「大阪の中心地に、こんな静かな場所があるんだ~」と、ミモロはビックリ。
夏の7月上旬に、ミモロは、久しぶりに大阪の梅田にやって来ました。大きな「大阪梅田駅」の周りは、さまざまなビルが並ぶ、まさに大阪の中心地。駅の東側へ向かったミモロは、途中、ビルの間に神社を見つけました。「行ってみよう~」と、境内へ進みます。
鳥居には、「露天神社」と。「ろてん神社だって~変わったお名前…」と思うミモロ。いいえ、ここは「つゆのてんじんじゃ」。よく見ると「露」と「天神」の間にいくぶんスペースがあり、「ろてん」ではないことがわかりました。境内をキョロキョロしながら、本殿へ。
神社がある地域は、「曽根崎」という地名。ここは、梅田・曽根崎地域の鎮守社で、その創建は、1300年以上前という古社で、かつて、この地域は、大阪湾の小島であったと。
この神社の名の由来は、昌泰4年(901)に大宰府に向かう菅原道真が、途中立ち寄り詠んだ歌「露と散る涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば」によるという説も。(諸説あります)
「え~ここにも菅原道真さんいらしたんだ~」京都の宮中を追われ、大宰府に向かう菅原道真は、いかんともしがたい状況に、その足取りもさぞや重かったことでしょう。
ご祭神は、少彦名大神、大己貴大神、天照皇大神、豊受姫大神と、大阪らしくあらゆる分野でのご神徳の神様がお祀りされ、そこに菅原道真公も合祀されています。「ということは、天神様なんだ~」とミモロ。それを知って改めて神社のお名前を見ると、「露天(ろてん)」とは読めなくなりました。
巫女さんのおみくじに、「露天って読んでごめんなさい~」と謝るミモロです。
さて、境内には、パワーあふれる末社があり、こちらの参拝も欠かせません。そのひとつが、安産、子供守護、そして大阪らしい水関係の守護である「水天宮・金比羅宮」。
さらに奥には、「開運稲荷社」が…。
ミモロもしっかり参拝しました。
「わ~なんかたくさんハートの絵馬が並んでる」境内で目立つピンクのハートです。
ここの地名は「曽根崎」。そう「露天神社」というより「お初天神」と地元の人は呼ぶのだそう。元禄時代に人気を博した近松門左衛門作の人形浄瑠璃「曽根崎心中」の舞台となった場所で、ここの鎮守の森で心中した遊女お初と手代徳兵衛の一途な恋を遂げたのでした。
今も、人形浄瑠璃を代表する演目ですが、当時は、その舞台を見物しようと多くの人が訪れたと。「映画や小説の舞台を訪ねるツアーが昔から人気だったんだ~。今と変わらないね~」と思うミモロです。恋を成就させるパワースポットとして「恋人の聖地」にも認定。
境内のいろいろな場所にピンクのハートの絵馬などが見られます。特に「開運稲荷社」の前は、ピンクのハートの参道のよう…。
この日も、多くの国内外のカップルが参拝し、写真撮影に夢中。
御朱印などの授与品も、さすが大阪、華やかさが漂います。
かつて小島で、鎮守の森もあったという場所は、今は、ビルの森の中…。でも人々の思いは、昔と変わりはありません。
*「露 天神社」の詳しい情報はホームページで
ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00「ゆめのたねラジオ」レッドチャンネルで聞けます。それ以外の時間は、こちらから…。
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