GWの京都では、見たいもの、行きたいところがいっぱいです。その一つが…

西陣千両ヶ辻の「町家写真館」では、5月5日に「端午の節句展」です。
事前にミモロは、取材のため伺い、その見どころをお伝えします。
「いらっしゃい~ミモロちゃん~」と、出迎えてくださったのは、写真家の水野秀比古先生と奥様で写真家の歌夕さん。

さっそく中へ。奥行のある町家には、お父様の写真家 水野克比古先生と秀比古先生の京都の四季の美を映した作品がズラリ。

その奥の座敷には、水野家所蔵および寄贈された武者人形などが飾られています。

一般的に、端午の節句には、男の子の成長を願い、勇ましい兜や甲冑飾りなどが飾られます。

武者人形の姿もいろいろ…

「京都の五月飾りって、武者人形が多いね~」と。

どうも武者人形のタイプは、最近はあまり作られないよう。ここに並ぶのは、おじいさまやお父様の時代のもの。
そもそも「武者人形」は、ミモロが、京都に暮らし始めて知ったもの。つまり、東京で端午の節句に飾られる人形といえば、金太郎、桃太郎など、昔話の中の主人公が多かったのです。
「そう、こういうの…」

それも武者人形の種類のひとつと言えますが、京都で見ることが多いのは、実際の武将などをモチーフにしたもの。豊臣秀吉、加藤清正、源義経、源頼朝…そして「神功皇后」です。
「あ、ここにもいらっしゃる~」とミモロがいうのは、京都の武者人形の定番ともいえる「神功皇后」のお姿。

戦場で「神武天皇」を出産。その守役として「武内宿禰」がよく見られます。
「男の子の節句なのに、女の人の武将なの?」と思うミモロ。でも、「神功皇后」は、武運の神として、「祇園祭」の舩鉾や大船鉾のご祭神。京都では、とても馴染みの深い方なのです。武運に男女の隔てはないのでは…。(端午の節句に関する歴史的なお話は、ものすごく長くなるので、ここでは止めておきます。あしからず…)
ここでは、武者飾りに関わるいろいろな種類の武具なども興味深いところです。

「これも欠かせないね~」とミモロが飾りの中で一番、関心を持つのが、粽と柏餅。

これらは、厄祓いと共に、子孫繁栄を祈願する品なのです。
「食べたい~」と、目が真剣…はい、端午の節句になったら、食べられる買ってきましょう。
「ドウドウ~」と言いながら、近づくのは白馬。

「銅像などに登場する馬の姿は、足の上げ具合などで、その戦いの状況などが異なるそうです」と水野先生。「え~そうなの~」とミモロは興味を抱きます。その話も長くなるので…。「あの~乗ってもいいですか?」「はい、どうぞ~」とミモロだけができる乗馬です。

「わ~ピッタリ!ミモロちゃん、乗馬上手なんだ~」と。「まぁね~」と鼻を膨らますミモロ。
あらゆるものがミニチュアになっているのは、雛道具と同じですが、その内容は、武運や厄払いに関わるもので、それらを見るのも、楽しみです。
さて、今年、ここで特別公開されるのは、もうひとつ…

それが、1970年の「大阪万博」で、水野克比古先生が撮影なさった写真。
35㎜フィルムで撮影されたものを、スライドショーで見学できるそう。

当時のイキイキとした姿がそこに…。「なんか今とは、勢いが違う~」と。やはり経済成長期の日本を物語る映像。
きっと懐かしい~と思われる方も多いはず。
さて、座敷の奥にある庭には、今、双葉葵が飛び石を隠すほどに繁っています。

「わ~ここの双葉葵元気だね~」とミモロ。

「はい、どんどん繫るんです。種が飛ぶのかなぁ~昨年なかったところにも…」と水野先生。きっとここは、生育環境に適しているのでしょう。「すごい!」と驚くミモロです。
双葉葵の葉が茂ると、「葵祭」が近づいていることを感じます。
5月5日の1日だけの公開です。ぜひ、足を運んではいかがでしょうか。
*「端午の節句展」 5月5日 10時~16時30分 西陣千両ヶ辻「町家写真館」にて。予約不要。入場無料 *普段は見学に予約が必要ですが、5月5日は、開館時間中、いつでも見学可能です。
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西陣千両ヶ辻の「町家写真館」では、5月5日に「端午の節句展」です。
事前にミモロは、取材のため伺い、その見どころをお伝えします。
「いらっしゃい~ミモロちゃん~」と、出迎えてくださったのは、写真家の水野秀比古先生と奥様で写真家の歌夕さん。

さっそく中へ。奥行のある町家には、お父様の写真家 水野克比古先生と秀比古先生の京都の四季の美を映した作品がズラリ。

その奥の座敷には、水野家所蔵および寄贈された武者人形などが飾られています。

一般的に、端午の節句には、男の子の成長を願い、勇ましい兜や甲冑飾りなどが飾られます。

武者人形の姿もいろいろ…

「京都の五月飾りって、武者人形が多いね~」と。

どうも武者人形のタイプは、最近はあまり作られないよう。ここに並ぶのは、おじいさまやお父様の時代のもの。
そもそも「武者人形」は、ミモロが、京都に暮らし始めて知ったもの。つまり、東京で端午の節句に飾られる人形といえば、金太郎、桃太郎など、昔話の中の主人公が多かったのです。
「そう、こういうの…」

それも武者人形の種類のひとつと言えますが、京都で見ることが多いのは、実際の武将などをモチーフにしたもの。豊臣秀吉、加藤清正、源義経、源頼朝…そして「神功皇后」です。
「あ、ここにもいらっしゃる~」とミモロがいうのは、京都の武者人形の定番ともいえる「神功皇后」のお姿。

戦場で「神武天皇」を出産。その守役として「武内宿禰」がよく見られます。
「男の子の節句なのに、女の人の武将なの?」と思うミモロ。でも、「神功皇后」は、武運の神として、「祇園祭」の舩鉾や大船鉾のご祭神。京都では、とても馴染みの深い方なのです。武運に男女の隔てはないのでは…。(端午の節句に関する歴史的なお話は、ものすごく長くなるので、ここでは止めておきます。あしからず…)
ここでは、武者飾りに関わるいろいろな種類の武具なども興味深いところです。

「これも欠かせないね~」とミモロが飾りの中で一番、関心を持つのが、粽と柏餅。

これらは、厄祓いと共に、子孫繁栄を祈願する品なのです。
「食べたい~」と、目が真剣…はい、端午の節句になったら、食べられる買ってきましょう。
「ドウドウ~」と言いながら、近づくのは白馬。

「銅像などに登場する馬の姿は、足の上げ具合などで、その戦いの状況などが異なるそうです」と水野先生。「え~そうなの~」とミモロは興味を抱きます。その話も長くなるので…。「あの~乗ってもいいですか?」「はい、どうぞ~」とミモロだけができる乗馬です。

「わ~ピッタリ!ミモロちゃん、乗馬上手なんだ~」と。「まぁね~」と鼻を膨らますミモロ。
あらゆるものがミニチュアになっているのは、雛道具と同じですが、その内容は、武運や厄払いに関わるもので、それらを見るのも、楽しみです。
さて、今年、ここで特別公開されるのは、もうひとつ…

それが、1970年の「大阪万博」で、水野克比古先生が撮影なさった写真。
35㎜フィルムで撮影されたものを、スライドショーで見学できるそう。


当時のイキイキとした姿がそこに…。「なんか今とは、勢いが違う~」と。やはり経済成長期の日本を物語る映像。
きっと懐かしい~と思われる方も多いはず。
さて、座敷の奥にある庭には、今、双葉葵が飛び石を隠すほどに繁っています。

「わ~ここの双葉葵元気だね~」とミモロ。

「はい、どんどん繫るんです。種が飛ぶのかなぁ~昨年なかったところにも…」と水野先生。きっとここは、生育環境に適しているのでしょう。「すごい!」と驚くミモロです。
双葉葵の葉が茂ると、「葵祭」が近づいていることを感じます。
5月5日の1日だけの公開です。ぜひ、足を運んではいかがでしょうか。
*「端午の節句展」 5月5日 10時~16時30分 西陣千両ヶ辻「町家写真館」にて。予約不要。入場無料 *普段は見学に予約が必要ですが、5月5日は、開館時間中、いつでも見学可能です。
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