ商いに行けるようになっていました。
そういう体制の後押しだけでなく、「三方よし」という近江商人の精神が商いをより発展させたのです。「三方よし」は、いい品を揃え、売り手、買い手が満足でき、そして世間である社会が発展してゆくことを目指すもの。この精神は、今も、ビジネスには欠かせないものと言われるもの。

近江商人が栄えたのは、ものづくりだけでなく、それを売り歩くという営業、販売に力を注いだことにあるとも言えます。
「これ商社の精神なんだって~」。近江商人のこの姿勢は、今もビジネスの基礎として多くの企業が社是にしています。

「しまつ…って?」近江の人々の暮らしぶりも、徹底して無駄を省き、お金を無駄遣いしないことが基本。
質素、質実剛健な暮らしぶりが、財の蓄積につながります。
「いろいろ見習わないと…」とミモロ。

「五箇荘」へは、京都からJR琵琶湖線新快速で41分、「能登川駅」から「八日市駅行」で約10分。
東京からは、新幹線で「米原駅」で琵琶湖線に乗り換えます。

車なら、京都からは、湖周道路(さざなみ街道)などを経て、近江八幡をめざし進めば、割と近い感じ…。

「では、次に『藤井彦四郎邸』に行きますよ~」と促されるミモロです。
「藤井さんって、京都でも有名な資産家さんのご一族だよね~。どんなお家なんだろ?」と、ミモロは、ツアー参加者の後に続きます。



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麦秋とポピー咲く 滋賀県東近江市への「京都滋賀県人会」のバスツアー。「太郎坊・阿賀神社」へ

2016-05-22 | パワースポット

京都に隣接する滋賀県は、琵琶湖で有名。でも残念ながら全国的に県としての認知度は、かなり低めなのだそう。
「佐賀県も地味だって言われるけど、滋賀県も目立たないんだ~」とミモロ。そんな滋賀県を知るべく、ミモロは、縁あって「京都滋賀県人会」が主催するバスツアーに参加することに。

 
「京都滋賀県人会」は、京都で活躍する滋賀県出身者の会。今回のバスツアーは、「滋賀県を再発見!東近江市をめぐる旅」です。

滋賀県は、京都の東隣で、大津までは、京都駅からJRの快速で10分という極めて近い場所。でも、県外の人にとっては、滋賀県は、もっともっと遠い感じがするものです。「京都の岡崎エリアからだって、車で、山科を超えれば、すぐだよね~」と、ミモロも時々琵琶湖ののびのびした景色を求めて、気軽に足を延ばすところです。「そう、意外に近いの~」と。

近江八幡や彦根、また湖北の高島町や竹生島などにも、ミモロはすでに訪れています。
「え?東近江市ってどこ?」東京生まれのミモロは、関西の地図がまだ十分頭に入っていません。

「東近江市って、琵琶湖の東側の近江八幡市のお隣りで、もう少し東に行くと三重県なんだ~」市の中心地となる八日市までは、京都から電車で50分というところ。「東京なら八王子ってところかな…」と。

さて、京都駅から大型バスで名神高速道路を東に向かい、まずは、八日市ICから「道の駅 あいとうマーガレットステーション」でトイレ休憩。

途中、バスの窓からは、黄金色に実る麦畑が…。
滋賀県は、日本屈指の麦の産地なのです。麦秋は、初夏の季語。間もなく収穫される麦が、黄金色に輝きます。
「麦畑の美しさって、滋賀県に来てはじめて知ったの~」と、この景色に毎回感激するミモロです。
そう、水田の稲穂は、よく見かけますが、琵琶湖周辺に広がる広大な麦畑は、北海道を除き、ほかでは見れない景色です。
「この季節の滋賀県って大好き…」ミモロが感激しても、ほかの参加者は無反応。滋賀県出身者にとって、この景色は、見慣れたものなのでした。他府県出身、しかも東京生まれのミモロにとって、この景色は、感激もの。「東京のお友達も絶対感激するよね~。ここで、近江牛や鮎なんかBBQしたりする『麦畑ツアー』があればいいのに~」と思うミモロです。


さて到着した「道の駅 あいとうマーガレットステーション」
地元産の野菜や果物を販売する建物やレストラン、花ショップなど、洋風の建物が並ぶ東近江の物産スポットです。
  
この時期は、メロンが人気。1個2000円くらいで販売され、次々に売れる人気ぶり。
「これ漬物用のメロンだって」

ここでミモロが興味を抱いたのは、売られている物産ではなく、隣接するお花畑です。
「お野菜、京都でも買えるからいいの~」と、あまり関心がないよう…。

「わ~素敵~」と、ここで感激したのは、今を盛りに咲くポピーです。
 
ここでは、200円で、20本のポピー摘み取り体験ができます。時期により、ラベンダー、ひまわり、コスモス、菜の花なども摘めるのです。
今回のツアーでは、ミモロ以外に関心を抱く人がなく、時間もないことから体験できませんでした。「7月になるとラベンダーの摘み取りできるんだって…またそのころ来よう~」と。京都や都会ではできない体験が魅力です。

次にバスは、滋賀県のパワースポットのひとつ「太郎坊・阿賀神社」通称「太郎坊宮」へと向かいます。
  
この神社は、天照大神の第一皇子神である正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)をご祭神に祀る「勝運」のご神徳で有名。スポーツ選手、受験生、選挙候補者などが、勝利を祈願しに訪れる神社だそう。
赤神山という標高350メートルの山の中腹に本殿があり、そのそばには巨大な磐座が鎮座します。聖徳太子もその霊験から、国家安寧を祈願したといわれる歴史ある神社。麓から本殿までは、742段の石段が続きます。

「まだ先は長い~」
本殿への参拝と磐座を拝みたいミモロですが、今回のツアーでは時間がないということで、中腹の参集殿でのご祈祷と宮司様のお話で下山します。「う~磐座拝みたい~」と、心残りのミモロ。
「あの上なのに~」「またゆっくり参拝にいらしてくださいね~」と宮司様になだめられ、しぶしぶバスに…。

この神社のレポートは、またいずれ行うことに致しましょう…。

ミモロたちを待っていたのは、昼食。この時間がずらせなったよう…。「ミモロちゃん急いで~」
「は~い」 
昼食は、地元の食材が味わえる「納屋孫」という料理店です。
 
「滋賀県は日本酒の産地だよね~」
ミモロたちの前には、鯉や鮎などの琵琶湖やそばの川からの魚などのお料理が…。
この食事会には、東近江市の小椋市長もごいっしょに…。「東近江は、歴史、自然、産物などが豊かな地域です。ぜひいろいろPRしてくださいね~」と。「はい、またゆっくり来てからリポートしますね~」とミモロ。「そうか~市長さんが待ってたから、太郎坊の本殿まで行く時間がなかったんだ~」と…。団体ツアーですから、スケジュールに従わないと…。

食後は、近江商人の町、「五箇荘」エリアの散策が始まりました。




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