5月18日、ミモロは、「御霊神社」の神輿の追っかけをしていました。
京都の祭りといえば、「葵祭」「祇園祭」「時代祭」と言われますが、ほかにも見逃せない、立派な祭りがいろいろあるのです。「観光客の人たちも、そういう祭りを見るのも楽しいのにね~」と、京都に住むミモロはつくづく思います。
特に、5月と10月は、京都各所での祭りのラッシュ。「とても全部見物できない~」とミモロが嘆くほど、見たい祭が重なります。
「御霊神社」の祭もそのひとつ。江戸初期に作られたという「今出川口」の神輿をはじめ、歴史ある豪華な神輿が揃います。
さて、京都でも珍しい御所への参内を行う「御霊祭」。それらの神輿は、再び氏子町の巡行へ、寺町通や河原町通を進みます。
ミモロは、お友達といっしょに河原町と今出川の交差点付近で、神輿の到着を待つことに。
「そろそろ到着するんじゃない?」今出川通の交通規制が始まりました。河原町通を先頭に、烏丸通までずらりと並ぶ車。
いよいよ交差点に神輿が到着。
はじめに姿を現したのは「今出川口」の神輿。江戸初期に、後水尾天皇から先代の後陽成天皇の鳳輦をいただき神輿にしたもの。すでに400歳を超える神輿です。
交差点では、差し上げが行われ、周囲の見物人から拍手が沸き起こります。
見物していると、「あ、ミモロちゃん、前も会ったよね~」と声をかけてくれる方。
「はい、前にも御霊神社で会ったかも…」さすがミモロ、一度会ったら覚えてもらえる得な容姿。
交差点から神輿は、出町柳の枡形商店街のアーケードを抜けて、「御霊神社」へと戻ります。
ミモロは先回りしてアーケードで神輿を待ちます。
「ミモロちゃん~」上を見上げると、前に伺った「高橋盛香堂」というお線香やあられのお店の方が2階から手を振っています。ミモロもうれしそうに手を振ります。
「あ、神輿の先導する子供達の行列が始まった~」とミモロもちょっと参加
平日のこの日、夕方になり下校した子供達も祭りに加わります。
「わ~来たよ~」神輿がアーケードに入ってきました。商店街のシャッターの前にいたミモロは、押し寄せる担ぎ手の男たちに押しつぶされそうに…。「ここに立ってちゃ、危ない…」と別の空間に移動します。
次々に到着する神輿。
「う~今度も危なかった~」ミモロ、近くに行きすぎ~。「だって、迫力あるんだもの…近い方が…」
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ~」の掛け声がアーケードに響き始めました。「末廣会」の神輿の到着です。
「すごいね~」と、どの神輿を見ても、感激するミモロ。
「あ~行っちゃった~」ミモロは、ここで神輿とお別れ、今回は、神社までは行かずにお家に戻ることに…。
「楽しかったね~えらいやっちゃ、えらいやっちゃ~」ともらった団扇を振りながら、鴨川の橋を渡ります。
そんなに楽しかったんだ~
鴨川にはすでに夕闇が迫って、北の山々がシルエットとなっていました。
「あ~お祭り見物おわっちゃった~」
祭りの後の寂しさがミモロに迫っているようです。「明日もいいお天気だね~」
ミモロを追いかけるように迫る夜…家路に向かう足取りも自ずと速くなっていきました。
*「御霊神社」の詳しい情報はホームページで
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