週末、ミモロは、ちょこっと東京にお出かけして、27日の土曜日に京都に戻ってきました。
ミモロが暮らす京都の岡崎エリアに18時過ぎに到着すると、町は、いつもとは違う雰囲気。
「なんか、人がいっぱいいるよー。普段は、週末でもこの時間だと、ほとんど人がいないのにー」と、不思議そうなミモロです。
そう、岡崎エリアは、ご存じの通り京都でも美術館、動物園、図書館などが集まった文化エリア。そのため、昼間は、大勢の人が訪れますが、夕暮れから夜ともなると、パッタリと人通りが途絶え、お店も閉まり、人影まばらになっています。でも、この日は…

「あ、神宮道にあかりがついてるーわーキレイ!」、10月26日~28日の18:00~21:00、このエリアは、あかりとアートのプロムナード「岡崎ときあかり」というイベントが開催されています。
ミモロが、あかりに見惚れていると、どこからか雅な笙や笛の音が聞こえてきました。
「あれ?なんだろー」ミモロは、家に戻るのも忘れて、音の響く方へ。

いつもミモロがお散歩の時に立ち寄るギャラリーの前に、狩衣姿の方たちが、雅楽を演奏しています。
「わーこんな近くで、演奏聞くの初めて…とミモロは、その雅な音色にうっとり。
4時間前まで、東京の銀座を歩いていて、京都にもどった途端に、こんな雅な音楽がきけるなんて…あまりのギャップに目をパチクリさせながら、戸惑っているミモロです。
ほんの短い間の演奏でしたが、ミモロは、大感激!
「これが、笙なんだー」と、演奏が終わると、笙を触らせてもらうミモロです。

さて、この方々は、平安神宮雅楽会のみなさま。
この「岡崎ときあかり」のイベントで、演奏してくださっているのです。

「19:30から平安神宮の応天門の前で演奏を致しますので、どうぞ皆様お越しください」とご挨拶。
「えーもっと雅楽が聞けるんだー。絶対行っちゃおうー!」と、東京から持ってきた荷物を、あわてて家に置きに戻ります。
さて、再び岡崎エリアのイベントにやってきたミモロ。
いつもお散歩で通る府立図書館の前で、足を止めました。
「わーすごーい!」

図書館の壁面に、映像が映し出されています。今、話題の「プロジェクション・マッピング」です。これは、18時から21時に、「京都市美術館」と「京都府立図書館」の壁面で開催されます。
さまざまな映像が映し出されるたびに、見ている人からは、歓声があがります。
図書館のそばの「岡崎公園」ではあかりのアートがいろいろと。

夜の闇をキャンバスに浮かび上がる光のアートは、どれも幻想的。
「あ、これ見るとよくやってることがわかるんだー」

ミモロは、イベントのプログラムを見て、見学するところを研究することに…。
さて、そのころ「平安神宮」の「応天門」の前に人が集まり始めました。
いつもは、夜になると照明が消される門も、この夜は、煌々と闇に聳え立っています。

ミモロも急いで門の前へ。

門の石段の上に、ズラリと並んだ「平安神宮雅楽会」の方々。

「こんな景色、見たの初めてー」と、ミモロは、ただじっと見つめています。

「京都に来て、こんな景色が見られるとは思いませんでした。本当に感激です!朱塗りの応天門を舞台に演奏される雅楽…こんなシチュエーションないですよねー。ふと見上げると、月が輝いていて、それを雅楽の生演奏をBGMに眺めるなんて、贅沢です。この場に居合わせて、京都の旅の素晴らしい思い出になりました」と東京からいらしていた観光客の方。
本当に、素晴らしい景色。東山にかかる月は、まもなく満月を迎える豊かな月。
「京都で眺めるお月様って風情あるよねー」とミモロ。
ぜひ、皆さんも今夜、岡崎エリアにいらしてください。
「応天門」前での雅楽演奏は、18:00と19:30から、それぞれ10分ほど。
また「大エルミタージュ美術館展」を開催中の「京都市美術館」も20:00まで夜間開館。19:30までに入館すれば、絵画鑑賞が楽しめます。
「あ、小さな提灯…」スタッフが持つ提灯を持たせてもらったミモロです。

「さあ、今夜も見に来なくっちゃ!」
昼間も岡崎エリアでは、さまざまなイベントが開催されています。

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