ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「葵祭」に先立ち神様をお迎えする「御蔭祭」。「下鴨神社」の摂社「賀茂波爾神社」での神事へ

2016-05-13 | 祭事・神事・風習

5月15日は、京都三大祭のひとつ「葵祭」が行われます。それに先立ち12日に、比叡山の麓にある「御蔭神社」から、ご神霊をお迎えする「御蔭祭」が行われます。

朝、「下鴨神社」を出発するお迎えの一行は、そこから比叡山の麓、八瀬の山中にある「御蔭神社」へと向かいます。
昔は、歩いていった行程も、今は車やバスで向かいます。そこで神事を行ったのち、一行は山を下り、再び車やバスに乗って、北大路の北側にある摂社の「賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)」通称「赤の宮」に立ち寄り、神事を執り行います。

ミモロは、下鴨のお家から自転車で、「賀茂波爾神社」へと12時半ごろ向かいました。
「まだ行列到着してなかった~」
人影もまばらな境内。まもなくここに行列の一行が到着します。「今のうちにお詣りしよう…」
 
拝殿のそばには祭りの準備が整っていました。

「ここ名水でも有名なんだよね~ペットボトル持って来ればよかった~」
参拝のついでに、次々に大きなペットボトルを持参した人たちが、境内の名水を溜めてゆきます。

そして境内には、ベビーカステラやたこ焼き、ヨーヨー釣りなど露天が軒を連ねています。「夜、みんな集まるらしいよ~」さすが平日の昼間は、子供たちも学校でいないので、夜店は、開店休業状態。お店の人に「また、夜においで~」と言われたミモロです。

さて13時すぎたころ、行列を先導する黒塗りの乗用車が到着。
 
そこには、下鴨神社の宮司様などがのっていらっしゃいました。

その後を追って、次々に装束姿の行列が到着です。
  
ミモロ、そんな道端にいると、お邪魔ですよ~。
 

一行が境内に入ると、いよいよ神事が本殿で始まります。
「ここからなら見えるかも…」燈籠の脇に見つけたスペースから拝殿が見えます。
 
本殿を遠く見つめていると、ミモロの前にトラックが…。「う~これ神様が乗ってるもの?トラックから降ろさないんだ~」
ミモロと本殿の間に駐車。ほとんど見えなくなりました。もちろん神事なので、一般が目にすることはなくても、目の前に駐車したトラックに、参拝する人たちから不満の声がこぼれます。

でも、神事が終わり、舞楽の奉納の時は、拝殿のそばまで行けることに。
「なんとか見える…」
人の隙間から、見物できたミモロです。「でもこの舞楽は、神様に奉納するものだから、舞う人がずっと背中を向けてる~まぁ、神様のためだからしょうがないね~」

トラックの荷台にいらっしゃる神様。
そっとそばでお詣りを…。

ここでの神事の後、一行は、宮司様たちと神様が乗ったトラックは、氏子町の中を御蔭橋を通り、下鴨神社へ。そしてバスの一行は、宝ヶ池から下鴨本通を経て神社へと戻るそう。

「今年、節分にもお詣りしました。近所なんでよくお詣りしてます~」と、神職さんにご挨拶。「そう、またお詣りにいらしてくださいね~」と笑顔で…



さて、この日、ご町内の神輿も登場します。
「賀茂波爾神社」の神輿「上清水」の神輿
小ぶりながら、京都の神輿らしく豪華な飾りがつけられた神輿です。でも、平日のこの日。神輿を曳くのは、地域の年輩の方々10人ほどが、「わっしょい…わっしょい…」と言いながら、神輿の台車をひいて行かれました。「子供たち、学校だもんね~」と言いながら、後姿をそっと見送るミモロでした。

下鴨の家で遅いお昼ご飯を食べていると…
「あ、自動車が来たよ~」と道に出てみると、車が勢いよく進んできます。
 
「あ、行っちゃった~」まさにあっという間…拝む暇もありませんでした。

いよいよ15日は、「葵祭」雅な斎王代の行列が、御所から、下鴨神社を経て、上賀茂神社へと進みます。


 
*「賀茂波爾神社」京都市左京区高野上竹屋町36 境内参拝自由





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