ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都嵐山の「星のや京都」へ。小舟で渡る宿での、秋のひと夜の美味しい体験

2011-09-30 | 宿・ホテル
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9月のあるとても気持ちのいい日。ミモロは、京都嵐山にある評判の宿「星のや京都」に出かけました。

「星のや京都」は、全国各地の宿やホテル、リゾートを再生させ、新たなコンセプトで、次々にオープンさせている「星野リゾート」の宿のひとつです。

海外からのゲストを意識した快適なサービス、世界的に知られる有名ホテルやリゾートが備えたグローバルスタンダードのサービスを提供する、ラグジュアリーなお宿です。

2009年、かつてあった古い旅館から、新たに生まれかわりオープンした「星のや京都」。
嵐山の自然に抱かれ、保津川の流れが注ぐ大堰川に沿った渓谷は、春の桜、秋の紅葉の名所でもあり、京都でも屈指の絶景地に、宿はあります。


お宿へは、ゲストは、すべて専用の小舟で向かいます。渡月橋の脇にある船着き場から乗り込む船は、ゲストだけの特別感あふれるもの。

「小舟でしか行けないなんて、なんだか海外のリゾートみたい。あれに乗るんだね。わーワクワクする」とミモロは、期待に胸を膨らませています。

宿へのアプローチは、小舟だけ。だからゲストしか宿には来られず、セキュリティーも万全です。

桟橋を離れ、川を滑るように、静かに進む小舟。今回の乗船客は、ミモロだけ。なんとも贅沢です。

夕暮れ迫る対岸には、明かりが灯りはじめ、その光が川面に長い光の帯を作っています。

「わー素敵な景色・・・すごくロマンチック。日常からドンドン離れて行くみたい・・・これから別世界にゆくんだねぇー」と、しばし夕暮れの景色に見惚れるミモロです。

でも、乗り物大好きなミモロは、やっぱりじっとしていられません。
舟を操縦するスタッフの隣りに座って、自分も操縦している気分を楽しんだり、


舟の先端に行ったり、

景色を存分に楽しみます。
乗船時間は、約15分。まさに日常感から、離れる時間への素敵なアプローチ。

「もっと秋深まれば、絶対に紅葉が素晴らしいはず・・・見たいなぁー」
確かに、嵐山は紅葉の名所。この小舟から眺める景色の美しさは、格別のものが。

「さぁ、そろそろ到着ですよ。揺れますから、船内の椅子に座ってください」との声に、「ハーイ…でも、もっと乗っていたかったのにー」とちょっと名残惜しそうに、席に戻るミモロです。

宿の船着き場で待っていてくれたのは、宿の広報の船川さん。

案内されて、まずは、レセプションのあるパブリックスペースへと進みます。

大きなソファで、寛ぐミモロ。「このラグジュアリーな雰囲気がいいねぇー」。

ここは、ゲストが自由に寛ぐスペース。コーヒーなどを飲みながら、雑誌やインターネットが楽しめます。

お宿で、使われている素敵なオリジナルグッズもいろいろ。ゲストに人気の品々です。

あら?ミモロは、試食のお菓子を見つけたみたい。なんかその前で固まっています。
秋の旬のお料理が、待っているから、食べちゃダメよ。
「うーん」と、言いながらも、ジッとお菓子を見つめるミモロでした。

「さぁ、夕食前に、よかったら、お部屋の見学しますか?」と広報の船川さん。
「ハイ、ぜひ、見たいでーす」と、ミモロは、やっとお菓子から目を離し、後に続きます。

*「星のや京都」の詳しい情報や予約などは、ホームページで。
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自然との暮らしを提案する「美山里山舎」のブースへ。京都府知事にもご挨拶するミモロ。

2011-09-29 | 京都
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9月23日に京都、岡崎の「みやこめっせ」で開催された、京都のいろいろな地域の産品などをPRするイベント「地域力文化祭」を訪れたミモロ。

「京都っていっても、観光地が集中する町中だけでなく、自然豊かないろいろな場所があるんだね」と改めて京都府の広さと魅力を感じたよう。

トコトコと会場内を見て回っていると、大きな鉄製の薪ストーブを展示しているブースに出会いました。


「これ、なぁに?」と、興味津々で近づくと・・・。そこは、京都市街から車で1時間ほどにある自然豊かな美山町からやってきた「NPO法人 美山里山舎・壬生京町家」のブースです。

美山町は、築150年ほどの茅葺民家などが残る、農村の原風景が見られる場所。京都の町に野菜を供給する農家や、伝統の草木染の工房や摘み草料理などの宿がある自然豊かな地域です。

その地域で、「美山里山舎・壬生京町家」は、木と火が身近にある暮らしを提案、活動しています。

「ストーブに興味ありますか?」とミモロに声を掛けてくださったのは、代表を務める山口政夫さん。

「昔の人たちが家づくりに使っていた、木、竹、土で構成された『伝統構法』は、健康を脅かすような有害物質や廃棄物を出しません。だから、人にとてもやさしいんです。それに自然からの恩恵を、またそのまま自然に還元する、環境と一体となる循環型の暮らしは、環境にも、もちろんやさしいものを今、もう一度、その良さと魅力を見直したいもの・・・・」と。

そのひとつとして、電気やガスを使わずに、家を快適に心地よく温める「薪ストーブ」を提案しているそう。

「薪ストーブのある暮らしって、憧れちゃう!いいなぁー。ストーブに燃える薪の火って、心和むよね。ストーブの上でコトコトとシチューなんか煮込んだりして、美味しそうな匂いが家じゅうに広がって・・・・」
ミモロの想像は、ストーブを飛び越えて、シチューへと移っているようです。

この鉄製のストーブは、ベルギーのネスターマーティン社の製品。薪ストーブの老舗メーカーとして欧米で高い評価を受けています。


薪ストーブの販売だけでなく、効率よく使用するためのトータルな家づくりを提案、施工するのが、、「美山里山舎・壬生京町家」の活動のひとつでもあります。

「薪は、どうするの?」とミモロ。
「大丈夫、薪の販売もやってますよ」と山口さん。

「これは、なぁに?」ブースの片隅に置かれた土壁のサンプルに関心を持つミモロです。

「それは、竹と土で作る昔ながら日本の住まいの壁づくりので、遮熱効率や蓄熱効率が高い壁で、。夏は、涼しいし、冬は暖かいんですよ。薪ストーブと併せるとほんのり暖かな快適な住まいになります」

「昔の人って、いろいろすごい技術をもっているんだねぇー」
「今、京都の町中で、古いお家を改装中。完成したら見にいらっしゃい」「はーい!ぜひ・・・」

*「美山里山舎・壬生京町家」の活動は、幅広く、里山での体験イベントや宿泊施設などもあり、ぜひ、ホームページを見てください。

ミモロが、熱心にストーブを見ていると・・・。
「京都には、いろいろ魅力的なものがありますねぇ」と、ミモロの隣りで見ている方が。
すると、近くの方が、そっとミモロに耳打ちを・・・「あの方、ご存じですか?京都府知事の山田さんですよ」。「地域力文化祭」の座談会にご出席されていたんです。

ミモロは、目があったので、ご挨拶することに。
「あのーはじめまして、ネコのミモロです。最近、東京から京都に住んで、今、京都のいろいろな場所に出かけて、ブログでリポートしています」と。

「そうですか、京都府って、広いでしょ。各地域に、いろいろ面白いものがたくさんあるから、多くの方々に、その地域の産品や技術、自然などを、もっともっと知ってもらいたいですね。どうぞ、これからもがんばってリポートしてくださいね。」と、京都府知事の山田啓二さんから励まされたミモロです。
「はーい!頑張りまーす」と元気にお返事。

帰り道・・・
「あー今日も、面白かったー。いろな方をお話ししちゃった。明日もきっと楽しいね」と思うミモロでした。


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「みやこめっせ」で開催された「地域力文化祭」。水車米や田舎暮らし情報など興味惹くものが・・・

2011-09-28 | 京都
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「本当に、今日はいい天気!もっとお散歩しちゃおう・・・」と、トコトコ歩き、平安神宮からほど近い「みやこめっせ」にやってきました。


建物には、次々に人たちが入ってゆきます。
「なんだろう?あれ、なんか面白そうな催事をやってるー」と、ミモロも会場へと進みます。

そこで9月23日に開催されていたのは、「地域力文化祭」という京都府のいろいろな地域の活動団体が、地元のPRを兼ねて、加工品や産物を持ち寄る催しです。

京都府北部の福知山市、美山町のある南丹市、亀岡などを含む丹波など、各地の特徴的な産品が多数出展されて、その地域の魅力をPRします。
上り旗が飾られたコーナーの前を通ると、
「アンケートに答えると『まゆまろ』グッズがもらえますよ」との声。
すかさず、「じゃ、やります」と手を挙げるミモロです。

会場入口近くで、ます興味を抱いたのが、京丹後市から出展した着物の長じゅばんコーナー。
丹後といえば、丹後縮緬で有名な絹織物の産地。
今回、出展されたのは、ただの長じゅばんではありません。

「心を装うきもの さいと」を主宰する西途陽子(さいとようこ)さんが説明してくださったのは、
イラストなどを、襦袢の紋様に織り込んだ作品です。

サンプルは、子供の絵を織り込んだ長じゅばん。
「伝統の技とハイテクのコラボだね」とミモロ。京都では、伝統の技術と最先端の技術の融合による製品づくりが、盛んに行われています。これも、そんなひとつです。

「自分のオリジナルの襦袢生地が作れるんだね。ちょっと特別感があって、ステキかも」とミモロも感心。

*「心を装うきもの さいと」の連絡先は、京都府京丹後市網野町浜詰738 電話0772-74-0434
西途陽子(さいとようこ)さんまで。イラストや好きな図柄を持ち込めば、襦袢の反物が作れます。



さらに会場の奥へと、ミモロがトコトコ歩いていると、
「美味しいお米はいかがですか?」
と呼び止められました。

「なになに、水車米?これ、なんですか?」


福知山市雲原村では、村の水車を復活させて、それを使って地元のお米を精米。
水車を使った昔ながらの方法で12時間かけて、ゆっくりと精米したお米は、米本来の美味しさが際立つそう。

機械で精米したお米に比べ、胚芽や糠も米の表面に残り、美容・健康にいいそうです。

お米大好きのミモロは、興味津々。
「でも、まだお家には、お米がたくさんあるしー。でも食べてみたいなぁー」
そこで、一番小さな1合入りの袋を購入することに。小さな袋詰めは、100円で。


*「水車米」に関する情報は、「雲原村ブログ」から。通信販売でも購入可能です。2キロ1200円で。


ミモロが、お米に関心を抱く様子を見て、別のスタッフの方が、
「福知山市の山里で暮らしませんか?空き家がありますよ。自然豊かで、いいところですよ」と。
「え?興味あるけど、まだ京都に来たばっかりなのでー」とミモロ。
でも、これは・・・
田舎に暮らしをしたい人には、耳よりの情報なのでは?
京都府では、田舎暮らしのための、村の空き家情報を提供してくれるサービスがあるんです。

*農村暮らしに興味のある人は、ぜひ「京の田舎暮らし情報バンク」で、確認してみては?憧れのカントリーライフ実現も夢ではありません。



「わー美味しそうなコロッケ・・・」
会場内には、美味しそうな食べ物もいろいろ。ミモロにとっては、たまらない催事です。

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秋晴れの京都は、絶好の行楽日和に。平安神宮にも、秋の訪れが・・・。

2011-09-27 | 京都
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9月の最後の連休は、気持ちのいい秋晴れになった京都。
ミモロもじっとしていられず、近所のお散歩に。まずは平安神宮へ。
本当に見事な青空で・・・

まるで絵葉書みたいな写真になりました。

「そうだ、久しぶりに平安神宮の神苑に行ってみよう・・・」
ミモロが、神苑に行ったのは、枝垂桜と花菖蒲を見に行ったときの2回。
(いずれもブログにアップしてます)
よく早朝のお散歩で、神社には、参拝しますが、その時間は、神苑は、まだオープンしていないので、実はあんまり行ってないのです。(神苑の開苑は、8:30から)


「いつ来ても、開放的で、気持ちがいいね」
池には、鴨が気持ちよさそうに泳いでいました。
「わー大きな鯉・・・」

東の栖鳳池にかかる泰平閣の欄干から池を見下ろすミモロです。あんまり乗り出して、落っこちないでね。


神苑を歩くと、萩の花や彼岸花が咲いていて、秋の訪れを感じます。



東山もくっきりと見える、秋晴れです。

ところで平安神宮と言えば、毎年、10月22日に開催される「時代祭」の舞台。
町には、告知のポスターが目立つようになりました。


京都三大祭りのひとつ「時代祭」は、平安神宮の創建と平安遷都1100年祭の行事として、明治28年に始まりました。10月22日に開催されるのは、その日が794年に桓武天皇が京都に遷都した日にあたるからだそう。
「京都のバースデイーなの?お誕生日のお祝いの行列なの?」とミモロ。
まぁ、そういうことかも・・・。


正午に京都御所から出発した時代装束の行列は、町をめぐり、15時前に平安神宮へと入ります。

「今から楽しみだねぇ・・・・」
平安神宮を訪れるたびに、その日の華やかな行列を想像するミモロです。

秋の京都には、お祭りやイベントが目白押し。
紅葉には、早い京都でも、見どころはいっぱいです。

「うー、また忙しくなるねぇー」
ミモロの楽しみも尽きることはありません。



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東日本大震災の津波の瓦礫から掘り出された硯。復興への思いを込めた未来への絆

2011-09-26 | アート
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京都の寺町で開催された「暮らしのクラフト ゆずりは」の「東北の手仕事展」を訪れたミモロ。ギャラリー内の温もりあふれる工芸品を見て回っていた時のこと。

陳列棚に、ひっそりと置かれた硯に気づきます。
「これ、なぁに?」と、「ゆずりは」を主宰する田中陽子さんに尋ねることに。


「じゃ、その硯のお話をしましょうね」と田中さん。
なにやら訳ありの硯のようです。


その硯は、宮城県石巻市雄勝町で作られたもの。そもそも雄勝町は、日本の硯の約90%を生産する硯の町。女性の黒髪のような艶とすべりが特徴の高品質の硯石「雄勝石」を産出しています。

3月11日の東日本大震災の津波は、この硯の町を飲み込み、壊滅的な被害をもたらしました。

田中陽子さんが、以前からおつきあいのある硯職人さんを訪ねるために、被災した雄勝町に向かったのは、7月の上旬のこと。「本当に、早く行きたかったのですが、私自身の体調不良から、やっと行けたのは7月になってから・・・。それまで、本当に行きたくても行けず、辛い思いをしました」と田中さん。

訪れた雄勝町は、以前の面影は全くない瓦礫の町に変わり、その景色に、言葉もなく、ただ立ち尽くしたそう。やっとひとりの硯職人に連絡が取れ、電話で話を聞くことができたのでした。

かつて、この町にいた40人を越す硯職人さんのうち、2人が亡くなり、30人以上が、この地を離れ、残ってのはわずか4人に。

作業所だったコンクリート造りの元町役場の建物は、3階まで水に浸かったものの、流されず、かろうじてそこに。田中さんは、その3階にドロドロになりながら、上がったそう。

そこで、田中さんが目にしたのは、泥まみれになり、無残に割れた硯の姿でした。

硯職人だけでなく、雄勝町の住民が、ひとつひとつ泥の中から掘り出して、津波で残った3階建ての建物に、運びいれた硯です。

欠けて無残な姿になった硯でも、人々が、かつて大切に作ったもの。瓦礫の泥の中に、そのままにしておけないという思いだったのでしょう。使い物にならないと知りながらも、掘らずにはいられない思いが、ヒシヒシと伝わります。

その部屋の奥に目を転じた田中さん。そこに白い紙を巻かれた硯が、並べられているのに気づきます。
その数約800個。震災以前、別の場所にあった雄勝硯協同組合の建物は、津波で全壊。当時、在庫として出荷を待っていた硯は、3~4万個あったそう。そのうち1万個を泥の中から地域の人々が拾い上げ、使い物になる4000個のうちの一部をここに保管していたのです。


7月の暑さの中、避難所から2時間かけて、雄勝町に通い、黙々と硯の仕分けし、泥を洗う職人さん。
「何かしていないと落ち着かない・・・」と言葉少なに語るその姿に、田中さんは、「この残った硯に、手を掛けたら、売り物になりますか?」と思い切って尋ねました。「はい、できると思います」との返事に、田中さんは、その硯を販売する決意を固めます。

それが、今、ここにある硯です。


帰る道すがら、目にした夕焼けの美しさが、今も、心に残っていると語る田中さん。
目の前に広がる雄勝の入り江の穏やかさ、そしてどこかから聞える小鳥のさえずり・・・。
変わらぬ穏やかな自然の営みと変わりはてた町の姿のコントラストに、戻れない時間を改めて感じたそうです。「でも、きっと今できることがあるはず・・・それをただするしかない・・・」と。

でも、田中さんは、信じています。
「私たち、東北人の底力を・・・。厳しい自然の中で生まれ、育った手仕事の素晴らしさは、決して失われないものだと」。他の工芸品の作家さんたちも、工房を流されたり、ご家族に被災した方がいらしたりと、苦しい状況にいる方も多いそう。でも、決して東北の地を離れたくないと。それは、そこに生活の根があり、生きる原点があるからと。

「絶対、春は来るの!東北の人は、どんな厳しい冬でも、いつかそれが過ぎて、春が来ることを知っているの。そうでしょ。ミモロちゃん」

「はい!そう思います。春よ、来い・・・早く、来い・・・クスン」ミモロはそういいながら、ちょっと目に涙が・・・胸がいっぱいになってしまった様子です。

*雄勝の硯の売り上げは、すべて職人さんに。硯は予約注文で、オンラインショッピングでも購入できます。詳しくは、「ゆずりは」のホームページや、東京などで開催される企画展会場で。東京は、9月29日~10月9日まで蔦サロン(東京都港区南青山5-11-20 電話03-3409-8645 11:00~19:00)で

「あのー。ミモロもひとつ予約していいですか?」とお願いします。

あれ?ミモロ、お習字するの?
「うん、これから習うつもり・・・だって、こんなに素晴らしい硯があるんだもの。生き残った硯だよ。すごくパワーがあると思う。これを持っているだけでも、なんかどんな状況でも生き残れる気がする・・・」
ミモロ、これはお守りじゃないのよ。
「でも、この硯でお習字を練習すれば、くじけそうになっても、がんばらなくちゃって思えるでしょ・・。一生大切に使うんだもん!」

硯が手元に届くのを楽しみに、ミモロは「またね・・・」と田中さんに名残惜しげに挨拶しました。

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