ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

京都在住の旅ジャーナリストとネコのミモロが、京都の伝統と新しさをはじめ、注目のお店などをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

第34回「賀茂御祖神社式年遷宮」饗膳へ。次の遷宮への新たな取り組みへのスタート

2015-04-30 | 祭事・神事・風習

28日、「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の第34回式年遷宮の神事が滞りなく奉じられたのち、ミモロたち参列者は、バスで饗膳会場の「京都ホテルオークラ」へ向かいました。
「まずお茶をどうぞ…」 
「葵」のデザインのお菓子を頂き、ひと心地…。神事が始まってから、一切水もとっていないミモロです。

会場内のお席の一段高いところに、勅使、賀茂御祖神社、春日大社の宮司、宮内庁の方、京都府知事、糺の森財団などが着席されました。

ミモロも案内されたお席へ。

テーブルの上には、清々しい木のおしきの中に、素焼きの器が並んでいます。「これなんだろ?オードブル?」

いいえ、これは、式年遷宮のために用意された「饗膳」。神様にお供えする品々です。
昆布、するめ、かちくり、ぶと、お箸、お盃が、納まっているのです。「なんて美しい形だろう…」とミモロは、初めて目にするものに感動。

さて、糺の森財団の東本部 副本部長の野々内隆さまの開会の辞、新木直人宮司さまのご挨拶、糺の森財団理事 千玄室さまをはじめ、山田知事などの祝辞が続きます。

「…多くの方々に支えられ、式年遷宮を迎えられたことへの感謝…」のお言葉が…そして「今日の日は、ゴールではなく、次の21年後の式年遷宮へのスタートの日でもあります。次の遷宮の時には、ここにいらっしゃる方に替り、次の世代が担って行かなくてはなりません。それには、さまざまな苦労があるでしょうが、時代を超えて受け継がれた日本の伝統を守るために、がんばらなくてはなりません…」という内容のお話しでした。

神社の運営は、崇敬者の寄付や参拝者の志などで支えられています。その運営は、決して余裕あるものではないというのが、どこの神社でも共通していること。遷宮には、多額の費用が掛かり、そのため、その伝統を守り続けるのは、なみなみならぬご苦労があるのだとか。

神社は、崇敬者のご寄附などと共に、子供の成長や商売繁盛などを願うご祈祷や、結婚式、またお札の授与などにより、収益を確保しています。でも、境内の維持、また建造物の修復、神社の職員たちの給与など、その経費も膨大なものに…。

「お寺などと違って、拝観料とってないものね~」と、朝のお散歩でお詣りするミモロ。特別公開や宝物殿などの一部で拝観料が必要ですが、広く門戸を開き、だれでも無料で参拝できるのが、神社です。

今、下鴨神社は、敷地内に50年の定期借地権マンションの建設が話題になっています。「なんでそんなことするんだ~」という意見も多く聞かれます。多くのことを考慮したうえで、決められたことではないかと…。
「きっと神様もわかってくださってることなんじゃないのかなぁ~」と思うミモロです。

参拝者が毎日、1000人訪れて、ひとり10円お賽銭を入れると、1万円です。
「もっとお賽銭入れよう…」とミモロ。いくら?「う~ん、2倍の20円…だって、毎日のようにお詣りしてるんだもの…」と。
お散歩に、20円を小さなお財布に入れていくミモロでした。

観光で京都の神社を参拝される方、どうぞ、たくさんお賽銭を納めてください。そして、お札やお守りも自分のためだけでなく、他の人に福をさし上げるために、お求めください…。

「京都では「ふるさと納税」も推進しています。その税収は、すべて文化財の保護・修復に活用されていますので、どうぞみなさんよろしく~」と山田知事。

21年後、2036年の次なる式年遷宮…。「そのころリニアも走ってるんだ~」次の世代の人たちが担う遷宮。その準備は、すでに始まっているのです。

さて、お清めの御神酒を頂き、今日の日に感謝するミモロです。


祇園甲部の舞妓さんたちの舞が祝いの席に華を添えたのち、衆議院前原誠司議員による乾杯が…。
「いやさか~」との声と共に日本酒で乾杯。「これ京都のやり方だよね~」とミモロもしっかり飲み干します。

「お腹空いた~」とミモロ。朝8時半の集合から、今はすでに14時。お腹がすくのもわかります。
   
和洋折衷の特別コースのお料理が次々に…。
「パンをどうぞ…どれになさいますか?」「あの~全部…」とよほどお腹が空いていたよう…。

「ミモロさん、今日は巫女さんなんですね~」「はい…」「京都のことをいろいろ伝えてくれているネコちゃんなんですよ」と、周りの方にご紹介してくださった山田知事。
参列された神社関係者の方々と同じテーブルに…。
  
そして舞妓さんや芸妓さんとも…。
 

16時にお開きとなった「饗膳」。式年遷宮の記念のお品が参列者に贈られました。
 
「神餕(しんしゅん)」は、神社のそばの「宝泉堂」さんが、伝統に従って作ったもの。まがり、すはま、おこしというお菓子。


「もっと賀茂御祖神社のことお勉強しなくちゃ~」と、頂いたご本や写真集を、開くミモロです。

さて、5月30日には、「糺勧進能」が、開催されます。

これは、550年ぶりに再興されるもので、「糺河原勧進猿楽」という将軍足利義政の御前で演じられたもの。舞台から本殿へまっすぐに橋掛かりを架け、祭神が本殿から現れ、本殿へと戻る趣向となっています。
勧進は、建造物などの造営や修復の寄付を集めるために行われたそう。「絶対、見る価値あるよね~」と、早々にチケットを購入したミモロです。ぜひ、幽玄の世界をご体験ください。

糺勧進能」5月30日(土曜日)18:00~ 下鴨神社「舞殿」 S席1万円、A席5000円。チケットは、下鴨神社、京都観世会館、またローソンチケットでも購入できます。



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「下鴨神社」の遷宮祭。28日は、「奉幣祭」が、斎行。厳かな神事がつづく21年ぶりの遷宮。

2015-04-29 | 祭事・神事・風習

27日の夜、「賀茂御祖神社(下鴨神社)」では、夜、神様が新しくなった社殿にお引越しする「遷座祭」が行われました。
そして、翌日28日は、「奉幣祭」という新しい社殿にお移りになった神様へ、玉串や祝詞を奉する神事が行われる日です。

ミモロは、お友達のご厚意で、しあわせには、遷宮祭に参列することができました。
「ミモロ、下鴨神社の氏子になったから、しっかりご挨拶しなくちゃ~」と、下鴨エリアへの引っ越し10日目にして、なんと遷宮祭まで参列するミモロです。「きっと神様がミモロのこと、呼んでくださっただと思う」と、密かに感じています。

「集合8時半だって~」と、朝早く起きて、シャワーを浴びて、体を清めたミモロ。巫女さん姿で、神社へと向かいます。
参列者は、宮内庁、神社庁、神社の関係者をはじめ、昔から下鴨神社と深いつながりがある方、崇敬会の方、全国の有名神社の宮司さんなど、さまざまな方々が京都だけでなく、全国から、遷宮祭のために多くの方々がおいでになりました。

受付を済ませ、ミモロは、待合所で、ひと休み。
お茶とお菓子を頂きました。

9時10分、ミモロたちは、神事が行われる「舞殿」の周囲に設けられた席へ移動しました。

なぜか、また1番前の席に座れたミモロ。「すごくよく見える席…でも、お日さままぶしい…サンカットローション塗ってくるんだった~」と、周囲の白砂に反射して、陽射しは、いっそう強く感じます。「サングラス欲しいくらい…」もちろん、サングラスの着用はできません。だから小さな目をさらに細めています。

10時過ぎ、勅使様が御幣物を奉じるために、ご入場。それから、神様へ奉じる神事が進みます。

ミモロは、じっとその神事を見守ります。


神事の中程で、「東游(あづまあそび)」という神事の舞が奉納されます。
 
「あ、この舞見たことある…」とミモロ。そう、5月12日に行われる「御蔭祭」で、糺の森の中で、行われるもの。
琴、笛などが境内に響きます。

衣装の着方を替えて、もうひと舞。

そして、再び、ミモロの座る席の前に、着席しました。
「あ、衣装がはみ出してる…」ミモロの席にまで、衣装の後ろの部分が、尻尾のように幕の下に…
「踏まないように…」と、気を使うミモロです。

いよいよ神事は、拝礼へと進みます。
勅使さまが、玉串を奉じたのち、神事に関わる人たちの拝礼へと進みます。
 
門川市長や前原衆議院議員の姿も…。

そして、拝礼の代表者に合わせて、ミモロたちも拝礼しました。

神事のおかたづけが終わり、社殿の扉が閉じられて、神事は、終了です。

ミモロたちは、神事が終わった後、新しい社殿へ参拝に…
「わ~さすがキレイ…」と、金具の輝きもまぶしい、清々しい社殿です。

ミモロは、神妙な面持ちで、参拝を…。

不思議なご縁を頂き、参列することができたミモロ。

本当に、ありがたいこと…。「呼んでくださってありがとうございます。ミモロ、これからもみんなの役に立つネコになるようがんばります」と、神様に誓います。

「さぁ、次は、直会に行かなくちゃ…」とミモロ。他の参列者といっしょにバスで、「京都ホテルオークラ」へと向かいます。






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「下鴨神社」の境外摂社の「賀茂波爾神社」(かもはにじんじゃ)。

2015-04-28 | 寺社仏閣

下鴨エリアに暮らし始めたミモロ。時間を見つけては、ご近所の散策に出かけます。
「まずは、ご近所にどんなところがあるか、知らないとね~」と。

「下鴨神社」を北に上がり、北大路通をさらに少し北に進むと、そこに赤い鳥居が見えました。
「へぇー神社がある~」
そこは、「賀茂波爾神社」(かもはにじんじゃ)で、高野川沿いの町の産土神なのだそう。

「あ、ここも神紋も双葉葵だ~」そう、「下鴨神社」「上賀茂神社」などと同じ葵のデザインです。

実は、この神社は、「下鴨神社」の境外摂社。神職の方は、下鴨神社の方だそう。

ご祭神は、波爾安日子神(はにやすひこのかみ)と波爾安日女神(はにやすひめのかみ)で、ともに土壌を司る神様です。

「はにって、埴輪を思い出す響き…」とミモロ。そう、波爾は、埴輪のはににも通じることば。昔、高野川は、埴川とよばれていたとか。この神社の周辺で、祭事用の土器なども作られていたのです。

創始時期は、不明ですが、すでに平安時代にはあったという記録も。

まずは、社殿でお詣りを…「ご近所に引っ越してきましたミモロです。これからもよろしくお願します」とご挨拶。
 


さて、ここには、地元の人達が毎日のように通う場所があります。
それが「波爾井御神水」と呼ばれる名水です。


境内から湧き出る水で、ご近所の方に伺うと、この水だと、「料理や飲み物が美味しく感じます」と。
「今度、ペットボトル持って来よう~」

「1年を通じて、あんまり水温変わらないんだって~」と、水を汲んでいた方に伺いました。

境内の一角には、赤い鳥居が連なる「権九郎稲荷神社」があります。
  

今、境内ではツツジが満開を迎えています。


「もっといろんなところ、散策しよう~」ミモロは、いろんな場所をこれからも尋ねます。
「きっと素敵な場所がいろいろあるね~」

*「賀茂波爾神社」京都市左京区高野竹屋町36 参拝自由
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21年ぶりの第34回式年遷宮を迎える「下鴨神社」。今夜いよいよ、神様のお引越し「遷座祭」

2015-04-27 | 京都

「なんていいお天気なんだろ~」とミモロは、今朝、鴨川沿いのお散歩に出かけました。


御影橋を渡り、「下鴨神社」の糺の森へと入ります。
朝の陽光が、木々の間からこぼれる中を、トコトコと…。


今日は、「下鴨神社」にとって特別な日。

そう。21年ぶり34回目の遷宮祭が、行われるのです。


27日の夜は、「遷座祭」といって、新しい社殿に神様がお引越しされます。

「ミモロといっしょだ~。もうお引越し準備終わったのかな?」と。ミモロと違い、神様は、みんな周りの方々が準備してくださるのですから、きっとのんびりなさっていることと…。

遷宮には、「あらためる」とか「生まれ変わる」という意味があり、神様の御魂が、いっそうパワフルになってお生まれになるということなのだそう。

式年遷宮では、本殿の修復と共に、御神宝も修復や新調が行われます。
御神宝とは、神様の衣装や調度品のこと。

歴史的な品々を修復したり、新調することで、それを作る技の継承を行うのです。


「神様のお引越しは、夜行われるんだ~」
そう、周囲の灯りをすべて消した中で、厳かに執り行われます。

楼門の中には、神事を行う準備がすでに…。参列する方の席が用意されていました。


「あ、でもこれ以上中に入れない…」

いつもは、入れる中門が閉じています。

27日、28日は、遷宮の神事のため、参拝が制限されます。くれぐれもご注意を…。

 

しっかりと閉ざされた門。この門が再び開くとき、神様は、新しい社殿にお引越しをなさっています。

29日から5月6日まで、「新殿昇殿参拝」「1番祈祷」が、10:00~16:00に行われます。

そして、5月15日の「葵祭」に向けて、さまざまな神事が続きます。

「わ~何度も、下鴨神社通わなくちゃ~」と、忙しい5月を迎えそうなミモロです。


*「下鴨神社」の詳しい情報は、ホームページで…。

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二条城、青蓮院「青龍殿」を会場に行われた、イタリア「サルバトーレ フェラガモ」のエクシビション

2015-04-26 | イベント

「ねぇ~あのお話しまでしてなかったかも~」と、引っ越しに忙しかったミモロが、ふと思い出したのは、4月15日に行われたイタリアのファッションブランド「サルバトーレ フェラガモ」のエクシビションのこと。

京都市とフィレンツェ市は、姉妹都市で、今年50周年を迎えます。そこで、世界遺産「二条城」で、ジュエリーとシューズのエクシビションが開催されました。
 「わ~すごいお靴…」世界の女優やセレブを魅了したシューズです。「虹色のかかとの靴って、1939年に作られたものなんだって~」と驚くミモロ。
歴史的なシューズは、今回、かわいいジュエリーとしても発表されています。
「欲しいなぁ~」と女の子のミモロは、興味津々。

さて、二条城では、姉妹都市50周年を祝う式典も開催されました。二都市のさらなる友好的な関係を誓う記者発表会です。
 
京都市の門川市長、そしてフィレンツェ市のナルデラ市長、イタリア大使、フェラガモ社CEOなどが列席する記者発表会。
「あ、雨降ってきちゃった~」。開始時点では、晴れていたのに、突然、大粒の雨が…。

そこで、二都市の姉妹都市の50周年調印式典は、会場を替えて行われることに。
「これからも歴史ある2都市の関係がいっそう深まりますように…」と、みんな笑顔で、記念写真を…。


さて、二条城での式典や記者発表会の後は、会場を東山山頂にある青蓮院「青龍殿」に移し、そこで「フェラガモ」のファッションショーが開催されることに…。
「あ、移動するんだ~。置いてかれないようにしなくちゃ~」とミモロも車で移動です。


蹴上から山道を登り、将軍塚へと向かいます。そこに昨年完成した「青蓮院」の「青龍殿」があるのです。町を一望する大きなウッドデッキがあるところで、ここでイベントをするのは、「フェラガモ」が初めてだそう。

「ミモロちゃんお手伝いしてね~」とフェラガモの広報部長の森本さん。ミモロの東京時代からのお友達です。「まかせて~」と張り切るミモロ。

招待されたゲストより早く会場に到着。記念品の用意をお手伝いします。

「ふ~終わった~」約300人のゲストの席に記念品を並べました。

夜19時、いよいよ会場内にゲストたちが入場を…。


さぁ、いよいよショーのスタートです。
いつもは、荘厳な雰囲気が漂う「青龍殿」には、リズミカルなBGMが流れ、「フェラガモ」の最新ファッションをまとったモデルたちが、次々に登場。
  
ミモロもただ見とれるばかりです。
 

「すごかったね~」と興奮さめやらぬミモロです。

そしてショーの後は、ウッドデッキでのカクテルパーティーへ。「ミモロちゃんお疲れ様~シャンペンどうぞ…」

シャンペンを飲みながら眺める京都の町…
雨上がりで、ソファーなども濡れています。「このガラスのベンチは大丈夫…」と、ひとやすみ。デザートもいただきました。
 

天候が不安定な春の1日…。「なんか別世界に来たみたい…」


京都では、東寺、清水寺、相国寺、上賀茂神社、下鴨神社など有名な寺社仏閣を舞台にさまざまなイベントが行われます。
近代的なホールや展示会場では味わえない感激がそこに…。

京都市とフィレンツェ市の結びつきも、いっそう深まった1日でした。







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