ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

岩絵の具の色彩が美しい透明樹脂製の帯留め「帯留 小物力丸」。京都「平安楽市」で出会った素敵な品。

2023-10-02 | アート

「こんな帯留楽しいね~お正月のお着物にぴったりかも…」とミモロは、鯛や達磨などの吉祥意匠の帯留に出会いました。


京都「平安神宮」の南側に広がる「岡崎公園」で毎月、開催される手づくり市「平安楽市」は、多くの人が楽しみにするマーケット。

雑貨、衣類、食品、骨董品などさまざまな品が並ぶテントが連なる公園を、ミモロは、キョロキョロしながら、気になるものを見つけます。


「あ、これ、なんか可愛い~」と、可愛いもの好きのミモロが足を止めました。


そこに並ぶのは、小さな品々…「これ、なんだろ?」と…


「いらっしゃいませ~何かお気に入りのものありますか?」熱心に品を見るミモロに優しい声が…。


「これ、なんですか?ブローチ、」とミモロ。「はい、帯留めなんですよ~」「あ、帯留めね~」


ここは、「帯留 小物力丸」というお店。
店主であり、これらの作品を作られたのは、三重県の志摩から出店した中川さん。

「あの~どうして、こういうの作り始めたんですか?」とミモロ。
「着物が大好きで、もっと着物を楽しみたいって思って…」と中川さん。
これらの帯留めを作られて10年ほどになるそう。

透明樹脂に岩絵の具を混ぜ、美しい色彩を施すのだと…

秋の深まりと共に、色を変えるもみじの葉も、その微妙な雰囲気を表現しています。
「これ、秋のお着物にピッタリだね~」とミモロ。
「そう、帯留で、同じ着物の表情を変えることができるんですよ」と。
「なるほど~」

「自分のために、作り始めたんですが、友人などにも好評で…主婦ですから、」と中川さん。

すでに作品の種類は、数百におよぶそう。四季折々の風物や草花、吉祥文様、動物たちなど、そのデザインもいろいろ。

「ホントに、いろいろあるね~」


「あ、これ栗だ~美味しそう~」

今の季節にピッタリの栗は、見るからに美味しそう。

「これも今、ぴったりかもね~」というのは、トラのデザイン。

「きっと寅年のためだろうけど、今は、阪神タイガースの応援にいいんじゃない?」とミモロ。

「また、平安楽市に出店しますか?」とミモロ。「はい、また来ますよ~」と。
「じゃ、また会えるね~」

ミモロは、また、素敵な出会いに恵まれて、「平安楽市に来ると、なんか新しいもの見つけちゃうんだ~」と。
毎回、訪れることを楽しみにするミモロです。


*「帯留 小物力丸」の品は、「minne]で購入可能です。価格は、4000円ぐらいから

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都岡崎公園で開催された「平安楽市」。暖かな温もりを感じる木工の作品たち「WOOD CRFTてるてる」

2023-10-01 | アート

「なんか可愛い~」とミモロが、見つめるのは、小さな木工のお人形たち。


9月30日の午後、ミモロは、「平安神宮」の前にある「岡崎公園」へ。「今日は、平安楽市やってる日だよね」

京都や関西を中心に、さまざまなモノづくりの人たちが、出店するマーケット「平安楽市」。

ミモロも時々出かけます。

「ねぇ、この木工の作品、すてきだね~」と、いくつもある仮設テントを巡って、足を止めたのが、ここ。


テントの前には、木の看板が置かれています。[WOOD CRAFT てるてる」と…


「どうぞ、ゆっくり見てください~」と、ミモロに声を掛けたのは、このテントのオーナーであり、木工作家の榎本浩二さん。


大阪から出店なさっている榎本さん。木工の作品づくりを本格的に始められたのは、4年ほど前から。公務員としての務めを退職してからだそう。


それぞれの木の持ち味を活かし、そこから彫り出された作品は、いずれも温もりを纏い、またとても洒落たフォルムです。

「あの~昔から木工なさってたんですか?」とミモロ。とても最近木工を始めたとは、思えない作品です。
「まぁ、木工は昔からちょこちょこやっていましたが、仕事が忙しくて、本格的に始めたのは、リタイヤしてからなんです。実家が、木を扱う仕事をしていたんで、木との触れ合いは、子供のころからありました」と。

芸術系の大学を卒業なさったそう。「だから、まぁ立体の製作、得意なんです」と。
「やっぱり…とても、趣味でやっている人とは思えない作品だもの…」と、なかなか鋭い目をもつミモロ。

木の葉をモチーフにしたブローチなども、そのフォルムと色彩のニュアンスが絶妙です。


「このスプーンもいいね~」と。

まるで枝のようにカーブしたスプーン。木の気持ちにそったような姿です。
「目の検査…」と小さなスプーンを目に…

あのね、それをやるのって、昭和の人なんだって…。今の子は、眼の検査で、黒いスプーンのようなものは使わないそう。

榎本さんの作品の中で、特に、心惹かれるのは、小さなてるてる坊主のような人形たち。


「彫っているうちに、その表情が見えてくるんです」と榎本さん。

小さな丸い頭とそれと同じサイズのボディ。シンプルな人形たちですが、その表情は、小さな目だけで十分に伝わってきます。
「なんかお話してるみたい…」とミモロ。
1体800円で、いくつか一度に揃えたくなります。

また、白壁のお家も、やはり複数で並べたくなります。

「地中海沿いの町にありそうなお家だよね~可愛い~」とこれもミモロが気に入ったもの。

「あの~毎月、平安楽市に出店なさってるんですか?」
「いいえ、これで2回目、今年は、他のイベントもあるので、来年になるかもしれません」と。

「作品、オンラインショップで買えないんですか?」
minneで少しだけ出してますけど…」

「じゃ、また、平安楽市で会えるの楽しみにしてます」とミモロ。

「はい、また、ぜひ来てくださいね~」と。

「素敵なもの見つけちゃった~。他にもないかな?」と、また、いろいろなテントを巡ります。


*次回の「平安楽市」は、10月17日(火)~18日(水)10時~16時


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白砂の庭を照らす月。「大徳寺」塔頭「瑞峯院」での「お月見茶会」。月夜の宴に遊ぶひととき

2023-09-30 | 体験

「あ、お月様~昔からみんな愛でたんだよね」と、月を見上げるミモロ。


ミモロの月見は、大徳寺の塔頭「瑞峯院」で…。

月見の前の夕暮れ時に行われたお茶会。「さぁ、お茶室に入らないと…」


このお茶会は、表千家の茶道教授の岩崎源先生と瑞峯院のご住職が開かれたもの。ここで、茶道のお稽古をするみなさんとご一緒しました。


「お月見の茶会は、なんともいいものですね。虫の声も聞こえ、お月様が喜ばれ、姿を見せてくださることを楽しみに。このように、皆さまとご一緒できるのを、とても嬉しく感じます」と岩崎先生。

お月見茶会もコロナ禍の時は、中止され、昨年から復活しました。
「マスクしないで、お茶会出られてよかったね~」というミモロ。でも、まだまだ油断はできないので、マスクはできるだけするように心がける皆さん。

お菓子を頂戴した後、「お茶、頂戴いたします~」とミモロの前に茶碗が…


「なんか心鎮まるね~」と言いながら、飲み干します。

ミモロのお茶碗は、可愛いウサギの図柄が…

お月見に相応しいお茶碗です。

他のお道具も秋をさりげなく表現したもの。

「さすが、瑞峯院さんのお道具、素晴らしいね~」と、毎回、お道具を拝見して思うミモロです。

お茶会の後は、しばしお庭を眺めます。
「まだお月様、姿見せないね~」と空を見上げますが、一面に薄雲が掛かっていて、月の姿はまだ…

実は、この日、ミモロは、お月様のために、お団子とススキならぬネコジャラシを持ってきました。
お月見には、ススキじゃないの???「え~でも、ススキじゃミモロらしくないもの…」と。
確かに、ネコのミモロにとって、ネコジャラシは、好きな草のひとつです。
小さなお団子も、たくさん作りました。「お月様にたくさん食べてもらうんだ~」というミモロの心づくしです。

「あ、もう狂言始まるの?」

月見の宴は、狂言師の柳本勝海さんと五明寛和さんによる「月見座頭」が演じられます。

盲目の座頭が、月見をしに野辺に出かけ、そこで虫の声を聴き、月夜の風情を楽しみます。
ちょうどそのタイミングで、庭の虫が鳴き出しました。「なんかぴったりだね~本物の虫の声だもの…」とミモロ。
そう、素晴らしい舞台演出。その後、同じく月見を楽しむ男と盛り上がり、楽しい時を過ごす座頭。しかし、その後、彼には思いもよらぬことが起こります…。
「ひどい!」と、にらみつけるミモロ…。思いもよらぬ展開でした。


素晴らしい舞台を務めたお二人に、盛大な拍手が…。

そして、宴の最後は、久しぶりの宴会です。

方丈に集い、お弁当を頂戴します。「コロナなども、まだ流行っていますから、あまり近くでお話をしないように注意しながら…」と最初に…。

お弁当は、「平八茶屋」のもの。

昨年は、お弁当は持ち帰りでしたが、今年は、久しぶりにみなさんとご一緒に頂くことができました。
「美味しいね~こうやってみんなで頂くのって、嬉しいね~」とミモロの箸は止まりません。

「あ、お月さま~」

重森三玲作庭の白砂の庭に月の光が注ぎます。「あ、お月さま雲に隠れちゃった~」
そう、この日、月が見られたのは、実は、あまり長くなく、あっという間に雲に隠れ、その後は、時間の経過で月の位置は高くなり、庭から見られなくなりました。

「でも~虫の声も聞こえるし、ここで過ごす夜って、なんか贅沢な時間だね~」というミモロ。

心に残る素敵な夜になりました。

*「瑞峯院」京都市上京区紫野大徳寺山内  ☎075-491-1451 通年拝観可能 9:00~17:00 拝観料400円

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[大徳寺」塔頭「瑞峯院」で行われた「お月見茶会」へ。重森三玲のお庭に登る月

2023-09-29 | 体験

「ここで、お月様眺められて、本当に素敵だなぁ~」と白砂の庭を前に、月が昇るのを待つミモロ。

9月26日の夜を待つのは、京都紫野「大徳寺」の塔頭「瑞峯院」です。

夕方、和服姿で訪れたミモロ。


「大徳寺」は、臨済宗大徳寺派の大本山。天正10年(1582)に、豊臣秀吉が織田信長の葬儀を盛大に行い、その菩提寺として「総見院」を建立、以降、武将による塔頭の建立が相次ぎ、境内には、22の塔頭、別院2ヶ寺が甍を連ねています。

千利休の帰依を受けて以来、茶道との関わりも深く、ほとんどの塔頭には、茶室が備わっています。

この日、ミモロが向かったのは、「瑞峯院」。

ここは、天文4年(1535)にキリシタン大名の大友宗麟が、大友家の菩提寺として建立。重要文化財の客殿や唐門なども…。

「ここに伺うの久しぶり~」といいながら、路地を奥へと進みます。


そして方丈の前に…

「ここで、後で、お月見の宴が行われるんだよ~すごい場所で過ごせるって、幸せ~」と、歴史ある方丈が、宴の会場とは、なんとも京都らしい、そして贅沢なひとときです。

その方丈を囲むように、白洲の庭が配されています。

このお庭は、昭和36年に作庭家 重森三玲が、開祖400年遠忌を記念して作庭。

この日は、それを望みながら、名月を愛でるのです。
方丈の縁には、お月様のために、ススキとお菓子が備えられています。

「美味しそうな和菓子だ~お月様喜ぶね~」とミモロ。


さて、月が掛かる夜が訪れる前に、「瑞峯院」の茶室では、この日、表千家茶道教授の岩崎源先生の茶会が行われます。
「お久しぶりです~」と先生にご挨拶するミモロ。

「はい、ミモロちゃん、よくお越しくださいました。元気でしたか~」と、いつもカッコいい岩崎先生。
ミモロは、ここで、コロナ前に、先生の茶道のお稽古に参加していたのです。
「ずっとご無沙汰しちゃって~でも、またお稽古に通わせていただきたいと思ってます。よろしく願いします」と。
「はい、ぜひ~待ってますよ~」と優しく言ってくださいました。

また、この日の宴には、狂言師の柳本勝海さんと五明寛和さんが、狂言を披露してくださるのです。


「あの~そろそろお茶席に入る時間ですって~」とミモロは、お二人の控室へ。

「はい、では…」と、しずしずと茶室へと向かいます。


さぁ、ミモロもお茶室に入りましょう…

*「大徳寺 瑞峯院」京都市紫野大徳寺山内 ☎075491-1454 拝観時間9:00~17:00 拝観料400円


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

境内の桔梗の花が迎える「晴明神社」。平安時代の天文学者、安倍晴明が愛でた花??

2023-09-28 | 寺社仏閣

「あ、まだ桔梗が咲いてる~」

初夏から初秋にかけて、境内の約2000株の桔梗が、次々に白や紫の花を咲かせます。

「桔梗って、秋の七草に出てくる花だよね~」とミモロ。
そう、萩、ススキ、葛、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、そして桔梗と言われます。
ちなみに春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロです。
「春は七草で御粥食べるけど、秋は、何食べるの?」と食いしん坊のミモロ。
う~残念ながら、秋の七草は、食べられません。目で愛でるものだから…。


桔梗と言えば、明智光秀の家紋を思い浮かべる方も多いはず。美濃の土岐氏の家紋としても知られ、なんでも、ある戦いで、土岐氏が、野原に咲く桔梗の花を兜に飾って戦い、勝利を得たことから、縁起がいいということで家紋にデザインしたとか…。

尚、明智光秀は、その土岐氏の一門なのです。

また、桔梗の文字をよく見ると、木へんに、「吉」と「更」の文字からできていることがわかります。そのため、「吉」が「更」に増えるという縁起のよさも家紋として使わるという説も…(諸説あると思いますが…)

「なんで晴明神社に桔梗があるの?」と、ミモロ。う~またしても、そういう質問しますか~
いろいろな説がありますが、安倍晴明が桔梗が好きだったから…とか、
ご祭神の陰陽師である晴明は、天体とのつながりが深く、星のマーク、五芒星を神社の神紋にしています。


その形が、桔梗に通じるから…とも言われます。



この日は、「晴明祭」で境内には、大勢の参拝者が、本殿の前に列を作っています。

ミモロは、いつものようにその列ではなく、本殿の脇で参拝。

「安倍晴明さんは、厄や魔を祓ってくださるパワーがあるんだよね~」

衣の下で、印を結び、夜空を見上げているお姿の銅像。ミモロも一緒に印を結びます。

境内にある小さな橋は、以前、堀川に架けられていた「一条戻橋」を再現したもの。

「ここに来たら、ご挨拶していかなくちゃ~」とミモロが近づくのは、一条戻橋に住んでいた式神様。陰陽師のアシスタント的な精霊です。
「いつもながら、迫力あるお顔だよね~」


秋の夜長、空を見上げる機会も増えて・・「お月様やお星さま見えるかな?」と、家の窓から毎夜見上げるミモロ。
どこからか聞こえる虫の声…昼間が、以前、30度越えの夏のような暑さですが、夜になると、めっきり気温が下がり、心地よい夜風が吹くようになりました。

「もうすぐ中秋の名月だね~。お月見しなくちゃね~」と、月見団子を楽しみにするミモロでした。

*「晴明神社」の詳しい情報はホームページで

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
いつも一緒だよ~ミモロオリジナルキーホルダー



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする