ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

猛暑にもめげず参加した「伏見稲荷大社」の宵宮祭の万灯会。提灯から灯す山の石灯籠。

2024-07-26 | 祭事・神事・風習
「やっぱり今年も参加しなくちゃ!」とミモロがいうのは、「伏見稲荷大社」の宵宮祭の万灯会。

土用の丑の日の前後の日曜日に行われる「本宮祭」の前日の「宵宮祭」。本殿での神事の後、夜に稲荷山に点在するいろいろな社を巡り、その途中にある石灯籠に提灯から火を灯してゆくのが「万灯会」です。


今年は、7月20日で、ミモロは、もう10年くらい前から毎年参加しています。

18時頃、神社に到着したミモロ。「今年は、なんかいつもより参拝者少ない…暑いからかな?」

もちろん境内には、外国人観光客がいっぱい。でも、なんとなく日本人観光客の姿は少なく感じます。

神事が進む本殿の脇には、万灯会に使うロウソクがセットされた提灯が用意されています。

「これ持ってお山を廻るんだよね~。そろそろみんな来てるかな?」とキョロキョロ。

「あ、ミモロちゃん!」「わ~小柳さん~」とミモロが駆け寄るのは、ミモロが参加して以来、毎年、ここでお目にかかる小柳さん親子。「今年も会えて嬉しい!」と再会を喜び合います。

「また、お兄ちゃん、背が伸びたんじゃない?」とミモロ。そう、最初に会った時、半ズボン姿の小学生だったお兄ちゃん。今や、大学生となり、ママを超えるほど立派に成長。毎年、東京からこの日のために京都へ…。

「いつまで来れるかわからないけど、できるだけ来るつもり…」と小柳ママ。「うん、そうだね~ミモロも猛烈の暑さで、どうしようかと思ったけど、やっぱりみんなに会えるの楽しみだから…」と。

実は、毎年、ここだけで顔を合わせる方々が数人いて、再会できるのをみんな楽しみにしています。ただ挨拶し、途中でお話するくらいですが、それでもここに来る励みになっているのを感じます。

「あれ?もしかしてミモロちゃん…」と声を掛けてくださったのは、今回、初参加の大阪からいらしたご夫妻。

ミモロのブログを見て、参加なさったそう。「どこまで登れるか自信ないんだけど…」とおっしゃるご主人。「大丈夫、途中でやめてもいいんだから…」とミモロ。自分の体調に合わせて、山を廻るコースを選べます。

それぞれのコースを示すのぼり旗をもった神職さん。

その前に並んで出発します。

ミモロが毎年参加するのは、御膳谷めぐりという一番長いコースで、所要時間は2時間ほどかかります。


引率してくださるのは、今年も、秋田県出身で、6年前から伏見稲荷大社でお務めに励んでいる神職さん。

「今年もよろしくお願いします~」と挨拶。「はい、また一緒に頑張りましょう!」と。

さぁ、いよいよ出発です。

今回のミモロの参加するコースは、20人ほどのグループで、山を廻ります。

10年ほど前に、数人しかいなかった参加者も、「ミモロのブログを見て…」という方々が全国から参加なさるようになっています。

西山に陽が落ち、夜が迫る時刻…

ミモロ達一行は、山に続く参道を上ってゆきます。
その途中、石灯籠を見つけると、そこに提灯から火を灯すのです。
 
「消えないように…」とみんなで協力しあいながら灯します。


夜の深まりと共に、提灯の光に朱色の鳥居が浮かび上がり、なんとも幻想的。


鳥居の脇などにある石灯籠…高い場所にあるものもあり、それは、参加者の男性たちが、上って火を灯します。
提灯のロウソクから、石灯籠の中の燈明に火を灯すのは、一人ではやりにくく、他の人のサポートが必要…。
初対面の参加者同士が、助け合って火を灯していく…それもとても楽しいのです。

「石灯籠に火、灯しましたか?」と。参加者全員が一度でも体験するように、みんなで声を掛け、譲り合います。
「ありがとうございます~」と初参加の素敵な親子さんも、火を灯すことができました。


「ところでミモロちゃん、火灯した?」と、人のお世話ばかりしているミモロ。「あ、ちゃんとやってない…」と、低い位置にある灯籠へ火を灯します。

「どうぞ、これからも無事に過ごせますように…」と祈りを込めながら、灯籠の風よけの紙を下ろします。


もちろん、途中、山の社に参拝も…

登り坂と石段が続くコース…汗が全身に吹き出します。

熱中症を気を付けながら、水分補給も欠かさずに…

スタートして、約2時間…今年も無事にお山巡りができました。

参加者の顔は、汗まみれ…でも、みんな達成感の笑顔です。

最終ポイントで、冷たいお茶を頂き、さぁ、山を下りましょう。


京都の町の光がきらめく景色が、参加者を見送ってくれました。


*「伏見稲荷大社」の詳しい情報はホームページで

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2階からの「大船鉾」の巡行見物に感激!にわか雨にも遭わず山鉾巡行を見物した晴れネコのミモロ…

2024-07-25 | 京都
「暑いけど、みなさん頑張ってね~」と「大船鉾」の巡行を見守るミモロ。

7月24日「祇園祭」の「後祭」の山鉾巡行を迎えました。

昨夜の宵山は、「大船鉾」で厄除け粽の授与などのご奉仕を夜22時頃まで続けたミモロ。翌朝、眠い目をこすりながら、9時過ぎ、山鉾巡行がスタートする御池通に到着。
「あ、もう山鉾、集まってる~」

スタートの9時半を目指し、次々に山鉾がそれぞれの会所を出発し、御池通へ。

「大船鉾」は、巡行の〆を進む鉾。その姿は、まだ通りにはありません。そこで、ミモロは、新町通へまわることに…。

新町通には、「鷹山」の姿が…。「あれ?方向転換してる…」
東西に通る三条通に会所のある「鷹山」は、南北に通る新町通を進むために、方向転換をする必要があり、狭い通りでの辻回しをしています。
「う~狭い通りでの辻回しって、大変だよね~」。大きな山の屋根に聳える松の木が左右に揺れ、電線に触りそう。山鉾を動かす大工方の技の見せ場です。

時間は予定よりかかったものの、無事に辻回しを終え、新町通を御池通に向かって、のぼり旗を先頭に、誇らしげに進む「鷹山」の行列。
 
ミモロも、その姿に拍手を送ります。

「あれ?大船鉾まだかな???」同じ新町通を四条通の南側から進んでくるはず…「結構距離あるしね~」そう、ミモロの足で歩いたら10分くらいはかかる距離。
しばらくして、「あ、なんか見えて来た~」通りの奥に金色の龍頭がミモロの視線に入りました。


「やっと来た~」大船鉾ののぼり旗が近づいてきます。

もうすぐ鉾が通るという時…
「ミモロちゃんですね~よかったら、2階から見物しませんか?」と、やさしい笑顔のマダムから声が掛かります。「え?なに?」と初めよく意味が分からなかったミモロ。
そのマダムが指さすのは、通り沿いのビルの2階です。

「あそこで、見てるんですよ~」と言われ、「はい、お願いします!」
鉾が次第に近づく中、挨拶もそこそこにマダムの後について階段を急いで上がります。


2階に到着すると、通りに鉾が近づいてきました。
「わ~よく見える!」と下の通りを鉾の曳手の行列が一直線に進んできました。


「ここだよ~!」とミモロは大船鉾の先端にいる方に、一生懸命に手を振ります。

「なんであそこにいるの?」という表情の囃子方の方などが、手を振り返してくれました。
まさに神出鬼没のミモロです。小さいけど、その姿は目立つようです。

「大船鉾」を見送ったミモロは、改めてそばの方々にご挨拶を…

ここは、ネクタイなどを扱う会社のミーティングスペースで、素敵なインテリアが…。
「ミモロちゃんのブログいつも見てますよ~」とおっしゃるマダム。
何でも2階から下を見たら、ミモロの姿を見つけたそう。そこで声を掛けてくださったのです。
この日は、ご家族と共に山鉾巡行見物…
「ありがとうございます~嬉しいです!」と素敵な出会いに感激。
記念撮影をして、ミモロは、また急いで鉾の後を追います。

ブログをしていて、嬉しいのは、こういう出会いに恵まれること。今年の祇園祭の思い出になりました。感謝!!!

御池通にミモロが再び来た時に、ちょうど新町通から「大船鉾」が出てきたところ。

その大きな姿に周囲から歓声が沸き上がります。

しばしその立派な姿に見とれていると、「あ、ミモロちゃん~」と声が…。

「あれ?京都にいらしたんだ~」とミモロ。今年、「京都マラソン」のボランティアでご一緒してお友達になった方。この日はご夫妻で京都へ。

「また声かけられちゃった~ウフフ」と嬉しそう。この日も他に、以前、お目にかかったミモロファンの方など数人に声を掛けられたミモロです。小さいのにね~

御池通には、巡行のスタートを待つ山鉾が並びます。


「ミモロちゃ~ん 来てたんだ~」と近づくのは、「鷹山」で行列をお世話する方。いろいろなお祭りで、よくお目にかかるお友達。

汗びっしょりの姿から、巡行の厳しさが伝わってきます。でも、まだまだ始まったばかり…広い御池通には、容赦なく厳しい陽ざしが注ぎます。「がんばってね~」と励ます言葉しかありません。

今年は、有料観覧席の数も増加。御池通の両側には、紅白の幕で仕切られた有料観覧席がずらり…。

「後祭」の山鉾は、全部で11基と、「前祭」の半分弱。ですから、見物の所要時間も半分ですが、それでも強い陽ざしをストレートに浴びる席で見物するには、体力と根性が必須です。「祇園祭見物が初めてって人多いから、多少大変でも思い出になるよね~」とミモロ。
昨年は、TVで見物したミモロ…地元の人から、「京都人になったね~」と言われました。

観覧席をはじめ、巡行沿いの通りには、熱中症対策の救護班なども配置され、倒れる人を救う準備もされています。
なんでも見物中に外国人観光客が倒れたとか…。

もちろん巡行に参加する人たちは、山鉾が止まると、付き添いのスタッフが、急いで水などを渡し、水分補給を…。
「なんか毎年、見物するのキツクなるね~」と。連日の猛暑日…かなり厳しい祭り見物になっています。

「あ、大船鉾だ~」御池通を進む姿が…


「がんばってね~」とミモロ。この凛々しい姿を目にできるのは、今年はこれが最後。

11時前にミモロは、山鉾巡行見物を切り上げて、家に戻ることにしました。

山鉾巡行が終了する午後は、京都は突然の雨に見舞われます。それを想定して山鉾には、一部にはビニールが掛けられていますが、雨に伴い、大工方をはじめ、関係者は、急いで雨対策を…

巡行を終え、会所に戻った山鉾は、ご神体を奥に移すと、関係者が解体をはじめ、神輿渡御が行われる夕方までに、その姿は町から消えてしまいます。
「おかたづけのスピードすごいんだよね~」と、いつもダラダラお片付けするミモロは、反省。
「日本て、お片付けするのが文化のひとつになってると思う…」というミモロです。

1か月に渡る日本最長の祭である「祇園祭」も、いよいよ納める時が近づいてきました。

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猛暑の中、「大船鉾」の会所でご奉仕。多くの人が訪れた「祇園祭」の「後祭」の宵山

2024-07-24 | 京都

「今日は、会所でご奉仕します」。いよいよ宵山を迎えた「祇園祭」の「後祭」。ミモロは、「大船鉾」でご奉仕です。

スタッフパスを付けて、この日、配置されたのは、鉾に上がる人がやってくる会所です。


24日の山鉾巡行の前日…36度を超す猛暑の中、多くの人が「大船鉾」にやってきました。

「ご奉仕の前に、大船鉾に上がって来よう~!」と、スタッフの特典を活かし、鉾へ。
会所の2階には、鉾の先端に飾られる金色の大きな「大金幣」が。

「龍頭」と「大金幣」が、交互に鉾の先端を飾り、今年は、辰年ということで「龍頭」なので、来年登場する「大金幣」はお休み。その分、近くでよ~く見られます。
江戸時代に作られたと言われる紙製の「大金幣」。蛤御門の変で鉾が焼失しましたが、この「大金幣」は幸い焼失を免れた貴重なもの。「来年は、これが鉾を飾るんだ~それもすごく迫力あって、素敵なんだよ~」とミモロ。

2階の壁には、鉾を飾る段通などの織物が展示されています。

「あ、これベトナムの刺繍の職人さんが作ってくれた前掛けだ~テレビで見た~」とミモロが言うのは、赤い布に金糸で緻密に刺繍された前掛け。

ベトナムと京都の友好関係を記念して昨年寄贈されたもの。「ベトナムの国宝級の職人さんの仕事なんだって~」とテレビから知ったミモロです。

「今年の車輪をはじめ、10年前の復興以来、毎年、どこかができて、鉾が成長していくみたい…それも楽しみだよね~」
長い歴史の祇園祭の山鉾は、どの山鉾も、毎年のようにどこかが新しくなったり、変化しています。だから毎年訪れても、新たな出会いがあるのが「祇園祭」なのです。

「わ~どんどん人が増えてるみたい…」鉾の上から下を眺めると、鉾の周囲は人で埋め尽くされています。


さぁ、ミモロ、配置について…「は~い」

この日は、会所の1階で、厄除け粽などの授与のご奉仕がミモロのおつとめ。

学生さんやほかのボランティアの方と一緒に、「厄除け粽どうですか~」と呼びかけます。


かなり目立つ場所にいるミモロ…「わ~可愛い~」とスマホなどで撮影する人も多く、SNS映えするように、ポーズを。


「やっぱりミモロちゃんがいると思ってきました~」というのは、カメラマンの野口さん。

「あれ?チャーリー君はいないの?」とミモロ。ダンディな装いで知られるお人形のチャーリー君は、ミモロのお友達。
「また、今度一緒に遊んでね~」と、野口さん。「うん、よろしく伝えてね~」とミモロ。

強い陽ざしがなくなった日没を迎え、仕事帰りの人や地元の人も、増えてきました。

昼間の外出は、身の危険すら覚える猛暑。それに比べたら、夕暮れは外出しやすくなりました。

「ミモロちゃん、頑張ってるね~」と次々に地元の方が…
 
「わ~来てくれたんだ~」とほとんどお話する間はありませんが、それでも嬉しいミモロです。

古い町家を改造した町会所。「あれ?何か始まるの?」

鉾では、この日、何度も祇園囃子が披露され、笛や鐘の音が会所にも響いています。

「あ、囃子方のみなさんが降りて来た~」。夜の9時近く、鉾での最後の演奏が行われた直後…

演奏しながら、草履を履く皆さん。これから町を巡る日和神楽が始まるのです。

9時半になると…「はい、会所での授与品の扱いは終了です!ミモロちゃん、お疲れ様~」と。

「わ~終わっちゃった~なんか寂しい…」と思うミモロですが、あっという間に会所の中は、お片付けされてしまいました。


「ホント、祭の準備と撤収って早いよね~さすが~」。
祭に係る人たちが、みんな自分の役割を手際よくこなしていくのは、さすがです。

会所を出る前に、もう一度、2階へ。

「この景色を見るのも、今年はこれでおしまい…」そう思うと、ちょっと寂しいミモロです。

ご奉仕を終え、夜の22時頃、ミモロは、「南観音山」「北観音山」のそばを通ることに。
 
ここには、まだ大勢の人達…23時から、「あばれ観音」という勇ましい神事が行われるのです。

以前、その神事を何度か見たことがあるミモロ。「あと1時間か~待ってようかな?」と思うのですが、昼間からのご奉仕でやはりそれなりの疲れが…「夜中になっちゃうと、お家に帰るバスなくなっちゃう…」。そこで、今年は、このままお家に戻ることに…

御池通方向に歩き出すと、北からお囃子の音…
「あ、大船鉾の日和神楽のみなさんだ~」町を巡行した一行が、戻ってきました。

沿道で見つめるミモロに気づいてくださって、笑顔を…
「お疲れさまでした!」と手を振るミモロ。

神楽の音が通りに響きます。

さぁ、いよいよ明日は、後祭りの山鉾巡行。
それぞれの山鉾に係る皆さんは、明日の準備を整え、次の朝は、6時前から巡行の準備をなさるそう。
「寝られないね~」そう、祭は体力勝負。

「早く帰って寝ないと…」と汗びっしょりのミモロも地下鉄のホームへと急ぎました。

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古式の旧地に再興された「鴨社禮殿(ご祈禱所)」。太古の自然が残る「糺の森」の遊歩道

2024-07-23 | 寺社仏閣
「みたらし祭」が行われている「下鴨神社」。みたらし池でのお清めを済ませたミモロは、「糺の森」を歩きます。「あれ?こんな立派な建物がある~」


帰り道、ふと東の方を見ると、そこに白木の社が…

さっそく行ってみることに…

ここは、以前は、立ち入り禁止だって場所。そこは、7月1日に再興された「鴨社禮殿」です。


「あれ?今まで、本宮でご祈祷受けてたけど…」と、毎年、秋にご祈祷をして頂いていたミモロは、首をかしげます。

なんでも、下鴨神社は、昔から国家管理の神社として、伊勢神宮に次いで崇敬され、本宮では国家安泰や疫病の鎮静化など、国家規模の公的なお祈りのみが行われていたのだそう。天皇や皇族などのご祈祷は、御座所という場所を禮殿として行われてたのだとか。

第34回式年遷宮事業として今年、国宝である「本宮」を賀茂祭をはじめとする伝統的祭儀を行う特別な神域である本来の姿に戻し、後世に受け継ぐために国宝本宮の維持管理をすることになったそう。

一般のご祈祷は、「御祈祷所」として古式の旧地に再興した「鴨社禮殿」でも行うスタイルになるのだとか。

「すごい立派な建物…」

ミモロは、受付まで入ってみることに…

「御祈祷のお申込みですか?」と係の方に言われ、「あの~今日じゃなくて、またお願いします…」と、あまりの豪華さに後ずさり…。

100名までのご祈祷が行える広々した場所…

白木の清々しさがあふれます。

手水も立派…


「できたばかりの禮殿でご祈祷受けると、いっそうパワー頂ける気がするね~」と言いながら、その場をあとに…

そして遊歩道がある「糺の森」へと進みます。


「下鴨神社」を訪れる多くの参拝者は、鳥居のある参道や自転車でも通れる馬場道を進み本殿に向かいます。

「でも、糺の森の自然を楽しむには、遊歩道のある東エリアを行くのがいいんだよね~」とさすがご近所のミモロ。

世界遺産でもある「糺の森」は、広さ3万6千坪の森。かつてはなんと150万坪もあったそう。縄文時代から生き続ける森には、ケヤキ、エノキ、、ムクノキなどの広葉樹を中心に、古代から森を構成していた植物が自生。森林生態学や環境学など、自然に関するさまざまな学術分野からも重要とされる森なのです。

砂が敷かれた参道とは異なり、ここには、植物を縫うように遊歩道があります。
「あれ?前より整備されている~」と、以前は、どこを歩いていいのかわからなくなることもありました。

この場所は、自然だけでなく、古代の遺跡が近年の発掘調査で次第に明らかになっています。


調査で発見される小石や土器など…

ここが、祭祀に係る遺構であることを示しているそう。



現在の下鴨神社の形になる前…「すごい!大昔から、みんなが神様に祈る場所だったんだ~」と改めてこの森のパワーを感じるミモロです。


朝のお散歩で通ると、いっそう森のパワーを感じます。


今年、西側には、神宮寺の遺構が整備され、拝見できるようになりました。

「昔からの下鴨神社の姿が、いっそうよくわかるようになったよね~」とミモロ。

「京の夏の旅」でも「神宮寺旧跡」は見学できます。ぜひ…

「みたらし祭」に行ったら、ぜひ「糺の森」の散策も…

*「下鴨神社」の詳しい情報はホームページで

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今年も「祇園祭」の「大船鉾」でご奉仕するミモロ。祭りの夜はやはり心躍るひととき。大船鉾限定の品々もいろいろ

2024-07-22 | 京都

「厄除け粽どうですか~」とミモロは、「祇園祭」の「後祭」の「大船鉾」で参拝者に呼びかけます。

ミモロは、NPO法人京都の観光・文化を考える会「都草」のメンバーとして、毎年、ご奉仕をしているのです。

この日の担当は、夕方から夜の22時近く。

鉾の南側のテントに詰めることに…

「ミモロちゃんは、もう何度もご奉仕してるから、初めての人に教えてあげてくださいね~」とまとめ役の方に言われ、「はい…任せて…」と張り切ります。


「祇園祭」の「後祭」の山鉾巡行は、24日。23日の夜まで、鉾のそばの会所やテントでは、厄除け粽や手ぬぐい、お守りなどの授与が行われると共に、鉾に上がる人や御朱印を求める人の案内などが行われます。

厄除け粽の授与を担当したミモロ…その姿に「可愛い~」といろいろな方が撮影を…

「はい、ポーズ…」と気軽に撮影に応じるミモロです。

「あ、ミモロちゃん~」とお友達やミモロのブログを見てくださる方々が次々に…
 
夜といえども猛暑は変わらず、「熱中症に気を付けて、がんばってね~」との言葉が掛かります。

しばらくして、「ミモロちゃん、夕ご飯に行ってください~」と言われ、近くのごはん処「矢尾定」へ。

そこでお弁当を頂きました。

鉾への帰り道…途中のテントには、「大船鉾」にちなんだ品々を揃えたお店を覗きます。
「丹山酒造」さんによって、「甘酒試飲していいですか?」…
 

老舗和菓子店の「老松」さんでは、可愛いお手伝いも…。ここにも「大船鉾」限定の品があります。
 

他にも、大船鉾団扇煎餅やお菓子などがいろいろ。「前よりいろんな種類の限定品が登場してるね~」と驚くミモロです。
 

さぁ、夜が深まっても、まだまだご奉仕は続きます。

ミモロの心をウキウキさせる祇園囃子が響きます。


「あ、先生~」とミモロが飛びついたのは、大船鉾の四条町ゆかりの書家、窓月庵坐屼(そうげつあんざこつ)先生。直筆で描いてくださる団扇は、参拝者に人気。

「ミモロちゃん、がんばってますね~よろしくね~」と優しい笑顔を。「以前、書いて頂いたミモロの団扇、大切にしてます~」と答えます。

「暑いね~」風がないテント…夜になっても熱気が籠ります。「水分補給してください!」と時々注意する声…。
着ている浴衣にも汗が滲みます。

21時半にご奉仕は終了…テントの中を片づけて、ホッとするメンバー。

「お疲れ様でした~」

帰り道、ミモロは、メンバーさんと共に、他の山を見物しました。
 
「南観音山」では、お囃子が響きます。

他に「北観音山」と「鷹山」を巡りました。
 

暑いけど、やっぱり祭りの夜は特別…


ミモロは、23日の夜17時頃から、今度は、会所でご奉仕する予定です。
ぜひ会いに来てくださいね!

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