ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

幻の染めと言われる「辻が花染め」。新たな辻が花染めの作家 福村健さんの工房展示会へ

2024-04-29 | ものづくり

「すごくキレイ~どうやって染めるんだろ?」とミモロが見惚れるのは、「辻が花染め」の着物。


京都の伝統工芸の京友禅…でも、これはその中でも「幻の染め」と言われる「辻が花染め」で作られたもの。


「辻が花染め」とは、安土桃山時代に最盛期を迎えた染色技法の1つ。図柄を筆で描く一般的な友禅とは異なり、絵柄のラインなどを絞り染めで表現する極めて高度な技術を有するもの。江戸時代、京友禅が多くの人に普及してから、あまりに手間のかかる技法ゆえか、自然に消滅…。それで幻の染めと言われます。

さて、4月27日にミモロが訪れたのは、京都の北「三宅八幡」のそばにある「絵絞庵」という辻が花染め工房です。

ここは、現代の「辻が花染め」作家である福村健さんの工房。4月29日まで、そこで作品の展示および販売などを開催。


「近くでゆっくり見たい~」というミモロです。
工房内には、福村さんの作品がいろいろ展示されています。

「どうやって作るんだろ?」とじっと見つめるミモロ…「こんにちは~ミモロちゃん…ちょっと作り方お話しましょうね」と、何年か前にお目にかかったことがある福村さんの奥様が、お話してくださいました。


ここを訪れる人のために、技法の一部を解説するサンプルを前に、お話を伺います。


絞り染めを基本に…

図柄によって、何度も絞りを繰り返したり…とてもミモロの理解を超えるもの。

一見、描いた模様のように見える着物も、すべてさまざまな絞りの技法が施されています。


工房の2階もこの日は展示スペースに…「拝見します~」と階段を上ります。
ヨイショ

2階にもさまざまな作品が…


「ミモロちゃん、いらっしゃい~」と、2階で接客なさっていた福村さんにご挨拶。

福村健さんは、大学在学中から、さまざまな伝統工芸展で輝かしい賞を授与された「辻が花染め」作家のお父様に師事。その技法を継承し、さらに独自な技法などを創作なさり、工芸展などでその実力が高く評価されています。

お二人の仕事は、着物雑誌などでも取材され、着物を愛する人たちの憧れの品になっています。


この日も、福村さんの着物ファンが工房を訪れ、新たな品をご注文。

辻が花染めのお話に花が咲きます。

「いいなぁ~ミモロもいつか着てみたい…」と憧れるミモロ…ちょっと顔に合わせて、その気分を味わいます。


この工房では、下絵から染め上げまで、すべての工程を行います。お客様は、生地、色、模様などご自分の希望などを伝え、自分好みの着物を作ることができます。帯は15万円~、着物は20万円~模様などの多さにもよりますが、特別な品として代々受け継いで行けるものとして、全国から注文が…。

「へぇ、こういうのあるんだ~」となんとも贅沢な大島の生地に辻が花染めを施し、新たな表情を作ったもの。


福村さんは、着物だけでなく、和装雑貨なども多く製作。「より多くの人に辻が花染めの魅力を感じて欲しい」と。

「え~なんでネコの形に絞りができるの??」と不思議でたまらないミモロです。

また、インテリアにもなる作品も…


「辻が花染め」の特徴は、絞りならではの温かさと立体感…
生地を張って、その上に筆で線などを描くのとは異なり、布は、絞られくちゃくちゃに…
「どこをどう絞ればいいか、はじめに考えるんですか?」とミモロ。「はい、そう、どういう順番で絞り、染めてゆくかが一番考えるところかも…」と福村さん。

「う~わかんない~」何度も作品を見ても、よくわからないミモロなのです。

「ともかく素敵な作品、たくさん拝見しちゃった~」
ミモロは、奥様がご用意くださったお茶を頂き、「辻が花染め」でいっぱいになった頭を休めます。


ミモロのように「辻が花染め」にご興味がある方は、予約で、工房の見学が可能です。
また、ストールなどを製作できるワークショップも開催しています。

着物のさまざまな技法の中でも、複雑な「辻が花染め」。その魅力は、今、新たに注目されています。

*辻が花染め工房「絵絞庵」京都市左京区上高野大橋町20 ☎050-7110-6060 尚・4月29日の17時まで展示会のため、予約なしで伺えます。

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来年の干支「龍」をモチーフにした京友禅染めのフレームで招く吉祥。西陣千両ヶ辻「南進一郎友禅工房」

2023-12-09 | ものづくり

「ワ~キレイ~細かい作業だね~」とミモロが見つめるのは、京友禅による彩色作業です。

12月のある日、ミモロは、西陣の千両ヶ辻にある京友禅染色家 南進一郎さんの工房を訪れました。


古い町家の工房は、深い奥行の造り。玄関部分は、南さんの作品を展示販売するショップにもなっています。


「ミモロちゃん、いらっしゃい~、今ね、来年の干支の龍の絵に彩色しているところなんですよ~」と南さん。
そこで、ミモロは、すぐ近くで、その作業を見学させていただくことに…。


京友禅染色作家として国内外で個展をなさったり、エルメス社のデザイン指導や協力などもなさった経歴をお持ちです。
この時期、工房には、クリスマスをテーマにした訪問着が…

ポインセチアの花には、可愛いサンタ姿の妖精たちが遊んでいます。

「こういう着物、贅沢ですね~」。本友禅の技法で作られたお誂えの着物です。

さて、この日、ミモロが見学したのは、伝統的な染色の技法に、今のプリント技術を融合させた南さん独自の技による染色作業です。
予め図案を特殊なプリンターで金彩部分を印刷し、それから手作業で、細かい部分などを描いてゆきます。

「もちろん、伝統的な本友禅染の技法を使った作品も作っていますが、どうしても手間と時間が掛かると共に、お渡しできる価格もそれなりに…」と。そこで、より多くの方に、京友禅の魅力を身近なものにして欲しいとの思いから、考案された技法です。

「一枚ごとに、いろいろな色を入れて、さまざまな龍を作ることができるんですよ~」と


「ホント、白い龍や、青い龍、緑の龍など、いろいろ…自分の好みで選べますね~」とミモロ。


「来年の干支は「龍」ですから、そばに「龍」を置くことで、吉祥を呼び込み、災いを祓って欲しいですね~」と。

染められた「龍」は、フレームに入れて飾ることができます。

アクリル板のフレームなので、軽量で、万が一落ちても割れることはありません。
「これ、地震でも安心ですね~京都の旅の記念にも持って帰れる重さです~」とミモロ。軽量なので、壁への負担も少ないのです。


「私は、以前からよく「龍」をモチーフにしているんです。それはね~」と言いながら、ミモロを工房の裏のお庭へ連れて行ってくださいました。


お庭には、1本の松の木が…

「この松の木は、龍が宿っているようでしょ!」と。確かに、曲がった枝ぶりが、空に向かう「龍」を思わせる姿です。
しかも、樹皮は、鱗のよう…

「なんか龍に乗ってるみたいです~」というミモロ。

「この松のパワーを込めた作品なんですよ~だから、厄払いや吉祥への願いが叶えられると思っています」と南さん。

「はい、なんかパワー感じますね~」とミモロ。

年末年始の京都旅の折、ぜひ「龍」のフレームをお土産になさってはいかがでしょうか?
「龍のフレーム」27500円です。

南進一郎さんには、もちろんお誂えの着物の注文も可能です。

*「京友禅工房 南進一郎工房」京都市上京区大宮通元誓願寺下ル北之御門町575 ☎075-451-0325 工房は、10時~18時 不定休 希望により、友禅染色体験もできます。


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もうすぐ新年ですね~「ミモロの京都暮らしカレンダー2024」で、いいこといっぱいの年に…




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クマのハンス君といっしょに紫式部ゆかりの「石山寺」。来年のカレンダー撮影のために

2023-10-26 | ものづくり

秋のある日、ミモロは、ドイツから久しぶりに来日したクマのハンス君といっしょに、滋賀県大津の「石山寺」を訪れました。


「来年のミモロカレンダーの写真撮影するんだけど、アドバイスもらえないかなぁ~」とミモロがハンス君にお願いしたのです。

「うん、任せて~ミモロちゃんが一番可愛いショット見つけるからね~」と、自信をのぞかせるハンス君です。

「どんな写真を撮影したいの?」とハンス君。
「あのね~来年のNHKの大河ドラマの主人公は、紫式部っていう、平安時代の女流作家さんなの。『源氏物語』っていうお話を書いた人で、その作品は、時代を経ても、今も読まれているんだよ」とミモロ。
「すごい!大ベストセラーだね~確か、いろいろな国の言葉に翻訳されてドイツ語でもあるんじゃないかな?」とハンス君。
「うん、そう…来年は、絶対紫式部に注目が集まるんだ~。だから、ミモロもその時流にのって、来年のミモロカレンダーの1月に、紫式部で登場したいの~」と。
「そうなんだ~ミモロちゃんって、結構時流を意識するんだね~」とハンス君。「まぁね~」というミモロです。

まず二人は、「石山寺」の事務所に撮影の許可を頂きに…

事前にお願いしていた撮影許可がおり、広報ご担当の方と共に、さっそく境内で撮影場所を探すロケハン(ロケーションハンティング)に出発です。

「やっぱり本堂がいいんじゃな?」と、二人は、石段を上り本堂へ

「待ってよ~」とミモロ。「大丈夫、ゆっくりでいいからね~」と相変わらず優しいハンス君。

「う~この建物、いい感じ~歴史を感じる~」と、懸崖造りの本堂を見上げます。


さて「石山寺」は、琵琶湖から流れる瀬田川の西の山にある真言宗の大本山です。

奈良時代、聖武天皇が東大寺の盧舎那仏(大仏)の建立を発願。でも、それに使う金が見つからず、良弁僧正がこの地に草庵を建て、祈願したところ、お告げによって陸奥国から金が採掘され、無事に大仏の建立を達成。
この時の草庵をルーツに、「石山寺」が創建されます。

境内の至る所も露出している硅灰石(天然記念物)。

この上にお堂などが建てられていることから「石山寺」の名が…。

ご本尊は、秘仏「如意輪観世音菩薩」。安産・福徳・縁結び・厄除けの御利益がある観音さまで、広く人々に信仰され、平安時代には、京都の「清水寺」、奈良の「長谷寺」と並び三観音とわれ、多くの人が参拝に訪れたのです。
そんな時代…京の都からも貴族や女流文学者が多数参拝。そのひとりが紫式部です。

間もなく紅葉に彩られる国宝の本堂。

滋賀県最古の木造建築物で、承暦2年(1078)の大火で焼失したものの、内陣は、永長元年(1096)に再建。さらに外陣は慶長7年(1602)に淀君の寄進で増築されました。
「こんな歴史的な場所で撮影するんだ~緊張しちゃうね~」とハンス君。

「う~紫式部って、どんなコスチューム着るんだろ?」と、日本の文化や歴史などに興味があるクマのハンス君。

「見て~この人が紫式部さんだよ~」とミモロは、本堂の一角に座っている人形を示します。

紫式部は、多くの平安貴族の女性たち同様、石山詣でこの地を訪れました。そしてここに籠り、琵琶湖に映る十五夜の美しい月を眺め、「源氏物語」の構想を得て執筆を始めたと伝えられています。

「どこで撮影しようかな~」と、ハンス君とミモロは、本堂のあちこちを見て回ります。


「ここどうかな?」と、本堂から外が見える場所へ椅子を置いて頂くことに…


「じゃ、ミモロちゃん、撮影用の衣装に着替えて…」とハンス君。

「OK!今着替えてくるね~」と、ミモロは、本堂の一角でお着換え…

「こんな感じでどう?」と、ハンス君に声を掛けるミモロ。

「え、え~ミモロちゃん…」と、着替えたミモロの姿に声も出ない様子です…。

さぁ、いよいよカレンダーの撮影が始まりました!

*「石山寺」の詳しい情報はホームページで

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「清水焼の郷まつり」で出会ったお気に入りの作品。「モノマル」と「創作陶磁器楽土」

2023-10-25 | ものづくり

「これなんだろ?」と、「清水焼の郷まつり」を訪れているミモロが、足を止めたブース。

小さな焼き物が並んでいます。
「それは、吊るしてインテリアアクセサリーにしたり、使い方はいろいろですよ」とお店の方。

「この器も素敵~」と、モダンな感覚の器にミモロは、興味津々。


このブースは「モノマル」という木津にある陶器工房。

大学で陶芸を学んだ、陶芸家の久保田純さん。さまざまなクラフト展に出品し、高い評価を得ている陶芸家です。


木津には、ギャラリーと工房があり、ワークショップや陶芸教室もなさっているそう。
「ミモロも参加したいなぁ~」とポツリ。

白と黒を基調にしたモダンな作風。「こういうの素敵~いろいろな料理に合うし~」とミモロ。


現代のライフスタイルにマッチしたテーブルウェア。食卓や住まいが、おしゃれになる品々です。


オンラインショップも開設。ぜひ覗いてみてください~。


*「モノマル」の詳しい情報はホームページで


広い会場内を歩き回るミモロ…
「ここにも、寄ってみよう~」と。


「キャ~可愛い!シロクマさんがお風呂に入ってるみたい~」


器の中に、シロクマの姿…飲み物を入れると、まさに水遊びをしているように…


ここは、陶磁器クリエーター 多田せいぞうさんの「創作陶磁器 楽土」のブース。

動物をモチーフにした陶磁器の作品は、洗練された雰囲気が漂う大人の遊び心が…。

「わ~いっぱい並んで、日向ぼっこしてるみたい~」とミモロ。


これは箸置き…「でも、お腹にお箸のせる重そうで可哀そう…」というミモロ。それに微笑む多田さん。


「これ欲しいなぁ~。あとで買いに来ます」とミモロが気に入ったのは、小さな鏡餅。

でも、他を回って戻ってきたら、売り切れになってました。残念~「気に入ったら、すぐ買わないと…」と。

この作品はなさそうですが、他に、いろいろオンラインで購入可能です。

*「創作陶磁器 楽土」の詳しい情報はホームページで

「会場には、いろいろな食べ物があるフードストリートもあるんだよ~1日中過ごせるかも…」と。


時間のゆとりをもって出かけることをおすすめ。「来年が楽しみだね~」と。

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[川島織物セルコン」の工場見学会。大きな緞帳織りの工場など…いろいろなものが生まれる織物工場

2023-08-30 | ものづくり

「わ~この絶妙な色具合…素敵だね~」とミモロが見惚れるのは、緞帳の織りのサンプルです。


京都の北、市原にある「川島織物セルコン」で、「藍染糸でつくるミニタペストリー」のワークショップに参加しているミモロ。そのプログラムのひとつに、織物工場見学があります。

まず、工場でどういう作業が行われているかなどのお話を伺います。


工場では、いろいろな織物が作られます。細かい技巧を駆使した呉服や美術工芸品をはじめ、カーテンやクッション、椅子、壁紙などのインテリアファブリック、さらに優勝旗や相撲の力士の化粧まわしなど、織物はさまざまな分野で、特別なものとして愛されています。小さなものから、大きなものまで…その中で、最も大きな織物は、劇場などの緞帳幕です。

その制作現場が見られる工場見学…「ワクワクしちゃうよね~」とお話を聞くミモロの耳がピクピク動きます。


広大な敷地内に点在する建物…その中に展示されている作品などを初めに見学…


毎年4月にイタリアで行われる世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」にも参加している「川島織物セルコン」。そこに出品した作品の一部なども見学・・・


「織物って、なんでも表現できるんだ~すごいね~」

絶妙な色具合…染められた糸を組み合わせ、自然な色の変化を表現します。

「まるで絵画みたい~」というのは、東西南北を守る四神の青龍や白虎など…キラキラ輝く糸や毛並みのような雰囲気の糸など…とても細かい織物です。
 
絵画と違うのは、糸による立体感があること…また、糸によって、見る角度で、色合いが異なってかんじることなど、見れば見れるほど、その技術の素晴らしさに感激!

「わ~すごくモダンな雰囲気の椅子~」

こちらもデザイン展などに出品した作品。
同じ形の椅子でも、それを覆う張地で、その印象を全く異なります。

「これも、経糸と横糸だけでできてるなんて信じられない!」


織物の歴史は古く、人類の発展と共に常にその暮らしの中にあります。また世界各地に、それぞれの文化を象徴するように、様々な織物が生まれ、今も伝えられています。

明治以降、日本では、機械化が進み、大量の布を生産できる機械織りの技術も発展。
ここ「川島織物セルコン」でも、大きな機械で、カーテンなどの製作を行っています。
それと共に、熟練した職人さんたちによる高度な手織り技術も、時代を超えて伝えられているのです。

ミモロたちは、そんな工場を見学してゆきます。

工場内は、撮影ができないので、ぜひ、実際にご自分の目で見てください…。


さまざまな製作現場の中でも、圧巻なのが、大きな緞帳を作る現場。
緞帳は、劇場に掛けるそのままの大きさの織り機の前で、デザインに沿って、職人さんたちが横に並んで、織ってゆきます。「毎日、少しずつしか作業進まないんだって…まさに根気のいる仕事だね~」
織りの作業は、1年近く掛かるものも…。

劇場の緞帳は、その劇場を代表するもの。でも、これは日本の文化なのだそう。
欧米の劇場には、上下に動く緞帳はなく、左右に動く引幕だけがほとんどです。
「幕が下りている劇場の舞台自体が芸術になってるんだよね~」とミモロ。
その緞帳は、まさに劇場の個性の表れなのです。

「できた緞帳を織り機から外す時って、感激するんだろうなぁ~」たくさんの経糸を切り、織りを終える…。きっと製作にかかわった思いや時間などが蘇る瞬間かも…。
経糸などの始末をして、完成した緞帳は、梱包され、大きなトラックで劇場に運ばれるそう。
「すごく重いんだって…何メートルもあるから、包んだり、運ぶの大変だね~その現場も見てみたい…」と想像するミモロ。もちろん劇場に運んでから、舞台に設置するのも大変そう…。
そういう舞台裏に興味津々のミモロなのでした。

「織物って、なんか温かい感じするね~」


さぁ、そろそろミモロたちが藍染した糸も乾き、それを使ってミニタペストリーを織るワークショップが始まります。
「どんなの織ろうかな~?」と自分の技術はさておき、意欲満々のミモロは、ワークショップをする建物に移動しました。

*「川島織物セルコン」の詳しい情報はホームページで 工場見学は、ワークショップやイベントの時に参加できます。


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