「久しぶりにお山に入った~気持ちいい~」と、深呼吸するミモロ。
猛暑続きの京都の町から、「少しは涼しいかも…」と訪れたのは、京都左京区最北端の山里久多の「自性寺谷」です。ここは、自然環境の保全や観察活動をする「ビーバー山の会」で、よく訪れている場所です。
この日は、久しぶりの活動日、メンバーの方々と山に入りました。
険しい山ではありませんが、杉やヒノキが茂り、山の間に小川が流れ、それに沿って登ってゆきます。山に入るときは、歩きやすい靴はもちろん、虫やヒルにさされないように、しっかり装備をします。もちろん、水分補給のためのお水も、多めに持っていきました。
「なんか久しぶりだから、山道変わってる~」とミモロ。
前は、山への道が見えていたのに、そこには草が茂り、よくわからなくなっています。
途中、風で倒れたのでしょうか、枝が進む道を遮っています。ミモロ達は、その枝をカットしたり、倒れて道をふさぐ木などを移動させたりしながら、奥へと進みました。
歩くこと15分ほどで、いつも休憩する木製のテラスに到着。「ここ丘の中にあるから、ヒルサイドテラスって呼んでるんだ~」
そこに荷物を下ろし、水分補給。テラスの前には、この山の主のような大きな木が聳えています。「でも、なんか元気ないね~」以前は、緑の葉を空を覆うほど茂らせていたのに…。そう、よく見ると、木には、苔が付き、途中の葉は、シダや他の植物ばかりです。
「枯れちゃうのかな?」と心配するミモロ達。じっと幹を見つめていると、なんと途中から白い煙のようなものが上がっているではありませんか?
それは、まるで木の命が天に昇っていくよう…。その神秘的な景色に、言葉を失いただただ見つめるミモロ達。「もう蘇らないの?」と、植物に詳しいメンバーさんに尋ねます。「う~どうかな?」太い幹から、この木が何年もこの山を見守ってきたことがわかります。きっと多くの虫や動物の暮らしを支えてきたことでしょう。世の中に変化しないものはありません。ミモロたちは、その木に思わず手を合わせ、「ありがとう~」と感謝を。
「さぁ、今日は、山の植物の観察と瞑想タイムを過ごします」と。この日の観察は、特に山に見るさまざまな色に注目!
ミモロは、「こっち行ってみよう~」と、ひとりで山を歩きます。
一人で山を歩くのは、危険。でも、何度も入っている山道であり、メンバーさんたちの姿が見える範囲で歩きます。「クマ除けの鈴も付けてるもん…」と、ミモロが歩くたびに鈴が鳴り、周囲の動物に存在を知らせます。
歩きながら、虫や植物を観察。
ときどきヘビや大きなミミズなどに出会うことも…。
また、得意な木登りも…
「ダメだ~苔で滑る…」山には清らかな水が流れ、そこにもいろいろな命が…。
濡れた石で滑らないように注意しながら…
「キャ~冷たい~いい気持ち~ここで水浴びしたいかも…」手を水につけるだけで、暑さが引いてゆきます。
「これなぁに~」と山は、ミモロの好奇心を刺激するものばかり。
実は、この下に小さなヘビが隠れていたのです…。
「さぁ、そろそろ戻ってきて~」との声。
「は~い!」ミモロは「ヒルサイドテラス」に戻ります。この日は、様々な色のチップを見ながら、山の色を楽しみます。「ホラ見て~。日本の伝統色って、自然の色から生まれてるのよ~」
日本の文化が自然と共にあることに改めて興味を抱くミモロです。
そしてこの日は、ミモロが前からしたかった瞑想を行います。
目の前の自然に向かいます。
山の中での20分の瞑想タイム…ひとりでするのは危険なので、安心してできる場所って貴重です。
目を閉じて呼吸を整え過ごす時…次第に山の音が聞こえてきます。葉を渡る風の音、野鳥の囀り、枝が折れる音…さまざま音が聞こえます。「誰かに見られてる感じもする…」とミモロは思っていました。おそらく、鳥や小さな動物、虫などが見ているのでしょう。20分は、すぐ過ぎてゆきました。「気持ちよかったね~」と、初めての瞑想タイムは、ミモロ達にパワーを与えてくれます。「またやりましょうね~」「うん、またやろうね~」と。すっかり山の瞑想タイムが気に入ったよう。
山の時間は、早く過ぎます。お弁当を食べた後、ミモロ達は山を下ります。
15時前にこの日は町へと戻ることに。「また、来月ね~」
ミモロといっしょに自然の観察や保全活動をしませんか?「ビーバーの山の会」では、メンバーを募集しています。ぜひ興味のある方は、1回でも参加してみてください!
*「ビーバーの山の会」の詳しい情報はホームページから
ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、こちらから聞けます。
https://files.yumenotane.jp/podcast/8-3-4_nekonomimoronokyoutokurasi_20250704.mp3
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