ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「壬生寺」で開催された「壬生菜まつり」。壬生菜を使った品々がいろいろ

2019-03-31 | イベント

3月24日に「壬生寺」では、「壬生菜まつり」が開催されました。
 
「行ってみよう~」とミモロは、10時前に「壬生寺」に到着。

「あれ~早すぎちゃったみたい~まだ人がいない~キョロキョロ」
10時からなので、まだほどんぞ人の姿がありません。

静かな境内…以前、ここを訪れたのは節分の時。境内には、参拝客が大勢で身動きもできないほどでした。

「まずお詣りしよう~」と本堂へ。ここは、律宗の寺院で、ご本尊は、地蔵菩薩立像(重要文化財)です。


さて、この日は「壬生菜まつり」が境内で行われる日。
京都料理に欠かせない水菜の壬生菜は、その名が示すように、壬生地域が発祥の地といわれます。この辺りは、昔は、水の多い場所で、水分を多く含む水菜の栽培に適していたのです。丸い葉っぱの水菜が、ある日、突然変異して、ギザギザの葉っぱに。それが定着して壬生菜になったといわれます。

毎年、3月27日は、ミブナの日。お寺では、法要が行われますが、今年は、その近くの日曜日に多くの人に壬生菜に親しんでもらおうと「壬生菜まつり」が行われました。

会場には、壬生菜を使った品々のブースも登場。
「お漬物の壬生菜美味しいよね~」 京漬物の「西利」のブースも。お漬物のお寿司もありました。
 

「これなんだろ?」なんと壬生菜がピクルスのように入ったホットドック「壬生菜ドッグ」も登場です。

ほかには、壬生菜ラーメンありました。

残念ながら、ミモロが到着した時間は、開店前で、味わうことができませんでした。

「あ、京都市中央市場だって~」とのぼり旗があるところへ。壬生寺の場所は、京都市中央市場から15分ほどの距離。そこでこのイベントには、魚に親しんでもらおうという企画が。
 
それが「魚の三枚おろし体験」です。
切り身しかしらない子供のために、魚のさばき方を教えてくれます。

「わ~面白い~ミモロ、お魚さばくの得意だよ~」と、普通丸ごと食べるイメージがあるネコですが、ミモロの場合はお行儀よく。
「さすがなかなか上手ですね~」と市場の方。「これ、本物だったからいいのになぁ~」と思うミモロでした。

また壬生菜のど飴の詰め放題も。
 

昼には、ご近所の人たちを中心に、多くの人が訪れたそう。ぜひ、来年行ってみてください。

ミモロ、もう時間・・・「え?そう・・・」まだまだブースを見て回りたそうなミモロですが、ここに来たのは、お茶会に出るため。

3年ぶりの「和菓子の会」のイベントが「中院」で…さぁ、行きましょう。「は~い」
 


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「華道 遠州 いけばな展」。小堀遠州を祖とした端正な美。

2019-03-30 | イベント

「みやこめっせ」で3月23,24日に開催された「華道 遠州 いけばな展」。
 
ミモロも拝見に伺いました。

会場には、お教室などで学ばれた生徒さんをはじめ、その指導に当たられる教授のみなさんの作品がずらり~
 

華道 遠州」は、茶人また作庭家としても知られる小堀遠州を流祖とし、彼の美意識である「綺麗さび」を継承した生け花の流派です。
現在の宗家の芦田一寿先生は「姿をつくりて、花となす」という先人の言葉を受け継ぎ、自然の美と芸術性を融合させた作品表現を継承していらっしゃいます。

「ミモロちゃん、よくいらっしゃいました~。どうぞゆっくりしていってくださいね~」と芦田先生。
「は~い」すでに何度かお目にかかっているミモロは、久しぶりの再会に笑顔です。

会場の中央に飾られた大きな作品は、宗家 芦田一寿先生の作品。
 
「春爛漫って感じ~」とミモロ。訪れる人を魅了する作品です。


華道 遠州の特徴は、その姿にあります。投入花、立花のスタイルをベースに、活ける人の芸術性や美意識を、枝などを曲げる「くさびだめ」などの独特の技法を用い、流麗な姿を表現。それは自然の美しさだけでなく、仏教や神道、和歌など日本の思想にも通じる美意識の表現ともいわれます。

明治期、日本文化が西洋人々と魅了したとき、「華道 遠州」の花も、西洋人に日本の美意識を強烈に伝えました。西洋のフラワーアレンジメントにも影響を与えたといわれます。

葉っぱ一枚、花一輪、そして枝の流れ、そのすべてを極限に絞りこみ、まさに究極の美を表現するスタイルは、見るものに凛とした空気を感じさせます。さらに自然の厳しさの中でも、たくましく成長する姿でもあります。


端正な花器の中で、花や木の茎を枯らすことなく曲げた技を支えるのが、江戸時代に生まれたという「薬研配り」という独特の花留。
花器の中を覗きこむミモロ。「不思議~こんな大きな葉っぱもちゃんと立ってる~」

「わ~江戸時代に使われたんだ~女性たちが生け花してる~」と浮世絵を見て。当時は、剣山はなく、木片や枝などを組み合わせたもので花を留めていたのです。その技術は、今も「華道 遠州」に受け継がれています。
 

「あの~ちょっと質問があるんですけど~」とミモロは、宗家の芦田先生に伺います。「はい、なんですか?」

「あのね~どうして、花器の下やそばに袱紗があるんですか?」と会場内の作品を見て歩いたミモロ。

「小堀遠州は茶人として知られる人。お茶をおもてなしするとき、袱紗を使うでしょ。ですから生け花もおもてなしの心お伝えするために袱紗を添えるんです」と。
 
大きな花器は、下に袱紗が置けないので、そばに。それ以外は、花器の下にまるで茶道で、茶碗をお客様にお出しするときのように袱紗が使われています。
「なるほど~」と、納得のミモロ。

壮大な世界観を表現する「華道 遠州」のいけばな。その美しく、そして凛とした品格を漂わす姿に圧倒されたミモロでした。


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豊臣秀吉が献木した五色八重散椿で知られる「椿寺地蔵院」。まだ蕾もある満開の椿

2019-03-29 | 寺社仏閣

「ミモロちゃん、桜はまだあんまり咲いてないけど、椿は盛りみたいよ~平野神社から近いから行ってみましょう」とお友達。
「うん、いいよ~」とミモロは、自転車へ。向かったのは、西大路通から今出川通を南へ少し進んだところある「椿寺地蔵院」です。


このお寺は、神亀3年(726)に聖武天皇の勅願により、行基が摂津に建立した「地蔵院」がその始まりだそう。平安時代に、衣笠山の南に移され、室町時代に焼失。足利義満が、その荒廃を惜しみ、金閣寺を作ったとき、その余材で仮堂を建てたとか。それから秀吉の命により、現在の場所に移転し、現在に至ります。

門を通って本堂へ。その前に、大きな椿の木があります。

「あれ~なんかもう終わっちゃったのかな~」と、花はたくさんあるものの、ちょっと茶色になった花びらも目立ちます。
「でも、蕾もまだたくさんついてるみたい~」桜は今年、昨年より開花が遅いものの、椿は、結構早目に咲き始めました。

さて、この椿は、「五色八重散椿」とよばれ、なんでも加藤清正が、豊臣秀吉に献上したものを、北野大茶会の時に、このお寺に秀吉から献木されたものだとか。残念ながら、その椿は、枯れてしまいましたが、その二世の椿が現在のもの。

一本の木に、白、赤、ピンク、しぼりなどいろいろな花が咲き、さらに花びらが一枚一枚バラバラに散るのが特徴。
「椿って、花が丸ごとポトンって落ちるんじゃないの?だから武士は、首が落ちるって敬遠したって聞いたことある~」とミモロの知識。ここのは、花びらがいっぱいある八重椿。「豪華な椿だよね~」


お寺の中庭にも椿の木々が…。


ミモロの顔より大きな花…
の「重い~うそ~」

境内にある「地蔵堂」には、高さ6尺の乾漆の立像の地蔵菩薩が祀られています。
 
安産の守護としての霊験あらたかで、今も多くの参拝者が、小さなよだれかけを奉納しています。

また墓所には、忠臣蔵のお話に登場する堺の商人、天野屋利兵衛のお墓があります。
赤穂浪士の吉良邸討ち入りに関し、その志に感動し、さまざなま支援を行ったといわれます。討ち入りに使う槍を数十本用意し、町奉行所に捕縛され、その使用目的を問われ、拷問を受けたにもかかわらず、決して口を割らなかったという話が有名。
「あ、知ってる~『天野屋利兵衛は男でござる~!』って言ったんでしょ?カッコイイね~」と、「仮名手本忠臣蔵」のセリフをいうミモロ。
またどこで覚えたの?
墓所にお詣りしたミモロです。

ちょっと盛りは過ぎたような気もしますが、まだまだ蕾があるので、今からも楽しめる椿です。


*「椿寺地蔵院」京都市北区大将軍川端町2 075‐461‐1263 9:00~16:00 境内参拝自由 嵐電「北野白梅町駅」から徒歩5分

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満開の「平野神社」の魁桜。台風被害を受けた拝殿復興の義援金の寄付もぜひ~

2019-03-28 | 京都

京都の桜の花見の名所で知られる「平野神社」。
ミモロは、「もう魁桜、咲いてるらしいよ~」と、どこからか情報を入手。さっそくお友達と自転車で向かいました。」
「わ~やっぱり咲いてるよ~。きれい~」と枝を長く垂らした桜に見惚れます。

境内には、すでに大勢の参拝者。

「今年の桜は、早い子と遅い子といろいろだね~」そう、同じ境内の中でも、まだ蕾の桜も多数。ソメイヨシノの開花には、まだ時間がかかりそう。

さすがその名が示すように「魁桜」は、ほかの桜に先駆けて開花を迎えました。


さあ、参拝しましょう。「は~い」
ミモロは、本殿に参拝します。「桜見物に来ても、はじめに本殿に参拝しないとね~」とミモロ。そう、桜を見ただけで、帰ってしまうのは、神さまに失礼です。

「平野神社」の神紋も桜。おみくじも桜とリスです。


「あ~拝殿まだ復興できないんだ~」境内には、工事用フェンスで囲まれた場所が。そこは、昨年の今頃は、りっぱな拝殿があった場所。台風21号で、なんと拝殿は全壊してしまいました。「ものすごい風が吹いて、ものすごい音がして拝殿、倒れちゃったんだった~」ご近所に住む方は、それは恐ろしいほどの風だったと語ります。

京都各所の神社仏閣は、多大の被害を受け、その後、復興に進んでいるところもありますが、まだまだ・・・というところも多数。ここ「平野神社」も復興への道のりは、険しいのだとか。

そこで門のそばには、「台風被害募金」の箱が置かれています。
「ちょっとだけ…」
ミモロもお小遣いからちょっと募金を…お友達も、100円募金しました。「気持ち~」とミモロ。そう、わずかでもぜひ募金を…。

本殿の前の「右近の橘」には、オレンジ色の実が…「左近の桜」は、まだ蕾でした。
 

すでに境内には、花見のお茶屋の準備が整っていました。「今年も、たくさんの人で賑わうね~」と、ミモロも昨年お花見にお友達と…でも、昨年は、桜が早く、そのときは、ずべて散った後でした。
「う~まだ桜あんまり咲いてないね~」と桜苑を見渡して・・・
ここも台風被害を受けた場所のひとつで、なんと数十本の桜が倒れたといわれます。
でも、きっと残ったたくましい桜が、今年も見事な花を見せてくれることでしょう。

「わ~この小さなお花キレイ~」境内で満開となっているのがユキヤナギの花。

丸く咲く花を「ほら、髪飾り~」と頭に乗せるミモロ。やっぱりミモロは女の子なのでした。

これから見ごろを迎える「平野神社」。夜桜見物にもぜひ…

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桜が満開を迎えた「京都御苑」の近衛邸跡。リニューアルした「京都御苑中立売休憩所」

2019-03-27 | 京都

「今年の桜、思ったより咲くの遅くなっちゃったね~」と、毎日、桜の開花が待ち遠しいミモロです。

「もう咲いてるかも~」と、我慢しきれず出かけたのは、「京都御苑」です。
「わ~咲き始めてる~」
自転車で向かった「京都御苑」の北に位置する「近衛邸跡」は、桜の名所のひとつです。

毎年、ここの桜を楽しみにしているミモロ。

「よかった~今年もしっかり咲いてる~」とホッとします。というのは、昨年の台風21号で、大きな被害を受けた京都各所の桜。ここ「京都御苑」も例外ではなく、大きな桜が何本も倒れたり、枝が折れたりと、台風が過ぎた後は、悲惨な状態たっだのです。

いつもこぼれるばかりの花をつける、枝垂桜。

「今年もキレイだけど、やっぱり花の量が半分以下になってる感じ」と思うミモロです。

そう、この桜も、枝が折れて、昨年とは異なる姿なのでした。

ミモロが桜を見ていると、「ミモロちゃんですね~。いつもブログみてますよ~」と声を掛けてくださった方。なんでも札幌からいらしているそう。「わ~うれしい~ありがとうございます」と、笑顔で握手するミモロ。「ここに来てよかった~」と。

それでもがんばって咲いてくれた桜に、ミモロは、うれしくてたまりません。
「この美しい桜、天皇皇后両陛下もご覧になったかな~」と、「京都迎賓館」にご滞在中の両陛下。
「ここが一番、近い場所かも~」と、迎賓館の壁ごしにご挨拶するミモロでした。

「なんかちょっと休憩したい~」といいだしたミモロは、御苑の西側へ、そこには「京都御苑中立売休憩所」があり、だれでも休憩することができます。
 
実は、ここは、今年1月9日にリニューアルオープンした場所。かつては、自動販売機などがある休憩所でした。

「わ~きれい~」とビックリするミモロ。

ここは、無料休憩スペースやレストラン、お土産ショップ、コインロッカーやトイレなどが整備されています。

木の温もりあふれるモダンな建物。大きな窓からはやさしい光が注ぎます。
「なんか洒落たカフェにいるみたい~」と。
「無料でお茶も飲めるんだよ~」そのカップも木の風合いがあるもの。
まるでテラスのような開放感。実は、東側には、オープンテラスもあるんです。

「わ~ここでランチしたい~」とレストランでは、京のおばんさいなどが味わえる「御所車御膳」1500円。また煮込みうどんや、天ぷらうどんなどが楽しめます。もちろんケーキとコーヒーなどもあります。

ここは、飲食の持ち込み可なので、お気に入りのお弁当を持ち込んでお茶だけいただくこともできます。

「まるで森の中にいるみたい~」そう環境に配慮した建物。そう「森の休憩所」というのだそう。

「いい場所できたね~」とミモロ。

また桜がもっと咲いたら、来ましょね~

「うん!」と、週末にかけて京都各所の桜の開花が本格的に・・・「忙しくなるね~」となんか嬉しそうなミモロです。

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