ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

晴天のもと、雅な行列が市内を進む「葵祭」。日曜日で沿道を埋める見物人

2016-05-16 | 祭事・神事・風習

「今年は、どこで行列見物しようかな~」と、ミモロは、10時すぎに下鴨神社のそばに到着。
「え~もうここから先は行けないの?」すでに周辺は、交通規制が…。「ホントは、河原町通の方まで行きたかったのに~」
しかたなく賀茂川と高野川が合流する出町橋のそばで行列を待つことに・・・。

すでにそこには大勢の人…ミモロは、人の間から、なんとか行列が見られそうな場所に…
待つことおよそ30分。ようやく行列が姿を現し始めました。
  
この場所は、下鴨神社の参道の入口に当たります。見物する向かい側が塀になっているので、写真撮影に人気のスポットなのです。
「あ、牛車が来たよ~」行列でひときわ目立つ大きな御所車です。これは行列の最高位の勅使さまが乗るもの。今は、勅使は牛車に乗らず、馬に乗っています。
「あ~黒毛和牛…」なぜか、ミモロは、黒い牛を見ると…。「いい艶してるよね~」

  
行列を華やかにする風流傘…「もうすぐ斎王代の腰輿が来るね~」

命婦たちが先導する輿。
「わ~斎王代さまいらしたよ~」
いっそう身を乗り出して眺めるミモロです。

今年の「斎王代」は、老舗の漆器店「象彦」のお嬢様。お母様も、おばさまたちも斎王代を務められたお家柄です。

「この場所、なかなかしっかり行列が見られていいね~」とミモロ。
 
確かに見物人が背景に入らずに撮影できる貴重な場所かもしれません。

「あ~もう終わっちゃった~」約15分ほどで行列見物は終了です。
京都三大祭の「葵祭」「祇園祭」「時代祭」の中では、「葵祭」は行列の長さとして短めで、約500人の人たちが行列を作っています。
ただ「葵祭」は、京都御所から下鴨神社、そしてゴールの上賀茂神社というコースは、最も長く、しかも時代装束をまとった女性や子供が歩く距離としてはかなりキツイものだと言えます。
「祇園祭」の山鉾巡行や神輿は、女性が歩くことはありませんから…。「時代祭」は、行列の長さ、参加する人の数はかなりのものですが、御所から平安神宮ですから、距離としては、「葵祭」に及びません。

「今日は天気が良くて気温も高めだから、熱中症にならないか心配だよね」とミモロ。見物人は、お水がいつでも飲めますが、行列の人たちは、途中で飲むことはできませんから…。

「さぁ、お家にもどってランチしてから、また14時すぎに下鴨神社行ってみよう~」とミモロは、いったん家に戻ることに。

下鴨神社に入った行列は、ここで「社頭の儀」という神事を行い、14時20分に上賀茂神社に向けて出発します。

ミモロは、ランチをすませ、再び行列見物に下鴨本通りへ。「まだ行列が到着するまで時間があるから、ちょっとお買い物しよう…」と、手づくり豆腐の「すがい」さんに寄ることに。
 ここでは、「葵祭」のときだけ、特別ランチが用意されています。
「こんにちは~」「あ、ミモロちゃんいっらしゃい~あれ、今日は巫女さんの衣装なんだ~すごく似合ってますね~」
ミモロは、お買い物といいながら、実は、その衣装を見てほしかったようです。

下鴨本通の沿道には、見物人がぎっしり。
 
斎王代を見送って、ミモロは、神社へと入ります。
 

「行列がいるときは、境内に入るの大変なんだ~だから、行っちゃってから…」
やっと神社の中に入れる時間に…

境内では、この日だけ、双葉葵と桂の葉を厄除けとして授与していました。「ひとつ800円だって…」
 
なんでも、神様にお供えした葵だそうで、ありがたさもいっそう…ということで、なかなか人気で、飛ぶように売れています。
あれ、ミモロもお手伝い?おじゃましちゃダメよ~。「うん、わかってるもん…」。みずみずしい双葉葵、生命力を感じます。
「どこかで巫女さんのアルバイトできないかなぁ~」と、ミモロ…

帰り道、糺の森を歩き途中で、祭りの名残りに立ち寄ります。
「ここでお清めするんだよね~」

「葵祭」が終わると、京都は、初夏に…。糺の森には、若葉の匂いが漂っていました。





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