でもライカ使いは、その差別を喜んでいる。不思議な話であるが、人種差別される事にある種の誇りとか優越感とかヤッカミの目に晒される事に喜びすら感じている。非常に不便が上に今の時代避けられている機械を操る巧み、つまり「使い」な訳である。サーカスの猛獣使いなんて言いますが、その世界だ。「そんなに不便で撮れるのか？」等と言われるのも心地良い。不便な分、使い手の五感が物を言うしそれ成りの期間の修行も勉強も必要だが身に付けた技術は計器など必要としない。どんな状況でも撮れる。精密機械を操る優越感も心地良い。
しかも「ライカ使い」であるから、他のお客さんは何の話だかさっぱり判らない。カメラ関係、これはプロでも趣味人でも共通するが「ライカ使い」という差別語が有る。Nikon使いとかCanon使いとかは、言わない。ライカ使いだけが許されている差別語である。この世界は別門であるから、マッ！填った方は直らない。つまり、病気でありウィルスに因る感染でシツコイ。完治はしませんので、その場その場の対処療法で延命する。保険は効かないから経済的にも大変である。という様に、一般の方には理解が困難な話題になり差別も受けてしまう。