新鮮な魚料理を食べにお友達に誘われ訪れた宮津の町。そこは歴史の町としても知られます。
町の史跡として公開されているのが「旧三上家住宅」。江戸時代に建てられた建物は、大切に保存され、重要文化財に指定を…。宮津を訪れた観光客が一度は立ち寄る名所でもあるのです。この家の当主は、但馬国(兵庫県)の守護大名・山名氏に仕えた武士で、山名氏の内紛により、ここ宮津に逃れ、宮津藩主 永井氏に召し抱えられます。昔から交易が盛んな港町で、町人となり、酒造・糸などさまざまな産品を北前船で商い、財をなし、宮津の豪商へ発展します。
「お酒を造ってたんだ~」屋敷の一角には、酒造施設が…
大阪と北海道を行き来した北前船。当時の賑わいは、いかがだったでしょう。
三上家は、宮津の町政にも関わり、昭和初期には、宮津町長を務めるなど、この町の発展に尽力した家なのです。歴代当主は、文化への造形も深く、屋敷内には、さまざまな工芸調度品があり、その暮らしぶりが想像されます。
江戸時代は、幕府巡検使の本陣となり、幕末には、西園寺公望の宿所となるなど、多くの賓客や要人がここに滞在したのです。
「さすが仏壇も立派だね~」
お屋敷などでは、仏壇を見るとその家の様子がうかがい知れるもの。ここも見事な細工が施された仏壇が座敷に…。「すごく広いお屋敷で、どこにいるのかわからなくなっちゃった~」というミモロ。次々に見学順路に従って進みますが、現在の位置が分からなくなる広さです。
「お掃除大変だよね~」と庶民感覚のミモロ。いいの気にしなくて…冬には、雪も積もり、厳しい寒さとなる日本海の港町。その厳しい気候にも対応する丈夫な造りとなっている建物です。
「冬には欠かせないね~」とミモロが覗いたのは、浴室。冷えた体もきっとポカポカになってことでしょう。
屋敷の南側には、雄大な景色を写した庭園が広がります。「わ~立派なお庭もあるよ~」茶室を構えた庭園は、池を家から縁側づたいに眺められるようになっています。築山と池、切り石で雄大な景色を表現した庭は、宮津藩の御用庭師の江戸金の作庭と伝えられ、ここを訪れた賓客の目を楽しませたことでしょう。
「港町の賑わいとは、別世界がここにあるんだね~」と、ミモロもお庭を鑑賞しました。
現在、住宅の公開と共に、ここでは、カフェがあり、珈琲などで寛ぐことできる観光のポイントです。歴史を刻む建物…そこに過ごす人たちの波乱に満ちた人生を見守ってきたと言えます。
さぁ、そろそろ別の場所へ…
ミモロは、またトコトコと歩き始めました。
*「宮津 旧三上家住宅」の詳しい情報はホームページから
*ミモロのブログのお引っ越し準備中。もう少しね 現在、レイアウトなどに問題が残っています。「もっと見やすくしないと…」
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