江戸時代まで、多くの人が暮らしの中で、愛用していた「わらじ」。

「昔のスニーカーみたいな存在かも…」と思うミモロ。そう、旅には欠かせない履物でした。
今も、神輿や剣鉾などを担う人たちが使う履物として、必須アイテムです。
ミモロは、そんなわらじづくりを「吉田神社」の剣鉾のメンバーさんに体験させていただきました。
わらじの紐となるポリエステル製のロープを、わらじ製作ホルダー(架台)にセットします。

この機具は、ここの方が工夫して作られたお手製。昔は、自分の足の指に藁の綱を渡し作っていました。
「足がつりそうで、むずかしいかも…」と想像するミモロ。この機具なら、椅子に座って作業できます。
わらじを編む基本動作は、織物と似ています。ロープが経糸、そして藁が横糸という感じ。
ロープの切った部分を50センチほど残し、止めます。その技は、説明がむずかしいので…

その部分がわらじを編むスタート地点。そこがわらじの先端部分、つまり残したロープが、足をセットし、脱げないようにする部分になるのです。

ロープの結び目のような部分に藁を巻き付け、先端の強度をアップ。
さぁ、ここから踵部分に向かって編んでゆきます。

ミモロも機具の前に座って、編む作業を…

横糸のように藁を継ぎ足しながら編み進めます。

途中、脇のロープをクルリ…

わらじに耳のような部分を4カ所作ります。

ドンドン編んでゆき、架台の先端まで来たら、編む作業は完了。後ろの部分に紐を通す部分など、整えたら出来上がり。
(詳しい編み方は、コツがいるので、説明がむずかしい…あしからず~)
編み終わったわらじの表と裏のはみ出した藁をキレイにカットして、表面を整えます。
では、履いてみましょう。

鼻緒になる部分を引っ張り、脇のループにもロープを通します。
足首もしっかり固定して、はい!完成!ミモロに代わって、ママが製作を…

「なんか、ママのわらじ、大きくない?」と鋭いミモロ。
そう、全く初心者のママのわらじは、藁がピョンピョン出て、厚みもたっぷり過ぎるほど…。
まぁ、クッション性はいいんだけど…。

ベテランの方のわらじは、硬めで、しっかり、表面もキレイです。その完成度の違いは歴然!!

「ママのわらじだと、履いているうちに大きく伸びて、歩きにくそう…」とミモロがいうように、見るからに長時間歩くのは無理そうです。
「初めての経験ですから…」と優しいみなさん。とても丁寧に親切にご指導くださいました。

今回のわらじづくり体験は、2時間。そこで作れたのは、片方のわらじだけでした。
「履けないね~」とミモロ。
そう、そのため、作ったわらじは、飾ることに…。
かつて、長距離を旅する人は、宿場ごとに、わらじを調達。使い捨てで、新たなわらじを履きました。
でも、その素材は、藁…廃棄するのも自然に戻すことに…。
「昔の人のSDG’sって、しっかりしてるよね~」と、つくづく思います。
近年、祭りでの履物も、クッション性に優れた地下足袋タイプのものなどを愛用する人も多いそう。
でも、昔ながらのわらじを履き続け、その技を将来に繋げることの意義は大きいのでは…。
若い方も参加した今回のわらじづくり体験…「今年のお祭りは、足元、しっかり見ちゃおう…」と。そこにも伝統の継承が行われていることを知って欲しいもの。
本当に、みなさまお世話になりました。今年のお祭り、楽しみにしています!
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

「昔のスニーカーみたいな存在かも…」と思うミモロ。そう、旅には欠かせない履物でした。
今も、神輿や剣鉾などを担う人たちが使う履物として、必須アイテムです。
ミモロは、そんなわらじづくりを「吉田神社」の剣鉾のメンバーさんに体験させていただきました。
わらじの紐となるポリエステル製のロープを、わらじ製作ホルダー(架台)にセットします。

この機具は、ここの方が工夫して作られたお手製。昔は、自分の足の指に藁の綱を渡し作っていました。
「足がつりそうで、むずかしいかも…」と想像するミモロ。この機具なら、椅子に座って作業できます。
わらじを編む基本動作は、織物と似ています。ロープが経糸、そして藁が横糸という感じ。
ロープの切った部分を50センチほど残し、止めます。その技は、説明がむずかしいので…

その部分がわらじを編むスタート地点。そこがわらじの先端部分、つまり残したロープが、足をセットし、脱げないようにする部分になるのです。

ロープの結び目のような部分に藁を巻き付け、先端の強度をアップ。
さぁ、ここから踵部分に向かって編んでゆきます。

ミモロも機具の前に座って、編む作業を…

横糸のように藁を継ぎ足しながら編み進めます。

途中、脇のロープをクルリ…

わらじに耳のような部分を4カ所作ります。

ドンドン編んでゆき、架台の先端まで来たら、編む作業は完了。後ろの部分に紐を通す部分など、整えたら出来上がり。
(詳しい編み方は、コツがいるので、説明がむずかしい…あしからず~)
編み終わったわらじの表と裏のはみ出した藁をキレイにカットして、表面を整えます。
では、履いてみましょう。

鼻緒になる部分を引っ張り、脇のループにもロープを通します。
足首もしっかり固定して、はい!完成!ミモロに代わって、ママが製作を…

「なんか、ママのわらじ、大きくない?」と鋭いミモロ。
そう、全く初心者のママのわらじは、藁がピョンピョン出て、厚みもたっぷり過ぎるほど…。
まぁ、クッション性はいいんだけど…。


ベテランの方のわらじは、硬めで、しっかり、表面もキレイです。その完成度の違いは歴然!!

「ママのわらじだと、履いているうちに大きく伸びて、歩きにくそう…」とミモロがいうように、見るからに長時間歩くのは無理そうです。
「初めての経験ですから…」と優しいみなさん。とても丁寧に親切にご指導くださいました。

今回のわらじづくり体験は、2時間。そこで作れたのは、片方のわらじだけでした。
「履けないね~」とミモロ。
そう、そのため、作ったわらじは、飾ることに…。
かつて、長距離を旅する人は、宿場ごとに、わらじを調達。使い捨てで、新たなわらじを履きました。
でも、その素材は、藁…廃棄するのも自然に戻すことに…。
「昔の人のSDG’sって、しっかりしてるよね~」と、つくづく思います。
近年、祭りでの履物も、クッション性に優れた地下足袋タイプのものなどを愛用する人も多いそう。
でも、昔ながらのわらじを履き続け、その技を将来に繋げることの意義は大きいのでは…。
若い方も参加した今回のわらじづくり体験…「今年のお祭りは、足元、しっかり見ちゃおう…」と。そこにも伝統の継承が行われていることを知って欲しいもの。
本当に、みなさまお世話になりました。今年のお祭り、楽しみにしています!
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