蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

旅の視点

2010-02-18 | 趣味
最近、愛読しているブログは、イギリス在住のアクティブな方の、あちこちお出かけ日記。
旅日記にも本当に、いろいろある。
どういうところに、どういう風に行ったか、というのは、旅の参考になるが、
ガイドブックに載っているようなことばかりでは、ガイドブックを読む方が効率がいい。
やはり、旅人の、個人的目線が面白い。

別の方で、世界中に素晴らしい旅行をされている旅ブログを読んだ。
それはそれは、あちこちに行かれている。
西洋美術、歴史がお好きということで、特にヨーロッパが多い。
確かに、時間、労力、準備など、膨大なエネルギーとお金が費やされていることだろう。
ただ、読んでいて、素晴らしい感動、その人独自の感性を感じることはなかった。
これなら、ガイドブックのほうがいいかな、と。
しかしながら、ガイドブックは、有料だが、ブログは無料で閲覧できるところがいい。

切り口、テーマが必要だ。
単に旅をつらつら紹介するだけなら、ガイドブックで十分。
世界中のあちこちに行かれている場所を、そのブログ内で詳しく追って行っても、
これという目を引くオリジナル写真や、記述はされていない。
さらさらと心に残らない、オーソドックスな、ごくあっさりした説明と写真。
ホテルや旅行社の、PRがぺたっと貼ってあるだけ。
これって、ヤラセか?と思うぐらい。
ご本人にとってみると、単なる記録、備忘録のために作っておられるのだろう。
おそらく時間が経っているものもあるのだろう。
なので、しっかり見ごたえのある鮮明な写真や、イキイキとしたリアルな描写などはないので、
読む側には、臨場感や、感動は全く伝わってこない。
(文章もさることながら、一瞬で伝わるや写真の効果は絶大だ)
充実した旅を楽しまれたと思うが、
行った都市の多さはわかるが、ブログにアップされると、表現としては途端につまらなくなる。
文章のティストから察すると、そこそこご高齢になられているようなので、
年齢的にも体力的にも、過ぎた旅の記録をあれこれ加工する作業は面倒くさいのだろう。
残された時間も限られているので、
室内でのそんなチマチマした後作業より、旅の実践を最優先されるのだろう。

それはそれとして、自分に必要な情報だけをピックアップすればいい。
自分はこういうスタンスの旅を求めているのではない、ということに気付くには、有意義だ。
何事も、なにか、たたき台のようなものがないと、自分の考えをまとめたり、検討できないから。


人気ブログを読むと、読む人を楽しませる要素が盛りだくさん。
そういうブログを楽しむ一方で、
書きたいことや、言いたいことだけを連ねる自分のブログは、
サービス精神ゼロ、と、再認識した。
書くだけ書いたあとで、ナンなんですが。