へんな洋食屋カフェ

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貰いモン生活にも程があるが、感謝の意を表すだけではなくオイラは必ず貰いモン目録に記録している。この9年間の全貰いモンを食べ物と物品に分けてその都度に書き込んで月で集計し年末でも集計して晦日には家の神棚に目録として感謝し、大晦日には一年分の目録を同様にしてその後は保管しているが今年で10年分なので別紙に記録して来春の初詣には神社で祓い焼きをするつもりでいる。「貰いモン目録」が極端に増えたのは店内に掲げる「物欲目録」のオカゲも大きいなっー！言霊も一理有るが、文字霊も有るに違いない。貰いモン目録で急に増えたのがお客さんが借りた映画DVDのコピーも最近に填まっているYouTube動画の採取依頼である。借りた映画DVDは必ず全てを観るが貴重作品は取り込んで焼き増しをします。YouTube動画だって採取してもらったら取り込んで焼き増しをします。そんなブツまでをもとセコい生活ではあるが、趣味好みの人それぞれだからオイラにとっては資料的価値が高いのである。こうした動画や映画は常為る話題造
りにも活用し更為る人との縁を紡げるからオイラにとっては資産なんだなっ！ナンでもカンでもを無駄にしたくないのではなく、必ずや活かして無駄にしない訳である。

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暇潰しと言ってはナンですがアイドルタイムにイギリス映画「ザ・タンゴ・レッスン」を観、５時にパソコンの片付けをしているとハモニカの達人が稽古にやって来た。稽古にやって来たと書いたから詳細を記すと食事お客さんではない、マッ最近に為って10年振りに再びデュオを組んでジャズの稽古をしたいとの事でバラードやスィング、ダウンビート、ボサノバのリズムを習得してハモニカ演奏に活かしたいとの殊勝な心構えである。オイラよりも8才歳上だが新たなる境地へ入足した訳である。組み始めて二月、週に一度の稽古だが昨夜はオイラも始めて誉め称えた。弱起つまりダウンビート別名アウトビートわジャズでは避けられないリズム感でクラシコに染まりきった演奏者は慣れていない為にとても嫌がるテクニックで嫌が故にジャズを避けて数十年も過ぎていながら実はジャズはやりたい。しかし、今更ながら教われないプライドがある訳ですなっ！ホンの一度、頭を下げて稽古すること5回程度で必ず習得出来るのだがなかなかそう実行する演奏者は居ないのであ
る。で、生涯の音楽生活の汚点後悔を残して楽器を置くのだ。ハモニカの達人も一度の「教えてくれよっ！」で習得しました。こうなるとハモニカ自身の持ち曲全てにジャズ・バージョンが可能に為るンだなっ！昨夜は二度目の下頭であった。感謝してくれたのである。オイラは誉め称え、ハモニカは感謝、これで良いのです。でも、こうなったら次回からの稽古はもうちょっと厳しいかんねっ！なぁんて事をして６時にはプロカメラマンもやって来て彼はカホンを叩くので稽古に参加して貰いデュオからトリオに変化した。帰り際には厚かましくUSBを渡して懸念のYouTube動画を採取して貰う様に頼んでしまった訳ですなっ！

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娘が仕事で韓国にアクセサリーの買い付けと製造委託を頼みに出張し序でに父の日がてらオイラの収集趣味のハンチングを二枚買ってきてくれた。韓国製品というのに不信感を持つ方もいるだろうが、なかなか素晴らしいハンチングで値段も安いらしい。デザインも日本には無い形だからオイラはいっぺんで気に入った。オマケに赤ラークも非課税で買ってきてくれた。で、娘が仕入れたアクセサリーがあっという間に売り切れたとの事で会社命令で今月はもう一度渡航するらしい。娘は今、とある駅ビル内の店舗を預かり店長兼トレーナー兼バイヤーとして勤めているがゆくゆくはそうした店舗運営の様々な経験を踏んで独立を考えている。勿論、商売家に生まれた素性が一族で支援はするが後八年間程度は修行するとも言っていた。我が子達三人はそれぞれ独立が可能な職に着いてしかも親方の傍らで本物を修行している訳である。ハンチングは韓国の仕入先の隣のお店で売っているらしいので今度はハンチングコレクションの再燃が予想されるに違いない。

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ちょっとした契約違反が発覚した。重大な話である。この４月からの電力自由化で東京電力よりも追従他社の方が割安に為るのはご存知の通りだが、オイラはその中でも最大手の瓦斯会社と電気需給契約を結んだ。三月中に幾度(三回)も説明を丁寧に受け納得し、担当者の誠実な人柄にも納得して契約した。で、今まで(東京電力)ならば前月20日頃に振り込み用紙と共に請求が有り、今月半ば迄にコンビニとかで支払うやり方である。新たに瓦斯会社と契約する際も今まで通りの支払い方法を切に希望し契約書にもそうなっているにもかかわらず請求が来ない訳である。不審に考えて新契約者へ連絡をすると瓦斯電力一括支払いの口座振替に契約が変更されていたのである。誠に恥ずかしい話だが、瓦斯と電力は支払うのは当然だがわざわざ支払う期日を分けたのは金策が楽だからである。一括支払いならばその近辺(支払い期日)でのお金の遣り繰りが大変な月もある訳ですなっ！特に六月から八月いっぱいは来客も少なく何にしても苦しい時期なんだ
な。担当者と幾度も念を押して恥ずかしい遣り繰りの話もぶつけて契約した事象が何処かで改ざんされていたのである。対応に由っては「国民消費者センター」に相談して調停を頼むつもりだが、こうした事は申請主義だから黙っていたらどうなってんのか？

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品川までたどり着いたのは出発から五時間半後の二時半であった。駅前の温度計では28℃、湿度は70％であった。脱水症にでも為ったらエライ事だから今一度の一服をする。今度は煙草の吸えるPRONTOにて冷房に浸りゆったりと一服する。振り返ると今日の徘徊経路にはセレクトショップは無かったなっー！東京も銀座とか高輪なんかにリサイクルショップが在れば其れなりに其れなりの発見が有った筈だが一軒も無かった。折角、例のファインダー売却で大枚をゲットしたのに東京大徘徊土産は買わなかった訳である。PRONTOでこうして一服していると隣近所、向かい、ずっと向こうの席まで満席だがこの日中の二時半に勤め人の皆さんは如何なる理由で此処に佇んでいるのか？仕事はどうなってんのか？一々とインタビューしたい気持ちである。隣の席の勤め人風、推定35才、事務方、係長クラスの灰皿には六本の吸殻が捻られているなっ！立て続けにしても一本辺り10分間だからもう一時間は滞在していると思われ、灰皿の横には残り末期のアイス珈琲
が置かれている。PRONTOも250円アイス珈琲一杯で一時間も粘られて気の毒だなぁ！三時、京急品川駅から快速電車に乗り込み帰途に着くがこんな時間の快速電車はガラガラで座れて帰れて助かった。とうとう東京大徘徊の徘徊賃というか交通費は行きの横浜までの160円と帰りの品川〜井土ヶ谷間の460円で済んだ訳である。つまり620円大徘徊だったが、それもこれも例のJR回数券半端のオカゲである。自宅最寄り駅の井土ヶ谷でもう一服して帰ろっと。

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東京駅に降りた瞬間からオイラは「おのぼりさん」状態に陥り街を見上げるばかりである。マッ、ビル群なのだがそれぞれの意匠が素晴らしいっ！なんだかビルを撮影しにきた感じになったが、なんだかんだと有楽町の銀座教会前までたどり着いた。この間、東京駅から二度ばかり道案内で通行人に尋ねた。まるで「おのぼりさん」丸出しだが、旅の恥は掻き捨てとも言う訳だからマァなんともないなっ！銀座教会ビルの八階に中古カメラはずっと存在していてくれた。やはり、場所柄なのかライカ等のフィルムカメラがズラリと陳列されていた。買取りカウンターでファインダー二個を出して査定して戴くもご時世で外付けファインダーの需要は少なく、更に嘘ばっかりの高価買取りで7000円づつ二個の買取りであった。マッ、それでも使わないのだからと買取りして貰い14000円を財布にしまう。中古カメラバッグコーナーでは捜索中のビリンガムは在ったがプロ用の大判なので発掘はしなかった。サラリーマンの聖地「新橋飲み屋街」をパチパチと撮影してガード下から出ると遠
くに東京タワーが見えたので行ってみる事にした。登りはしないが中で一服ですなっ！東京タワーは映画「鬼畜」で我が子を置き去りにする緒方拳さんの怪演で登る気がしないのである。芝から高輪の旧町屋を徘徊して泉岳寺に出たので四十七士の墓を参拝したが、金髪の外国人達が一つ一つの墓を撮影していたのをオイラは不思議に眺めた。古墳や御陵ならばともかくも人んちのお墓だかんねっ！不可解なのはオイラだけであろうか。

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東京大徘徊とは言うものの今回は実は東海道五十三次の日本橋〜品川間は徘徊していないので切符のおかげでもある。東海道徘徊は小間切れにあちこちを歩いてきたが何しろ出発点からの出だしをしていないのである。昨夜に安藤広重の東海道五十三次の日本橋と次の宿場街品川をようく眺めじっくり読んだのは謂うまでもない。有楽町では中古カメラ店発掘頭冷やしによく利用した喫茶店にも立ち寄りたいなっー！御幸通りだったか路地裏の喫茶店でサイフォンで珈琲を抽出してくれ更に、器は大倉陶園だ。で、高いかと謂えばそんな事はなくケーキセットで確か700円程度だった。有楽町〜新橋間のガード下も歩きたいなっー！イギリス映画「第三の男」のウィーン地下下水道を彷彿とさせるあの闇の雰囲気、なんとも陰気でひっそりでカビ臭い煉瓦造りのガード下である。路地裏徘徊とは言うもののこの辺りには本当の路地裏なんてそうは無いからガード下とか大通りの二本脇道を品川ほ下り、江戸東海道の名残りも発見したい。きっと巨大なビルばかりだろうがそんな狭間にも往年が
残っていて欲しい。

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変則の火曜日休日、単独東京大徘徊の偉業を予定する。事の起こりは数日前に常連さんからJR東海道線の横浜〜東京駅間の回数券の半端を戴き期限切れ間近なので活用するというセコい考えである。回数券をようく眺めるとその間の運賃が470円と印刷されているので金額に驚いてマッたまには東京へ行ってみっかっ！と考えた訳である。東京駅から下って品川辺りまで徘徊する予定だが、有楽町辺りには大関所が在るのは知っている。ヤバイなっー！中古カメラ店の聖地だから何でも揃います。フィルム時代は横浜で見付からなくても聖地に来れば必ず発掘出来るため年に数度は来ていた。今日も通過点だからと当時、大枚出して発掘さたライカ用の広角21mmと35mmの外付けファインダーをバッグ脇に詰めて売却するつもりでいる。更に、買取り金額から負担が少なければビリンガムのカメラバッグを発掘したい。JRなんて乗車するのは相当に久しぶりである。午前９時半に京急から乗り換えたが何の用事が有ってこんなにも混んでいるのかが不可解だなぁ！しか
しながら京急との大きな違いが、線路の継ぎ目が全く無いかの如く滑る様にスピードを出して疾走している訳である。戴いた470円の東京駅までの切符は本当に有難い。マックなんかでは一人前食べられるンだなっ！

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どっかの知事ばかりを引き合いに出して誠に恐縮だが、価格的な価値観の下品な想いでなく作者自らの戴きモンというのが価値を高めるんだよっ！如何なる作品でも作者自らはわざわざ下手に造る訳はない。納得の作品というのも中々造れないだろう。だが、作品は形に現れたその作家活動の経過作品なんだな。つまり、その時々の傑作に違いない。証に違いない。そう考えるとモノ造りの根底は生きた経過過程の様を表したと謂える訳である。何故、其の時は陰気で地味な「黒天目赤松灰散茶碗」だったのか？又、何故に「赤楽茶碗」だったのか？何故に其の時は「高松塚古墳壁画」だったのか？オイラが、何故に今は往年のフレンチポップスの編曲に心動いているのか？又、何故に今、あの高価な「河野賢ギターNo.40松・ハカランダ」をくれたのか？思えば10年前はオイラが弾いたら「こんな音色が出るなら、まだ暫く弾きたい」と言って仕舞われたなっー！でも、10年後に何故に弾いてくれとくれたのか？人の心の動きは摩訶不思議である。しかしながら、機会に恵まれ
なかった瞬間でも細く長く人脈を続けていれば再び機会に陥る事が有るモンである。窓口を大きく開口して細い糸をウンと長く張るのも大事ですなっ！

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６月から８月いっぱいまでは本当に暇な期間で蓄えも食い始める時期である。更に、仕込みや仕入れだって相当に気を付けてやらないと廃棄しなければ為らなくなる。オマケに食中毒発生も怖い時期だから仕込みは日に二回に分けて少量づつ行う。つまり、暇潰しとは言うものの仕込みは忙しい訳ですなっ！とにかくカニコロッケなら三日間、ハンバーグなら二日間程度が新鮮期間ですなっ！実際に廃棄する事はなく売れ残りは自宅で食べるのである。此は業務上横領に思われるだろうが、オイラの定めた新鮮期間を経過した食材は商品にしないので一言「廃棄っ！」と呟いて自宅に持ち帰り日々の糧にするンだなっ！しかしながら、炊いたライスはともかくお米を持ち帰ると業務上横領となる。ひき肉も業務上横領だ。千切ったレタスは良いが丸のレタスは業務上横領だと解釈してどっかの知事の如く厳正、厳密に区分けしている訳である。とにもかくにもオイラの場合は自営業だから全ての道具、食材は自腹で仕入れたモンである。税金からの闇雲、曖昧な支出ではないンだなっ！自制心は大事
だし必要か否か？の判断も大事だ。そんな中でも、暇潰しは出来るモンである。持ち込まれた油絵は20号の立派な額に入れられた山下房子画伯の「高松塚古墳壁画模写図」である。古代史研究家のオイラ、その仲間が推論するには打ってつけの絵画で早速に展示し次回からの古代史研究家集いにはこの絵画の下で開催するつもりでいる。更に戴いたのが画伯の息子(とは言うものの御歳79才)の陶芸作品「黒天目赤松灰散らし」の茶碗である。黒だから陰気で地味かと思いきやお薄でも濃い茶でもが注がれたら黒に緑のコントラストは絶句モンである。銀シャリでも映えるかも知れないなっー！今、店内は暇ながら展示換えで賑やかである。