ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

あと少し!北野天満宮の梅の見ごろ・・・教育熱心なママが崇拝する、菅原道真の母を祀る「伴氏社」

2012-02-29 | 京都

「さぁ、いくらなんでも、もう咲いたよねぇー」と、先の土曜日に梅花祭も終えた北野天満宮へ。
16時に到着した境内は、人影もまばら…。
「あれ、おかしいなぁー。思っていたのと違う…」とミモロは、キョロキョロ境内を歩き回ります。
ガーン!
「やっぱりまだ早かったんだぁー」梅苑の入口に貼られた開花情報を見てショックを受けたよう。

確かに梅苑の彩りは、地味な感じ。
まだ蕾の状態です。

「でも前に来たときより、ずいぶん蕾も膨らんだよ」と境内の梅の木を見て回ります。


まだ蕾の方が目立ちますが、蕾もコロンと膨らんで、咲くのを待っている感じ。
「もうすぐ咲くねー。なんかいい匂いがするよ」とミモロ。

境内には、仄かに梅の香りが漂って、それはまさに早春の香り。
「もうすぐ春だねぇ」そう言いながら、梅の花に鼻をくっつけてクンクン。

「満開じゃないけど、梅ってあまりパーッと咲くより、蕾がある方が、趣があるよね」
ミモロのいう通り、桜のようにパーッと華やかに咲くより、まだ寒さが残る冬に、パラパラと咲くところに、梅ならではの風情がある気がします。桜より花も小さく、丸い姿は、寒さに遠慮するような奥ゆかしさが。

「あ、かわいい梅の花…」
濃い桃色の梅の花が、枝にたくさんの花をつけ、ひときわ華やかに。
「今年は、梅の花が遅いから、お雛様と重なって、梅の花が、桃の花に見えるー」

ミモロの京都見物の予定では、梅を楽しんでから、お雛様というはずが、2つが重なり、このところ大忙し。連日、梅、雛、梅、雛・・・と町中を歩き回っています。

「でも、いくらのんびりした梅でも、今週末には、どこの梅も咲くんじゃない?まぁ楽しみが長くなって、これもいいよね」とミモロ。

*「北野天満宮」の梅苑は、3月下旬まで。10:00~16:00 茶菓子付600円。梅の開花情報もホームページで。

*今年は、河津桜の開花も遅く、伊豆の河津の桜祭りも、3月中旬まで期間が延長されました。今年の春はぜん全国的に遅く、3月に入ると、ドット春がやってくるという感じかも…。


天満宮の境内の一角に、ミモロは、小さな社を見つけました。
ひっそりと佇む社は、「伴氏社(ともうじしゃ)」で、菅原道真のお母様を祀った社です。学問に秀でた息子を持った母親として、お入学などを控えるママさんたちに崇拝されています。また、勉強好きの子供になるかも…。

実は、ミモロがその社に興味を持ったのは、鳥居の上に小さなミカン(橘)がいっぱい実っていたから。

「ひとつ落ちてこないかなぁー甘いのかなぁー」と、じっと枝を見上げるミモロです。

*平安神宮にも「右近の橘」があって、冬の間、小屋のような被いですっぽり包まれていますが、あれは寒さ対策でした。ここの橘も鳥に食べられていないところを見ると、酸っぱいのでしょう。残念…

「うー寒い…そうだ、ちょっとお買い物しよう…」とミモロは、北野天満宮の前から、今出川通りを渡り、向かい側の豆腐の老舗「とようけ茶屋」へ向かいます。「ここのお品は、美味しんだよねー」と何かいろいろ買い込むミモロ…。

*「とようけ茶屋」は、豆腐の老舗「とようけ屋山本」のお店。2階には、豆腐や湯葉などを使った丼が食べられる食事処も。天満宮に行ったら、ぜひ寄りたい場所。
家に戻り、買ってきた品を冷蔵庫に入れ、「夜になったら食べよう…」と。

しばらくして、キッチンでなにやらゴソゴソ。
「大好物を作るんだぁー。今日は寒くて体が冷えちゃったからねぇー」と。

「できたー!いただきまーす。なかなか上手にお揚げが炊けた…」と、大きな揚げが入ったミモロ特製きつね蕎麦を前に満足そうな顔。さて、お味はいかが…。

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幕末創業の歴史あるお茶屋だった「津田楼」。情緒ある建物でのランチタイム。

2012-02-28 | グルメ

久しぶりに祇園に出かけたミモロ。今日は、花見小路にある「津田楼」で、ランチをいただくことに。


暖簾をくぐり玄関へ。ブーツを脱いで、中に入ります。


そもそも「津田楼」は、幕末創業の歴史あるお茶屋さん。2010年、レストランバー、古美術ショップとして新たにオープンしました。現在は、女性でも気軽に上がれる人気のお店です。

1階のレストランバーには、大きな欅の1枚板のカウンターが。

2010年の改築は、まずこの欅のカウンターを室内に運び入れてから、はじめたそう。
「窓側のお席の人が、遠くに感じるー。すごく大きなカウンター」と、ミモロはその大きさに押され気味。

ランチタイムは、「選べる三菜 つだろう膳」2500円の1種類。でも7つの品々から、お好みで3つ料理が選べる自由度はいっぱい。さらに小鉢、炊き込みご飯、田舎汁、香物がついたボリュームあるお膳です。
「なんにしようかなぁー。どれも美味しそうで迷っちゃうー」といつものミモロ。

この日の7つの料理は、ブリ大根、黒湯葉と赤腹じゃこのサラダ、春野菜と天然ヒラメの天婦羅、京豆腐と麩の揚げ出し、筍と飯蛸の炊いたん、旬のお造り、イベリコ豚ホワイトアルパラ巻です。

ようやく3つの料理を選んだミモロは、料理が運ばれるのが待ちきれない様子。
「早くこないかなぁー」

「お待ちどうさまでした」と、まずは小鉢がミモロの前に。今日は壬生菜と湯葉、干し大根のおひたしです。
「おいしそう…」ミモロの目は、料理に集中。

さて、次に3つの料理をのせたお膳がカウンターに。「来た来た…」嬉しさに身を乗り出すミモロ。

ミモロが選んだのは、ブリ大根、春野菜と天然ヒラメの天婦羅、筍と飯蛸の炊いたんの3品。

「どれから食べようかな…」この瞬間がミモロにとっては至福の時。

「お味のしっかりしみた大根。ブリの組み合わせが絶妙だね。フーこの天婦羅なんだろ?フキノトウかな…。蛸も柔らか、筍もしっかりしたお味…」とミモロは、次々にお料理を平らげます。具だくさんの田舎汁も美味しくいただきました。

「あーもう食べ終わっちゃったー」すっかりお膳も下げられた広いカウンターを名残惜しげに眺めます。

「あのー2階のお座敷を見てもいいですか?」と、ミモロは、お許しをいただいて、2階へ。
「ここよく知ってるんだもんね」と馴れた足取りで階段を上ります。

2階には、お茶屋さんの風情を留めるお座敷が。
実はここは、ミモロが毎月「古筆」を習っている場所。(以前、ブログでもアップした柳本勝海先生の「古筆」教室です。詳しくはぜひそちらも見てください)
生徒さんがいないお座敷は、いつもとは雰囲気がちょっと違う感じ。ひっそりとした静けさが漂います。
床の間には、お雛様の掛け軸、1階にはお雛様。


この時期、本当にどこにもお雛様の姿が。季節感を大切にする京都らしいおもてなし。
「いいね、こういいうの」とお雛様が大好きなミモロにとっては嬉しい季節。

「ごちそうさまでした」
ブーツを履いて、お店を後にします。
「うー満足満足!」お腹いっぱいになったミモロは、祇園の町のお散歩に出かけました。


*「津田楼」京都市東山区祇園町南側570の121 電話075-708-2518 営業時間:昼11:30~14:30 夜18:00~midnight 水曜休み *さまざまな文化講座も。ホームページで、ぜひご覧ください。

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雅な京繍(きょうぬい)の世界。長艸敏明先生と純恵先生に会いにギャラリー兼工房の「貴了庵」へ

2012-02-27 | ものづくり

京都に暮らし始めて、ミモロは、能や狂言、お着物など、美しいものを目にするチャンスが豊富に。
「ねぇ、この刺繍すごく豪華で、素晴らしいねぇ」と、ある日1冊の本を眺めながら…。
ミモロが見ているのは、美しい京繍の作品の写真がいっぱい掲載された、最近出版された「長艸敏明の刺繍」という本。(世界文化社刊 本体価格3800円)

ページをめくるごとに、そこには、四季の花々や鶴やウサギなどの吉祥文様の、それは見事な作品が、次々に現れて、ミモロは、ただ見惚れるばかり。時間が過ぎるのも忘れ、ひとり本に見入っています。

その本に登場する美しい刺繍の作品をつくられた長艸敏明先生。そして奥様の純恵先生は、共に京繍(きょうぬい)伝統工芸士。

長艸敏明先生は、数々の能衣装を手がけ、その芸術性および卓越した技巧は、日本だけでなくフランスなど海外で高い評価を受けています。祇園祭の山鉾の水引幕などの制作や復元も、先生のお仕事のひとつ。

そもそも京繍は、日本刺繍の中で、特に京都で行われている刺繍で、平安時代の十二単衣や、室町時代の能衣装、桃山時代の小袖などを彩ってきた豊かな色彩とさまざまな技法を用いる、豪奢な刺繍です。

日本の刺繍の歴史は、飛鳥時代からと言われ、仏教伝来と共に、日本へ仏画の表現技法として伝わったとか。平安遷都で、それまで繍仏を作った職人が京都に移り、衣装の装飾を手がけたのが、京繍の始まりだそう。

江戸時代中期、友禅の手法が広まるまで、衣装を飾るのは、箔と絞り、刺繍がメイン。染めの着物の歴史より、織りや刺繍の着物の歴史の方が、ずっと長いんです。


「そうだ、京繍を見に行こう!」とミモロは、長艸先生のギャラリー兼工房の「貴了庵」に向かいます。

そこは、北野天満宮や平野神社にほど近い場所にある歴史漂う町家。
「こんにちはー」とミモロは、お座敷へ。

「いらっしゃいー。どうぞどうぞ…」と温かく迎えてくださった純恵先生。
気さくで、明るくてすごくチャーミングな先生に、ミモロは、すぐになついてしまいました。

奥行の深い町家には、お雛様も飾られています。趣あるお座敷を歩き回るミモロです。
「これ知ってる…」投扇興の飾りにも興味津々。


ここ「貴了庵」には、長艸先生の主宰する「長艸繍巧房」で作られた作品が多数並び、見るだけでなく、購入することもできます。(作品が購入できるのは、原則ここだけ。)
「わー素敵な帯がいろいろあるー。ミモロもこんな帯しめてみたいなぁー」と憧れのまなざし。
帯だけでなく、半襟や袱紗、バッグなどもいろいろ…。(ぜひ直接、お越しになってご覧ください)


この日は、京都のステキなマダムたちが、純恵先生の「着こなし教室」へ。ミモロも飛び入り参加することに。気軽に着物を着るコツや、美しい着方、着崩れしないテクなど、毎日お着物で過ごされる純恵先生から素敵な着こなし術を習います。
経験から作られた純恵先生オリジナル2部式襦袢は、洗濯機でも洗え、上質な質感が人気。
「上品な色の裾除け、着心地もいいよー」とミモロ。

すでにステキなお着物を着こなしていらっしゃるマダムたちも「すごく楽しくて、役に立つお話でした」と。

まだまだいろいろお話が尽きない中、用意されたお茶とお菓子にミモロは、ひとりいち早くテーブルへ。


やはりお茶の時間を察知した長艸敏明先生も、マダム達とのティータイムにくわわります。
「やぁカワイイお客さん」とギュッと抱きしめられるミモロです。
「すごいお仕事をなさる先生だけど、なんかやさしくて面白くて、いい感じ」と、しばらく続くティータイムの間、先生の膝の上ですっかり寛ぐミモロです。

「ミモロも刺繍の帯が欲しいなぁー。純恵先生の1日体験刺繍教室に参加して、いつか刺繍の帯を作ろう!」と先生の作品をいろいろ拝見したミモロの夢は膨らみます。

「これどうぞ…」と帰り際におみやげを頂いたミモロ…。
家で開けてみると、「俵屋吉富』の可愛らしいお雛さまのお菓子。

「カワイイ!お雛まつりの時にお友達と食べよう…」それまで我慢できるかな?

「お雛様の季節って、嬉しいことがいっぱい!」と、すっかり京都のお雛祭りが気に入ってしまったミモロです。


*『1日体験刺繍教室』や『着こなし教室』なども開催される「貴了庵」に関する詳しい情報は、ホームページで。先生の作品などの見学の際も事前に予約を。
*毎月第二水曜日には、東京青山でも長艸先生の刺繍教室が行われています。




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りっぱな雛飾りに感激!「平野の家 わざ永々棟」の春季特別展「桃花の節」。女の子の「ひな茶会」にも

2012-02-26 | かわいい

2月25日~3月31日に開催される、北野天満宮の近所にある素敵な町家「平野の家 わざ永々棟」での春季特別展「桃花の節ーひいな遊びー」

「初日の今日は、子供たちによる点前とお運びが行われる『ひな茶会』があるから、ミモロちゃん、ぜひ来てください」とお誘いを受け、張り切って振袖姿で出かけます。

この時期、「平野の家 わざ永々棟」では、「高津古文化会館」所蔵の大型の享保雛や次郎左衛門雛、雅な有職雛や古今雛など、江戸時代の歴史あるお雛様がお座敷に飾られます。

美術館や博物館などで見るのとは異なり、りっぱなお座敷に飾られた雛たちは、いっそう優美で、趣もいっそう。ミモロも、次々に見事なお雛様を拝見。「こんなに近くで、素晴らしお雛様に会えるなんて感激!」

1階には、京都の丸屋五世大木平蔵作の壇飾りが、市松人形たちと一緒に、お座敷いっぱいに飾られています。
「わーさすが京都のお雛飾りは、本当にりっぱ!みんないいお顔のお雛様や人形だねぇー」と、うっとり眺めるミモロです。

さて、この日は、「平野の家 わざ永々棟」で毎月、茶道を習っている小学生などによるお点前とお運びが行われる「ひな茶会」が開催されました。

その日すでにお点前などを行った振袖姿の可愛らしいお嬢様たちが、今度は、お客様として、お茶室に。
ミモロも、お仲間に入れていただくことに。


「ミモロちゃん、足しびれない?大丈夫?」との気づかいも。
「なんか緊張しちゃう…」とミモロは、ドキドキ。

いよいよお点前がはじまります。まずはお菓子をいただきます。

その日用意されたお菓子は、お雛祭りにふさわしい、それは可愛らしいご趣向が。


上七軒の有職菓子の「老松」による、雛祭りの和菓子「ひちきり」と、ひなあられのような風情のお菓子が、朱塗りの小さなお敷きの上に、ちょこんと乗って登場しました。


ちなみに雛菓子の「ひちきり」は、生地の一部を引きちぎって作ることから、この名がついたと伝えられます。形は、「阿古屋(あこや)貝」を見立てたもので、子宝に恵まれるように…との願いをこめた雛菓子です。京都では、室町時代の後期に、すでに作られていたとか。

雛菓子の特徴は、すべてが小さく可愛らしいこと。「ひちきり」も通常のお菓子の半分ほどのサイズ。よもぎの香りが漂う春らしい和菓子です。


ミモロは、お点前を拝見しながら、お菓子をいただきます。

「子供のころから、茶道をたしなむなんて、さすが京都の子供たち…」と、とても美しい所作に驚きます。

お客様のお嬢様たちのマネをしながら、お茶をいただくミモロです。

お点前が、終わり、お道具拝見。
この日のご正客のお茶碗は、なんと民芸運動の立役者、益子焼の濱田庄司作の小ぶりの茶碗。博物館ものの器に、ミモロは大感激!

最後に、お軸の拝見も。
床の間には、お雛様の掛け軸と、桃の花が飾られ、雛祭り風情も満点。

「去年のお雛祭りは、東京でお友達と小さなお雛様でお祝いして、すごく楽しかったけれど、今年のお雛祭りは、すごく豪華だねぇー」とミモロ。

晴れ着姿の可愛らしいお嬢様たちは、まるでお雛様のような愛らしさ。「ミモロちゃんに会えて、うれしい!」という言葉に、ちょっと照れながらも、すごくうれしいミモロです。

子供の頃に、こういう雛祭りが経験できるのは、素晴らしいこと。そばにいらっしゃった親御さんたちも、お嬢様たちの様子を目をほそめて見ていました。日本の伝統の御節句を守ることって、とても心が豊かになることだと実感しました。

「女の子に生まれてよかったー」と、美味しいお菓子をいただいたミモロ。すてきな1日を過ごしました。

*「平野の家 わざ永々棟」の春季特別展は、2月25日から3月31日まで、詳しくは、ホームページで。3月24日16:00~18:00には、高津古文化会館 学芸部長雨宮六途子先生による「ひなさまの話」という文化講座が開催されます。定員30名(先着順にて締切) 参加費用:2000円(茶菓付・入場料込)お申込みは、お電話またはFAXで。電話075-462-0014 FAX:075-462-0114


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800mのアーケードが続く「三條会商店街」にある、京都で評判の靴修理専門店「凛靴(りんか)」へ。

2012-02-25 | ものづくり
「京都って、アーケードの商店街が多い気がするー」と、ふとミモロは思いました。

修学旅行生が必ず訪れる御池通から四条通に通じる寺町専門店会商店街、寺町京極商店街や平行して走る新京極商店街、そして三条名店街。観光客に人気の京都錦市場商店街。伏見の伏見大手筋商店街。下賀茂神社近くの出町商店街。東山の古川町商店街など、個人商店が軒を連ねる商店街って、いいもんです。

食品店、お花屋さん、自転車屋さん、お菓子屋さん、おもちゃ屋さんなどなど、さまざまな種類のお店が連なる商店街は、いろいろな匂いや音、声が混ざり合って、人の温もりと生活感にあふれています。

さて、ミモロが訪れたのは、二条城の近く、堀川通りから千本通りへと東西に長くつづく、「三條会商店街」です。その長さ、約800m、180軒のさまざまな店舗が軒を連ねています。

「わー長ーい!通りの最後が見えないよー」とミモロは、その長さにビックリ。

豆腐店、蕎麦屋、模型屋、肉店など、地元の生活に密着したお店がずらり。商店街の中ほどには、お稲荷さんが祀られているのが京都らしいところ(三条通に関しては、またいつか詳しくお話しします)

商店街は、すべてアーケードになっているので、雨の日も傘をささずにお買い物が楽しめます。しかも午後14:00~21:00は、車両通行禁止。自転車だけが、勢いよく走り抜けていました。「ここの商店街って自転車屋さんが多いね」とミモロ。

この商店街だけでなく、京都の町を歩くと、自転車屋さんの多さに驚きます。学生が多い京都では、自転車が人々の足。東京に比べ、町中に坂が少ない京都では、町を移動するには、かなり便利。「それに、鴨川沿いなどサイクリングが気持ちい場所がいっぱいあるもの…自転車ほしいなぁー」とミモロ。(節分の時のくじ引きで賞品の自転車を狙ったミモロ・・・でもハズレ!)

さて、話を戻して…夕方に訪れたため、すでにお買い物のピークはすぎて、人通りもまばら。でも日中は、多くの買い物客が訪れるそう。

通りには、マラソン選手の野口みずきさんを応援するのぼり旗が、飾られています。
実は、この商店街の長いアーケードで、雨の日の早朝などに、野口みずきさんが練習をしているそう…。
それで、こんな応援の旗が。「直線で長いアーケードで、車の通りもないから、走るのにピッタリ。ミモロも走りたくなっちゃうもの…」と、その場で足踏みするミモロです。

さてさて、ミモロが、この「三條会商店街」を訪れたのは、一軒の評判のお店に行くため。
それは、靴修理専門店の「凛靴」です。

古い町家を改装したお店で、開店して今年で5周年を迎えます。
店内の奥が、修理の工房です。
お客さんが訪れるカウンター周辺にも、修理用の道具や素材が並んでいます。
「なんかピノキオのゼペットじいさんのお店みたい…」とミモロ。でも確かゼペットさんは時計屋さんなのでは?「あ、そうだっけ…古い感じがするお店だから、ピノキオを思い出したの…」と。


確かに、とても雰囲気のあるお店。ひとつひとつの靴を大切に扱ってもらえそうです。

ここお店のオーナーで靴修理職人の森裕佑さん。
もともとものづくりが大好きで、革の小物などを作っていたそう。そして10年ほど前、靴の職人さんを目指し、修業を積まれたそう。「ヨーロッパの老舗靴メーカーなどのいろいろな素晴らしい靴に出会い、その技術の見事さに心惹かれました。自分で靴をつくることより、むしろその靴を長く履き続けられるよう、きちんとした修理をしたいと思うように…。靴の履き方は人それぞれ違います。その人にあった修理の仕方があるんですよ」と森さん。靴づくりで身に付けた確かな技術が修理にも。

足に馴染み、長く履いていたいと思う靴の修理を、機械で簡単に修理されることに懸念を抱く人も多いんです。

上質の革としっかりとした造りの靴は、底革を張り替えたり、踵を修理したり、ほつれた縫い目を補修したり、手入れをすれば、10年以上は十分履くことができます。
森さんの技術の高さは、評判で、京都だけでなく、関西の広いエリアから、靴を持ち込み、修理をお願いする人が年々増えているそう。


次々に新しいものを買い、消費する時代から、自分の気に入ったものを長く大切に使う時代へと、人々の意識にも変化が。

「凛靴」の店内には、靴を手入れするシューズクリームやクリーナーなどの品々も。


「カワイイ小さなブラシがある」
靴の縫い目の土やほこりを落とす小さなブラシです。

靴の形を保つシューズキーパーも種類豊富。

キレイに底の革を張り替えた靴は、これからもずっと履いてゆけるものに、生まれ変わります。


靴の底や踵のへり方などを見て、長く履くための修理の仕方など、丁寧にアドバイスしてもらえます。

新しいものへと蘇らせる技術・・・それもりっぱなものづくりの技術だと思います。

大切な物を安心して任せられる人との出会いは、これからますます必要とされるものでは?

「ミモロのお靴も壊れたら、ここで直してもらおう…」

*靴修理専門店「凛靴」京都市中京区三条通大宮西入ル上瓦町62 電話075-821-2605 営業時間:10:00~20:00 木曜・第2水曜休み 修理の料金など詳しい情報はホームページで


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