ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都、北野天満宮の初天神へ。梅の花は、ちらほら。見ごろまでは、もう少しかかりそう。

2012-01-31 | 歴史・史跡

京都に戻ったミモロです。またしばらく京都の町のリポートをお届けします。

さて、1月25日は、京都の北野天満宮の初天神の日。ミモロも、さっそくお出かけです。
でも、その日は、とても寒い日。例によって、夕方近くに到着したミモロ、寒さもいっそう。
「ミモロは、フワフワだから温かいよー」と、結構寒さに強い様子。張り切って境内へと進みます。


毎月天神市のたつ25日は、菅原道真公のバースデイー6月25日と、命日2月25日に因んで天神様の日に。
その日は、境内に植木や骨董、古着などの露天が並ぶ市がたち、多くの人で賑わいます。

なかでも1月25日は、一年で初めての市の立つ日。参拝客もいっそうです。

境内には、新年にふさわしく、干支の飾りが。勇ましい龍の絵や絵馬が、参拝客の厄を祓い、その年の平穏を祈ります。



そもそも北野天満宮は、”学問の神様”菅原道真公をご祭神に祀る神社。


受験シーズン間近なこの時期は、多くの受験生たちが、合格祈願に訪れています。努力の成果が、見事に発揮されますようにと、最後の神頼み?!。
ミモロも、お勉強が進みますようにと、真剣に参拝する受験生のそばでチョコンとお願いを…。

「あ、牛がいるー」
天神様と言えば、狛犬では、なく牛が神様のお使いに祀られています。これは、菅原道真公が丑年生まれのことに由来するとか。

また、天神様には梅の花がつきもの。九州の太宰府天満宮も、東京の湯島天神も梅の名所です。

これは、実は明治になって、暦が新暦になり、菅原道真公が亡くなった命日の2月25日ごろが、梅の花が盛りだったことにも関係が。それまでは、菜種の花をお供えしたそう。旧暦の2月25日は、今の暦では、3月の彼岸の近くに。

「でも、東風吹かば、匂いをこせよ 梅の花、主なしとて 春な忘れそ…って、歌を詠んだんでしょ。きっと菅原道真さんは、梅の花が好きだったんだよね」とミモロ。なかなかよく知ってますね…。

境内の梅の大部分は、蕾は、膨らみかけてはいるものの、開花は、まだ先のよう。
「あ、ちょっとだけ咲いてる…」でも、気の早い、おませな梅は、もう花をつけていました。

2万坪の境内には、50種、1500本の梅が、1月下旬ごろから、次々に咲き始め、2月下旬から3月中旬ごろが、梅の見ごろ時期に。特に、菅原道真公の命日の2月25日は、「梅花祭」が開催され、華やぎもいっそう。
境内には、梅の花が咲き乱れ、仄かな香りが漂い、訪れる人に、春の訪れを知らせます。


でも、まだ寒さ厳しい1月の境内で、鮮やかだったのは、南天の実。
冬の景色に一際、赤の実が目立ちます。「すごく鮮やかな赤でキレイ!」

トコトコ歩く境内の一角で見つけたのは、梅の花を象ったロウソク。
「なんか美味しそう…」梅の花のお饅頭を思い出したミモロです。

*「北野天満宮」の詳しい情報は、ホームページから。梅の開花情報などもチェックできます。

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木工作家、時松辰夫さんの木のクラフトショップ「アトリエとき」。桜、欅、栗など木の器たちが勢ぞろい

2012-01-30 | お気に入りの品

湯布院のある大分県は、竹工芸、焼物、木工品などの工芸品の産地でもあります。
「由布院 玉の湯」旅館から、歩いて5分ほどの雑木林の中にある木のクラフトショップ「アトリエとき」は、
湯布院を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいおすすめの木工品の工房。

ミモロもさっそく出かけます。
住宅地の中の道を進み、雑木林が茂る一角に、その工房兼ショップがあります。
「ここ、ここ」表示に従って歩くと、一軒のおうちが。


「わーいろいろな木の器がある…」店内を覗いて、ミモロは嬉しそうな声を。


ここは、木工作家、時松辰夫さんの工房兼ショップ。暮らしの中で、使いやすい木の器を作り続けていらっしゃいます。時松さんの木の器は、桜や欅など約30種類の木を、その木のもつ個性的な色や木目を活かしたもの。同じ種類の木でも、決して同じ表情にはならず、それぞれの個性が現れています。

全国で、木工技術の指導を行ったり、湯布院で研修生などを受け入れたり、自然の恵みから生まれる温もりあふれる器たちの創作を意欲的に行っていらっしゃいます。


自然の木の個性を活かした作品は、同じ種類の木のお皿でも、この通り微妙に色合いや木目が違います。


「わー大きな器…きっとサラダを盛ったら、すごくいい感じだろうなぁー」


木目の美しい大きな鉢。木の器の魅力は、野菜や果物、魚などを盛ると、とてもよく合って、美味しそうに見えること。「自然のもの同士は、相性抜群だね!」とミモロ。

「あ、こんな器でお食事したら楽しいだろなぁ」
いろいろな大きさの器を組み合わせたディスプレー。

以前、時松さんに伺った時…
「一種類の木の器を揃えるのもいいですが、いろいろな種類の木の器を組み合わせて、雑木林のようにするといっそう面白いですよ。また。木は捨てるところがないんです。小さなものは、箸置きにしたり…自然の恵みを大切に使わせていただいています。」と言われたことを思い出します。

ミモロは、木の器が大好きで、家でもよく使っています。
木の器の魅力は、
まずは、その自然な風合い。そして、木は熱を伝えない性質があるので、熱いものを入れても、陶器のように熱くならず、手で持つことができます。

さらに、温かいものは、器に熱を奪われないので、長時間、その温度を保つことができるんです。ですから、昔から、汁ものを入れるのは、漆器のお椀など木の器です。

「アイスクリームも木の器とスプーンがいいんだよね」とミモロ。
その通り!木の器では、アイスクリームも溶けにくく、また木のスプーンは、金属のスプーンと異なり、アイスクリームがくっつかず、食べるときも、唇にスプーンがくっついてしまうことがありません。
極端な冷たさが口に伝わらないんです。
「そう、だからアイスクリームが食べやすいのー」と、実際の体験からのミモロの発言でした。

「木のスプーンって、熱いスープを飲むときも、唇がやけどしないよね」と、さらに付け加えるミモロ。
まさにその通り。

「あ、お箸もある…」
こちらは、竹を使ったお箸。手に馴染み、実に使いやすいお箸です。

おしゃもじを抱えるミモロ。
プラスチック製のおしゃもじが多い中、やはりご飯には、こんなしゃもじが似合います。

お皿やお椀だけでなく、ほかには弁当箱やトレイなど、約100種類の品々があるそうです。

あれ、ミモロがいない…。
ふと店の一角に目をやると、そこには、積み木をじっと見つめるミモロが。

時松さんの積み木は、とてもやさしい形。どの積み木も角が丸く削られています。
「かわいいなぁー」と、すごく欲しそうなミモロです。

子供が生まれた方などへの、プレゼントにしたい逸品ですね。


木の器を手にすると、その自然の温もりが伝わってきます。家では、お椀とスプーン、お皿などを使っていて、もう10年近く使い続けていますが、とても丈夫。どんな料理を盛り付けても、とてもよく合います。小さなものは、1000円代から購入できます。「由布院 玉の湯」や「亀の井 別荘」のショップでも購入できますが、いろいろな種類が揃うのは、やはりここ。湯布院を訪れるたびに、ひとつずつ購入しています。

*「アトリエとき」大分県由布市湯布院町川上2666-1 電話0977-84-5171 営業時間:9:00~18:00 無休




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今年3月31日で閉館になる「由布院美術館」。懐かしい小学校のような建物ともお別れ。

2012-01-29 | アート
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湯布院の町の中央部にある「由布院美術館」。
ここは、放浪の詩人画家、佐藤渓(さとうけい)の作品を所蔵し、展示する美術館です。

佐藤渓は、大正7年(1918)に広島県に生まれ、28歳から本格的に詩や絵画の制作に専念。全国各地を放浪しながら、作品を描き、昭和35年(1960)に湯布院で42歳の若さで亡くなりました。

この美術館は、彼の作品を多数所蔵。繊細かつ大胆、無邪気かつ妖艶、明朗かつ暗鬱とも言うべき、独特の世界観を表現した絵画は、見る人の心に何かを訴えるもの。

今年、開館20周年を迎えるのですが、残念ながら3月31日をもって閉館することに。
湯布院のアートのひとつの拠点が、惜しまれつつ姿を消します。


「由布院美術館」は、佐藤渓の作品と共に、多くの人を惹きつけたのが、木造の小学校のような展示スペースです。

「なんか懐かしい感じがするよねぇー」とミモロ。校庭を思わせる中庭には、古いポストの姿も。


中庭をグルリと囲むようにある展示スペースも開放的な造り。

どこからも、湯布院の自然が間近に感じられるようになっています。

「あ、由布岳が見える!」2階の喫茶スペースの窓からは、雄大な由布岳の姿が。


「もっとよく見えるところがあるんだよ」とミモロは、敷地内の小さな山の上に登ります。


「ほらね!よく見えるでしょ…」
確かに、いっそう大きく見えますね。そこからは、湯布院ののどかな田園風景も一望。


「あ、万華鏡も見なくっちゃ…」とミモロは、常設展示されている、いろいろな万華鏡を見に展示室へ。

万華鏡は、19世紀初頭にスコットランドで発明され、日本には、1819年には伝わっていたそう。


内側に鏡を貼った筒を覗くと、中に入った色とりどりの小さなチップが、筒を回転させるたびに、さまざまな模様となって見えてきます。

次々に変化する模様は、まさに動くアート。決して2度と同じものを見ることがない移ろいの芸術です。


ミモロも展示されている万華鏡を覗きます。「わーキレイ…」
筒を回すと次々に形が変わる万華鏡の世界に、もう夢中。「わー、スゴーイ、ワー」と声を上げながら覗くミモロ。

いろいろな種類の万華鏡を次々にトライ。そのたびに「わー、スゴーイ、ワー」と声を。

「なんか別世界にいるみたいだった…フー」。あまりに万華鏡を見すぎたのか、ちょっとミモロはボーっとしています。ミモロ、しっかり!大丈夫・・・・。

「ちょっとここで休憩しよう…」とミモロは、テラスの椅子に座って、中庭に渡る風や温かな陽光を浴びつつひと休み。

「3月末で、ここは閉館になっちゃうんだね…」と、ちょっと寂しそうにポツリ。

20年に渡り、湯布院にアートの風を吹かせた「由布院美術館」。
閉館の理由は、湯布院の霧とか。温暖の差が激しく、また盆地の温泉地のため、湿気が多く、作品への影響がはなはだしいそう。所蔵する佐藤渓の作品は、姉妹館である「別府聴潮閣」に展示される計画だそうです。


「次に湯布院に来ても、もう、ここには入れないんだねぇー」と、美術館を後にする前に、もう一度振り返り、木造の小学校のような建物をグルリと見渡すミモロです。

「さようなら…バイバイ…どうもありがとう…」ミモロは、小さな声で、お別れを…。

閉館まで、残り2か月。その間に湯布院を訪れる機会があったら、ぜひ、ここに。

今後、この建物やスペースが、どのように使われるかは、まだ検討中だそうです。

*「由布院美術館」の詳しい情報は、ホームページから。どうぞ…。



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湯布院アート旅。人形作家、中西ちせさんの凛とした人形たちが並ぶ「ギャラリーMUNE工房」。

2012-01-28 | アート
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温泉地,湯布院は、アートの町としても知られています。町中には、音楽をテーマにした「由布院 空想の森artegio MUSEUM」、現代彫刻を展示する「末田美術館」、世界の万華鏡などを展示する木造小学校のような「由布院美術館」をはじめ、木工、陶器などのギャラリーもいろいろ。
町の散策のポイントに巡りたい美術館やギャラリーです。

アートの町、湯布院のギャラリーのひとつに「ギャラリーMUNE工房」があります。

ここは、人形作家、中西ちせさんの作品が展示されているギャラリーで、年に数回、絵画や版画、人形などの個性豊かな作家たちの企画展も開催し、若い才能などを応援しています。


中西ちせさんの作品は、凛とした美しさと、そこはかとない、やさしさを湛えた陶土で作った人形。


ちせさんの人柄を感じさせる作品です。

中西ちせさんは、大分県湯布院町生まれ。京都などで作品づくりを学んだ後、実家のある湯布院でギャラリーを始めました。彼女の作品は、京都、東京、長野をはじめ、フランスのパリなどでの個展でも評判に。

ギャラリーの中に、スラリとした姿の人形が、静かに時を過ごしています。


ミモロも興味津々で、ひとつひとつ作品を見て歩きます。
「この子かわいいー」と作品のそばに。
「お人形好きなの?」とミモロに話しかけるちせさん。
「ハイ、素敵なお人形、洗練された感じですね」と。
小さな顔とスラリとした体形のちせさんの人形の前で、ミモロの頭の大きさと太目な体形が目立ちます。

「人形には、魂がはいっているんですよ…。ミモロちゃんは、とても愛されてますね。だから、みんなをしあわせにするオーラを感じますよ」と。ちせさんの人形には、生きることの喜びが表現されているよう。
ちょっと上を向いた姿は、凛として、未来へと逞しく生きようという意志を感じます。


ふと窓辺を見ると、「あ、犬がいる…」とミモロは、駆け寄ります。
金属製の犬のオブジェ。
ちせさんが、飼っていた愛犬がモデルだそう。
「乗ってみる?」と聞かれ、お言葉に甘え乗せてもらうことに。

「ここに来ると、心が落ち着く感じ…」とミモロ。

湯布院に行ったら、立ち寄りたいギャラリーです。作品の購入もできます。

*「ギャラリーMUNE工房」大分県由布市湯布院町川南808-2 電話0977-85-3115
訪れるとき、電話をすることをおすすめします。「由布院駅」から車で5分。「山のホテル 夢想園」のすぐそばです。

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ミモロの湯布院旅(11)いよいよ「由布院 玉の湯」とお別れ。その前に見逃せないスイーツが。

2012-01-27 | グルメ

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大浴場を独り占めして、存分に温泉を満喫したミモロ。部屋に戻り、チェックアウトのための荷造りを。
そして、いよいよ「由布院 玉の湯」を去る時が…。

「でも、その前に、あとひとつ寄るところが…」そういうと、チェックアウトした後、フロントに荷物を預けて、トコトコと。向かったのは、敷地内にある「ティールーム・ニコル」です。


ここは、宿の入口近くにあり、雑木林に面した明るいティールーム。
宿泊しなくても、利用でき、営業時間の9:00~17:00まで、次々にお茶を楽しみに観光客が訪れています。

「これを食べなきゃ帰れない!あった、あった」と。
ミモロが大好きなのが、これ。
薄くて四角いもの…実は、これはアップルパイ。
薄めのパイ生地の上に、スライスしたリンゴが並ぶ、特製オリジナルのアップルパイです。

紅茶を飲みながら、いただくアップルパイは格別。

「わーいつもながら大きい…」と感激するミモロです。一見ビッグサイズのパイですが、薄いので、軽くペロリと頂けます。りんごの甘酸っぱさを残しつつ、ほの甘いパイ。薄いパイ生地の香ばしさが、いっそう美味しさを誘います。

*旅のポイント:湯布院は、ケーキやスイーツが美味しい場所。失礼ながら、地方の小さな町で、これほどレベルの高い町は、ほかに見つかりません。例えば、由布院3名宿のひとつ「山荘 無量塔」の直営店「B-speak」のロールケーキは、全国のロールケーキブームの火付け役的存在。町には、ほかにもいろいろな種類のロールケーキが楽しめます。阿蘇近郊は、乳製品の産地。アイスクリームにプリンなども、美味しく、温泉に浸かった後、湯上りに人気です。

「ホント、湯布院は美味しいねぇ」と、大満足のミモロです。

「ミモロちゃん、湯布院を楽しめた?」と「由布院 玉の湯」の社長の桑野和泉さん。

「あ、和泉さんだー。ハイ、もちろんすごーく楽しかった。あのね、温泉もたっぷり入ったし、夕ご飯も全部食べたし、朝食も美味しかったし、それから…それから」と、大好きな和泉さんに、宿で過ごした楽しい時間を話すミモロです。

すると急に「わーん、帰りたくない…もっといたいよー」と、あまりに楽しかったのでしょう、お別れが辛くて泣き出してしまいました。

ここに宿泊したら、ミモロじゃなくても、帰りたくないと思うはず。



次々に楽しい思い出が…ミモロの脳裏に浮かびます。

「いろいろお世話になりました。どうもありがとう…またねーバイバイ…」

「はい、また、いらして下さいね…」と、桑野さんとお母様。宿のみなさんに見送られ、名残惜しげに「由布院 玉の湯」を後にしました。


*「由布院」か「湯布院」か・・・・。
ブログを書きながら、その表記に悩んでいました。「湯布院」という文字は、実は昭和30年に、由布院町と湯平村が合併したときに、誕生した町名です。温泉のイメージからすると「湯布院」が合うかも…。でも、温泉名は、由布院温泉で、湯布院温泉という名の温泉はないんです。うー話が複雑。山も由布岳、駅も「由布院駅」。ところが、2005年に、湯布院町と、狭間町、庄内町が合併し、「由布市」が誕生。かつては大分県大分郡湯布院町。現在は、大分県由布市湯布院町に。市として合併したのに、湯布院町の名は残っています。話が益々複雑です。はっきり言って、よくわかりません。
ブログでは、町全体をいう時は、湯布院を使いました。でも時々ごちゃになっているかもしれません。あしからずお詫びを…。


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