更に、所有に精神的負担が関わる物ーこれ有るんです。使わないと機械が傷むとか、家族に好感を貰っていないとか、分・器に合わないけど価値的に所有しているとか、様々な理由が有って所有に苦しんでいた物品。しかも、納戸にしまいっぱなしでカビでも生えたら無一文で夏場にはヒヤヒヤしていた絵画など、今はもうそう言ったヒヤヒヤ物 は処分したので気は楽であるし、後悔も無い。しかし本当に必要な物品に到達する迄には様々な無駄使いをしたもんだ。「見ざる、聞かざる、言わざる」なんて本当ですなっ!それらが欲や嫉妬を産みます。
しばしばテレビの対談などで現代の名工達が「色々様々と紆余曲折があったが、基本に戻りたい!」などと言っている。勿論オイラは名工、名人ではないがこの三年前から何と無く気付いて、今迄の欲望の証である様々な物品を整理している。整理とは言っても、売却したり基本的な物品と交換したりして大分少なく簡素に成ってきた。持ち物の減ってゆくのが寂しいかなっ?と思うかと考えていたが全然未練も無かった。それには、規則を設けていたからだ。一年以上しない物は、唯の「持ち腐れ」だ、と。オマケに維持費の掛る物は所有だけで大変だ。