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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

自然の色を学び、自然の中での瞑想タイム…自然の保全活動をする「ビーバーの山の会」

2025-08-08 | 体験

「久しぶりにお山に入った~気持ちいい~」と、深呼吸するミモロ。

猛暑続きの京都の町から、「少しは涼しいかも…」と訪れたのは、京都左京区最北端の山里久多の「自性寺谷」です。ここは、自然環境の保全や観察活動をする「ビーバー山の会」で、よく訪れている場所です。

この日は、久しぶりの活動日、メンバーの方々と山に入りました。

険しい山ではありませんが、杉やヒノキが茂り、山の間に小川が流れ、それに沿って登ってゆきます。山に入るときは、歩きやすい靴はもちろん、虫やヒルにさされないように、しっかり装備をします。もちろん、水分補給のためのお水も、多めに持っていきました。

「なんか久しぶりだから、山道変わってる~」とミモロ。

前は、山への道が見えていたのに、そこには草が茂り、よくわからなくなっています。

途中、風で倒れたのでしょうか、枝が進む道を遮っています。ミモロ達は、その枝をカットしたり、倒れて道をふさぐ木などを移動させたりしながら、奥へと進みました。

歩くこと15分ほどで、いつも休憩する木製のテラスに到着。「ここ丘の中にあるから、ヒルサイドテラスって呼んでるんだ~」

そこに荷物を下ろし、水分補給。テラスの前には、この山の主のような大きな木が聳えています。「でも、なんか元気ないね~」以前は、緑の葉を空を覆うほど茂らせていたのに…。そう、よく見ると、木には、苔が付き、途中の葉は、シダや他の植物ばかりです。

「枯れちゃうのかな?」と心配するミモロ達。じっと幹を見つめていると、なんと途中から白い煙のようなものが上がっているではありませんか?

それは、まるで木の命が天に昇っていくよう…。その神秘的な景色に、言葉を失いただただ見つめるミモロ達。「もう蘇らないの?」と、植物に詳しいメンバーさんに尋ねます。「う~どうかな?」太い幹から、この木が何年もこの山を見守ってきたことがわかります。きっと多くの虫や動物の暮らしを支えてきたことでしょう。世の中に変化しないものはありません。ミモロたちは、その木に思わず手を合わせ、「ありがとう~」と感謝を。

「さぁ、今日は、山の植物の観察と瞑想タイムを過ごします」と。この日の観察は、特に山に見るさまざまな色に注目!

ミモロは、「こっち行ってみよう~」と、ひとりで山を歩きます。

一人で山を歩くのは、危険。でも、何度も入っている山道であり、メンバーさんたちの姿が見える範囲で歩きます。「クマ除けの鈴も付けてるもん…」と、ミモロが歩くたびに鈴が鳴り、周囲の動物に存在を知らせます。

歩きながら、虫や植物を観察。

 

ときどきヘビや大きなミミズなどに出会うことも…。

また、得意な木登りも…

「ダメだ~苔で滑る…」山には清らかな水が流れ、そこにもいろいろな命が…。

濡れた石で滑らないように注意しながら…

「キャ~冷たい~いい気持ち~ここで水浴びしたいかも…」手を水につけるだけで、暑さが引いてゆきます。

「これなぁに~」と山は、ミモロの好奇心を刺激するものばかり。

実は、この下に小さなヘビが隠れていたのです…。

「さぁ、そろそろ戻ってきて~」との声。

「は~い!」ミモロは「ヒルサイドテラス」に戻ります。この日は、様々な色のチップを見ながら、山の色を楽しみます。「ホラ見て~。日本の伝統色って、自然の色から生まれてるのよ~」

日本の文化が自然と共にあることに改めて興味を抱くミモロです。

そしてこの日は、ミモロが前からしたかった瞑想を行います。

目の前の自然に向かいます。

山の中での20分の瞑想タイム…ひとりでするのは危険なので、安心してできる場所って貴重です。

目を閉じて呼吸を整え過ごす時…次第に山の音が聞こえてきます。葉を渡る風の音、野鳥の囀り、枝が折れる音…さまざま音が聞こえます。「誰かに見られてる感じもする…」とミモロは思っていました。おそらく、鳥や小さな動物、虫などが見ているのでしょう。20分は、すぐ過ぎてゆきました。「気持ちよかったね~」と、初めての瞑想タイムは、ミモロ達にパワーを与えてくれます。「またやりましょうね~」「うん、またやろうね~」と。すっかり山の瞑想タイムが気に入ったよう。

山の時間は、早く過ぎます。お弁当を食べた後、ミモロ達は山を下ります。

15時前にこの日は町へと戻ることに。「また、来月ね~」

ミモロといっしょに自然の観察や保全活動をしませんか?「ビーバーの山の会」では、メンバーを募集しています。ぜひ興味のある方は、1回でも参加してみてください!

*「ビーバーの山の会」の詳しい情報はホームページから

 

 

ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、こちらから聞けます。

https://files.yumenotane.jp/podcast/8-3-4_nekonomimoronokyoutokurasi_20250704.mp3

 

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歴史ある京町家「秦家住宅」での、夏のお茶事…体が蘇る枇杷茶や香木茶など、初めての味わいに感激!

2025-08-01 | 体験

「祇園祭」の設えがされた油小路通にある歴史的町家の「秦家住宅」にお邪魔しているミモロ。

玄関で、キチンと下駄を揃えてお座敷へと上がります。

江戸時代から続いた薬種商の店とお屋敷の中をアチコチここにお住まいの秦さんにご案内頂いた後、ミモロとお友達は、この日、東山の「好日居」のご店主である横山さんによるお茶事に臨みました。

「どうぞゆったりとお過ごしくださいね~」と言われ、正座ができないミモロも足をくずさせていただきました。中国茶など、さまざまなお茶に詳しい横山さんのお茶事は、多くの人を魅了するもの。

「暑いでしょ~まずは、喉を潤していただきましょうね~」と、涼し気なガラスの器に入った枇杷の葉のお茶を…

「枇杷の葉っぱのお茶なの?」と初めて味わうミモロは興味津々。枇杷の葉は、漢方薬でも食あたりや食欲不振を改善するために用いられるもの。

「ちょと苦い感じだけど…なんか胃がスッキリする感じ…食欲が促されるね~」と、夏でも食欲不振とは無縁のミモロですが…。

そして、薬種商であった「秦家」が扱った子供向けの薬「竒應丸」の事を教わります。「どんなお薬だったんだろ?」とミモロ。それは、直径1ミリにも満たない小さな丸薬です。 

キラキラ輝く金の粒は、なんと本物の金をコーティングしたもの。

茶入れのような器に入れて行ったそう。

 

小さな粒のお薬で「子供が飲みやすいかも…」とミモロ。でも、その材料がいずれも貴重なものばかりで、かなり高価であったとも言われます。「今は、金の価格高騰してるから、とても作れないね~」と。そう、現在、他のメーカーで作られている「竒應丸」もコーティングはされていません。

また、薬種のひとつ、ジャコウを含んだ粒を見せて頂きました。レトロな缶にそれは…

開くと、「あ!氷砂糖みたい~」と今にも摘まみそうなミモロ。

「食べちゃダメよ!大変…」と慌てて制するお友達。まるで樟脳のような香りがミモロの鼻へ。でもジャコウは、ストレス解消や鎮静効果などが高く、漢方薬には欠かせず、「竒應丸」にも使われているのだそう。

「さぁ、では、次のお茶へ…」と横山さんがご用意くださったのは、夏の趣たっぷりのガラスの急須に…。その周りには、水が満たされ、そこに愛らしいピンクの花が添えられています。

「このお花は、なんでしょうか?」と。

「え~と…見たことある…」とミモロ。「はい、木登りが得意な動物に因んだ名前が付いてます」と。「木登りが得意?う!ネコ?」確かにミモロも木登りは得意ですが…。「あ、サルスベリですね~」とお友達。ネコスベリではね~。真夏の高木の花ですが、こうして花だけを見ると、なんとも可憐です。

「はい、どうぞ~」と、長い持ち手がある柄杓のような道具に茶器を乗せてミモロの前に…。

「ワ~炉端焼きみたい~」と思わずミモロ。趣あるおもてなしに、失礼な発言…申し訳ありません。味わい深いウーロン茶…「美味しいね~」とミモロもニッコリ。

お茶の間に、甘酒のデザートも頂きました。

「では、今日の〆に…特別なお茶をお出しします~」と横山さん。「なんだろう?」

器につがれたのは、黒い木片が浮いているような急須のお茶です。

丸1日くらい水で出すお茶で、「なんかちょっと苦みが口に広がる…なんだろ?」

お友達も首をかしげます。その正体は…なんと香木…

「蘭奢待(らんじゃたい)?!」と思わずミモロ。「そんなはずないでしょ!」と周囲に笑いが…。この香木も長い時を経て生まれたもの。とても貴重なもの…。「香木ってお茶が出るんだ~」と驚くミモロ。かすかに香りが水にうつり、独特な味わいが…。使った欠片は、乾かして、再び使用するそう。

本当に貴重な体験をさせて頂きました。「蘭奢待でもお茶飲めるのかな?」とミモロの想像は広がります。

素敵なお茶事に伺えたミモロ。「本当にありがとうございました。また伺います」と、秦さんと横山さんにお礼を言い、手を振ってお別れを…

猛暑の今年の「祇園祭」。ミモロにとっては、素敵な出会いや経験がそこに…

 

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京の歴史ある町家「秦家」で過ごす夏の午後。涼を誘い、体を癒すお茶を頂くひとときへ

2025-07-31 | 体験

「祇園祭」の後祭りが行われる京の町。ミモロは、お友達といっしょにお茶会に出かけました。

3人で伺ったのは、下京区の油小路通にある「秦家住宅」です。「すごく歴史がある町家だね~」と、以前、一度、公開されているときに伺ったことがあるミモロです。

「ごめんくださ~い」と声を掛けながら、中へ進みます。

一歩中に入ると、そこは時間が止まったよう…「江戸時代のお家みたい~」と思うミモロですが、現在の家屋は、幕末の大火で焼失し、明治2年に再建されたもの。でも、昔の姿を今に伝えているのです。

入口から続く和室は、かつてお店だったところ。

どうぞ、お上がりください~」との声に従い、下駄を揃えてお邪魔します。

そもそも、江戸時代の1670年に、秦家のご先祖が、この地に屋敷を購入。1700年代に初代となる松屋與兵衛が、薬種商をはじめ、小児薬「竒應丸(きおうがん)」の製造卸で知られるようになります。

「竒應丸って、子供の夜泣きやかんの虫のお薬でしょ?」と名前を聞いたことがあるミモロ。その原型は、8世紀に渡来した鑑真和上によってもたらされたと伝えられます。(諸説ありますが…)。秦家では、1987年の12代当主の時代まで、「太子山竒應丸」として、製造販売をなさっていたのです。

「子供の健康を守り続けたお家なんだね~」と。今のように医学が発展していない時代、この薬は、多くの子供たちを救ったことでしょう。

「お邪魔しま~す」ミモロは、奥へと進みます。

お茶会の前に、ちょっとお家を拝見。現在は、夏の設えが施されています。

「お家拝見していいですか?」と、秦さんにご挨拶の後に、ご許可をいただき、あちこちへ。

「あの~エアコンないんですか?」と、猛暑の京都ですが、それらしきものはありません。「はい、扇風機だけ…」と秦さん。「あ、そうなんだ~」と、汗を拭くミモロです。

建物の間には、庭が涼を誘います

また、座敷の床の間の花や御軸を…「夏だね~」といいながら拝見。

至る所に、夏の風情が漂っています。「目で涼しさを味わうんだ~」と。

軒のかかる簾…その竹の細さは、今まで見た簾の中で一番細いもの。

簾を透かして見る景色は、簾の存在を忘れさせるほど。

「どの建具も繊細な感じ~これ、竹なんですか?」と、あまりの細さに驚くミモロ。

歴史あるお家の維持は、本当に大変。歳月を重ね、劣化する部分の修復は、その材料を見つけることすら困難になっているそう。

「あの~お部屋いくつあるんですか?」と伺うと、「そうですね~たぶん20近くになると思います」と秦さん。「え~そんなにあるの?うちは、2DKで、それでもお掃除大変だってママ言ってるのに…」と、あのね~それは余分でしょ!

できるだけ、この家の良さを活かし、手を加えずに暮らしていらっしゃる秦さん。まさに京都の文化と暮らしを、未来に引き継ぐお役目を担っていらっしゃいます。

多くの方々のご支援とご協力が、必要…。現在、「京町家 秦家の暮らし」という長編ドキュメンタリー映画の製作が進んでいます。

「ミモロちゃん、さぁ、お茶頂きましょう~」「は~い!」   つづく・・・

 

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京都の夏を代表する食材「鱧(はも)」を学び、味わう。「大正大学京都アカデミア」での「京都の食文化を楽しむ会」

2025-07-27 | 体験

祇園祭の時期の京都の料理と言えば「鱧料理」。それを学び、味わう会が「大正大学京都アカデミア」で行われました。

さまざまな文化講座を開講している「大正大学京都アカデミア」。

ミモロも、すでに何度も参加しています。誰でも参加できる講座で、ミモロが特に好きなのは、食べ物が味わえるもの。「今回は、鱧だって!絶対参加するんだ~」と、早々に申し込みを。

7月25日に行われた「京都の食文化を楽しむ会」(鱧祭り編)は、定員15名、参加費は3500円です。

「祇園祭の時期だから、浴衣で行こう…」と張り切って出かけました。

この講座の講師は、京都中央市場にほど近い七条通りの商店街の会長で、創業100余年のご実家の魚屋「魚晴」の五代目店主の岸田智之さん。

東京新橋の料亭で板前の腕を磨き、実家に戻られ、さらに活躍の場を広げていらっしゃいます。

「今日は、鱧のお料理頂けるんだ~」と期待に胸を膨らませながら、一番前の席で、まずは「鱧」に関して学びます。

東京にいるときは、ほとんど食べたことがなかった「鱧」。でも、京都の夏と言えば…まずは思うのが「鱧」なのです。主な産地は、瀬戸内海。

海に遠い京都でも、うなぎと同じ仲間で、皮膚呼吸ができる「鱧」は、生きたまま京都に到着でき、鮮度が保たれるのです。

「でも、家庭で料理するのむずかしいそう…」とミモロ。そう、「鱧」を調理するうえでの最大の問題は、その骨の多さにあります。

頭からシッポの先まで、細かい骨がビッシリ。しかも、結構しっかりした骨なので、「鮎」のようにそのまま食べるのは、無理。そこで、京都の料理人たちは、この骨を包丁で、切断する「骨切り」の技を施すという工夫を…。かつてなんとその技術ができるのは、京都の料理人しかいなかったそう。

講座でプロジェクターで映し出された画像には、たくさんの骨。

その数3000本とも…。「この画像を作った人もすごいね~」と変なところに感心するミモロでした。

ともかく、「骨切り」は、1センチの幅に8回包丁を入れるそう。また包丁の角度も大切なポイントなのだそう。

「うちの庖丁じゃ切れないね~」と余計なことをいうミモロ。

大量に「鱧」を扱うところでは、機械で骨切りがされますが、その庖丁の角度は、「鱧」によって変えることはできないと…。「AIが発達したら、調整できる機械も生まれるかも…」とミモロ。でも、そこまで開発されるかは疑問です。

「鱧」が美味しい時期は、脂がのった夏の産卵期と初秋の頃と岸田さん。なんでも魚は、年に2回美味しくなる時期があるそうです。

「みなさんは、鱧というと、おとしで召し上がるのが多いでしょうが、いろいろな味わい方があるんですよ」と、岸田さん。そこで、今回、講座の〆に頂くのは、岸田さんおすすめの品々です。

「これ全部食べられるの…キャ~嬉しい」と、思わず笑みを浮かべるミモロ。

 テーブルには、料理が用意されました。

「鱧の山椒煮」「鱧の炙り」と共に、「鱧のおとし バジル・オリーブオイル和え」「鱧のフライ」など、味わったことがない料理もいろいろ並んでいます。

 

「鱧は、西洋風の味付けでも、なかなか美味しんです」と。また「鱧の混ぜご飯」も

「どれも美味しそう…」参加者は、各自のお盆の上に料理を取ってゆきます。

「こうい風に取るのね~」と見本を見るミモロ。

でも、お皿から取り分けたミモロのお盆には、余白がないほど、たくさんの料理…

「だって、美味しそうなんだもの…キャ~鱧づくしだよ~」と、嬉しそう。

食べたことがない鱧の料理に舌鼓。「こういう講座大好き!」と。

祇園祭が納められる31日も、もうすぐ…。連日の猛暑にも、ミモロの食欲は衰えることはありません。

*「大正大学京都アカデミア」京都市東山区東大路通新門前松原町292 ☎075-744-1261

 

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2025年ミモロの「祇園祭」。「後祭」の「大船鉾」でのご奉仕へ。暑くてもおもてなしの心を忘れずに…

2025-07-23 | 体験

「さぁ、今日から『大船鉾』でのご奉仕活動スタート!今年もがんばるぞ~!」

 

毎年、「祇園祭」の「後祭」でご奉仕をしているミモロ。今年は、夕方から夜にかけての時間帯を担当しました。

「大船鉾」に行く前に、途中、「後祭」の山鉾を見学します。 

「ここ、黒主山だね~」と、会所の中にいらっしゃるご祭神は、平安時代の歌人の大伴黒主。

会所には、前掛など、さまざまな見事な織物が展示されています。この時期しか見ることができない品々が、訪れる人を魅了します。

「去年も来た子ですね~」と、ミモロを覚えていてくださった会所のみなさん。

「黒主山」のシンボルカラーは黒。Tシャツやトートバックなど、素敵な雑貨も種類豊富に揃っています。

また「祇園祭」の楽しみは、浴衣をはじめ、和装雑貨などのお店がテントを出し、お買い得な品々にも出会えること。

「これ可愛いよね~」と、ミモロも大切に持っているのは、つまみ細工のアクセサリー。

店先の品を熱心に見ているミモロを見つけた女将。「あ!ミモロちゃん~久しぶりです。お変わりなく…」と嬉しそうに抱っこしてくださいました。

紫野の「大徳寺」の東側にお店がある「おはりばこ」です。以前、友禅の着物に合わせ、素敵な髪飾りを作ってくださったお店です。そこでは、つまみ細工体験などもでき、京都旅の素敵な思い出作りをなさる方も多いのです。

「これ、似合うわね~」とミモロの耳に。

クリップのタイプもいろいろあり、「うん、これなら、お耳痛くない…」と。愛らしいつまみ細工は、和装以外にもアクセントで…。

「後祭」の山鉾は11基。「前祭」のように露店が少ないため、巡る範囲も広くなく、落ち着いた雰囲気の中で、それぞれの山鉾へお詣りできるのです。

「あ、もう行かなくちゃ!」と、集合時間が迫り、急いで「大船鉾」が建つ新町通へ向かいました。

 

20日に鉾建てが完了。今年は、大きな黄金の幣が船の舳先を飾ります。

「ミモロ、来ました~」と、奉仕活動を取り仕切る「NPO法人都草」の役員さんのところへ。

「はい、今年もがんばってくださいね~ミモロちゃんは、もう何度もご奉仕しているから、いろいろ目を配ってください~」と。「まかせてください!」と、ベテランになっているミモロです。

21日も猛暑の京都、動かなくても汗がジワ~っと。でも、みんな笑顔の「都草」のメンバーさん。「久しぶりですね~今年も頑張ろうね!」と、再会を確認。

 

ミモロのこの日の担当は、会所の1階です。授与するお守りや厄除け粽が並んでいます。

 

ミモロは、そこに座る前に…急いで2階へ。「こんにちは~」と挨拶するのは、黄金の龍頭。

今年は、会所でお留守番です。「はい、こんにちは~ミモロちゃん、今年も頑張ってくださいね~」と、ミモロだけに聞こえる龍頭の声が…。

2階へは、拝観券500円で上がれます。そこでは、前掛けなどの展示の鑑賞をはじめ、鉾にも乗ることができます。

「もう行くね~またね~」と龍頭に挨拶して1階へ戻ります。そんなミモロを優しく見守る龍頭です。

会所の一階で、ミモロは、「ようお詣りされました~厄除け粽、どうですか~」と、京都弁のアクセントで呼びかけます。

普段は、東京言葉のミモロですが、「京都弁の方が、観光客喜ぶでしょ!アクセント自信ないけど、まぁ、それっぽく聞こえます。

「ミモロちゃん、ここにいたのね~」と、東京からのお友達ご夫妻。

小さなミモロを見つけてくれました。「厄除け粽お願いします」と言われ、「はい、1000円お納めください~」と言って、授与します。

「あ、去年の粽、持ってくるの忘れちゃった~」とお友達。「来年、お持ちいただいてもいいですが、近くの神社の古いお札を納めるところでも大丈夫です」と説明。

会所の1階で、ご奉仕すること2時間…「ミモロちゃん、夕ご飯にいってください」と言われ、「は~い!待ってました!」と、ボランティアの食事処になっている「矢尾定」さんへ。そこで、お弁当に頂きました。

しっかりお弁当に頂き、さぁ、後半へ。ミモロのご奉仕は21時半まで続きます。「今から、どんなお友達来てくれるかな?」と楽しみにしながら、再び持ち場へ戻ったミモロです。

*本日23日、ミモロは、16:30~21:30に「大船鉾」にいます。ぜひ会いに来てください!

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