「わ~なんか動き出しそうな文字…」
ミモロが不思議そうに見つめるのは、立体書道です。まだ梅雨が明けず、突然雨がザ~っと降って来る不安定な天気の京都。ミモロも雨の合間を見つけては、お出かけです。
6月24日の午後訪れたのは、昨年12月にミモロが写真展を開催した京都岡崎の神宮道にある「アートギャラリー博宝堂」。
昨年は工事中だったところに立派なマンションが…その隣りが、ギャラリーです。
現在、そこでは「深田虹心 立体書道展」が6月29日(日曜日)まで開催しています。
「どんな企画展なんだろ?」と興味津々のミモロは中を覗きます。窓辺には、木製のオブジェが並んでいます。「なんか不思議な形…??」と。
ギャラリーの中央で、なにか作業しているよう…「こんにちは~ミモロです」と声を掛けながら中へ。
「あ、ミモロちゃんいらっしゃい~」とギャラリーのオーナーの太田さんに迎えられ、さらに奥へ。壁面の展示スペースには、いろいろな作品が並んでいます。
とても不思議な形…「初めまして~」と笑顔で迎えてくださったのは、立体書道家の深田虹心さん。
「あの~なんか不思議な形…芸術的~」とミモロ。
これは、「立体書道」というアート作品。平面である文字を立体にすることで、文字本来がもっている姿を表現。そこには、その文字が作られた時の人の思いなども込められていることが伺えます。京都出身の深田さんは、長らく書道に親しんでいらした時、この立体書道に出会います。師となる山田虹赤先生との出会いに恵まれ、その後、さまざまな作品を製作。ご自身の世界をいっそう大きく広げてゆきます。普通、平面に表される文字を立体にすることで、紙から自由に解き放ち、そこに新たな動きが…。
「これ、馬って文字だって~なんか走り出しそう…
象形文字の本来のルーツが迫ってきます。展示されている作品をひとつひとつ見てゆくと、なにか文字が動き出しそう…。文字の側面を想像したり、いろいろな角度から眺める景色を思いながら作るのだそう。
自然の恵みの木材から生まれる文字には、本当に動き出しそう。
「これは『白』だって~いろんな角度から見ても面白い!」とすっかり心惹かれたミモロです。作品にするのは、古代文字も多く、文字を作り出した人の思いも想像しながら眺めるのも楽しみに…。
「立体書道」には、オブジェのような立体と木に彫りこまれる刻字という分野があります。
木を刻むことで、そこに生まれる自然のパワー。紙に描かれた文字にはない趣が…。
ギャラリーの机に見つけた標示…
「ミモロちゃんも、よかったらワークショップに参加しませんか?」と言われ、「え?!できるの?」と目を輝かします。立像は、製作に彫刻的な技術とセンス、そして製作時間がかなりかかりますが、ミモロのような全く技術がないものでも参加できるのが、「刻字」のワークショップです。
すでにギャラリーでは、参加者が製作中。
「やってみようかな…」と、すっかりやる気になっているミモロです。
参加料は2000円。所要時間は、1時間半くらい…。予定していたワークショップの枠は、すでに予約でいっぱいだそうですが、深田さんが在廊で、時間があれば、ご指導くださるそう。ミモロも実は、予約なしで参加させていただきました。ぜひ、問い合わせをなさっては?
「深田虹心 立体書道展」6月24日~6月29日 11:00~18:00(最終日~17:00)
会場「アートギャラリー博宝堂」京都市左京区岡崎円勝寺町91-99☎075-771-9401
「さぁ、ミモロちゃん、なんの文字、刻みますか?」
ミモロの初の「刻字ワークショップ」が始まります。
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