時代祭の行列を、今年は、沿道のお友達のマンションのベランダから見物してるミモロ。

次々と、それぞれの時代を示す装束をまとった人の列が、長ーく続きます。
時代祭の行列は、維新勤王隊列から最後の弓箭組列まで、20列、2000人以上が参加する大行列です。見物には、全部で1時間以上かかります。
「あ、なんか華やかな衣装人たちが来るよー」。8番目の列になる室町洛中風俗列です。

花を飾った風流傘が、列の中心を華やかに彩ります。

「また、お侍が来たよー」この列は、楠公上洛列。兜をつけた人が、楠木正成です。

行列をお友達のマンションの3階から眺めるミモロ。

まさに特別席状態です。
次に現れた女性たちの列は、中世婦人列。大原女や桂女など、商業に携わった女性たちです。

その列の中で、一際豪華な装束で現れたのは、淀君。

唐織、刺繍、染めに絞りと、着物の技術を総動員した素晴らしい装束です。
「ミモロもああいうお着物、着てみたいー」と憧れ眼差しで、見つめます。
その後ろには、白拍子姿の静御前。

「淀君と静御前が同じ列って、時代的にかなり間があるような気がするけど…」と、なかなか鋭い指摘。
そして、ついに行列は、鎌倉時代へ。弓を携えたお侍は、城南流鏑馬列の武士。

「あの黒い丸は、なあに?」

「わーカッコイイー」とミモロが、身を乗り出したが、馬にまたがった巴御前。女性で唯一馬に乗っている人です。「ミモロ、淀君もいいけど、巴御前がやりたい…!」馬好きのミモロらしい発言です。

十二単の装束は、清少納言と紫式部。

「あ、あれもしかして、常盤御前?」

そう、一緒の子供は、後の源頼朝。そして、懐に入っている赤子が、後の義経です。
列には、子供の姿も。「がんばって歩いてるんだーもう少し…」

ミモロは、上から手を振って応援します。

列には、たくさんの役員の人たちも。

「わーすごい数ー」。道一面に傘が…上から見ると、丸い傘が列になってやってくる感じ。なかなか迫力がありました。
「あ、もう神幸列が来たら、そろそろ行列も終わりだねー」
朝、平安神宮から出発し、京都御所に行った神幸列が、再び戻ってきました。

一番長い距離を歩いている列です。

御鳳輦も、京都の町を見て廻られ、再び平安神宮へ。

そして、列の19番めに、白川女献花列、そして最後の20列目の弓箭組列が、行列を締めくくります。

「あーあー行列、終わっちゃたー。楽しかったなあー」と最初から最後まで見物したミモロは、満足そう。

お友達に見せて頂いたお礼を言って、家に戻るミモロです。
時代祭が済むと、京都は、紅葉シーズンがすぐ間近に迫ります。
「紅葉が進むと、すぐ12月になっちゃってーすぐに正月になるんだよねー」と。
さて、その前に、平安神宮のある岡崎エリアは、10月26日~10月28日まで、美術館などがライトアップされます。11月は、特別公開やライトアップなどもいろいろな場所で…。秋の京都は、紅葉と共に、見どころがいっぱいです。

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