ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

京都在住の旅ジャーナリストとネコのミモロが、京都の伝統と新しさをはじめ、注目のお店などをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「野村美術館」裏の閑静なお屋敷通りのしだれ桜。「京都市美術館」の疎水横など、穴場の桜スポット

2013-03-31 | 京都

岡崎エリアに住むミモロのお散歩コースは、春は、まさに桜ルート。
昨日のブログの続きで、インクラインからのお散歩コースをご紹介します。
インクラインから、南禅寺を通ったミモロは、お寺の北東方向から「野村美術館」方向に進み、美術館の南側に流れる水路にそって、西側に入ります。

「この細道大好きなんだー」と言うミモロ。その道沿いにも桜が彩りを添えています。

椿の花なども見ながら、
さらにその道を進むと…・
「わーキレイに咲いてる…」
大きな枝垂れ桜が、ミモロの目に飛び込んできました。

「野村美術館」の裏の通りは、普段は、とても静かなお屋敷通り。朝のお散歩でも、地元の人くらいしか出会うことがない道です。


京都でも、この辺りは、大きな敷地をもつお屋敷が集まる場所として有名。昔から大阪などの実業家が別邸を構えたエリアです。今も、よくお手入れされた庭をもつお屋敷が続いています。

「この辺りの桜素敵なんだー。お寺や神社の桜とは、ちょっと趣が違うの…。やはり個人や会社などの私有地だから、そのオーナーさんの趣味なんかが感じられる…多くの観光客に見てもらうためじゃなくて、あくまでも個人的な感じなんだよねー」と、ミモロ。

枝垂れ桜が多く、花の彩りも変化があり、趣もいっそう。


「こういうお宅に招かれて、お屋敷の中から見る桜って、どんなんだろ?お茶やお菓子を頂きながら、桜を見るのかな?いいなぁー」と、大きなお屋敷の塀の横を通りながら、思うミモロです。


さて、そんなお屋敷街を道に従って進むと、白川通に至ります。
白川通りを越えて、西へ西へと進みます。動物園の南側の通りをレンガの塀にそって歩くことに。

動物園の北西角から、向かい側の「京都市美術館」の敷地へと入ります。

「この辺りは、秋の紅葉の頃がいいんだよねー。落ち葉が絨毯みたいになるんだよー。冬の雪の時も、『冬ソナ』のシーンみたいでロマンチック…」と。

「京都市美術館」の裏側から、敷地の中を横断します。

美術館の裏には、小さな日本庭園があり、池のまわりに桜や藤棚があるんです。

「うーここも気持ちいいー」と、桜の近くで深呼吸。

美術館の敷地は広く、南側の疎水沿いは、広いスペースの公園に。


つまり、疎水沿いの桜を裏側から見る感じです。桜並木を見ながら、ひと休み。

「お弁当持って来ればよかったー」

平安神宮の鳥居もすぐ近くに聳えています。

さて、「京都市美術館」では、現在「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展(3月19日~6月9日)が開催中。また4月2日~5月19日には、「ゴッホ展 空白のパリを追う」が開催されます。詳しくは、「京都市美術館」のホームページで。

「なんか久しぶりの大きな展示だねー、行かなくちゃ!」と、ミモロ。
桜の時期は、意外と空いているとの情報も…。きっと多くの人が花見の方に夢中なのかも…。


「今週は、平安神宮にも行かなくちゃ…」と、紅しだれもそろそろ咲きはじめる頃です。

「やっぱりこの景色、好きだなぁー」と、疎水沿いの桜を眺めながらポツリ。


歴史的建造物を背景に見る京都の桜が多い中、疎水の桜は、どちらかというと、都会的な雰囲気のある景色です。周辺には、おしゃれなカフェやレストランも多いのが特徴。

ミモロがよくお散歩することからわかるように、ミモロでも気軽に歩ける範囲に、「平安神宮」「南禅寺」「京都市動物園」「京都市美術館」「京都国立近代美術館」「京都府立図書館」「京都市勧業館みやこめっせ」「細見美術館」など、歴史的建造物と近世の京都、そして現代京都を楽しめるものが、集中しています。

そこを繋ぐように、桜並木があるんです。

「1日、いろいろ楽しめるんだよー」と、岡崎エリアの住民のミモロ。

「でも、遊びに来るなら、絶対に地下鉄で…」と強調!

土曜日も、神宮道、岡崎道、三条通は、車が渋滞。またどのバスも満員の状態でした。時間を有効に使うなら、地下鉄がベストです。


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ミモロの桜情報。蹴上のインクラインから南禅寺へ。レール沿いの桜は満開。まるで桜のトンネル

2013-03-30 | 京都

昨日は、岡崎の疎水の西側を歩いたミモロ。今朝は、東側の蹴上方向を散策することに。

南禅寺のそばの橋に到着すると、インクラインの線路沿いの桜並木が、ピンク色をしています。

線路に降りて、もっと近くで桜を見物することに。
「わーキレイ!線路と平行にずーっと桜並木が続いてるんだよー」

あまりの美しさに立ち尽くすミモロ。

インクラインは、全長581.8メートル、明治18年から23年に行われた、琵琶湖の水を京都の町に引きこむ疎水事業の一環として作られたもの。琵琶湖から通された水路は、トンネルを抜けて蹴上に至ります。ここから鴨川に下るには、傾斜がきつすぎ、舟が下ることができません。そこで貨物のせた舟ごと運ぶ鉄道、インクラインが作られることに。琵琶湖と京都を結ぶ重要な輸送ラインとして、開業以来活躍したインクラインも、車の普及により、昭和23年に休止。今は、京都の発展を物語る文化遺産として保護されています。桜は、休止後にレールの両脇に植えられたものとか。

京都の町の発展に寄与したインクラインの業績を讃えるように、毎年、見事な花を咲かせます。


「このレールの上を舟が運ばれたんだねー」

「もっと近くで桜の花見ようー」ピョン…
ミモロは、近くの枝にジャンプ。さすがネコ?
「日本の春を感じるねぇー」


インクラインは、南禅寺そばの橋から緩やかな傾斜で、蹴上へと続きます。上に進むほど、景色がよくなります。


しばらくレール沿いに歩くと、左側に公園が見えてきます。その中を進むと、南禅寺へと続く小道へ。

細い水路に沿って歩くと、南禅寺の敷地内にある有名なレンガ造りの水路閣に至ります。

「古いお寺の中に、よくこんなモダンなものを作ったよねー」

今や、南禅寺の観光名所的存在になっている水路閣は、明治21年に完成。お寺の境内を通過するために、景観を考慮し、アーチ型の橋脚や側面に装飾を施し、しゃれたデザインの建造物に。
「このレトロな雰囲気、いいよねー」とミモロ。「あ、小さなお花…」

レンガの壁面に、可憐なスミレの花が。「こんな場所に咲くなんて、不思議…。種がここまで飛んだんだねースゴイ!」。小さなものを見つけるのが得意なミモロです。

南禅寺の境内でも、桜が開花しています。
「椿の花…」
地面にこぼれた赤い花。空を見上げると、そこには、大きな椿の木。
「ここから落ちたんだー」。桜以外にも春の花は、さまざまに…。

さて、南禅寺の境内の北東方向から外にでて、「野村美術館」方向に歩きます。美術館の側面に、山から流れる水路が続きます。それ沿いに下るのが、ミモロのお気に入りのお散歩コースなんです。

「この細道大好きなんだー。自然がいっぱい…ちょっと抜け道的なドキドキ感も味わえるよ。車が通らないから、のんびり歩けるのも、うれしいんだー」と。

さて、明日は、美しい枝垂れ桜をご紹介…


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ミモロの桜情報。岡崎の疎水のまわりの桜の見ごろも、もう間もなく…。お散歩が楽しい岡崎エリア。

2013-03-29 | 京都

「そろそろ疎水の桜も咲いたかな?」と、昨日、岡崎に住むミモロは、ご近所のお散歩に出掛けました。

「わー随分咲きはじめた…十石舟の試運転も始まったみたい…」
平安神宮の大きな鳥居のすぐそばの橋の上から、疎水を眺めると、近代美術館沿いの桜が、すでに咲いていて、枝を水面に伸ばしています。昨年、ミモロが乗った、疎水をめぐる遊覧船「十石舟」の試運転が始まりました。

「あの船に乗ると、ホントに桜がよく見えて、すごく楽しいんだよねー」と。陸からとは違う景色が次々に現れる小さな船の旅。ミモロおすすめの花見です。

*岡崎の疎水の「十石舟」は、3月30日(土曜日)~5月6日(月曜日)9:30~16:30 平日30分ごとに運航。また4月21日までは、20:30まで、夜間運行も実施。所要時間:20分。大人1000円 乗り場は、南禅寺舟溜り乗船場。動物園の横の噴水のそばです。詳しくは「京都府旅行業協同組合」のホームページで。

平安神宮の方に歩くと、「岡崎公園」でも、大きな桜が咲いています。
「しだれ桜は、まだだけど、春って感じにあふれてるー」と、ベンチでちょっとひと休み。


平安神宮の前の桜も咲きはじめました。
「でも、まだ左近の桜としだれ桜は、もうすこしかかりそうだねー。来週になったら来よう…。今年は、コンサートにも行くんだもんねー」と、毎年恒例の夜桜と音楽が楽しめるコンサートです。

*今年の平安神宮「紅しだれコンサート」は、4月10日、11日、12日、13日の4日間。雅楽師の東儀秀樹さんをはじめ、ギターリストの真辺雄一郎さんなどが出演します。入場料:2000円。詳しくは、「京都新聞 紅しだれコンサート」で。

平安神宮の前を通り、再び疎水へ。ふと北側に目をやると…「わーすごい桜…」

背の高いりっぱなしだれ桜が、花を滝のように落としています。
平安神宮に隣接する 、剣道のメッカ「武徳殿」の桜です。


5月のゴールデンウィークには、全国の剣道有段者が、日頃の修練を披露する「全日本剣道演武大会」が開かれます。


「昨年、行ったよねー。すごく楽しかった!」と、ミモロ。「今年は、ミモロは、ちょっと大切な用事があるから、見に行けない…」と。「でも、剣道をしない人でも、あの雰囲気は、体験する価値十分だよねー」とおすすめ。

そこから、再び疎水に引き返したミモロ。「わーコデマリが満開だー」小さな白い花を枝いっぱいに付けた姿にしばし見惚れるミモロです。


「こっちの方の桜は、遅いねぇー」と、まだ蕾が目立つ桜です。

取り壊し中の「京都会館」のそばを通り、疎水を「細見美術館」方向に歩きます。

途中、見事な桜も。

「あ、また『十石舟』が来たー」と、乗ってる人に手を振るミモロ。

「今年も乗りたいなぁー」と、憧れの眼差しを向けつつ、「バイバイ…」舟を見送ります。

「あ、カラスさんもお花見?」
ミモロは、そばの桜の木に登って花見を。

「わー風が気持ちいいよー」桜の花に囲まれて眺める景色も最高のよう。



グルリと疎水沿いを歩いたミモロ。のんびり歩いても30分ほど。

「ホント、疎水のまわりだけでも、十分桜が楽しめるよねー」
岡崎エリアは、桜の名所。お茶やランチをする場所も多く、1日、のんびり花見を楽しむには、おすすめのエリアです。


疎水から流れる白川沿いの桜も、見ごろを迎えました。

ソメイヨシノやヤマザクラを楽しむなら、今週末がおすすめです。


*アクセスアドバイス:岡崎エリアに来るなら、地下鉄東西線の利用を!東山駅か蹴上駅で下車してください。バスや車は、神宮道や岡崎道などが、大渋滞をして動けなくなります。

昨年、桜のピークの時期、16時頃、車で、平安神宮の正面から、神宮道をとおり、三条通に出るまで、1時間近くかかりました。歩けば、10分たらずの距離です。バスは、満員で乗れないこともあります。岡崎エリアに来るのも、また四条通や京都駅に帰るのも、絶対地下鉄利用を! 岡崎の住人、ミモロからのアドバイスです。



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ミモロの「桂離宮」リポート。見どころいっぱい、離宮最大の茶屋「笑意軒」と月見台のある書院

2013-03-28 | 歴史・史跡

いよいよミモロの「桂離宮」リポートも締めくくりへ。
「あまりに、見どころが多くて、目が回りそう…フー」と、見学中、キョロキョロしっぱなしのミモロは、やや疲れ気味の様子。とても1回くらいの見学では、「桂離宮」の魅力を知ることは不可能ではないかと…。

案内の方の後に続き、見学する一行は、敷地の南にある「笑意軒(しょういけん)」という離宮で最も大きな茶屋へと進みます。

「笑意軒」の池の畔には、船着き場があり、池の端は、他の池の淵とは違い、直線になっています。建物は、茅葺寄棟造で、柿色の壁をもつ農家風に。
お座敷の壁の丸窓の配し方が、とても洒落ていて、扁額とのバランスの良さが際立ちます。
「どんなお座敷かな?」と、中を覗くミモロ。

手前の4畳の間に続く6畳の二の間は、広々した印象。畳の縁、襖、障子の入ったひじ掛け窓の直線により、構成された空間は、静寂を物語るよう。庭の緑が、絵のように見えます。

ひじ掛け窓の下の壁には、市松模様の部分にビロードを、そのほかの部分に金箔をはりつけた斬新なデザインが施されています。

また、押入れのような部分の襖も、かなり斬新です。


「なんかすごくモダンな感じ…日本のお座敷は、家具を置かないようになっているから、とてもすっきりした感じ…。なんにもないもの…。でも、ここにお客様が来たら、きっと華やかなになるのかも…。御所の女の人たちは、艶やかな着物をお召しになっているだろうし…。昔は、きっと今、ミモロが見ている景色とは、違った感じかも…」と、窓から中を覗きながら思うミモロです。


ここでは、どんな装いを親王さまをはじめ、ゲストの方々はしていたのか、知りたいところです。
「なんか豪華な着物で来たら、この離宮に合わない気がする…。わざと地味な姿で来たのかな?『修学院離宮』は、華やかな装いでも似合う気がするけど…どうしよう、何を着たらいいんだろ?」と、おしゃれに関心の高いミモロとしては、気になるところです。余計な心配ですけど…。


見学の撮影タイムには、しばし縁側に座って、お庭を鑑賞。

お庭には、三角燈籠や雪見灯篭が。
離宮のお庭には、このほか、意匠を凝らしたさまざまな灯籠が点在し、それを見て廻るだけでも、燈籠ファンには、たまらないはず。

「笑意軒」からは、持仏堂の「園林堂(おんりんどう)」を眺めながら、書院へと向かいます。


「あ、梅が咲いてる…」

ミモロが、訪れたのは、3月上旬。
離宮にあるグラウンドと思われる鞠場や馬場では、梅の花がほころびかけていました。

「わーこの建物、テレビで見たことあるー」そう、ここが「桂離宮」のメインビルディングの「書院群」です。

「書院群」は、「古書院」「中書院」「楽器の間」「新御殿」が連なってできています。これは、増築を重ねた結果で、それぞれの部分の風通しや日当たりを考慮して作られていったそう。

「へぇー離宮も建て増しなんだー」。あの、ミモロ、普通のお家の増築とはわけが違います。
残念ながら、内部の見学はできませんが、写真で見る限り、それぞれが、異なった趣で作られています。でも、外観には、見事な統一感が漂うあたり、さすが離宮の美意識。
「うん、確かに、普通のお家の増築は、いかにも建て増ししましたよって感じになるよね。でも、ここのは、同じに見える…」

「わー歩きにくそうな飛び石…作った人、ちょと意地悪なんじゃないの…」と、失礼な発言も。

その石の先にあるのが有名な月見台です。

細い竹を何本も横に渡した竹簀子(たけすのこ)で、できていて、屋根はないテラスという感じ。
そこに座ると、お庭が目の前に開けます。
「池に映る月も楽しるんだー。きっとすごく幻想的なんじゃない?見たいなぁー」と。
桂川から引き入れた水が満たす池に映る満月は、さぞや美しく、親王様のお心を癒したに違いありません。

現代建築で、月見台は、ほとんど見られないもの。昔の人たちは、今より月の光を身近なものに感じていたはず。電灯のない時代、夜の闇は、今よりも深く、長かったことでしょう。その闇を照らす満月を、毎月、人々は、どれほど待ちわびていたか、月見台を作る心からも伺えます。

「古書院」のそばには、「月波楼」という観月のための茶亭が。


「ここからもお月様が、よく見えそう…。お茶しながら、お月様を眺めるなんてステキ!」


さぁ、そろそろ見学もおしまいに…。
「楽しかったーもっと離宮にいたいよー」。なかなか去りがたい場所のよう…。後ろを振り返るミモロです。

*「桂離宮」の見学に関する申込みや詳しい情報は、「宮内庁参観案内」で。見学の所要時間は、約1時間。1日6回参観時間が設けられています。

見どころいっぱいの「桂離宮」。四季折々の景色が眺めたくなる素晴らしい日本の宝物。
「また、秋に来たいよー」とミモロ。きっと2回目ともなれば、少しは余裕で眺められるようになるかも…。
「だって、全部初めて見たんだもの…興奮しちゃったーしかたないよねー」と。ぜひ、一度ならず、何度でも、美しいものに触れてみてはいかがでしょう。



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ミモロの「桂離宮」リポート。青と白の市松模様の襖で有名な「松琴亭」。桂離宮唯一の草庵茶室。

2013-03-27 | 歴史・史跡

日本を代表する建造物と庭園で、世界的にも知られる「桂離宮」。ミモロは、お友達と一緒に、その散策を楽しんでいます。

「表門」から、「御幸門」、そして「外腰掛」を経て、次に見学するのは、池に面した草庵茶室の「松琴亭(しょうきんてい)」です。

茅葺入母屋造の母屋は、実に簡素な趣。母屋には、2つの座敷があり、その後ろに茶室が続きます。


「わー風通りのよさそうなお座敷だこと…」。大きな「一の間」は、11畳の広々した造り。
襖と床の間の貼付壁には、青と白の大きな市松模様が…。
すごくモダンな感じのインテリア…江戸時代に作ったなんて信じられない感覚です。この模様は、「桂離宮」のシンボル的な模様で、市松模様をあしらったお土産も売店にありました。
「昔は、もっと鮮やかで、鮮烈なイメージだったと思うよー。でも、なんか今は、ちょっと色がさめちゃった感じ」
確かに、十数年前に一度訪れた時の方が、今より、色がきれいだった気がします。
「あーこんなお座敷でお昼寝できたら、気持ちいいだろなぁー」


本当に、夏は、特に気持ちよさそう…。
「松琴亭」の周りは池。水面をわたる風も、爽やかです。
そして、夏の強烈な陽射しを避けるように、廂(ひさし)が深くなっています。


縁の下を隠すように組まれた竹も、なんとも風情があります。

「こういうところまで、気を使っているのが、すごいよねー」
他の見学者が、気に留めないような点まで、見つけるミモロです。

「あれーキッチンみたいなのがあるよー」
それは、キッチンじゃなくて、お茶を楽しむための水屋。お座敷の前に、広い板張りのスペースを設け、庭の景色を愛でながら、お茶を味わう、なんとも贅沢な大人の遊びが楽しめる演出です。


「ホントにどこにも金襴豪華なものがなくて、まさに簡素の極み…でも、ひとつひとつに、最高の素材と技術が施されているから、別の意味ですごく贅沢で、かえって迫力さえ感じる…さすが、後陽成天皇の弟さんの智仁親王(としひとしんのう)と、その息子さんの智忠親王(としただしんのう)…教養の高さと知性を感じる…」と、この離宮を作られたお二人の美意識に、ただ感心するミモロです。

「ここって、八条宮家の別荘でしょ?つまりプライベート空間…。町中の御所やお住まいには、いろんな人がいて、気を使って、きっと疲れたんだろうねぇ。だから、自分の時間を過ごすときは、こういう簡素な雰囲気の中で、リラックスしたかったんじゃないのー。好きなお友達だけ呼んで、お茶したり…」と、ミモロの想像は、膨らみます。

「キャーこの飛び石歩きにくい・・・すべっちゃいそう…」。自然石の趣を活かした飛び石。

「こっちの飛び石も、注意して歩かなくちゃ…転んじゃうかも…」。小さなミモロには、歩きにくそう。ひとつひとつの飛び石を、ピョンピョンとジャンプしながら進みます。

「桂離宮」をめぐる道は、実にさまざま。

足元だけ見てても飽きないかも…。
「きっと訪れるお客様をドキドキさせながら、散策を楽しむ工夫かも…」と、勝手な解釈をするミモロです。

次ぎに訪れたのは、散策の途中で休憩するのに、ピッタリな「賞花亭(しょうかてい)」です。


「ここからのお庭の眺めも素晴らしいねえー」

「賞花亭」は、茅葺切妻屋根と皮つきの柱、そして竹の連子窓の小さな建物

「水屋があるから、ここでもお茶楽しめるんだー」

「ミモロも、ここでお茶したいなぁー。きっと美味しいよーお菓子は、何を食べたのかな?」。

現在のお茶会などに登場する上菓子が、発展し始めるのは、後水尾天皇の頃から。もしかしたら、その頃の最新のお菓子を、召し上がっていたかも…。

こじんまりとした建物ながら、その造りの美しいこと。

職人さんの技が、本当に見事…。竹や茅など、自然の素材で、これほど洗練された雰囲気を作る技は、感動的。

「デザインした親王さまたちのセンスも素晴らしいけど、それを実現させた職人さんたちも素晴らしい!」と。

竹材ひとつを見ても、完成度の高さは、まさに芸術的です。

「ここから見ると、また違った雰囲気に見えるよー」
竹で組まれた連子窓から、覗くミモロ。


正面には、書院の姿が・・・・

さぁ、最後は、書院へ行きましょう。「ここ渡るのー?」

そこはダメ…。ちょと寄り道してからですよ。

ミモロは、見学者の一団の後を、トコトコついて歩きます。


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