山科区にある「日本新薬 山科植物資料館」に見学に来ているミモロ。一般的な植物園では、見ることがない珍しい植物に、興味津々。屋外の植物見本園を見学したのち、敷地内の一角にある「大温室」を見学することに…。
すでに一緒にいったみんなは温室の中、ミモロは、急いで中へ入ります。
「わ~ジャングルみたい…」大きな温室の中には、年間を通じ、熱帯の地域に生息する植物が茂ります。
「みんなどこ?」まるでジャングルに迷い込んだような心地になったミモロ。耳を澄ませてみんなの足音を探します。
「あっちだ~」と、さすがネコ…耳はとてもいいようです。
やっとみんなと合流…「よかった迷子になっちゃったかと思った~」。あの~それほどの大きさではないと思うけど…。
「こっち見て~ミモロちゃんの好きなものがあるわよ」と言われて行ってみると
「あ、バナナ・・・でもまだ青いから食べられないね~」と残念そうに…。
「こっちは食べられるのかな~」チョコレートの原料になるカカオです。チョコレートになったものの方がいいんじゃない?
「う、埋もれちゃった~でも、なんか甘い香りがするアイスクリームみたい…~クンクン」
ミモロが茂みに隠れそうになっているのは、バニラです。
茶色の部分がバニラスティック。バニラの産地は、タヒチなど。育っているところは見たことがありませんでした。
「なんか温室の中の植物って、お外のものとかなり違うね~」
「ギャーこれなあに~生きてるの?」とミモロが恐る恐る近づいたのは、砂漠の稀少植物、その名も「キソウテンガイ」。
「なんかグロテスクな感じ~どうしてこういう形してるんだろ?不思議~????」
アフリカ南部の砂漠に自生するとても珍しい裸子植物。たった2枚の葉だけを両脇に伸ばしつづけるのだそう。雌雄別株で、大きなものは、葉が4mにも達するそう。しかも寿命がすごく長く、1000年も2000年も生きているものがあるのだとか。
ここにあるのは、雄株で、京都府立植物園には雌株があり、それが開花したときにここの花粉を受粉したのだそう。人工授粉の結果、見事に果実ができ、種子も取れ、それも成長…日本生まれの2世という珍しい株もあるとか。
「う~あんまりかわいくない…」とミモロは、どうもかみつかれそうな気分になって尻込みします。
熱帯や砂漠の植物は、とても個性的な色や形のものが多く、ミモロが育てる植物とはかなり違います。
温室見学を終えたミモロ…
「こっちのお花が好きかも…」と、ほっとした様子。
ミモロがここを訪れたのは3月中旬のこと。
見本園には、春が感じられます。
「ミモロちゃんこの木しってる?」
大きく聳えた木…
「この木からは、こんなものが作れます…」とミモロの前にサンプルが…。
「あ、コルクじゃないの?ワインの栓にする…」「正解!」
よく目にするワインのコルク栓…こんな大きな木から作られていたんです。
「季節ごとに、めずらしい薬用植物の花が見られますよ…。またぜひ見学にきてください」とミモロたちを案内してくださった社員の方。
*「日本新薬 山科植物資料館」は、平日9:00~17:00まで開館。事前に連絡すると園内のガイドもお願いできます。
詳しい情報はホームページで、どうぞ
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