私のダンスTeacher、別名アポロンは、
端正なマスク、貴公子のような身のこなしから、
一転してガラリと、オッサンに変わる。
しかも、そんじょそこらのオッサンではない。
どの時点でそのスイッチが入ったのかは不明。
少なくとも最初の1ヶ月は、正統派アポロンだったと記憶するが。
コルァ~
なにやっとんじゃ~
ちゃう、ゆうとるやろが~
(お、コテコテの関西弁ですね。
威勢がいい、というか、ガラが悪いというか・・・・)
どんな足やっとるんや~その足は、あり得ん!
そんな踊りは、あり得ん踊りや~
(なんか雲行き怪しくなって来たな~
本気モード、入ってるのかなぁ)
ちゃうやないけ~
ちゃんと見とかんかぃ~わかっとんかァ~
は、はい、見てます。
(笑顔なし、余裕なし)
頭、動いとんか~
なに、やっとるんや~
おら、おら、おら~
(スイッチはどこ?
元のアポロンに戻って~、お願い~。
といっても、もう手遅れ)
いつも汗は顔だけにしかかかない私なのに、
背中やあちこち、汗びっしょり。
御曹司からドヤガイの酔いどれへ、若獅子からドラネコ大将へ、
よくまあこんなに180度変わるものだ。
吉本興業のベタなノリも、テイストに絶妙に、すり込まれている。
レッスンが終わると、アポロンは、いつもの爽やかスマイルに戻り
「今日は基本ステップが3つできて、よかったね」
と、ご機嫌な口調。
スイッチは、どうやら平常モードに切り替わっていた。
次に待つ生徒さんは、可愛らしい女子大生だった。
前に見た生徒さんは、後期高齢者前後のオバアチャマだった。
それぞれ、どんなスイッチなんだろう?
さて、それより私の次のレッスンは、いったい、どんなスイッチが入るのか、
恐怖でもあり、楽しみでもある。
アポロンの逆鱗に触れる、更なる私のヘボ踊りで、
新たな強烈モードのスイッチが創設されてないことを祈る。
だが、「怒るアポロン」は、実は序の口で、
予想を上回る、更に苦行のレッスンが待っていたとは、その時は知る由もなかった。
端正なマスク、貴公子のような身のこなしから、
一転してガラリと、オッサンに変わる。
しかも、そんじょそこらのオッサンではない。
どの時点でそのスイッチが入ったのかは不明。
少なくとも最初の1ヶ月は、正統派アポロンだったと記憶するが。

なにやっとんじゃ~
ちゃう、ゆうとるやろが~

威勢がいい、というか、ガラが悪いというか・・・・)

そんな踊りは、あり得ん踊りや~

本気モード、入ってるのかなぁ)

ちゃんと見とかんかぃ~わかっとんかァ~

(笑顔なし、余裕なし)

なに、やっとるんや~
おら、おら、おら~

元のアポロンに戻って~、お願い~。
といっても、もう手遅れ)
いつも汗は顔だけにしかかかない私なのに、
背中やあちこち、汗びっしょり。
御曹司からドヤガイの酔いどれへ、若獅子からドラネコ大将へ、
よくまあこんなに180度変わるものだ。
吉本興業のベタなノリも、テイストに絶妙に、すり込まれている。
レッスンが終わると、アポロンは、いつもの爽やかスマイルに戻り
「今日は基本ステップが3つできて、よかったね」
と、ご機嫌な口調。
スイッチは、どうやら平常モードに切り替わっていた。
次に待つ生徒さんは、可愛らしい女子大生だった。
前に見た生徒さんは、後期高齢者前後のオバアチャマだった。
それぞれ、どんなスイッチなんだろう?
さて、それより私の次のレッスンは、いったい、どんなスイッチが入るのか、
恐怖でもあり、楽しみでもある。
アポロンの逆鱗に触れる、更なる私のヘボ踊りで、
新たな強烈モードのスイッチが創設されてないことを祈る。
だが、「怒るアポロン」は、実は序の口で、
予想を上回る、更に苦行のレッスンが待っていたとは、その時は知る由もなかった。