「この季節って、お散歩きもちいいねぁ~」と、ミモロは、夕方、岡崎エリアのお散歩に出かけました。
琵琶湖疏水周辺の岡崎エリアは、美術館やギャラリー、平安神宮、南禅寺などがある文化と歴史が薫るエリアです。
このエリアに住んでいたミモロにとって、よく知っているエリアで、今もお散歩を楽しんでいます。
まず向かったのは、「京都市美術館」。今はルノワール展を開催中。
「わ~キレイに咲いてる…」美術館正面にあるヤマボウシが、白い花をつけています。
「でも、この白いお花は、お花じゃないんだよ」とミモロ。そう、これは総苞片で、本当の花は、中央の小さな部分です。
ヤマボウシというのは、中央の丸い花をお坊さんの頭に、そして白い総苞を頭巾に見立て名付けられたものだそう。
ミモロは、美術館の南側を進みます。
「わ~クローバーいっぱい~」
シロツメクサの花盛り。「四葉のクローバーないかなぁ~」としばし探していましたが、「いいや、幸せだから…」とあっさり諦めて、次の場所へ。
美術館の東側にある日本庭園へ。
池の面に映り込む新緑・・・小さいけれど素敵な庭園。「だれでもいつでも見られるのがいいよね~」と、ミモロのお気に入り。
そのそばにも、白い花が咲いています。「なんだろ?」名前がわからないミモロ…ご存じなら教えてくださいませ。
「美術館の敷地って、春は桜でしょ、それから藤やサツキが咲いて、初夏も白いお花がいろいろ、何度来てもいいところ…」
「アジサイももうすぐ…」
初夏の花は、白いものが多く、いっそう涼やかですがすがしい景色に…。
そして美術館と動物園の間、岡崎道沿いの並木へ。ここもミモロのお気に入りの場所
新緑のトンネル…夕陽が木々の間からミモロの体を包みます。
岡崎エリアは、神宮道が公園になったので、いっそうのんびりした雰囲気になりました。
公園の芝生では、横になって寛ぐ外国人観光客などの姿も…
リニューアルされた「ロームシアター京都」も、このエリアの人気スポットになっています。
ミモロのお散歩…実はこの日は自転車で…。歩かないとお散歩にならないと思うけど…。「うん…今度ね~。だって自転車も気持ちいいんだもの…」
「早く~もうお日様落ちちゃうよ…」
とせかせるには理由が…。
もうひとつ是非訪れたい場所があったのです。それは、東山三条の交差点の北西部、「中央信用金庫」の北側にある日蓮宗の「要法寺」です。
4月下旬に訪れたときは、お寺の池に4羽の鴨のヒナが泳いでいました。「あのヒナ大きくなったかな~。そろそろ鴨川に移動する時期じゃない?」と、ヒナの成長が気になるミモロです。
「あ、まだいた~。ずいぶん大きくなったね~ママと同じようなサイズになってる~」
親鳥とほぼ同サイズに成長したヒナ。でも耳を澄ませると「ピヨピヨ…」と、前とあまり変わらない鳴き声。
「甘えん坊なんだね~。大きくなってもピヨピヨだって…」
4月下旬、ここと同じく三条白川には、10羽のヒナがいましたが、しばらくしたら姿が見えなくなりました。
「どこかにお引越ししたのかな?」と思っていたミモロですが、どうもみんなカラスなどに食べられてしまったよう…。
ミモロが池を見ていると、餌がはいったビンをもった方が…。ヒナや母鳥に餌を与えているのだそう。
もう何年も、この池の鴨の親子を見守り続けている方で、今年も、実は20個以上の卵を産んだそう。でも、孵化し、成長できたのは、この4羽だけ。この池では、ほかの鴨も訪れて、テリトリー争いなども起きるのだとか。
「あ~ミモロちゃんでしょ…」と、その優しそうなご年配の女性。「え~知ってるの、うれしい」と大喜びのミモロ。
「あの~ミモロも鴨に餌あげたい~」とお願いして、餌を撒かせてもらいます。
夢中で餌を食べるヒナと母鳥。
「よかった~母鳥が出てきて…」と。実は、今、母鳥は、また18個ほどの卵を抱えているのだそう。そのため餌を食べる暇がないのだとか。「え~パパは育児参加しないの?」とミモロ。どうも鴨の社会では、父親は、そばで見てるだけ…。「でもカラスやほかの鴨が来ると威嚇して、守ってますけど…」「そう、ガードマンなんだ~」「まぁそうですね」
それでも周囲には、卵を狙うカラス・・・また鴨川にいるトンビなどもヒナを狙って池にやってくるのだそう。
「トンビは、本当にすごいですよ。低空飛行で、さっとヒナをさらっていきます」と。
なんでも、鴨川沿いをヨチヨチお散歩していた子犬も、トンビにさらわれたことがあるそう。「え~子犬もさらうの…」と青ざめるミモロ。ボーっと川沿いに立っていたら、ミモロもさらわれてしまう危険がありそうです。
鴨のヒナを襲うカラスやトンビなど…「でも、カラスたトンビにもヒナがいて、お腹空かせてるかもしれない…」
自然の厳しさを感じるミモロです。でも、「ミモロも黒毛和牛や豚肉食べるし…。もっと命をいただいてること感謝しなくちゃね~」
「白川のヒナたちも、日を追うごとに数が減って、ついに誰もいなくなったそう…。やはりカラスなんかに襲われたんじゃないでしょうか」と。たとえ生まれても、大きくなれるのはごくわずか…。それが自然の営みなのです。
「あの~今年、この子たちいつ鴨川に移動するんですか?」と、毎年鴨を見守り続ける方に伺います。
「今年は、母鳥が、また卵を抱えているので、そのヒナがある程度大きくなるまで、このヒナたちは、ここにいて、一緒に川にいくんじゃないでしょうかね~」と。
毎年、5月下旬に、この池から鴨川に向けて鴨の親子の移動が行われ、そのため通る道は、警官が車の規制を行うのがニュースになっています。
ヒナをよく見ると、まだお尻の部分にフワフワの産毛が見え、体も小さめなのだそう。
なので、移動は、6月になってからと予想されます。
鴨は、川にどうしてもしばらく母鳥がヒナのそばにいて、それから独立してゆくのです。
「あ、水浴びしてる~」「1日中、ずっとじっと卵を抱えているから、気分転換と運動しなくちゃね~」と。
育児を離れ、気持ちよさそうに水浴びする母鳥。「ママって大変だね~。ホント、もっとパパが育児お手伝いすればいいのに~もう…」と父鳥に不満を抱くミモロです。
「また、見にいらっしゃいね~」と、鴨を見守る方とお別れ・・「はい、鴨のお引越し見たいし…またね~」と。
のんびり池の岩で寛ぐ父鳥に…「もっとお手伝いしたら~」と無理な注文をするミモロでした。
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