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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

京都の伝統文化、芸能を広める「NPO法人京都みらい21」の活動「北野寄席」。「京都アスニー「にて開催。

2025-08-31 | イベント

京都の伝統、芸能、文化の促進で町の活性化をめざす「NPO法人京都みらい21」の理事でもある創作新日本舞踊「佳卓(義方)流」の家元 佳卓先生が、今回「北野寄席」の特別ゲストに招いたのは、邦楽家であり小鼓奏者の盧慶順先生。

後半の寄席の前に、小鼓の演奏が披露されました。

盧慶順先生は、東京藝術大学の音楽部准教授で、古典から現代音楽まで、幅広い演奏活動を国内外でなさっています。邦楽囃子の普及活動~未来につなぐ小鼓プロジェクト~に取り組み、東京、神戸、京都などで、誰でも参加できる小鼓講座を開講。今回も、その講座が午前中に行われたのでした。

 

この日、「北野寄席」で演奏したのは、即興曲の「月に向かって打て」というソロの小曲です。ミモロは、以前習った小鼓の打ち方を思い出すように、いっしょにポンポン…とマネを…。まるで夜空に輝く月をイメージさせる曲です。

午前中から引き続き座る小鼓講座参加者も多数。京都で1年に2~3回開かれる小鼓講座は、全くの初心者も楽しめるもの。

演奏後、盧慶順先生は、参加者にお話しなさったのは、現在の小鼓の置かれた状況です。「小鼓で一番、消耗するのが、しらべと呼ぶ紐の部分で、今、それを作る方は、90才になる職人さんおひとりなんです。今後、その技術を継承する人が出てくるといいんですが~」と。厳しい状況を知ったミモロです。「そう、どこの世界も後継者不足なんだよね~」

さて、いよいよ最後は、お楽しみの落語です。高座に上がるのは、大阪を中心に活躍する上方噺家の森乃石松さんです。

この日の演目は、「ちりとてちん」。物知りの人が、だますつもりで、だまされるというお話。

その絶妙な語りに、耳をピクピクさせながら、真剣に聞き入るミモロ。そして最後には、思わずニッコリ…。会場内にも笑いが…。

全部のプログラムが終了した後、主催する「京都みらい21」の福間理事がご挨拶。

「京都の町の伝統芸能や文化を守り続けるために、みなさんのご参加をお願いします。今、この活動は、佳卓くんが頑張ってくれて、これからが楽しみです」という内容のお話。

「さぁ、恒例のじゃんけん大会始めましょう!」と、すでに何度も参加している人たちは、その言葉を待っていたように、ざわめきます。

「え~、じゃんけんだって~ミモロ弱いんだ~」と言いながら、腕を上に伸ばして、「じゃんけんぽん!」

3回目のじゃんけんで、なんとミモロは勝ち残りました。「はい、これ賞品です」

 

「わ~ミモロ、勝っちゃった~」と、思いがけない展開に本人が驚いている様子。でも、うれしそうに賞品を頂き、席に戻るミモロでした。じゃんけん大会は、その後もしばらく続きました。

無事に会は終了。でもこの日は、特別に小鼓体験が希望者に行われ、初めて小鼓を手にする人たちが数人参加。

10分ほどですが、めったにできない体験です。

初めて参加した「北野寄席」。みなさんお世話になりました。

「ミモロちゃんもまた来てね~。多くのみなさんのご参加を楽しみにしています~」と。

 

京都では、年間を通じ、本当にいろいろな体験企画が盛んです。特にここ数年、その数は増加。地元の人だけでなく、全国から、それを京都に来る目的のひとつにする旅も増えています。

今回会場となった「京都アスニー」でもさまざまな講座が開設されています。ぜひ見てみてください~

 

ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。

https://files.yumenotane.jp/podcast/8-3-4_nekonomimoronokyoutokurasi_20250704.mp3

 

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「京都アスニー」で開催された「北野寄席」。人気の日本舞踊の舞踊家 佳卓先生ご一門と、邦楽家 盧慶順先生と共に楽しむひととき

2025-08-30 | イベント

「ミモロちゃん、お久しぶり~ようこそ~いらっしゃいました~」と笑顔で迎えてくださったのは、邦楽家であり小鼓演奏家の盧 慶順(ろ・きょんすん)先生。

8月24日の午前中に、「京都アスニー」にて、「小鼓講座」を開講なさいました。

 

以前、ミモロも、参加して、小鼓を体験させていただきました。でも、今回、お誘いを頂きながら、どうしてもご用事があって、午前中には伺えず、午後にやって来たのです。「ごめんなさい~、参加できなくて…」というミモロに、「大丈夫よ~午後は、舞踊、そして落語…そして小鼓の演奏や体験もあるから、どうぞ楽しんでくださいね~」と。

「あ、ミモロちゃん~午後のプログラム楽しんでくださいね~」と、一度、小鼓講座でお目にかかった若手舞踊家の佳卓(よしたか)先生。

創作新日本舞踊「佳卓流」を1999年に創流したお家元として、国内外で幅広く活躍する注目の舞踊家です。

午後のプログラムは、日本舞踊と落語が行われる「北野寄席」。佳卓先生および、ご一門の方々が舞踊を披露なさいます。

この「北野寄席」は、京都の活性化を目的に、日本の伝統・文化・芸能を発信するNPO法人の「京都みらい21」が主催し、すでに43回を重ねるもの。毎回、楽しみに訪れる方の姿も…。

お座敷で始まった舞踊…。ミモロは、一番前の席で拝見します。はじめにお弟子さんと名取の方の舞が披露されました。

 

若いお弟子さんと共に舞うのは、扇使いがむずかしい「広島木槍音頭」というおめでたい民謡です。

つづいて、凛々しい姿の男舞で福岡県の民謡「黒田節」。

宮城県の民謡「さんさ時雨」が、女舞で披露されました。

それぞれの舞姿に見とれるミモロです。そして、いよいよお家元の佳孝先生の登場です。

話題の映画「国宝」でも披露された「娘道成寺」の曲の一部が舞われます。

映画のような豪華な衣装ではありませんが、十分、その美しさが、優美な舞から感じられ、「素敵~!」と感激するミモロでした。

そしてフィナーレは、賑やかに…!出演者全員が登場し、元気よく「手習い子」を舞います。

曲の途中で、観客と一緒に手を動かす部分も…ミモロもいっしょに…

「あっという間だったね~」と、もっと見ていたかったよう。

日頃のお稽古の成果を存分に発揮なさった皆さんです。

そして、「北野寄席」は、後半へと続きます。

 

ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。

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石川県の魅力をアピールする「いしかわ観光PR会議」。プレゼの後は、各ブースで担当者との交流を

2025-08-28 | イベント

豪華な衣装をまとうダルマは、「ひゃくまんさん」。「石川県観光PRマスコット」です。

「大阪で開催された「いしかわ観光PR会議」。関西のマスコミ関係者の1匹として参加しているミモロ。心惹かれる出会いは、そこに置かれた「ひゃくまんさん」というキャラクター人形です。

ひゃくまんさん」公式サイトもあり、そこには、さまざまな活動報告なども。

郷土玩具の「加賀八幡起き上がり」をモチーフに、加賀友禅を着ていて、全国のキャラクターの中でも、ゴージャスな姿です。2013年に東京から金沢駅まで「北陸新幹線」が開業し、石川県の観光をPRするために誕生。「お髭があるから、男の子?でもお姫様ぽいよね~」と、まぁ、ジェンダーを越えた存在ということで…「今っぽいかも…」と変なところに感心するミモロです。

「東京には行ったことがあるけど、京都に来たことないでしょ?まだ新幹線、通じてないし~いつ来れるんだろうねぇ~京都に…」そう、当分、京都には来れそうにないのが残念です。

実は、今回、大阪で「いしかわ観光PR会議」が開催されたのは、大阪や京都からの観光客が伸びていないことから。かつて「特急サンダーバード」で、大阪・京都からは直通で行けた石川県ですが、今は、福井県の敦賀駅で、北陸新幹線に乗り換える必要があります。「それが面倒なんだよね~」との声も多いのです。でも、こればかりは、JR西日本の仕事…そこで石川県の観光に関わる方々が、直接、関西のマスコミに「石川県の魅力」および「観光の現状」を知ってもらい、多くの人に伝えて欲しいという熱い思いが込められたPRイベントなのです。

「ミモロちゃんもよろしくね~」と観光戦略を担う方々。

「はい、できるだけ、頑張りま~す」とお返事。石川県から参加した8団体の熱意あふれるプレゼの後、ミモロは、各団体のブースへ。

「わ~きれい~可愛いね~」というのは、「志賀町観光協会」のブース。 

そこには桜貝など、小さな貝殻がいっぱい。「これらの貝殻は、増穂浦海岸に打ち上げられたものなんですよ」と。「え~これが拾えるビーチがあるんだ~」と、思わず声が…。小さな貝殻を使ったアクセサリーづくりも楽しめるそう。

トコトコと並ぶブースを巡ります。「ちょっと食べてみる?」との声に、即足が止まります。 

「いしかわ里山里海」のブース。海の幸を使った様々な品がこの地域の自慢です。

さっそく試食…「よかったら日本酒もありますけど…」と言われ、「はい、お願いします!」と目を輝かせます。ネコに飲酒の年齢制限はないので、心配は無用。「美味しい~!」口の中に広がる少し塩辛い味わい…「お酒に合うね~」と、目を細めます。

米どころである石川県…お酒ももちろん美味しいところ。

県内には、たくさんの蔵元があり、それぞれ個性的なお酒が生産されています。

「こまつ観光物産ネットワーク」のブースでも、「こちらもどうぞ~」と。アワビを使ったもので、これもミモロは遠慮なく…「美味しいね~これもお酒に合うよね~」と、美味しい肴と美酒という、大変危険なループにつかまりそう。

 

ミモロ、試食は1回だけね!「うん~、お代わりなし???」と残念そう。

いろいろな物産を紹介するそれぞれのブース。

 

「石川県って、ほんといろいろ豊かだね~」とミモロ。

でも、長い歴史の中でも、北陸は、大陸とのつながりも深い場所。また、統治する人が変わる折などには多くの戦いもあり、さらに厳しい自然環境も…つまり決して暮らすのが穏やかな地域ではなかったはず。しかし、どんなにきびしい環境や状況の中でも、そこに暮らす人たちの心の豊かさが、現在も食をはじめ、多くの生産品を生み出しているのだと…。ミモロがいう「豊かさ」とは、まずは、そこに暮らす人たちの心から…。

緊張するプレゼを無事に終えた皆さん…ミモロとの交流に笑顔が…

 

 

「どうぞみなさん、石川県にいらしてくださいね~」と。

 

「はい、ぜひ伺いたいと思います~」とミモロは、すっかり石川県に心惹かれているようす。

「一度、新幹線に乗り換えて行ってみよう~本当に、そんなに面倒なのかな?」というミモロ。

実は、今週末、8月30日に「山代温泉観光協会」から「萬松園あいうえおの社」が開園しますとの連絡を頂き、さっそく伺うことに。また、近々、ミモロの「山代温泉」リポートをお伝えします。お楽しみに…

*石川県の最新観光情報がわかる「ほっといしかわ 旅ネット」もぜひ…

 

ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。

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食と文化、自然豊かな「石川県」の魅力をアピール。大阪での初の「いしかわ観光PR会議」

2025-08-27 | イベント

この夏、大阪を会場に開催された「いしかわ観光PR会議」。石川県のさまざまな観光に関わる8団体が、これからの観光の魅力をプレゼしました。

 

ミモロは、記者のひとり(一匹)として、そのイベントに参加。「石川県って、何度か行ってるけど、知らないところいっぱい…」と楽しみに会場へ。

開会に当たり、主催者である「県文化観光スポーツ部」の観光戦略を担当なさっている課長さんのご挨拶が。

一昨年の地震およびその後の豪雨被害など、厳しい自然災害を受けた能登半島。将来に向けての復旧や復興が進む中、それと共に、他の地域の観光促進にも、多くの方々と共にいっそう力を注いでいます。まだまだ多くの人に知られていない石川県の魅力を、知って頂きたいと…という内容のお話でした。

「確かに、金沢は有名で、東京からも直通で行けて、観光客増えてるって聞いたことある~でも、関西から行きにくくなっちゃたんだよね~ほかの地域って、あんまり知らないかも・・・」と資料を見ながら思うミモロでした。そこで今回は、いろいろな石川県の魅力を教えて頂きましょう。

いよいよ8団体による「旬の観光素材プレゼンテーション」が始まりました。

最初に登場したのは、「金沢市」は、豊かな発酵文化をテーマに、伝統と新たな味を紹介。

 

「美味しそう~発酵食品って、いろいろあるんだよね~」と、食いしん坊のミモロ。

続いて「小松市/こまつ観光物産ネットワーク」です。

 

ものづくりが盛んな地域で、伝統工芸品や最新の建設機械など約40社の工房や工場を見学・体験するオープンファクトリーのプログラムを紹介。「わ~行ってみたい!」と工房見学が大好きなミモロは、目を輝かせます。

次は長い歴史を誇る温泉で有名な「山代温泉観光協会」が登場。

 

良質の温泉と旅館だけでなく、地域の他の施設の楽しさもアピール。8月30日にオープンする丘陵公園の「萬松園あいうえおの社」は、これからの町の観光ポイントに…。「行ってみたい~」とミモロ。

「わ~すごい!こんなお祭りがあるんだ~」と映像を見て驚いたのは、「七尾市/ななお・なかのとDMO]のプレゼ。

 

日本には、本当にいろいろな祭りがあり、地元で受け継がれる祭りへの関心が近年高まっています。

また国内外の観光客を惹きつけているのが、映画などのロケ地。

 

「志賀町/志賀町観光協会」は、地域内のフォトジェニックな景色を紹介。「ロケ地巡礼って、流行ってるんでしょ?!」海外からも、はるばるやって来る人たち…「そこで主人公の気分を体験するんだよね~面白そう」とミモロ。どこも心に響く景色です。

そして、体験型の旅を提案するのが、「石川県里山振興室」で、能登の里山と海に育まれた暮らしを農家民宿に宿泊しながら体験する「石川型スローツーリズム」をアピール。

 

「ワ~民宿に泊まるのっていいなぁ~美味しい料理頂けそう…」と興味津々のミモロ。さらに大自然に浸る時間をプレゼしたのは、「石川県森林管理課/石川県林業公社」です。

 

石川と岐阜を繋ぐ雄大な「白山白川郷ホワイトロード」というドライブコースを紹介。「わ~行ってみたい~」と、自然とドライブ好きのミモロにとっては興味津々。そして最後は、「石川県観光連盟」が、震災を乗り越え、そこで学んだ貴重な防災の備え。これからの県内の観光促進をアピールしました。

  

「いろいろなお問い合わせを頂きます。ぜひ最新の旅情報は、

*「ほっと石川 旅ねっと」で石川県の旅の情報をどうぞ~と…。

どのプレゼも、熱意あふれるものばかり。

毎回、熱気を帯びたプレゼは、制限時間をオーバーしがち。進行担当の方の標示が毎回上がります。

ホントに石川県の観光に関わる人たちの情熱と実行力の素晴らしさを実感します。

「美味しいものや素敵な産品もいっぱいあるんだよね~」

プレゼの後は、各団体のブースを巡るミモロです。

 

ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。

https://files.yumenotane.jp/podcast/8-3-4_nekonomimoronokyoutokurasi_20250704.mp3

 

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8月24日まで「堀川新文化ビルヂング」で、昭和の京都を撮影した「水野克比古写真展」開催中。

2025-08-18 | イベント

「すごく心に残る写真ばかりだよ~昭和の京都って、こんなだったんだ~」とミモロ。

貴重な昭和の記録ともいえる京都の暮らしのひとこまが撮影された写真集「ファインダー越しの京都」。写真家水野克比古先生が若き日にカメラを抱え、歩き目にした人々の姿がそこに映し出されています。

この写真集の出版を記念し、堀川通にある「堀川新文化ビルヂング」の2階展示スペースで写真展が、8月16日~24日に開催されています

その設営のお手伝いをしたミモロ。この日、17日は、水野克比古先生のミニトーク&サイン会イベントが行われ、さっそくミモロも出かけました。

16時に始まるトークイベント。すでに会場には、多くの人の姿が…。

「わ~やっぱり人が多いね~」と、京都を代表する写真家である水野克比古先生の人気が伺えます。

「先生、こんにちは~お話伺うの楽しみに来ました!」と、まずはご挨拶。

「ミモロちゃん、いらっしゃい~、設営もお手伝いしてくれたんだって~ありがとね~」と、お礼を言われ、「え~そんなネコの手ですから~」と照れるミモロ。

「お話楽しみにしてま~す」というと、一番前の席にいち早く座りました。まさにかぶりつき…。

そんなミモロを見た人たちも次々に席に…。会場内に用意された椅子は、みるみる埋まっていき、立っている人も…

16時になり、いよいよトークイベントがスタート。進行役は、この写真集を出版した「大垣書店」編集者の平野さん。先生とも長いお付き合いをなさっている方です。

平野さんの質問に答える形で進んだトークイベント。そこには、若き日の水野克比古先生の好奇心あふれるお話が聞く人を、その時代へと誘います。

克比古先生が、初めてカメラを持ったのは、昭和27年の小学6年生の時。1センチ四方のフィルムだったと。すっかりカメラの面白さにハマった先生は、中学2年の時、6センチ四方のフィルム(ブローニ)のカメラを買ってもらいます。当時、2万円という高価な品。そのカメラを携え、京都のアチコチを歩き回り、そこで目にした景色をカメラに納めます。今回、写真集には、その当時から、昭和64年ごろまでの写真が選ばれています。

「当時は、まだカメラに人が慣れてなくて、撮影を嫌がる人も結構いました。だから、気づかれないように撮影したりも…今じゃ、盗撮っていわれちゃいますね~(笑)」

今のように誰でも写真を撮影するようになったのは、「私でも写せます~」というコンパクトカメラのCMが流れ、一気に一般の人達にカメラを普及してから…と。

「技術や才能がいる絵画などと異なり、カメラは、シャッターを押すだけで、自分が望むシーンを手にすることができるもの。スマホなどでは、技術もいりませんから、そういう意味で、多くの人を魅了するものだと思います」と。

ただスマホやデジタルカメラで撮影した写真とは、フィルムで撮影したものとは、「そこに漂う空気感が違う…なんか臭いも伝わってくる感じ~」と思うミモロです。

さらにトークは、京都の変化にうつります。

「京都は、昔から戦の場になったり、大きな天災や火災も多く、その都度、木造の建物は焼失し、新たなものが建てられました。でも、実は木造建築は、時代を越えて残ることもできるんです。僕の住まいも200年以上経つ木造家屋です。コンクリートではこうはいかない…。ですから、歴史ある京都には、新しいものと古いものが常に混在し、そこにその時代の人々の暮らしがあるんです」と先生。

「もちろん、町の姿は変わりましたよ~堀川のこの辺りは、市電が走っていたし、すごい繁華街だったんです」と。「他の地域の写真も、今では、とても信じられないような景色がいろいろありますが、当時は、当たり前だったんです」と、懐かしそうに…。

「そう、なんか今とは異なる活気が町にあるね~」と、写真を見て思うミモロなのでした。

この昭和の写真は、有名な史跡や景色ではなく、ごく一般の人々の暮らしが映し出されています。それは、若き水野克比古先生が、少年の好奇心をそのまま映し出したから…。

プロの写真家として京都を代表する先生…ここに並ぶ写真は、誰の依頼も受けず、まさに少年時代の自分が面白いと感じたものばかり。だからでしょうか、いっそう親しみを感じます。

しかし、そこは、将来、プロの写真家になる才能あふれる青年らしく、一般の人とは、異なる視点やアングルが…「う~やっぱり普通の家庭の家族写真とは一味違う…」と思うミモロなのでした。

そんな貴重な写真が集められた写真集は、人々を魅了し、トークイベントの後のサイン会には、長い列が…

 

ミモロも並んでサインして頂きました。「ミモロちゃん、お名前書くね~」と

 

じっと見つめるミモロ…そして握手もしてもらいます。

 

「ありがとございます。家に戻って、またゆっくり写真見るんだ~。またね~」と、会場内にいらした水野ファミリーと先生に手を振ってお別れします。

 

8月24日まで開催の写真展。出版された写真集には、会場では見られない写真も多数掲載。

 

市内各所の書店で販売されています。ぜひ実際に見てみてください。

会場に勢揃いした水野ファミリー。素敵な写真展に家族のパワーが終結!

*「ファインダー越しの京都」8月16日~8月24日 堀川新文化ビルヂングにて、10:00~17:00 入場無料

 

ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。

https://files.yumenotane.jp/podcast/8-3-4_nekonomimoronokyoutokurasi_20250704.mp3

 

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