月始めのカレンダーの修正の時に時間も合わせる。雑味があるからこそ、修正という味直し・味合わせの儀式があってそれも月一の楽しみでもある。しかも、二日も腕にしていないとゼンマイが切れて止まる。機械は、止めたら傷む原因だから日替わりで持ち続けなくてはならない。狂いやゼンマイの仕様が人間が機械を動かし、その機械の雑味を把握し常日頃から気遣い操作しているという心地良さが有る。狂いや雑味の無い言わばデジタルや電子では、逆に扱われ、管理されている様でどうもオイラの気性には合わないなッ！多分、全てそうである。
腕時計もそうだ。オイラが23年前に新婚旅行にてペアで求めた機械式のROLEX、大切に酷使しているが何度でも修理が可能でその都度に新品の如く蘇る。新品の如くと書いたが、真実である。肉厚の材料を使用したその腕時計は、チョッとした傷を削り研いても何ともない。デジタル腕時計なんかどうですか？10年もたすのやっとですなっ！下手すると、電池切れにてしまい込むか人にアゲルか廃棄。ROLEXは、実用時計の王者でタフさに掛けては天下一である。但し、機械式の為に雑味がある。一月に二三分の狂いが生じる訳だ。その為の儀式もある。