暮らし方、生き方を評価される、わたしに取って、一年のうちの一番の難儀な難関である、息子が帰省する。
次女の帰省日とは1日重なった。
次女は、一足お先に隣の市にある、独立した住まいに戻った。
いつも息子は辛口で私たちの暮らしにコメントしたり、口出しして、理想に近づける模範解答のごとく、整理や断舎離を強制執行したりする。
が、今回は非常に大人しく、すんなり一言、二言、意見を述べるのみ。
マイルドになった。
息子も歳を取ると、職場で苦労したりして、丸くなったのか。
ついでに、修行僧か、荒野のヤギみたいに、ガリガリだった身体が、ふっくらしていた。
この干渉の減少は、親との距離感がつかめたりしているのか、はたまた自分のことではない、はるか彼方に離れた実家の事柄に情熱を燃やすのが無意味に感じ、面倒になったのか。
自分の居場所、収まりどころを見つけたのかも知れない。
親である我々は老いて弱り、息子はパワーアップしてくる。
だから、抑えつけたり、無理強いしたり、やがて力が五分五分で競り合ったり、喧嘩する、という時期は過ぎたのだろう。
彼は自立したと確信した。
さささと食事の後片付けをして、さささと寝てしまった。
昨日は何処へやら外出、今日も外出、夕食だけイレギュラー感満載で、独立した子供たちが皆んな集合する。
散々個々(造語?三三五五?)各自自由にして、ピンポイントだけ集まる。
これが、我が家のお正月なのかも知れない。
しかし、夫は、
「今度、いつ帰ってくる?」
「はやく、帰って来てくれ」と、いつものことながら、息子に女々しく懇願する。
わたしは、息子にかかってくる電話に聞き耳を立て、娘たちに息子情報スクープをリークしようとしたが、聞き取れなかった。
そのことを娘たちに漏らすと、「そんなんやから息子が帰って来ないんやで」とお叱りを受けた。
しょんぼり。
子供たちは、エラくなったものだ。
次女の帰省日とは1日重なった。
次女は、一足お先に隣の市にある、独立した住まいに戻った。
いつも息子は辛口で私たちの暮らしにコメントしたり、口出しして、理想に近づける模範解答のごとく、整理や断舎離を強制執行したりする。
が、今回は非常に大人しく、すんなり一言、二言、意見を述べるのみ。
マイルドになった。
息子も歳を取ると、職場で苦労したりして、丸くなったのか。
ついでに、修行僧か、荒野のヤギみたいに、ガリガリだった身体が、ふっくらしていた。
この干渉の減少は、親との距離感がつかめたりしているのか、はたまた自分のことではない、はるか彼方に離れた実家の事柄に情熱を燃やすのが無意味に感じ、面倒になったのか。
自分の居場所、収まりどころを見つけたのかも知れない。
親である我々は老いて弱り、息子はパワーアップしてくる。
だから、抑えつけたり、無理強いしたり、やがて力が五分五分で競り合ったり、喧嘩する、という時期は過ぎたのだろう。
彼は自立したと確信した。
さささと食事の後片付けをして、さささと寝てしまった。
昨日は何処へやら外出、今日も外出、夕食だけイレギュラー感満載で、独立した子供たちが皆んな集合する。
散々個々(造語?三三五五?)各自自由にして、ピンポイントだけ集まる。
これが、我が家のお正月なのかも知れない。
しかし、夫は、
「今度、いつ帰ってくる?」
「はやく、帰って来てくれ」と、いつものことながら、息子に女々しく懇願する。
わたしは、息子にかかってくる電話に聞き耳を立て、娘たちに息子情報スクープをリークしようとしたが、聞き取れなかった。
そのことを娘たちに漏らすと、「そんなんやから息子が帰って来ないんやで」とお叱りを受けた。
しょんぼり。
子供たちは、エラくなったものだ。