ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都での会期終了迫る『ハンブルク浮世絵コレクション展』へ。

2011-08-31 | 旅行
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8月も終わる頃、「ワー大変!もうすぐハンブルク浮世絵コレクション展が終わっちゃう!」とミモロ。
前期は、開催間もなく出かけたのに、後記は、まだまだ時間があるとのんびり構えていたミモロです。

行こうと思っていた展覧会が、気が付くと終わってたってことありませんか?
ミモロもそうなる一歩手前の状態に。


京都 相国寺承天閣美術館で開催されている『ハンブルク浮世絵展コレクション展』は、
9月11日(日曜日)が最終日。
春信、歌麿、写楽、北斎、広重、国芳など、浮世絵の人気絵師たちの作品を含む200点が、里帰りし、京都でも話題の展覧会です。まだ見てない方は、どうぞお急ぎくださいね。



「うー間に合ってよかった・・・・」

ミモロは、足早に美術館へ向かいます。


というのは、ミモロが、承天閣美術館に到着したのは、4時過ぎ。美術館は5時までで、最終入場は4時30分です。まさにギリギリの時間。

汗を拭き拭き、会場に入ると、思ったより入場者は、少なめ。
受付の方に伺うと、
「4時を過ぎると、人出は少なくなりますよ」とのこと。

のんびり時間をかけて見ることはできませんが、人が少なく、作品を十分見ることができ、
4時以降は、ちょっとした穴場時間かも・・・・。
「よかったー。ひとつひとつよく見えるね」ミモロは音声ガイドを借りて、見て回ります。


やがて、閉館を告げる蛍の光の曲が流れ始めました。出口に急ぎ、売店で、急いでお気に入りの浮世絵の絵葉書を購入します。

今回、ミモロが興味をもったのは、

葛飾北斎の「百物語(さらやしき)」。
「オバケはちょっと怖いけど・・・でも、なんかユーモラスな感じ・・・」
北斎らしい洒脱な表現が秀逸です。背景のブルーのグラデーションには吸い込まれるよう。
そして首の部分は皿になっていて、藍色で描かれた柄は、洋風な気がします。

もうひとつは、
東洲斎写楽の役者絵です。「キレイな人だね。色がすごく素敵!」
デフォルメされた表現は写楽ならでは。背景の銀が、白い役者の顔を際立たせます。

でも、本当は一番感激したのは、
歌川国芳の下絵です。デッサンというのでしょうか、サラサラと描いた下絵は、躍動感があり、まるで洋画のデッザンをも思わせます。普段見ることができない下絵。現存するものも、非常に稀だそう。残念ながら絵葉書にはなっていませんでした。


「閉館ギリギリだったけど、見られてよかった・・・」と、ホッとするミモロです。

美術館の玄関脇には、大きな灯籠が。
不思議な動物が、支えているみたい。ミモロもマネてみることに。


境内には、いろいろな灯籠がオブジェのように点在しています。
広い境内は、散歩にぴったりの場所。
松の木が多い境内ですが、秋、楓の紅葉が、松の緑の間に鮮やかな景色を作ります。

「ちょっと境内をお散歩しよう」と、ミモロは、トコトコ歩き出しました。

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苔の緑が清々しい高桐院へ。待ち遠しい秋の特別公開の大徳寺の塔頭

2011-08-30 | 旅行
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京都北西部、紫野に位置する大徳寺で、思いがけず坐禅体験ができたミモロ。
「心も体もスッキリした感じ・・・・気持ちいいねぇ」。足のしびれも消え、足取り軽く広大な境内の散策を続けます。



朝は、まだ人影ももまばら、澄んだ空気が境内に満ちています。

大徳寺は、茶の湯の世界にゆかりが深く、千利休をはじめ、多くの茶人が訪れています。
塔頭では、茶会が開かれることもしばしば。
「今日も、茶会があるみたい・・・」
夏の和服を召した方々の凛とした姿も。

広大な境内には、利休が秀吉の怒りをかったという、自分の木像を安置した三門をはじめ、数多くの重要文化財や国宝が点在しています。さらに織田信長が建立した黄梅院、大友宗麟が建立した瑞峰院、一休ゆかりの寺院で村田珠光作といわれる庭園のある真珠庵など、21ある塔頭は、それぞれ歴史上の人物に関係する、まさに日本史の教科書をたどるよう。

歴史好きには、見逃せない寺院です。

ただし、常時拝観可能なのは、龍源院、瑞峰院、大仙院、高桐院の4か所。
またこの秋期間限定で特別公開されるのは、真珠庵、聚光院、蓬莱庵などです。

「わー秋の公開が待ち遠しいね。この秋も忙しいねぇ・・・」ミモロの秋の予定もいっぱいになるほど、京都には、見逃せない寺社などの特別公開が目白押しです。



ミモロが坐禅をした場所は、境内の奥の方。お腹が空いたミモロは、出口方向へと戻ります。
途中、見つけたザクロの実。「ザクロって子宝の象徴だよねー。甘いのかな・・・」
お腹が空いているので、なんでも食べたくなるミモロです。

道沿いに進むと、高桐院の門前に。
「ちょっとだけ中を覗いてみよう・・・」

まだ公開時間には早く、残念ながらお庭の拝観はできませんでしたが、美しいアプローチは鑑賞できました。


今は、苔と竹の緑が際立つ道も、秋ともなれば、周囲の楓が色づいて、苔や石畳の道に散り落ちる景色は、よくポスターなどでも見る日本らしさ満点の美しさ。

ここ高桐院は、細川家ゆかりの寺。戦国大名、細川忠興や妻、ガラシャの墓もここに。また出雲阿国と伝えられる墓もあります。本堂前の庭の紅葉は、見惚れるほどの美しさ。心洗われるひとときが過ごせます。

「アラ、こんなところにキノコが生えてる・・・」
緑の苔に小さなキノコを見つけました。

「これ食べられるかな?」じっと見つめるミモロです。

もう、わかりました。さぁ早く朝ご飯を食べに行きましょうね・・・・。




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大徳寺へ、座禅体験に。京都で心の修練だけでなく、体にもいい座禅

2011-08-29 | 旅行
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みなさんは、坐禅をしたことがありますか?

坐禅というと、じっと長い時間、静かに座って、時々、お坊さんが、木の棒で、肩をたたき、喝を入れる・・・そんなイメージを抱く人も多いはず。
でも、長い歴史を経ても、坐禅をする人が多いということを考えると、きっと坐禅には、体験してみないとわからない魅力や効果があるのでは、と思います。


坐禅を修行のひとつとする禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)が、日本に伝わったのは、鎌倉時代と言われます。(すでに平安時代には、伝わっていたという説もありますが)

京都には、その総本山が、一堂にそろっています。そのため、坐禅体験の場も多くあり、初めてという人も気軽に参加できる機会もいろいろ。

「京都にいるなら、ぜひ座禅をいろいろなお寺でやってみたい!」とミモロ。

よく早朝のお散歩に行く南禅寺、金澤祥子さんの書展を開催した建仁寺、ハンブルグ浮世絵展を開催中の相国寺、重森三玲の庭園のある東福寺など、以前、ミモロが訪れた寺も皆、禅宗に属する寺なので、座禅を体験することができます。(座禅体験ができる日程などは、それぞれのお寺のホームページを検索してください)


今回、ミモロは、京都の北西、紫野に位置する大徳寺に出かけます。


臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺は、鎌倉末期(1319年)に、大燈国師により創建され、応仁の乱で戦火に見舞われ荒廃。その後、一休禅師により復興しました。

「あの一休さんが復興させたお寺なの?」。ミモロの頭の中には、アニメの一休さんの顔を浮かびます。

大徳寺は、信長、秀吉、千利休、細川忠興、小堀遠州、古田織部など、歴史の教科書に登場するそうそうたる人物と深い関わりがあるお寺です。

広大な敷地には、21もの塔頭があり、それぞれを美しく整えられた道が結びます。

「あれ?どこを行けばいいんだろ?迷っちゃったみたい・・・」、ミモロは境内をウロウロ。

あまりに広いため、初めて訪れる人は迷うこともしばしば。

「ともかく道に沿って歩いてみよう・・・」とミモロは、寺の奥へと進みます。


境内をウロウロしていると、どこかに行こうとしている家族連れが・・・。
道に迷ったミモロは、ともかく、その後をついてゆくことに。
すると、あるひとつの塔頭付近で突然姿を見失います。
「あれ?どこにいっちゃったんだろ?」。ミモロがキョロキョロ辺りを見回すと、
「ZAZEN」とアルファベットで書かれた表示を見つけます。
「もしかして、坐禅をしに行くのかな?」
ミモロは、その表示に導かれるように、小路へと進みます。
しばらく進むと、外国の方が、お掃除をしています。

「あのーここで坐禅ができるんですか?」とミモロは恐る恐る尋ねると、
「そうこの奥で始まります。どうぞ参加してください」とのお返事。

門をくぐると、苔の生えたお庭で、先ほどの家族連れが、坐禅のはじまる時を待っていました。


「あ、ここが坐禅をする場所だー」。坐禅堂には、座禅用の座布団が並んでいます。


ミモロが、思いがけず、導かれるように訪れたのは、「龍泉庵」という塔頭。
そもそもこの塔頭は、戦後荒廃していたところ、禅を広く海外の人にも学んでほしいという外国人女性ルース・ササキの寄贈により、坐禅堂を1951年に作ったそう。先ほど会った外国の方も、ここで禅を学ぶ方だったんです。そのため坐禅の参加者には、外国の人も多く、英語での説明もされるそう。
(ミモロが訪れた時は、初体験の外国の方はいらっしゃらなかったので、英語の説明は無しでした)

坐禅初心者のミモロは、皆がするように、マネながら、いよいよ坐禅堂に入ります。
「ちょっとドキドキする・・・・」ミモロの表情に緊張が・・・。

ではここで、
<初心者のミモロが学ぶ坐禅の仕方>を。
・本堂に入ったら、まず、合掌しながら一礼。
・座る座布団の前に立ち、座布団を背に合掌一礼を。
・座布団の前にある木の部分を踏まないようにしながら、着席。
・二つ折りにされた座布団に、お尻を掛ける感じで座る。(二つ折りの座布団にドカーっと座らない。お尻を高くすることで、きちんとした姿勢を保ちやすくなります)
・右足を下に、その上に左足をのせ、膝を座布団に着け、安定させる。
・背筋を伸ばし、肩の力を抜いて、腕を前に。
・手のひらを上に向け、右手を下に、その上に重ねるように左手をのせ、両親指を合わせる。
・目は、半眼の状態に。(目を閉じないように・・・寝てしまってはダメですよ!)

・呼吸は、鼻から。ゆっくり吸って、ゆっくり吐く。長い呼吸を。

・ともかく呼吸に神経を集中させる。そのために呼吸の数をゆっくり数える。



「うー呼吸に集中できないよー」と、ミモロは困惑気味。

初心者には、まず長い呼吸をするのが難しいもの。日ごろ、いかに浅い呼吸をしているかわかります。
ヨガでも太極拳でも、呼吸が基本。坐禅は、まさにその究極です。

「深い呼吸をすると体にいいんだよねぇー。体内細胞がよみがえってくるみたい・・・」

1回の坐禅は、1本のお線香が燃え尽きる間行われます。
たぶん20分から30分の間だと思います。(坐禅では腕時計は外します)
途中、ちょっと休憩があり、しびれた足を伸ばしたり。
その後、肩を薄い板で叩く警策(きょうさく)を受けることができる後半に進みます。

ミモロも合掌して、警策を受けます。バシバシ・・・板の音が響きます。
「うーちょっと痛いけど、なんか気持ちのいい痛み・・・。肩の血流が活発になっているみたい・・・」
ミモロの神経は、その肩の痛みに集中します。その痛みを軽減するように、全身の細胞ががんばっているみたい。とても不思議な感覚です。


坐禅を終えて。最後に般若心経を皆で唱和します。
ミモロは、渡された般若心経が書かれた紙を持ち、「摩訶般若波羅蜜多心経・・・」のところまでは唱和できましたが、それ以降は文字を目で追うだけで精一杯。
向かい側に座っている外国の方は、暗唱していて、スラスラと唱和しています。
「すごいー」ミモロはただただ感心するばかり。

坐禅堂を出ると、脇に「DONATION BOX」と書かれた志を納める箱が。
ミモロも心ばかり納めて、塔頭を後にしました。

「足がしびれたけど、なんか気分はいい感じ。頭もスッキリ・・・なんか癖になりそう」とミモロ。
でも、最後の方は、お腹が鳴っていました。
「あれ?お腹が鳴ったの聞えちゃった?恥ずかしいー。ホントはね、最後の方は、朝ご飯に何を食べようかってことばかり頭に浮かんじゃったの。だって坐禅するとお腹が空くんだものー。早く朝食を食べたいなぁー」
ミモロには、無の状態への到達は、永遠に無理そうです。

最近、坐禅には、若い人の参加者が多く、驚きます。
1日だけの参加も可能なところがほとんど。観光で京都に来た人も、1日くらい早起きして、いろいろな寺で行われる坐禅会に参加してみてはいかがでしょう。

はじめにも書きましたが、
坐禅会の詳しい情報は、各お寺のホームページなどで検索してください。
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老舗のとうふ屋さんが作ったおどんぶり。とうふの美味しさ満載の「とようけ丼」に舌鼓!

2011-08-28 | 旅行
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京都は、名水の宝庫。昔から、その美味しいお水を使いさまざまな食材が生まれています。
そのひとつが、おとうふ。「京都のお豆腐は美味しい!」との評判から、観光スポットには、
庭を眺めながら湯豆腐がいただけるお店がガイドブックにもよく登場しています。

なめらかな舌触りのとうふや厚揚げ、飛龍頭(ひろうす)は、京料理には、欠かせない食材。
京都に来たら、一度は、味わいたい料理です。

数あるとうふ店の中で、京都の西部に位置する西陣に、
明治30年創業した京とうふ一筋に歩んできた「とようけ屋」。

そこでとうふを使ったオリジナルのお丼がいただけると聞き、ミモロはさっそく出かけます。

おとうふ大好きなミモロ。大豆には、プロテインがいっぱい含まれていて、女性の若さを保つには
欠かせないもの。「そう、だからミモロも大好きなの・・・・」


ミモロがやってきたのは、「とようけ屋」のとうふを存分に味わえる食事処がある「とようけ茶屋」。
北野天満宮のすぐ近くに、平成4年に生まれたお店です。

1階は、とうふをはじめ、ひろうす、揚げなどが並ぶ売店。

「いろんな種類のおとうふ製品があるんだねー」と、ミモロは、ガラスケースを覗きます。

ひと昔前まで、とうふの種類といえば、せいぜい絹ごし、木綿、焼き豆腐ぐらいしか思い浮かばなかったもの。でも、今は、料理によってとうふの種類を使い分けるほど、そのバラエテイーは豊富に。
また、ゆず、紫蘇、ゴマなどを入れたとうふも、料理の幅を広げます。

「2階と3階が食事処になってますから、ぜひ食べてみてください」と
にこやかにおっしゃる社長の山本さん。
「ネコのキャラクターのTシャツがカワイイ!」とミモロは、急激に親近感を覚えたよう。

そもそも食事処を作ったのは、修学旅行生や観光客が、店に並ぶ美味しそうなとうふを味わいたいという要望からと話される山本さん。
「おうちまで、持って帰れない人も、食事処があれば、食べられるもんね。うれしいよね・・・」

ミモロは、トコトコと階段を上がり、2階へ。

「何にしようかな?」メニューには、とうふの美味しさを活かしたオリジナル丼が並びます。
まず、ミモロが注文したのは、「とようけ丼」。

絹豆腐をあらめに切り、少量の油揚の甘煮、シイタケ、九条ネギなどを加え、だしで煮込んだものが、たっぷりかかった丼です。

「さすがとうふの専門店が作った丼だけに、豆腐の美味しさも格別。山椒がピリリときいた味がたまらないねぇ」とミモロは、すごく気に入った様子。

明るい雰囲気のお店で、大好きなとうふ料理を味わうミモロは、とても幸せそう。


「さて、これが、生ゆば丼・・・だね」。
トロリとした生ゆばを生姜風味の甘ダレでからめ、三つ葉を添えた自慢の丼のひとつです。
作り立ての生ゆばだから、味わえる美味しさです。

丼には、小鉢もついて、ちなみに「とようけ丼」730円、「生ゆば丼」890円と、食べごたえもあり、値段も手ごろ。ランチにはぴったりのお丼です。
「すごく満足しちゃった!」とミモロ。

北野天満宮を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいお店です。


「ホントにいろいろな種類のおとうふがあるんだねー」
ミモロがおみやげにしたのは、つるりとした食感のおとうふと生ゆばです。

製品の一部は、地方配送も可能。冬にぴったりのお鍋セットなどもあります。

詳しくホームページで:
とようけ屋
食事処のある「とようけ茶屋」は、京都市上京区今出川通御前西入ル紙屋川町822 
電話075-462-3663 食事処11:00~15:00 販売店10:00~18:30 木曜休(ただし天満宮の縁日、25日は営業)



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静寂の時を過ごすミモロ、早朝の南禅寺は、パワースポットのひとつ。

2011-08-27 | 旅行
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「ウワー、まだ暑いねぇー。東京は、涼しいんだって・・・」
関東地方は、豪雨などで気温が下がって、過ごしやすくなった様子をニュースを見て知ったミモロ。
ちょっと羨ましい感じです。

京都は、今も、体感気温は36度近くまで上がり、昼間は、うだるような暑さです。
「まだ今年は、いい方。去年の暑さは尋常ではなかった・・・」と
京都に住む人は、皆、口をそろえて話します。

「えー一体、昨年は、どんな暑さだったの?」ミモロは想像もできません。

このところ、暑さにもめげず、お出かけが続くミモロ。
「なんか心がバタバタする日々だったから、今週末は、ちょっと近くでのんびりして、心を鎮めよう・・」
そういうと、近くの南禅寺へ。

境内に入り、まずは、お線香をあげて本堂に参拝を。


お線香をあげる場所は、毎朝、キレイに清められ、
灰が、雪の山のような感じに。「誰もまだお線香をあげてない・・今日はミモロが一番」

志を納めて、お線香を一本、灰の中央部に供えます。

ミモロが、訪れた時は、まだ人影もなく、
お寺全体が、静寂に包まれています。


お供えした線香の香りに包まれながら、木々の間に見える大きな三門を眺めます。
南禅寺の境内は、広く、そこには松、桜、杉など様々な木々が茂り、まるで林の中にいるよう。
今は、緑の葉が茂る楓は、秋、美しい彩を見せ、紅葉の名所として賑わいます。

夏とは言え、さすがに蝉の声も幾分少なくなり、秋がそっと近づいていることを感じます。

時折、聞こえる鳥のさえずりに耳を澄ませるミモロ。
木々を渡る風のそよぎにも、爽やかです。

「静寂」その中に身を置くとき、体の中に五感のパワーが蘇るよう。

京都の魅力は、静寂に浸る場所が、すぐ身近にあること。

寺社を訪れるとき、その歴史的建造物、宝物を鑑賞するだけでなく、
その場にゆっくりと身を置いて、かつて、そこで時を過ごした歴史的人々のように
静寂を求めるのも、おすすめです。

京都を訪れるなら、見物だけの旅ではなく、心と体が感じる旅を・・・。


「あれ、こんなところに小さな松が生えてる」
緑の苔の中に、芽を出した松を見つけてミモロ。
種から芽吹く実生の植物には、生命のパワーがみなぎっています。

数多くの実(種)の中から、芽吹くことができるのは、ほんのわずかだそう。
「よく頑張ったね・・・」とミモロは、小さな松にそっと声を掛けました。

ミモロの体からも、疲れが薄れ、心も安らぎを取り戻したようです。
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