今日から新しい旅がスタート。どんなことに出会うのかな?ミモロ・・・
ある日曜日、ミモロは、お友達に会いに,三浦半島に、出かけました。
三浦半島は、神奈川県にある東京湾と相模湾に突き出た半島です。
温暖な気候で、野菜や果物の栽培も盛ん。それに海の幸の美味しさも
格別です。
東京に住むミモロは、まずは逗子行きの京浜急行に乗りこみました。
「この電車、とても速い!」
窓から見える景色が、ビュンビュンとミモロの前を過ぎてゆきます。
「あれ、陽射しが違う・・・それに海の匂いがする」
横浜からしばらく行くと、何かお日様が、いっそう明るく感じられ、
風にも潮の香りが含まれているよう。
途中、「金沢文庫駅」で三崎口行きに乗り換え、友達が待つ「YRP野比駅」へ向かいます。
「あれ、古いお家がある・・・・」
金沢文庫駅のすぐそばには、茅葺屋根の建物が。
「東京から、1時間なのに、なんかすごく旅って感じがする・・」
日帰り旅でも、ミモロの心は躍ります。
旅のポイント:金沢文庫は、鎌倉中期に北条実時が邸宅内に建設した武家の文庫(資料室みたいなもの)。現在は、鎌倉時代を中心とした所蔵物を展示公開する歴史博物館「神奈川県立金沢文庫」になっています。3月6日まで特別展「運慶」を開催中。「金沢文庫駅」から徒歩20分。ちなみに「YRP野比駅」のYRPは、横須賀リサーチパークの略です。
三浦半島といえば、海。
「YRP野比駅」でお友達の車にピックアップしてもらい、
まずは、金田湾沿いの海岸線をドライブ。
「海が眩しい!」ミモロは、まぶしそうに目を細めます。
「こんにちは!」車のミモロに、サイクリングの人が微笑みます。
「こんにちは!」ミモロは、手を振って答えます。
「かっこいい!潮風を全身で感じられて、気持ちいいだろうなぁ」
ミモロは、ちょっとうらやましいそう。
「あれ、陸地が見える。伊豆の海では、大島が見えたけど、
ここから見えるのは、何?」
海の向こうに見えるのは、房総半島。
「えー千葉なの?」
天気の良い今日は、鋸山の姿もくっきり。
ミモロは、すごくラッキーです。
「泳いで渡れそうなくらい、近くに見えるね」
ミモロって泳げなかったんじゃない?
「まぁネコだから、泳ぎはちょっとね」
旅のポイント:三浦半島と房総半島の間の海は、浦賀水道。東京湾の入口です。
もっとも狭い、神奈川側の観音崎と千葉側の富津岬の間は、わずか6.5キロ。
浦賀水道は、ヨットから大型貨物船など、1日700隻以上の往来があるそう。
旅のポイント:国道16号線は、フェリーが結んでいるんです。
神奈川県横須賀市の久里浜港⇔千葉県富津市金谷港には、
「東京湾フェリー」が、各港から1時間ごとに運航しています。
所要時間は、約40分。三浦半島と房総半島両方のドライブが楽しめます。
海を越えて、国道16号線は繋がっているんですよ。
ぜひ一度は、乗ってみたいもの。
「ミモロ、見せたい景色があるのよ」と
お友達。「えーなあに?」
ミモロは、いっそうワクワクします。