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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「下鴨神社」の「賀茂祭(葵祭)」の祭事のひとつ「走馬の儀」。勢いよく走る馬が、厄を祓い、気を浄めます。

2025-05-17 | 祭事・神事・風習

5月15日、「下鴨神社」に「葵祭」の見物に来ているミモロ。

 

伝統の祭儀の「社頭の儀」が始まり、しばらくすると馬場道では「走馬の儀」が始まります。

「社頭の儀」は、一般見物人は中に入ることができないので、ミモロは、馬場道へ。

「もうすぐここにお馬さんが来るんだよね~」と、馬好きのミモロは、沿道で待つことに。

「あ、来た~」

13時過ぎ、いよいよ「走馬の儀」がスタート。北側から5頭の馬が、南側の「河合神社」方向に進んでゆきます。

そして、合図で、1頭ずつ、勢いよく馬場を疾走します。

  

「走馬の儀」は、勢いよく馬を走らせることで、邪気を祓う神事です。

5頭の馬は、3回ずつ、スピードなどを変えながら、馬場道を走り抜けます。

馬場道の中ほどでは、神職が、儀式をじっと見守ります。

「わ~頑張って走ってる~」と、目の前の馬の姿に見とれるミモロ。

 

乗り手は、ムチのような細い枝を巧みに扱い、後ろを向いたり、周囲の気を浄めてゆきます。

「カッコいいね~」と見惚れるミモロ。

さて、馬場道の中央部には、馬が走るコースが設定され、その脇をロープが張られています。「結構狭いから、あそこ走るの大変かも…」と思うミモロ。馬が、逸れないように設定されたものですが、馬にしては、狭い場所を進まなくてはならず、プレッシャーもあるかもと心配するミモロ。「あそこ自転車で走れって言われても、結構緊張しちゃうかも…」馬の中には、首を振る時、姿勢が崩れ、ロープから外れることも…。でも、すぐに元のコースに戻るので、ミモロの心配は、余分なことかも…

無事に走り終えた馬たち…

そして見守っていた方々が、本殿に向い参拝し「走馬の儀」はおさまりました。

それからミモロは、御手洗池へ。ここは、斎王代が禊をする場所。

遅ればせながら、ミモロも手を水につけて、禊を…

池の周囲には、菖蒲など初夏の彩りが…

人混みを抜けて、下鴨本通りに出たのですが、「う~行列、かなり進んじゃったみたい~」そう、すでに斎王代の行列は、「上賀茂神社」に向かい北上して、もう姿が見えません。

今年は、ここまで…。

そこで家に戻る前に、北大路通の手前にある「てづくりとうふ すがい」にお邪魔しました。

ここは、国産大豆で作った豆腐のお店。地元だけでなく、関東の贔屓の方も多く、詰め合わせの全国発送もしています。

「こんにちは~」とお店へ。「わ~ミモロちゃん、斎王代ね!すごい衣装…よく似合ってる~」と褒められて、「そうかなぁ~」と言いながら、鼻を膨らませるミモロです。

葵祭が終わったけど、まだまだ京都の各神社の祭りは、続きます。18日は、「御霊神社」の還幸祭で、神輿が京都御所へと参内します。

まだまだ忙しいミモロです。

 

*「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」は、夏頃、お引っ越しをします。「ミモロは、これからも、ずっとみんなと一緒だから安心してね~」また、近々、お引っ越しに関しては、お知らせします。

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「下鴨神社」の「賀茂祭(葵祭)」見物へ。境内には、大勢の人…「う~そばで見られない~」

2025-05-16 | 京都

5月15日は、「賀茂祭(葵祭)」の日。ミモロは、この日しか着れない斎王代の装束を纏います。

そして、髪には、双葉葵を飾ります。昨年、お友達から頂いた双葉葵を育て、なんとかこの日までに1枚葉っぱが育ちました。「う~この葉っぱ、切っちゃう寂しいけど、他にないし…」と、植木鉢に育った葉をカット。そばの小さな葉っぱが育つことを願いながら…

 

髪に飾って斎王代の姿になりました。本来は、双葉葵のほかに、カツラの枝を飾るのですが、カツラは手に入れられなかったので、双葉葵だけに…それでもグッと雰囲気が出ました。

ミモロのこの装束は、ミニ着物作家の赤塚靖枝先生が、作ってくださった特製品です。すごいでしょ!

 

見物に行く準備を整え、いざ「下鴨神社」へ。すでに11時近くで、「京都御所」を出発した斎王代の行列は、神社に到着。そのため、正面から境内に入ることが規制され、東側の道へまわります。でも、ここもロープが張られ、境内に入れず、そこから「糺の森」を進む行列を見ることに。

「遠くて、小さくしか見えないけど…」ミモロ、同様、そこに足止めされた大勢の人達と共に、遠目に見える行列を見つめます。

牛車や花笠が過ぎ、いよいよ斎王代が乗った輿が通ります。

「よく様子わからない…」という声が周囲から上がります。そこで、「これ見て~斎王代だよ」と、ミモロは、その人たちの前に…(それまで、あまりに人が多くて、ミモロは、バッグのなかで待機していました)

「わ~すごい!これが斎王代なんだ~」と周囲の観光客から声が上がります。「う~まぁね~」正式な姿ではもちろんありませんが、その雰囲気を伝えるには十分。衣装の解説もしっかり。ミモロのそばには、人の輪ができ、次々に写真撮影が…特に外国人観光客には、人気でした。

「元京都おもてなし観光大使」として、京都の伝統文化を伝えるミモロなのです。

しばらくして、規制が解除され、「糺の森」まで進むことができました。

そこには、京都の人気の味の出店が…「これ、みたらし団子だ~」

神社のそばの「みたらし茶屋」の「みたらし団子」は、大人気で、お店の前にもいつも列が来ています。でも、この日は、出店に並んでいたので、すぐ購入できました。

その隣には、やはり下鴨本通りに本店がある洋菓子の「バイカル」が特製品を並べています。

 

ミモロが買ったのは、歩きながらも食べられる「おさんぽアップルパイ」500円。ラウンドタイプのアップルパイと同じ作り方でできた新製品だそう。「今日は、初お目見えなんですよ~」とお店の方。

「この装束では食べられないので、テイクアウトお願いします」と、後でお家で頂くことに。

13時過ぎからは、馬場道で、「走馬の儀」が行われます。そこで、ミモロは早めに馬場へと向かいました。

「ここを勢いよく馬が走って、神様にパワーを与えるんだよね」

ミモロがいつもは、自転車で走る馬場道を、この日は馬が走ります。

 

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「葵祭」の準備が進む「下鴨神社」。15日は斎王代の行列が木漏れ日の「糺の森」を進みます。

2025-05-15 | 祭事・神事・風習

5月15日は、京都の三大祭(葵祭・祇園祭・時代祭)のひとつ「葵祭(賀茂祭)」が行われます。

その前日に、ミモロは、大阪のお友達と一緒に、「下鴨神社」のお散歩に出かけました。

「糺の森」を本殿方向に進むと、途中、祭事などが行われる場所でしょうか、幕が張られ、椅子が置かれた場所などを通ります。

「ここでお浄めをするんだね~」と、

水の準備がされた場所が…いずれも近づきがたい雰囲気が漂っています。

「下鴨神社って、気持ちいいわね~」と大阪のお友達。

この日は、夏日で、糺の森に入るまで、結構強い陽ざしで、汗ばむよう。でも、ここは、木々が茂り、木漏れ日がふたりを包み、暑さもそれほど感じません。

ミモロは、この日もお気に入りのミャクミャクのスタイル。「大阪には、ミャクミャクのいろんなところで見るけど、京都では見ない…ミモロちゃんのミャクミャク可愛い!」とお友達。「そう?」と、鼻を膨らますミモロ。京都では、注目されるので、このところよく着ています。

「ここ、明日は、斎王代の行列が通って、それは雅な雰囲気なんだ~」と、すでに何度も見物しているミモロ

でも、前より観光客が多くなったためか、有料見物席が多くなって、ふらりと行って、見物できなくなっています。

「本殿に参拝しよね」と楼門をくぐります。

「あれ?なんか本殿の方に入れないかも…」と。神社の方々が舞殿などに揃って、リハーサルでしょうか?

どうも中門を通れないよう。「う~参拝できないのかな?」そこで、そばの「三井神社」に参拝することにしました。

明日の準備が進む境内…すでに幕やロープがいろいろな場所に設置され、ミモロが案内したいところに行けません。「う~残念…」とミモロは、気分を変えて、楼門そばの休憩所の「さるや」へ。

「ひと休みしよね~」と、ドンドン中へ。「アイスキャンディーがある~」と。

「氷の花」という抹茶の品を選びました。

「う~なかなか濃い抹茶だね~」と、今まで食べた抹茶のアイスキャンディーの中で、一番、抹茶がたっぷり入っている感じ。

「美味しい~京都の味って感じ…」と大阪のお友達。爽やかな風がそよぐ中、しばし寛ぐ二人です。

15日は、午後13時15分から、「走馬の儀」が、馬場道で行われます。

「明日も来なくちゃ~」とミモロ。さすがに、明日は、ミャクミャクのスタイルではなく、他の衣装にしてね~。「え~これ好きなのに…」

 

*gooblogの突然のサービス終了のため、急遽、ミモロのブログは、「はてなブログ」へのお引っ越しの準備を進めています。これからもミモロは、みなさんといっしょです。夏までには、完全にお引っ越しができると思います。どうぞご安心くださいませ…

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今年も見事な技に感激!京都東山「得浄明院」での平安時代から続く「式包丁」の奉納。

2025-05-14 | 祭事・神事・風習
5月13日の10時半から、京都東山の「得浄明院」での「式包丁」の奉納が始まりました。


式包丁というのは、平安時代から伝わる宮中の儀式のひとつ。包丁と箸で、一切手を触れることなく、食材を切り分け、吉祥を表す景色を奉納します。

「また、ギリギリになっちゃった~」とミモロは、急いで「得浄明院」に

明治27年に信州善光寺の京都別院として建立された浄土宗の尼門跡寺院。皇室の御血筋である伏見宮家の方が、ご住職をお務めになっています。

4月下旬から見ごろを迎える「イチハツ」の花でも有名な寺院ですが、すでに「もうお花残ってない…」とミモロ。

庭にいたミモロを見つけてくださったのは、この式包丁を奉納する「庖勝一條流」三代目お家元の、富田さん。

「ミモロちゃん、こっち~」と、すでに参拝者で満席の本堂に別のルートで導いてくださいました。

「わ~すごいいっぱい~」本堂には、この儀式を見にいらした観光客やお寺の信徒さんなどでいっぱいです。

無事に本堂に入れたミモロ。お寺の方の計らいで、なんと内陣から拝見することに…。

10時半過ぎから始まった式包丁。まずは、豆腐を切り分けて、吉祥の文字を作ります。

柔らかい豆腐を、庖丁と金属の箸で切り分け、挟み、盆に持ってゆきます。
「わ~すごいね~」と、冷ややっこも箸で口元に運ぶのは、大変なミモロ。「スプーンじゃないと食べられない…」と。
指先の微妙な感触を調整して、豆腐を傷つけないように運ぶのは、技術が必要。

そして、次は、お家元が、熟練した技を披露。

式包丁は、儀式なので、始まりから終わりまで、流れるような動きで、まるで舞うような雅な動作が続きます。

「長い金属のお箸の扱いが見事だね~」と。ただただ見惚れるミモロです。
お家元が奉納する食材は、筍です。

生の筍の皮を剥き、切り分けます。「ミモロの家の庖丁だと、筍切るのすごく大変…」と、あの~ね~比べる基準が低すぎます。
スパっとというより、滑るように、硬い筍とは思えない切り具合です。


「カッコいい~」と、内陣から拝見するミモロ。

美しい所作が、参拝者を魅了してゆきます。


今回、境内にある芸事の神様「白天龍王」に奉納した2点の作品。
豆腐の「癒し」は、「う~画数が多くて計算するの大変そう…」とミモロ。

式包丁で切る食材は、全部使われ、余るということはありません。つまり、豆腐全体から、どれくらいの大きさで切り分けていくか、緻密な計画が必要なのです。

そしてお家元の筍は、「葵祭」の御所車で、そこに白龍が乗っています。

筍の輪切りの車輪に乗った御所車。菖蒲の花も添えらえて、美しい景色を作っています。

「白天龍王」の社に奉納。

無事に儀式が納められました。

参拝者に囲まれたみなさん。


「ミモロちゃん、よく見れましたか?」とお家元。

「はい、おかげさまで…」とお礼をいうミモロ。

「今年も、しっかり見学なさってましたね~」と、小笹さん。

お家元も、小笹さんも、有名料理屋さんの料理長なのです。

「あの~ご住職は、今日はお姿見えなくて…」と、いつもミモロを可愛がって下さるご住職に会えなかったことが寂しいミモロ。
「はい、御元気ですよ~でも、今日は、ちょっと奥にいらっしゃるんです」とお寺の方。

ミャクミャクの姿をご住職にも見て頂きたかったミモロでした。

でも、ミモロのミャクミャクは、すでに顔なじみの方々に「すごい!ミモロちゃん、可愛い!」と笑いを誘うことに…。
みんなの笑顔に包まれて、本当に幸せなミモロです。

式包丁が奉納された社…神様もお喜びのことでしょう。


「またね~ご住職によろしくお伝えください~」と手を振ってお寺をあとに…


近くの白川には、青々と柳が茂り、五月の爽やかな風が枝を揺らしていました。


5月15日は、「葵祭」。京都の夏の始まりです。

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鳥獣画家 佐藤潤さんの「画業三十周年記念」の「花鳥百獣ミュージアム」。4月下旬に「京都創造ガレージ」で開催。

2025-05-13 | イベント
桜などのリポーに押された4月のミモロのブログ。その間に京都では、さまざまなアートイベントが行われていました。今日は、遅くなりましたが、その様子をお伝えします。

「うわ~別世界にいるみたい~ここ極楽なのかな???」とミモロが立つのは、大きな映像の前。

この映像が見られたのは、4月18,19,20日京都の西洞院通にある「京都創造ガレージ」。


そこでは、「鳥獣画家 佐藤潤 画業三十周年記念 花鳥百獣ミュージアム」という特別展が…


「こんにちは~」とまずは、画家の佐藤潤さんにご挨拶。

1970年大阪市生まれで、京都精華大学美術学部を卒業。1995年に京都で初の個展を開催。その後、毎年、全国で10回以上の個展を開催するほか、フランス、イタリア、アメリカなど海外でも企画展を…。
佐藤さんのテーマのひとつが、動物にまつわる風習や吉祥など、日本人が、古くから崇拝するもの。そこには、絶滅危惧種の動物たちの姿もあり、佐藤さんの動物たちへの強い愛情が映し出されているようです。

また、2017年には、日本の雅な伝統遊びのひとつである「貝合わせ」に出会い、その小さな貝に、佐藤さんの大きな世界が映し出されたような作品が…

貝合わせの魅力を多くの人に伝えてゆく活動「貝合貝覆文化協会」をなさっている奥様の佐藤朋子さんと共に、新な作品づくりをなさっています。

その作品展「招福はまぐり」展が、5月15日~23日。大阪「MANIFESTO GALLERY]で開催されます。
 

さて、会場内で佐藤さんの作品を拝見するミモロ。「地下に大きなスペースで撮影できますよ」と係の方に言われ、地下へ。
そこには、床から天井まで、大きな映像が映し出され、来場者は、撮影ができるのです。


「あ、飛鳥時代と平安時代の装束の人がいる~」


佐藤潤さんの世界が、全身で体験できるダイナミックなスペース。音楽家平沼有梨さんが選曲なさったご自身の楽曲が流れ、その世界をさらに圧倒的なものへと誘っています。

次々に展開される映像…
 

訪れる人は、自分のスマホなどで撮影できます。

「こういう衣装だと、いっそう気分が上がります。本当に楽しい~」とおっしゃる方々。


「ミモロも、十二単持って来ればよかったなぁ~」と。

没入型の新なスタイルのダイナミックな鑑賞会でした。

佐藤潤さんに関する詳しい情報は、ホームページからどうぞ

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