NPO法人京都の観光文化を考える会 都草の歴史探訪会に参加しているミモロ。今回は、山科エリアの史蹟をめぐります。
山科エリアは、京都に平安京ができる前。奈良街道が通ることから、飛鳥時代には、大きな伽藍をもつ寺院などが創建された歴史ある地域です。「天智天皇の御陵」があるのも山科区です。
さて、ミモロたちが歴史探訪会の最後に向かったのが、地下鉄東西線椥辻駅から徒歩20分の山際にある「岩屋神社」です。
ここは、山科国一の宮という、発祥は、仁徳天皇の御世と伝えられる古代より近在の信仰を集めてきた神社です。
ご祭神には、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)とたく幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)というご夫婦と、その息子のにぎ速日命(にぎはやひのみこと)という3柱をお祀りしています。
家内安全、厄払い、子宝、安産、病気平癒など、さまざまなご神徳を授けてくださる神様です。
「すごい~古い神社なんだ~」
ミモロたちは、社に参拝。でも、この神社の起源は、社ではなく、裏手の山に鎮座する巨大な磐座にあるのです。
その磐座は、神社の奥の院にあり、社からは山道を15分ほど登ったところにあります。「ミモロちゃんものぼるの?」
「うん、もちろんお詣りしたいもの」
ミモロも、都草の会員の皆さんの後を上ります。
山道の途中にも小さな社が…
道の中ほどには、「笠原寺」という真言宗智山派の「川崎大師平間寺別院」があります。
「ここにも参拝するの?」と石段を登り始めたミモロ。
「あ、今日はお詣りはしません。また今度にしましょう…」と声がかかりました。「あ、そう…」と元の道へ戻ります。
「う~なかなか厳しい山道…フーフー」
ジグザグに続く山道…「思ったよりキツイ…」
ミモロがんばって…もう少し…
小さなミモロには、なかなかキツイ山道です。「もうちょっと…ゼーゼー」と息もあがります。
「着いた~」
まず到着したのは、「陰岩」です。
陰陽の2つの巨岩が鎮座する奥の院。「院岩」は、幅の広いどっしりとした感じの岩です。
「すごく大きいねぇ~」
そしてもう少し上にあるのが、「陽岩」。
こちらは空に聳え立つ感じ。
こちらの迫力もなかなかのもの。
「すごいパワーを感じる~」
まさにここは神山…古代の磐座信仰の聖地です。
「ここに神様がいらっしゃるの~」と、ミモロは、その神域ともいえる場所で、静かにお祈りをささげました。
「あっちに行くと、景色眺められるかな?」と大きな岩のそばの林に入ります。
林が開けると、そこに町を一望する景色が広がりました。
「こんな神々しい巨岩が鎮座しているところ知らなかった~」と感激しながら、山を降ります。
山科エリアは、歴史ある地域…。「もっといろいろ散策すると、いっそう興味が湧くかも…」とミモロ。
*「岩屋神社」の詳しい情報はホームページで
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